厚膜型ウレタン塗装鋼板 - 日鉄住金鋼板

お問い合わせ先
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-5-6 第10中央ビル
塗膜の厚さが通常の2倍!
抜群の耐食性に加え、疵つきにくく、加工性に優れた塗装鋼板。
TEL 03-6848-3900
http://www.nisc-s.co.jp
本社・鋼板営業第一部
TEL(03)6848-3710(代)
FAX(03)6848-3757
東北支店
TEL(022)264-9861(代)
FAX(022)264-9866
名古屋支店
TEL(052)564-7258(代)
FAX(052)564-4759
大阪支店
TEL(06)6228-8330(代)
FAX(06)6228-8506
九州支店
TEL(092)281-0051(代)
FAX(092)281-0230
北陸営業所
TEL(076)432-9898(代)
FAX(076)442-2924
厚膜型ウレタン塗装鋼板
塗膜保証
15年
※
※保証条件
件:海岸線より100m以上
(沖縄・離島については、
別途相談)
保証内容
容:塗膜のひび・割れ・はがれ
JIS G 3322:2012
対応商品
※記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、
その結果を保証するものではありません。
※本資料に掲載されている仕様等は、
予告なく変更することがあります。
※本資料に記載された製品または役務の名称は、
当社の商標または登録商標です。
※本資料に記載された内容の無断転載や複写はご遠慮ください。 2013.12.DN
©NIPPON STEEL & SUMIKIN COATED SHEET CORPORATION All Rights Reserved.
厳しい環境だからこそ発揮される、
ハイレタンの優れた耐食性能。
厚 膜 型ウレタン塗 装 鋼 板 ハイレタンは 、
塗 膜 の 厚さが 通 常 の 塗 装 鋼 板 の 約
2 倍 あることにより、抜 群 の 耐 食 性 を 発 揮 。
海 岸 近 傍 、重 化 学 工 業 地 帯 などの 厳し い 環 境 や 、
軒 下 など 腐 食し や す い 場 所 での 使 用 を 可 能 にしまし た 。
優れた
加工性
性・
耐疵付性
高い
遮熱性能
さらに 高 い 遮 熱 性と優 れ た 加 工 性 を 兼 ね 備 えて います 。
1
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
2
厚膜による抜群の耐食性
厚
厚膜
備えあれば、腐食なし。
2倍で
防錆成分は5倍!
厚さが
防錆成分の含有量が多い
厚膜型ウレタン塗 装 鋼 板 ハイレタンは 、抜 群 の 耐 食 性で建 物を守ります。
防錆成分 の 含有量 は 一般カラーの 5 倍以上と多く、
防錆力 が 長期間に わたって持続します。
通常の塗装鋼板
優れた耐食性能を実現する4つの技術
厚膜による優れたバリア効果
ハイレタン
防錆成分の溶出速度が速い
上 塗り、下 塗り合 わ せ て約 40μm 厚 み で、
外 部 から の 疵 付 きと 腐 食 を 引 き 起 こす 酸
防 錆 成 分 の 溶 出 速 度 は 一 般カラー
素 や 水 、腐 食 を 促 進 す る 塩 分 な ど の 浸 透
の 5 倍 以 上と速く、塗 膜 中 に 水 が 浸
を防ぎます。
入 す ると 、た だ ち に 防 錆 成 分 が 溶
防錆成分がただちに溶出
出し 、め っき 面 や 鋼 板 面 に 保 護 皮
膜を形成。腐食を防ぎます。
ハイレタンの塗膜の構成
A. 上
塗
B. 下
塗
原板に耐食性に優れたガルバリウム鋼板を使用
「 1 」∼「 3 」の 塗膜特性とガル バリウム鋼板 の 持 つ「犠牲防食作用」、
「自己修復作用 」が 相 乗 効 果を発 揮 。
C. 化成処理皮膜
厳しい 腐食環境での 使用も可能にしました。
D. 原 板
素地まで達する疵
C. 化成処理皮膜
B. 下
塗
E. 上
塗
亜鉛が鉄を守りながら溶出
亜鉛溶出部分にアルミ・亜鉛の酸化生成物が充填
犠牲防食作用
自己修復作用
めっき酸化物
3
A
としました。
上塗塗膜は紫外線の透過を充分に防ぐ厚さ
(約15μm)
B
下塗塗膜は約25μmと厚く、防錆成分を十分に含有しています。
C
塗装下地はガルバリウムめっき層に適した化成処理皮膜を採用しました。
D
原板は耐食性の高いガルバリウム鋼板です。
E
裏面のサービスコートは2コートとして耐食性を向上するとともに、各種接着剤との密着性に
配慮しました。
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
めっき酸化物
図はイメージです。
4
厚膜による抜群の耐食性
厳しい環境下で強さを発揮
曝露試験
新潟実曝露10年間
一般カラー
海岸地域での耐食性
ハイレタン
フッ素
10mm
ハイレタンは海岸至近距離で抜群の耐食性能を発揮します。
20mm
10mm
しかも、海岸線から100m以上で15年保証します。
ハイレタン
(厚膜ウレタン樹脂)の製品保証
保証条件
年
数
端 面 膨れ
海岸線より100m以上
※沖縄・離島については、別途相談
1.0mm
端 面 膨れ
2.0mm
端 面 膨れ
3.0mm
4T加工部
○
4T加工部
○
4T加工部
○
下 端 膨れ
1.0mm
下 端 膨れ
4.0mm
下 端 膨れ
15.0mm
15年
保 証 内 容 塗膜のひび・割れ・はがれ
試験結果
ハイレタンは水の溜まりやすい下端部にも腐食(塗膜膨れ)がほとんど見られません。
また、4T加工部も腐食しない優れた耐食性を持っています。
軒下での耐食性
ハイレタンは雨がかりしない軒下等でも優れた耐食性を発揮します。
− 軒下腐食のメカニズム −
促進試験
複合サイクル試験200サイクル
ハイレタン
腐食因子
腐食因子
(海塩粒子等)の付着
鋼板端面・加工部・疵部から腐食進行
腐食の拡大
軒下部に塩分が付着・推積すると雨
により洗い流されない事に加え、日
が当らず乾燥しにくいため、濡れ時
間が長くなり、
腐食が促進されます。
腐食は端面部や塗膜の疵部(加工部
の疵を含む)
から進行します。腐食の
進行に伴い、塗膜が膨れ、白錆が発
生します。
腐食によって生じた凹凸に更に腐食
因子が付着し、そこが起点となり腐
食が促進されます。
塩ビ鋼板GI
切断端面
2T
−
4T
−
端面
1.0mm膨れ
4.0mm膨れ
3.0mm膨れ
5.0mm膨れ
2T/4T
○/○
△/△
○/○
−
軒下や出窓の下等、雨のかからない部分には、年
に数回水をかけて汚れを洗い流すだけで、
さらに
効果は絶大です。
たとえ ばこん なところで. . . .
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
フッ素
腐食因子
日が当らない
軒下などの悪環境にも腐食に強い
厚膜のハイレタンが効果を発揮します。
5
一般カラー
試験結果
ハイレタンは一般カラーや塩ビ鋼板に比べ、切断端面からの腐食に強いことがわかります。
また、加工部も高い耐食性を持っています。
注)
記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、
その結果を保証するものではありません。
6
高い遮熱性能
ハイレタンは標準色 11 色すべてに高水準の遮熱機能を標準装備。太陽の光(日射)による鋼板表面の温度上昇を抑えます。
JIS G 3322:2012 塗装ガルバリウム鋼板JIS規格の改正とハイレタンの遮熱性能について
環境配慮や省エネに対するユーザーの関心が高まる中、塗装鋼板における遮熱性能の明確化(数値化)を行い、
遮熱機能のメカニズム
消費者に判りやすい表示を行うべく、規格化が検討されてきました。
遮熱塗装
通常塗装
赤外線は塗膜に
吸収される
赤外線を反射
室内
ハイレタンの塗膜には日射に含まれる赤外線を反射する「遮熱顔
料」を配合。赤外線による塗膜表面の温度上昇を抑えることで塗
膜への熱伝導を軽減する塗膜設計となっています。
日鉄住金鋼板はこの遮熱メカニズムを日本で初めて商品化した
遮熱鋼板のパイオニア企業です。
室内
ハイレタンの遮熱性
非遮熱
90
遮熱
平成24年6月20日、塗装ガルバリウム鋼板のJIS規格が改正・公示され、高い日射反射率を有する鋼板が規定される事になりました(JIS G 3322:2012)。
ハイレタンは、標準色全11色に高水準の遮熱機能を装備。明度40以下の色相すべてにおいて、日射反射率40%以上を達成しています。
JIS 5類に定める高水準の日射反射性能を持つ建築材料として、
どの色相も安心してご採用いただけます。
JIS G 3322:2012 改正のおもなポイント
このたびの改正JIS規格では、高い日射反射率の鋼板を
規 定するために、塗 膜 の 種 類がより細かく区 分されまし
た。高日射反射率鋼板を表す、
4類、
5類、
6類は明度40以
下(濃色)の色相で、かつ日射反射率40%以上(高反射)
であることが定義されることになりました。
この改正により、遮熱鋼板の性能に関するひとつの客観的
基準が生まれたこととなり、ユーザーが鋼板商品を選定す
る上での参考にできるようになりました。
改正前
改正後
塩水噴霧試験時間
塩水噴霧試験時間
2000時間
+
200時間 500時間
耐候性試験
種類
1類
2類
従来の種類
3類
(存続)
200時間
500時間
2000時間
+
耐候性試験
1類
2類
3類
4類
5類
6類
新設された種類
最高到達温度
80
用語 「明度」とは (
色の明るさを数値(0∼100)で表したもの。
数値が大きいほど明るい。
70
(℃) 60
明度0
もっとも暗い黒
明度40以下かつ
日射反射率40%以上
)
日射反射率の計算方法は、JIS規格(JIS K 5602)
による。 測定範囲 780∼2500nm(近赤外線領域)
注) ・明度40超の淡い色相は日射反射率を問わず、塗膜の耐久性に応じて1∼3類に分類されます。
・明度40以下の色相で、かつ日射反射率が不足(40%未満)
している色相は、
塗膜の耐久性に応じて1∼3類に分類されます。
(ハイレタンは該当いたしません)
明度100
もっとも明るい白
0
アイボリー グリーン
ブルー
ブラウン
シルバー
ギングロ
ブラック
遮熱鋼板の実測例
ハイレタン 日射反射率・規格種類一覧表
色記号
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
注)
記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、
その結果を保証するものではありません。
日射反射率
塗膜種類/規格記号例
備考
UZ130
アイボリー
65%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ131
サンドホワイト
65%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ132
ホワイト
64%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ230
グリーン
44%
5類 / CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
UZ330
ダークブルー
42%
5類 / CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
UZ430
ブラウン
44%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ530
シルバー
62%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ531
ギングロ
43%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ532
シルバーブラウン
49%
2類 / CGLCCR-20
遮熱JIS 対象外(明度40超のため)
UZ930
ブラック
43%
5類 / CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
マロンブラウン
47%
5類 / CGLCCR-50
遮熱JIS 該当品
UN2002
7
色名
8
color variation
カ ラ ー バ リ エ ー ション
●全色、遮熱塗装品。
● JIS G3322 が定める5 類該当品(詳しくは P8をご覧下さい)には JIS 5類 マークが付いています。
優れた加工性・耐疵付性
加工部 の 塗 膜に亀 裂 が 入りにくく、加工部を腐食 から守ります。また、厚 膜 の 効 果で耐 疵 付 性にも優 れています。
加工性・耐疵付性
密着性
加工性
鉛筆
硬度
コイン
スクラッチ
衝撃
JIS 5類
UZ930 ブラック
マンセル値:4.2YR 3.1/0.2
日射反射率:43%
UZ230 グリーン
JIS 5類
マンセル値:9.1GY 3.0/1.0
日射反射率:44%
UZ330 ダークブルー JIS 5類
マンセル値:4.0PB 2.9/1.7
日射反射率:42%
UZ130 アイボリー
マンセル値:3.9Y 8.2/1.2
日射反射率:65%
UZ131 サンドホワイト
マンセル値:8.0YR 8.2/0.3
日射反射率:65%
UZ132 ホワイト
マンセル値:0.8Y 8.4/0.4
日射反射率:64%
UZ430 ブラウン
マンセル値:2.5YR 4.5/3.1
日射反射率:44%
UZ530 シルバー
マンセル値:2.9PB 8.1/0.3
日射反射率:62%
UZ531 ギングロ
マンセル値:0.6GY 5.7/0.1
日射反射率:43%
UZ532 シルバーブラウン
マンセル値:2.0Y 6.8/1.0
日射反射率:49%
UN2002 マロンブラウン JIS 5類
マンセル値:8.7R 3.8/0.6
日射反射率:47%
裏面
マンセル値:6.2YR 7.6/7.5
テープ クラック
20°
C フリー
20°
C
沸水
ハイレタン
◎
◎
H
OK
◎
0T
2∼3T
一般カラー
◎
◎
2H
OK
◎
1T
5∼8T
フッ素
◎
◎
H
OK
◎
0T
5T
塩ビ鋼板
◎
◎
3B
OK
◎
0T
0T
2T曲げ
4T曲げ
クラック有 10%以下
クラックなし
ハイレタン
ハイレタンは加工部に亀裂が入りにくく、一般
一般カラー
カラーと比較して、加工性に優れています。
クラック有 50%
クラック有 20%
耐疵付性能試験
試験方法
ダイヤモンド針に一定の荷重をかけ、
塗膜を
引っ掻いた時の表面疵を比較しました。
ハイレタン
一般カラー
塩ビ鋼板
注:印刷のため、実物の色相とは多少異なる場合があります。色見本帳でご確認ください。
荷重
ハイレタンは下記 2 種類の特許を
取得しています。
特許登録
その他諸性能
特 性
特許第3606077号
塗膜
鋼板
試験体を移動
試験結果
特許第3558150号
耐候性
JIS G3322:2012 規格品
不燃材認定 NM-8697
耐食性
試験項目
サンシャインウエザーメータ
(2,000時間)
△E=7、
GR=20%
デューサイクルウエザーメータ
(500時間)
△E=6、
GR=10%
塩水噴霧試験
平面部
耐薬品性
クロスカット部
2,000時間
ブリスターまでの時間
4T 曲げ加工部
2,000時間
170時間
20℃
1%硫酸
ブリスターまでの時間
1%水酸化ナトリウム
耐ガス性
9
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
注)
記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、
その結果を保証するものではありません。
10,000時間
JIS Z 2371による
1%塩酸
ハイレタンは膜厚が厚く、塗膜に疵が入りにくくなっています。
試 験結果
100%アンモニアガス
890時間
310時間
20℃ブリスターまでの時間
1,000時間
注)
記載された試験データは当社で実施した試験データの一例であり、
その結果を保証するものではありません。
10
ハ イレタン 施 工 例
construction example
塗装鋼板の新たな可能性を切り拓くハイレタン。
海岸近傍、工業地帯など、多様な環境・用途で採用されています。
温海小学校 体育館(山形県)
いしかわ総合スポーツセンター
(石川県)
特別養護老人ホームもくれん
(長崎県)
新日鐵住金(株) 鹿島製鉄所(茨城県)
発電所(千葉県)
泉州電業(株) 物流センター
(東京都)
11
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
12
maintenance
メンテナンス
Caution
ご使用上のご注意
ハイレタンの優れた性能を十分に活用していただくために、
ご使用にあたり下記のご注意をお願いします。
ハイレタンの塗り替えについて
1.
運 搬
1.
ハイレタンの塗膜劣化プロセス
製品の運搬や倉庫及び施工現場での搬入、
搬出の際は、
ワイヤーロープを直接掛けないでください。
塗膜の耐久性
施工完了
光沢低下
表面処理層の耐久性
色調変化
チョーキング
(白亜化)
鋼板の耐久性
保 管
2.
屋内で梱包をしたままの状態で保管してください。もし、やむを得ず野積みをする場合は、
直接地面に置くことのないよ
うにし、防水シート掛けをして長時間(7日以上)にならないようにしてください。もし、水濡れした場合は、速やかに成形
ふくれ
白 錆
赤 錆
穴あき
し、
乾燥させてください。成形品をきっちり積み重ねたままで水濡れさせることも禁物です。
取扱方法
3.
鋼板同士を過度に擦り合わせると、裏面塗膜が表面にとられ汚れとなりますのでご注意ください。また、地面の上や凹
ハイレタンの塗膜面がチョーキングの末期状態でふくれが散見され
凸のある所を引摺ったり、鋼板や尖った金具、鋭利な刃物を当てて疵や摺疵を入れないでください。折角の優れた塗膜
る状態が塗り替えの適性時期と見なせます。塗り替え塗料には、各
も疵が入りますと美観を損なうだけでなく、
耐久性にも影響しますので十分ご注意ください。
塗料メーカーより各種塗料が市販されていますので、使用環境、耐
補 修
4.
用年数など勘案の上、施工工事業者とご相談ください。参考までに
万一誤って疵がついた場合は、専用補修塗料で補修してください。なお、補修塗料は、当社に用意してありますの
下記に塗り替え塗料の性能一覧表を示します。
で、販売店にご相談ください。但し、補修部は、全く同一にはなりません。なるべく疵をつけないように注意して取
扱ってください。補修方法については、P.13をご参照ください。なお、塩害地などでは、切断部の端面補修をお勧
めします。
補修方法について
2.
成形加工
5.
施工時等万一誤って疵がついてしまった場合、下記の専用補修塗料及び補修方法にて補修を行ってください。
補修塗料は、当社に用意してありますので、販売店にご相談ください。
になるようご配慮ください。また、寒冷時での加工は、加温加工を推奨します。ロール成形の場合、
ロール状況によって
ベンダー加工、ロールフォーミング、
プレス成形などの加工を行う場合、加工部の塗膜が剥離しないよう緩かな加工R
塗膜に疵をつける場合があります。成形前にロールの汚れ、異物付着及び当て疵などをチェックして手入れをしてくだ
(1)
タッチアップの場合 さい。
疵付き等による部分的補修で、且つ下地塗膜に錆、
フクレ、割れ、剥がれ等が認められない場合。
塗料名(塗料系)
適用シンナー
取付け金具
6.
塗装方法
希釈率
標準塗布量(g/㎡/回)
取付け金具には、
ステンレス
(SUS304)製のボルト、
ビス、
リベット、釘などをご使用ください。塩害地域などでは、
プラ
スチック製キャップや防水パッキンを併用したり、
防水塗料を塗って接触部に水が入らないようにしてください。
素地調整
ホコリ、
その他の付着物は、完全に除去してください。
・ゴミ、
#400∼#600サンドペーパーで同一箇所を4∼5回研磨し、
・補修部面積がやや広い場合は、
素地に疵がつかないよう目荒しを実施してください。研磨のカスは完全に除去してください。
屋根勾配
7.
屋根に施工する場合、
水溜まり箇所ができないように屋根勾配にご注意ください。
汚れの除去
8.
塗 料
アクライト
No.500(各色)
油などの汚れは、家庭用中性洗剤で除去してください。これらで取れない著しい汚れは、少量のアルコールをウエスに
アクライト
No.500シンナー
0∼20%
刷毛・筆
60∼140
しみ込ませて拭き取ってください。拭いた後は、
水洗いしてください。
コーキング材
9.
コーキング材は、ハイレタンの耐久力に見合う高品質の製品をご使用ください。現在市販されているコーキング材の中
(2)原板が露出した場合または経年により錆が発生した場合 では、
シリコン系または変成シリコン系の製品をお勧めします。なお、使用に際しては、
プライマーの必要なものもあり
原板が露出した場合または経年により錆が発生した場合 疵付き等により原板が露出した、
または初期施工時の疵部分が錆びた場合。
ますのでコーキング材のメーカーとよくご相談ください。
塗料名(塗料系)
素地調整
下塗塗料
適用シンナー
希釈率
塗装方法
標準塗布量
(g/㎡/回)
塗料間隔
屋上作業による鉄材の切屑、切粉、
釘などを放置しますと、
鋼板表面の塗膜上で赤錆が発生し、
腐食を早める原因となり
・ゴミ、
ホコリ、
その他の付着物は、完全に除去してください。
・錆が発生している部分は、
#400∼#600サンドペーパーを用いて錆を完全に除去してください。
・また、健全な塗膜面も、#400∼#600サンドペーパーで同一箇所を4∼5回研磨し、
素地に疵がつかないよう目荒しを実施してください。研磨のカスは完全に除去してください。
ウォッシュ
プライマー
ウォッシュ
プライマーシンナー
0∼20%
ます。できるだけ早く水洗いしてください。これでほとんど落ちます。同様の現象として、
鳥の糞、
砂、
泥、
有機物
(木の葉)
などの堆積も塗膜に有害です。その都度清掃してください。
下地材
11.
ハイレタンの裏面は、
防錆処理を十分配慮して設計していますが、
断熱、
結露防止、
防水などに十分ご注意ください。
刷毛
60∼80
10∼20%
切粉・鉄粉の除去
10.
2∼3Hr
下葺材との接合
12.
防腐剤処理した木材又は合板は、めっき鋼板及び塗装鋼板の耐食性に影響する場合がありますので、直接木材又は合
スプレー
板に接触する部分(軒先、けらば、棟包み、雨押え、降り棟、谷部等)には絶縁用下葺(ルーフィング材又はブチルテープ
上塗塗料
アクライト
No.500(各色)
アクライト
No.500シンナー
0∼10%
刷毛
15∼20%
スプレー
など)
で防錆してください。
60∼140
夏:3Hr
冬:6Hr
注)上記の各数値は、
全て標準のものです。施工方法、
施工条件により、各々多少の幅が生じることがあります。
施工上の要点
注意事項
13
①補修塗装は、
浮き上がった旧塗膜、
浮錆等を除去した後、素地の露出した部分及び仕上げの際、膜厚不足になりやすい部分に素地調整後速やかに行ってください。
②補修塗装は、
原則として刷毛塗りで行い、
凹凸箇所に塗料がゆきわたるように念入りに塗り込んでください。
①ウォッシュプライマーを使用する場合は、
主剤:添加剤 = 80:20の比率でご使用ください[使用可能時間:8時間(20°
C)]。
②錆発生箇所のみ、
下塗り
(ウォッシュプライマー)が必要です。塗膜が残存している部分には、下塗りは不要です。
③赤錆が発生した場合は、
下塗、
上塗共に可能な限り厚く塗装してください。
厚膜型ウレタン塗装鋼板 ハイレタン
化学・電食作用
13.
濡れたコンクリートや湿った木材、
銅や鉛などの異種金属が接触するような施工は避けてください。
雨がかりのしない部位の洗浄
14.
雨がかりのしない庇の裏面や軒裏などの部位は、塩分及び不純物が付着して流されないため腐食が早く起ります。こ
のような部位は、
定期的に水洗いすることが耐久性を長持ちさせる秘訣です。
施工上の注意
15.
成形品を屋根上にのせる場合、
すべり落ちることがないよう、
すべり止めなどの処置をしてください。
14