液槽冷熱衝撃装置 - エスペック

液槽冷熱衝撃装置
TSB−21・TSB−51
CAT.NO.03137-W1003
Reliabilityへのキーテクノロジー ハイストレス化に対応。
エレクトロニクス分野における信頼性の追求は、ますます高度化へと向かっています。
液槽式冷熱衝撃試験は気槽式に比べより高い熱ストレスを与え、
短時間に試験結果が得られる試験として注目されています。
エスペックは、これまでの液槽式冷熱衝撃装置の課題とされるブライン液消費量や
消費電力といったランニングコストの低減、
環境保全への課題に応える次代の液槽冷熱衝撃装置を開発。
これからのReliabilityへのキーテクノロジーとして
エスペックからお届けいたします。
TSB−51
1
※ペーパレスレコーダ、外部警報端子、非常停止スイッチ、キャスタはオプションです。
Utility
ブライン液の消費量を大幅に
低減する数々の機構。
ブライン液の消費量を低減させるために、
ベーパー漏れを防ぐテストエリアの気密性
を高めるとともに、蒸発を防止。また、水
分離フィルタにより水との分離を行い、ブ
ライン液をリサイクルするなど数々の機構
を採用。当社従来器(TSB−5 )に比べ消
費量を約 65%低減いたしました。
ブライン液は一液、二液に対応。
使用ブライン液はバルブの切替えで一液タ
イプと二液タイプのいずれもがご利用いただ
けます。
テストエリア
試料の大きさ
(重量)により
2 器種をご用意。
試 料重 量 が 1.0kgまで 対 応できるTSB−
21、2.0kgまで対応できるTSB−51の 2 器種
をご用意。ICからプリント基板まで、さま
ざまな電子部品に幅広く対応します。
ブライン液消費量
(1 サイクル)
4
(g)
※参考値
3.9g
3
従来器
TSB−5
65%ダウン
スムーズな試料移動を実現。
試料の高温槽⇔低温槽の移動には、試料
への振動を抑えるエアーシリンダー方式や
入槽時の新方式により、試料への余分なス
トレスを抑えています。
2
1
1.4g
TSB−51
液面レベル表示
0
記録計端子を標準で装備。
試料温度を出力する記録計端子を標準で
1個装備しています。
(オプションで 5 個追
加可能)また、試料電源制御端子、タイムシ
グナルも装備しています。
条件 : 60Hz
外囲温度 +23℃
H +155℃ 5 分
L −70℃ 5 分
100サイクル
試料 TSB−5 1.5kg
TSB−51 2.0kg
ブライン液 ガルデン
(DO2−TS)
外部警報端子はオプションです。
2
Utility
消費電力比較
省エネルギー化。
※運転条件 :20サイクル
H:+155℃ 5 分
L :−70℃ 5 分
2.0kg
試料
:TSB−51
TSB−5(従来器) 1.5kg
新冷凍回路による大幅な省エネルギー化
を実現し、最大 52%もの消費電力の低減
をはかりました
(当社従来器比)。
52.4%ダウン
TSB−51
運転音の低減による設置環境を
改善。
TSB−5(従来器)
10.0
※上記の数値は参考値です。
20.0
30.0
40.0
消費電力
(kWh)
運転音の発生原因となる冷凍機などの機
械室を防音パネルで囲うことで、運転音を
65dBまで低減
(A特性)しました。
記録はペーパレス。
(オプション)
ペーパレスレコーダは、槽内温度など各部
の温度を手軽にメモリカード(コンパクトフ
ラッシュ)
に記録します。
パソコンで遠隔操作。
パソコンによる装置のモニタリングや遠隔
操作については、お問い合わせください。
ペーパレスレコーダ(オプション)
3
Control operation
タッチキー方式による対話型入力
カラーLCD液晶画面で視認性・操作性を向上。
冷熱衝撃装置共通のカラーLCD
対話式タッチキー方式を採用。
画面表示に従って、画面をタッチすることで
操作設定が簡単に行えるカラー液晶のタッ
チパネル計装を採用。試験パターン、テス
トエリア温度、温度サイクル数、トレンドグ
ラフ表示などの画面が一目でわかります。
設定方式
タッチパネルによる対話型方式
表示
カラーTFT液晶表示(6.5 インチ)
温度制御機能
テストエリアさらし温度
高温槽予熱温度
低温槽予冷温度
高温槽液温戻し温度
低温槽液温戻し温度
設定温度範囲
高温側:+ 60 ∼+200℃
低温側:−75 ∼ 0℃
設定分解能
1℃
入力
熱電対 T(JIS C 1602 )
制御方式
PID制御
設定時間範囲
1秒∼ 99 分 59 秒
設定サイクル範囲 1∼ 9999 サイクル
プログラム機能
RAMモード:最大 40パターン登録可能 ROMモード:試験規格10パターン登録済み
付属機能
・タイマ予約機能
・試験継続選択機能
・温度過昇/過冷防止機能
・安定時間制御機能
・節約運転機能
・停複電動作選択機能
・高温槽/低温槽液温戻し機能
・予熱/予冷自動設定機能
・回収動作機能
・プログラムメモリ機能
・自動電源しゃ断機能
・予定時刻表示機能
・試験中断予約機能
・試験開始位置の選択機能
・試験終了モード選択機能
・トレンドグラフ機能
・警報履歴表示機能
・センサ校正機能
・タイムシグナル機能
・RS−485 通信機能
●試験詳細モニタ
●運転操作選択
●試験パターン編集
●異常説明
4
仕様
型式
TSB−21
方式
TSB−51
試料カゴ移動による2 液槽方式
使用ブライン
一液または二液のフッ素系不活性液体
電源(定格電圧の±10%以内)
要求設備
最大負荷電流
AC200V、3φ、3W、50/60Hz
25A
43A
運転可能外囲温度範囲
0 ∼+40℃
0.4 ∼ 0.7MPa( 4 ∼7kgf/cm2 )
エアー源空気圧力
エアー源配管接続口径
エアー必要流量
φ8mm
15L/min.(ANR)〈 3.6L/サイクル(ANR)〉
+70 ∼+200℃
温度変動幅※2
±2℃
温度上昇時間※3
温度下降時間※3
低温槽
性能※1
高温槽
温度範囲
外囲温度∼+150℃ 90 分以内
+150 ∼+60℃ 60 分以内
+150 ∼+60℃ 100 分以内
温度範囲
−65 ∼ 0℃
温度変動幅※2
±2℃
試験性能
高温槽 低温槽
温度上昇時間※3
−65 ∼ 0℃ 60 分以内
−65 ∼ 0℃ 65 分以内
温度下降時間※3
外囲温度∼−65℃ 120 分以内
外囲温度∼−65℃ 90 分以内
液温
+10
+150 ℃
0 (ガルデン D02−TS)
液温
0
−65 ℃
−10 (ガルデン D02−TS)
さらし時間
高低温 各 5 分
サイクル数
15サイクル
試料
試料移動時間
プラスチックモールドIC 1.0kg
プラスチックモールドIC 2.0kg
10 秒以内(高温槽と低温槽との間の移動時間)
騒音※4
65dB以下
外槽
防錆処理冷間圧延鋼板製
内槽タンク
ステンレス鋼板(SUS304 )製
断熱材
グラスウール、発泡ポリウレタン
加熱器
シーズヒータ
冷却器
冷却管コイル
攪拌機
構成
冷凍機ユニット
2 台(高温槽、低温槽 各1台)
冷却方式:機械式二元冷凍方式(空冷凝縮器)
冷凍機
ロータリー型圧縮機
冷媒
R508A、R404A
駆動装置
水平、垂直移動エアー駆動式
方 式:冷凍機冷却による凝縮回収
冷凍機:低温槽冷却用冷凍機
ブライン回収回路
方 式:冷凍機による凝縮
冷凍機:低温槽冷却用冷凍機
凝縮回路
装備品
試料カゴ寸法(mm)
テストエリア内容量
試料カゴ耐荷重(等分布荷重)
液面レベル表示器、室内灯、試料移動エリア扉、アジャスタ、
試料電源制御端子、タイムシグナル、記録計端子、積算時間計
W120×H150×D120
W150×H150×D200
約 2.1L
約 4.5L
1.0kg
2.0kg
液槽内法(mm)
W260×H350×D440(約 40L)
W290×H350×D520(約 55L)
外法※5(mm)
W1140×H1785×D1240
W1200×H1785×D1320
約 650kg
約 790kg
本体重量※6
※1 外囲温度が+23℃における性能。
※2 性能表示はJTM K01−1998 に準拠。
※3 各槽単体運転時の性能。
※4 測定 Aは反響の少ない無音響などの室内で行い、装置正面1m、高さ1.2mにおける値(A特性)。
※5 周囲突起物を除く。レベラの高さは含まない。
※6 液重量は含まない。
5
TSB対応試験規格
試験規格
試験
条件
さらし温度
高温
常温
さらし時間
低温
高温・低温
+10
−2
̶
0℃
MIL−STD−883E
B
(試験番号 1011.9)
+10
+125℃ 0
̶
0
−55℃ −10
C
+10
+150℃ 0
̶
0
−65℃ −10
̶
A
+10
+100℃ −2
̶
+2
0℃ −10
̶
B
+10
+125℃ 0
̶
C
+10
+150℃ 0
̶
̶
+100℃
̶
A
MIL−STD−202G
(試験番号 107G)
JIS C 0025
+100℃
+2
−10
常温
0
−65℃ −10
温度復帰
時間
試験
サイクル数
試験開始
位置
最悪条件の
試料温度が
5 分以内
最低
15サイクル
低温
または
高温
̶
5サイクル
15サイクル
25サイクル
低温
̶
規定がない限り
10 サイクル
低温
̶
2 分以上
5 分以内
試料重量により
異なる
1.4g以下 0.5分
1.4∼14g 2 分
14∼140g 5分
̶
̶
̶
0℃
5 ∼20 分
̶
6
安全装置
付属品
●
漏電遮断器
●
試料カゴ ステンレス鋼SUS304 5メッシュ金網製
1個
●
配線用遮断器
●
試料カゴフタ
1式
●
電動機逆転防止リレー
●
ガラス管ヒューズ(5A)
1個
●
圧縮機サーマルリレー
●
●
圧縮機温度スイッチ
ブラインドレンホース 内径 φ12mm
内径 φ 8mm
2本
1本
●
配電室扉スイッチ
●
液供給用ロート
1個
試料移動エリア扉スイッチ
●
液投入パイプ(ゴム栓付)
1本
回収回路送風機温度スイッチ
●
コネクタ(温度記録計用端子)
1個
冷凍機高圧圧力スイッチ
●
シャッター開放金具
2個
高温槽攪拌機温度スイッチ
●
水取マット
1枚
熱電対
1本
ユーザーズマニュアル
1部
●
●
●
●
低温槽攪拌機温度スイッチ
●
●
エアー圧力スイッチ
●
●
高温槽空焚防止器
●
●
低温槽空焚防止器
●
高温槽温度過昇防止器
●
低温槽温度過冷防止器
●
高温槽温度過昇過冷防止器(コントローラ内蔵)
●
低温槽温度過昇過冷防止器(コントローラ内蔵)
●
駆動装置移動時間(コントローラ内蔵)
●
テストエリア温度過昇過冷防止器(コントローラ内蔵)
●
試料電源制御端子
●
ヒューズ
●
液面最下限警報
●
試料移動エリア扉施錠機構
●
爆発性物質および可燃性物質、
さらにそれらを含有する物質は、試料としては絶対に
使用しないでください。爆発、火災のおそれがあり、危険です。
●
引火性ガスまたは腐食性ガスを発生する物質や生物、許容発熱量を超えるものは試
料として使用しないでください。
●
使用するブライン液は適正にクリーニングを実施してください。適正液を用いなかっ
た場合、極端に装置寿命が低下する他、有害な分解生成物を発生する場合がありま
すので、液体供給メーカーにご確認の上、使用してください。
●
製品をお使いになる前に、
ユーザーズマニュアルを必ずお読みください。
禁止
注意
7
オプション
ペーパレスレコーダ
熱電対
内蔵エアーコンプレッサ
槽内温度など各部の温度を記録します。
PL1S 入力数 1点
(5点OFF※)
データセーブ周期 1秒
PL3S 入力数 3点
(3点OFF※)
データセーブ周期 1秒
PL3L 入力数 3点
(3点OFF※)
データセーブ周期 5 秒
・ 温度範囲 −100 ∼+220℃
・ 言語 日本語/英語 切替可能
・ 外部記憶媒体 コンパクトフラッシュメモリカード
(128MB)
※設定変更可能
試料温度などを測定するために使用。
・ T JIS C 1602(先端玉付)
供給エアーがない場合に装備します。
試料カゴ
記録計端子
試料温度を出力する端子。
・5 個
(標準の1個を合わせて計 6 個)
付属品と同等品。
・ 材質 ステンレス鋼
(5メッシュ)
キャスタ
外部警報端子
安全装置動作時、異常発生を遠隔地へ
知らせるための接点信号を出力します。
装置の移動が必要な場合に装備します。
・ 自由車 4 個
本体固定金具
装置を床面にボルトで固定します。
電源ケーブル
電気供給用。
・ 5、10m
温度記録計(ディジタル表示)
非常停止スイッチ
−100 ∼+220℃/ 100mm
RK−61:1ペン
RK−63:3ペン
RK−64:6 打点
機器の運転を緊急に停止操作します。
液再生装置
通信機能
パソコンに直接接続して機器の運転管
理が行えます。
(標準装備:RS−485 )
・ GPIB
・ RS−232C
ブライン液中に混入するダスト及び 酸
性物質を除去し、液の寿命延長・清浄
度の維持・機器の腐食防止を行います。
温度記録計後付け
温度記録計をお客さまでご用意される
場合、あるいは後日追加装備用の、電
源線、温度センサ、アース線をご用意し
ます。
8
http://www.espec.co.jp/
本 社
530-8550 大阪市北区天神橋 3-5-6
Tel : 06-6358-4741
首都圏オフィス
仙 台
宇 都 宮
つ く ば
熊 谷
東 京
西 東 京
神 奈 川
静 岡
名 古 屋
金 沢
滋 賀
大 阪
広 島
福 岡
Fax : 06-6358-5500
105-0004 東京都港区新橋5-14-10
新橋スクエアビル6F
Tel : 03-6402-3591
Fax : 03-6402-3594
Tel : 022-218-1891
Tel : 028-667-8734
Tel : 029-854-7805
Tel : 048-520-2360
Tel : 03-6402-3592
Tel : 042-501-2571
Tel : 03-6402-3595
Tel : 054-237-8000
Tel : 052-777-2551
Tel : 076-268-1891
Tel : 0748-72-5077
Tel : 072-834-1323
Tel : 082-830-5211
Tel : 092-471-0932
Fax : 022-218-1894
Fax : 028-667-8738
Fax : 029-854-7785
Fax : 048-525-7865
Fax : 03-6402-3593
Fax : 042-501-2573
Fax : 03-6402-3593
Fax : 054-238-3441
Fax : 052-777-2575
Fax : 076-268-1893
Fax : 0748-72-5070
Fax : 072-834-7755
Fax : 082-876-5050
Fax : 092-474-3500
アフターサービスお問合せ先
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Tel : 042-501-2571
Tel : 0463-94-9433
Tel : 054-237-8000
Tel : 052-777-2551
Tel : 076-268-1891
Tel : 059-233-5400
Tel : 0748-72-5077
Tel : 072-834-1323
Tel : 078-938-1913
Tel : 082-830-5211
Tel : 0897-31-3160
Tel : 092-471-0932
Fax : 022-218-1894
Fax : 028-667-8738
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Fax : 048-525-7865
Fax : 03-3752-8625
Fax : 042-501-2573
Fax : 0463-94-6542
Fax : 054-238-3441
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Fax : 076-268-1893
Fax : 059-233-5411
Fax : 0748-72-5070
Fax : 072-834-7755
Fax : 078-938-1914
Fax : 082-876-5050
Fax : 0897-36-3180
Fax : 092-474-3500
海外関連会社
ESPEC NORTH AMERICA, INC.
Tel : 1-616-896-6100 Fax : 1-616-896-6150
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Tel : 86-22-26210366 Fax : 86-22-26282186
GUANGZHOU Branch
Tel : 86-20-83317826 Fax : 86-20-83317825
SHENZHEN Branch
Tel : 86-755-83674422 Fax : 86-755-83674228
SUZHOU Branch
Tel : 86-512-68028890 Fax : 86-512-68028860
ESPEC TEST TECHNOLOGY (SHANGHAI) CO., LTD.
Tel : 86-21-68798008 Fax : 86-21-68798088
ESPEC (MALAYSIA) SDN. BHD.
Tel : 60-3-8945-1377 Fax : 60-3-8945-1287
● エスペック製品に関するお問い合わせは
カスタマーセンター
Fax : 06-6358-4757
CM001
CM021
ISO 9001(JIS Q 9001)審査登録
ISO 14001(JIS Q 14001)審査登録
エスペックは(財)日本規格協会( JSA )より国際
規 格 ISO 9001:2008(JIS Q 9001:2008)に 基 づく
品質システムに審査登録しています。
エスペック株式会社
● 製品の改良・改善のため、
仕様および外観、その他を予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。
W3E22C05(記載内容は2010 年3月現在のものです。)
● 本カタログに記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。