処 分 場 処 分 場 の 概 要 概 要

高 ベル放射性廃棄物の最終処分施設の
高レ
設 設置
可 能性を調査する
す 区域の公募 関係資料 ―
―2
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原 子 力 発 電 環 境 整 備 機 構( 略称:原 環 機 構 )
Nuclear Waste Management Organization of Japan
n(NUMO)
〒1
108
08- 001
0 4 東京都港区 芝4-1-23 三田N
田 Nビル
ビル2階
立地 広 報 部 立地グル
グ ープ
電 話 03 - 4 513 - 1116
FA X 0 3 - 4 513 - 12
2 99
処 分 場
の
概 要
ホームページ U R L
L:h t t p : //www.
w n umo.or.jp
r
芝三丁目
丁
都 三田線
都営
都
都営浅草線
慶應義塾
大学
NEC
C
本社ビル
ビル
芝五丁目
丁
田
三
営
都
駅
芝四丁目
芝四丁
丁目
三田NNビ
Nビル
ル
A 9出口
JR
至東
京
線
第一京
一京
京浜
浜
至品
川
駅
田町
JR
都営
営三 田 線、都 営 浅 草 線「三田」駅 A9 出口
J R 線「田町」
」駅 徒歩5
歩 分
2002 年 12月
本資料の全部または一部を複写・複製・転載する場合は、上記にお問い合わせくださ
だ い。
C 原子力発電環境整備機構
⃝
構( N
Nuclear Waste Management Organization of Japan )2 002
原子力発電 環 境整備機構
処分場は、どのような 構成になるのですか?
2
処
分
場
の
構
成
地上施設と地下施設、人工バリア、
そして天然の安定した岩盤から構成されます。
地質環境の特徴に応じて、地上施設と地下施設を建設します。
地下施設は地下300m以深の安定した岩盤中に建設し、
4万本のガラス固化体を人工バリアとともに埋設する計画です(注)。
沿岸部の場合は、沿岸海域下に地下施設を建設することも可能です。
沿岸部の例
内陸部の例
港湾施設
地上施設
処
分
場
レ
イ
ア
ウ
ト
処
分
場
レ
イ
ア
ウ
ト
地上施設
斜坑
立坑
立坑
斜坑
処分 パネル
連絡坑道
(処分坑道の集合した区画)
連絡坑道
地下 施設
地下 施設
処分 パネル
(処分坑道の集合した区画)
連絡坑道
仕 様 の 一 例(数字は概略値です)
地上施設
・敷地面積:約1km2
13
処分孔
・総掘削量
(立坑、
斜坑除く)
:約630万m3
・立坑:6本(建設・操業・埋め戻し用)
・立坑+斜坑の 延長:約20km
・斜坑:1本(操業用)
・深度:1000m
・立坑+斜坑の掘削量:約60万m3
(立坑) ・ガラス固化体の定置方式:竪置 ・坑道断面径:約7m
約5m
(斜坑、処分坑道ほか)
・地質:結晶質岩
:約250km
・大きさ
(平面)
:約3km× 約2km ・坑道延長(立坑、斜坑除く)
地下施設
仕 様 の 一 例(数字は概略値です)
地上施設
地下施設
・敷地面積:約1km2
・深度:500m
・ガラス固化体の定置方式:横置
・地質:堆積岩
・大きさ
(平面)
:約3.5km ×約1.5km
・斜坑3本(建設・操業・埋め戻し用)
・坑道断面径:約5m
(斜坑ほか) 約2m(処分坑道)
・坑道延長(斜坑 除く)
:約200km
・総掘削量(斜坑 除く)
:約2
30万m3
・斜坑の 延長:約20km
・斜坑の 掘削量:約60万m3
(注)
2001年末までの原子力発電によって約15,500本のガラス固化体に相当する使用済燃料が発生しています。2020年頃には、4万本のガラス固化体に相当する
使用済燃料が発生すると見込ま れています。
14
地上には、どのような施 設が造られるのですか?
2
処
分
場
の
構
成
地上には、地下での掘削や
処分場の操業・閉鎖に必要な施設を建設します。
ガラス固化体の受入・封入・検 査 施設、緩衝 材の製 作・検 査 施 設、
換気・排水処 理施設、保安施設など、地下での掘削や
処 分場の 操業から閉 鎖までに必要な施設を地上に建設します。
地上施 設のレイアウトは地質環境の 特徴に応じて柔軟な対応が可能で、
状況にあわせて地上の施設を地中化することもできます。
このような 施 設が 設置されます。
地上施 設レイアウトイメージ
正門から見たイメージ図
管理棟内のイメージ図
地
上
施
設
立坑入口
地
上
施
設
こんな 方 法もあります
正門
斜坑入口
立坑入口
15
ガラス固化体受入・封入・
検査施設
緩衝材製作・検査施設
プラグ(注)製造施設 埋め戻し材製作・検査施設
掘削土置き場
(地下施設建設工事で発生する
砕かれた岩や土砂の仮置き場)
アクセス坑道出入管理施設
坑道換気施設
排水処理施設
廃棄物処理施設
排気筒
コンクリート供給施設
ユーティリティ施設
(電力、上水、工業用水、
蒸気等供給施設)
メンテナンス施設
管理棟
保安施設
輸送車両専用門
港湾施設
(既存の港湾を利用することも
考えられます。)
PR 施設
地形や景観、
セキュリティにあわせて
レイアウトは柔軟に対応
景 観などの面から地上の施設を地中化したレイアウト例
(注)
プラグ:坑道の中間部や端部をふさぐために設置される構造物です。埋め戻し材や緩衝材の移動や流出を防いだり、
水の通りやすい経路を分断する目的で設置されます。
16
地下には、
どのような施設 が造られるのですか?
2
処
分
場
の
構
成
ガラス固化体の搬送や埋設のための
坑道と処分孔などを建設します。
地下には、地上施設からガラス固化体などを搬送するためのアクセス坑道や
連絡坑道、ガラス固化体を埋設するための処分坑道と処分孔などを建設します。
地下施設のレイアウトは、地質環境の特徴に応じて、
柔軟に設計することができます。
アクセス坑道、連 絡 坑道、処分パネルを建設
最も適切な方法を採用
地下施設の基本構成
ガラス固化体の定置方式
ガラス固化体の定置には、
さまざまな方式があります。岩盤の広
がりなど種々の条件を考慮して最も適切な方式で定置します。
連絡坑道
建設・埋め戻し
用坑道/操業
用坑道
地
下
施
設
地
下
施
設
処分パネル
竪置方式
処分坑道の集合
した区画
処分孔にガラス固化体をたて
に定置する方式
緩衝材
アクセス坑道
埋め戻し材
立坑/斜坑
オーバーパック
に封入した
ガラス固化体
処分坑道
地質環境の特徴に応じて対応
横置方式
処分孔
処分坑道にガラス固化体を横
向きに定置する方式
〈多層配置の例〉面積
(占有投影面積)
を小さくします。 〈傾斜配置の例〉傾斜にあわせて建設します。
緩衝材
処分坑道
埋め戻し材
緩衝材
オーバーパックに
封入したガラス固化体
処分坑道
岩盤が小さく、十分な面積が確保できない場合は、処分パネル
を多層配置します。上下のパネル間の距離は、
ガラス固化体の
発熱や坑道の力学的安定性などを考慮して設計します。
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岩盤が傾斜している場合は、
その傾斜に応じて地下施設を建設
します。
オーバーパック
に封入した
ガラス固化体
処分孔
多段定 置方式
岩盤が狭い場合などは、同一処分孔に複数の
ガラス固化体を定置する方式が考えられます
18
地下では、どんな作業 が 行われるのですか?
3
処
分
事
業
ガラス固化体を埋設します。
作業区画を分離し、
建設・定置・埋め戻しを並行して行います。
十分な安全対策のなか、ガラス固化体を地下へ搬送し処分坑道に埋設します。
建設から埋め戻しまでの作業を効率的に行うために、
建設、定置、埋め戻しの作業区画を分離し、各作業を処分パネルごとに並行して行います。
搬送・定置作業は、放射線管理の観点から他の作業エリアと区別して行うとともに、
現状の技術を応用した遠隔操作で行います。
年間のガラス固化体の埋設本数は約 1000 本を計画しています。
処分場の操業例
ガラス固化体の定置方法(竪置方式の例)
区画を分離して処分パネルごとに作業します。
操
業
か
ら
閉
鎖
ま
で
︿
定
置
﹀
操
業
か
ら
閉
鎖
ま
で
緩 衝 材の定置
処分坑道と処分孔の建設、ガラス固化体の定置、埋め戻しを処分パネルごとに行います。
まず、処分孔に緩衝材を
定置します
処分パネル
放射線管理区域
定置中
建設予定
区画
建設中
緩衝材定置設備
︿
定
置
﹀
立坑
建設予定
区画
埋め戻し中
建設予定
区画
ガラス固化体の定置
建設作業
斜坑
緩衝材のなかに、
オーバーパックに
封入したガラス固化体を定置します
定置作業
処分パネル
埋め戻し作業
地上から地下への搬送
搬送には、斜坑あるいは立坑エレベータを利用します。
ガラス固化体定置設備
上部緩衝材の定置
オーバーパックの上に
緩衝材を定置して終了
斜坑を走行する輸送車両
緩衝材定置設備
立坑エレベータ
31
32
3
処
分
事
業
処 分場の埋め戻しは、どの ように行われるのですか?
ガラス固化体を定置後、処分坑道を埋め戻します。
すでに実績のある土木技術を応用し、
処分坑道やアクセス坑道などを元のように
隙間なくしっかりとふさぎます。
また、処分場の閉鎖にあたっては、連絡坑道やアクセス坑道(立坑、斜坑)を埋め戻します。
埋め戻し作業は、すでに実績のある土 木技 術を応用して行うことができます。
埋め戻し材には水を通しにくいものが適しており、地下の掘削により発生した岩や
土砂を再利用し、これに粘土(ベントナイト)
を混ぜて使用します。
処分坑道や立坑の形状などにあわせ、適切な方法を用いて
隙間なくしっかりと締め固めながらふさいでいきます。
立坑の埋め戻し例
処分場の操業段階
地下施設の閉鎖段階
立坑入口
操
業
か
ら
閉
鎖
ま
で
埋め戻し完了
操
業
か
ら
閉
鎖
ま
で
操業中
建設中
立坑入口
︿
埋
め
戻
し
・
閉
鎖
﹀
処分坑道の埋め戻し例
埋め戻し材
︿
埋
め
戻
し
・
閉
鎖
﹀
埋め戻し材
33
34