ビニル系床材 防炎規制 判定フローチャート

■ ビニル系
系床材 防炎規制 判定フ
フローチャート
ビニル系床材を施工する建築物 いいえ 施工箇所は、下記 (A),(B),(C),(D)のいずれか いいえ
は、防炎防火対象物ですか?
に該当しますか?
(A)舞台を有し、短期的に映画、演劇等の催しに
使用される部分
はい
(B)短期的に物品販売、展示に利用される不特
定多数の者を収容する部分
高さ31m超える高層建築物です
(C)昇降機の床・壁等
か?
(D)屋外の観覧席、通路等
はい
はい
いいえ
共同住宅の住戸部分
共同住宅の住戸部分ですか?
防炎規制を
受けません
いいえ
施工箇所は屋内ですか?屋外で 屋外
すか?
屋内
はい
簡易施工ですか?接着施工です
か?
施工箇所は、下記 (D),(E)のいずれかに該当し いいえ
ますか?
(D)屋外の観覧席、通路等
(E)防炎防火対象物の屋上、ポーチ、バルコニー
等の外気に開放された部分
接着施工
簡易施工
施工面積は2㎡を超えますか?
2㎡以下
2㎡を超える
防炎規制が適用されます。その床材が防炎物品かどうか製造会社にご確認ください。
防炎規制
(*1)
(*2)
消防法では、防炎防火対象物
に使用する防炎対象物品
は、消防法施行令で定める基準以上の防
炎性能を有するもの(=防炎物品)でなければならないという規制(=防炎規制)があります。
(*1) 防炎防火対象物(詳細は、消防法施行令第4条の3を参照)
分類
消火や避難が困難な施設
具体的な例
●高層建築物(31m以上) ●地下街
●劇場,映画館,演芸場又は観覧場
●公会堂,集会場 ●キャバレー,カフェー,ナイトクラブ
●遊技場,ダンスホール ●カラオケボックス
不特定多数の人が利用する施設
●料理店 ●飲食店 ●百貨店,マーケット,その他の物品販売店舗又は展示場
●旅館,ホテル ●サウナ ●準地下街
不特定多数の人が利用し、病気、 ●病院,診療所,助産所 ●老人福祉施設
負傷、障害、老幼のため避難能力 ●児童福祉施設 ●障害者支援施設
の劣る人を収容する施設
●幼稚園 ●特別支援学校
大道具等を多量に使用し、ライトの
●映画スタジオ,テレビスタジオ
熱による出火の危険性が高い施設
工事中の建築物
●工事中の建築物(都市計画区域外の住居の用に供するもの及びこれに付属するもの以外)
上表に該当しない、戸建住宅,共同住宅,小・中・高等学校,大学,図書館,工場,事業場等は、
防炎規制を受けません。
(*2) 防炎対象物品
●カーテン
●布製のブラインド
●暗幕
●じゅうたん等
・じゅうたん(織りカーペット)
・毛せん(フェルトカーペット)
・タフテッドカーペット,ニッテッドカーペット,フックドラッグ,接着カーペット,ニードルパンチカーペット
・ござ
・人工芝
・合成樹脂製床シート(ビニル系床材の床タイルも含む)
●展示用合板
●どん帳
●舞台において使用する幕及び大道具用の合板
●工事用シート
ビニル系床材は防炎対象物品ですが、下記の条件では防炎規制の適用除外となります。
■ ビニル系床材 防炎規制適用除外の条件
① 共同住宅の住戸部分に使用されるもの
→ 高層建築物(31m以上)等の場合を除き、住戸部分に使用される じゅうたん等は、防炎規制を受けません。
② 屋外のグラウンド,フィールド等に敷くもの
③ 接着剤等で床下地に貼られ、床下地と一体となっているもの
→ ビニル系床材は、接着剤で床下地に固着される接着施工の場合、防炎規制を受けません。
両面テープや滑り止め用の粘着剤などで簡易施工される場合は、防炎規制の対象となります。
④ 2㎡以下のもの