1 「消費税の転嫁拒否等に関する調査」 に関するよくある - 中小企業庁

「消費税の転嫁拒否等に関する調査」
に関するよくある質問(FAQ)
目
次
1 調査全般について
Q01 調査の目的は何ですか。
Q02 なぜ当社が調査対象に選ばれたのですか。
Q03 当社は調査に回答する義務があるのですか。
Q04 前回も公正取引委員会から調査票が届き回答しています。同じような調査に何度も回答
する必要があるのですか。
Q05 郵送物に印字されている宛名(又は住所)が当社の名称(又は住所)と異なります。ど
のようにすればよいのですか。
Q06 回答用紙中の「貴社の企業番号」について記載する必要がありますか。
Q07 消費税の転嫁拒否等の行為を受けていなくても、回答する必要がありますか。
Q08 本調査の回答をしたくありません。回答する必要がありますか。
Q09 当社は法人事業者に、商品又は役務(サービス)を供給していません。回答する必要が
ありますか。
Q10 当社は既に事業活動を終了(解散又は倒産等)しています。回答する必要がありますか。
Q11 当社は特定供給事業者ではありません。回答する必要がありますか。
Q12 調査に回答したことや回答内容が取引先事業者に知られることはありませんか。
Q13 調査の依頼文書の1ページ目に、
「この調査に関して、取引先事業者から回答内容につい
て指示を受けたり、回答用紙の写しを提出するよう求められたりした場合は、下記問い
合わせ先まで御連絡ください。
」とありますが、何故ですか。
Q14 回答にあたって電話で確認したいのですが、連絡先はありますか。
1
Q15 当社に調査票は送られていません。取引先事業者から消費税の転嫁拒否等の行為を受け
ているため回答をしたいのですが、どのようにすればよいのですか。
Q16インターネットを利用しての調査票への回答はできますか。
2 消費税転嫁対策特別措置法上の調査対象について
Q17 どのような取引が「商品又は役務(サービス)を供給」に該当するのですか。
Q18 当社の資本金の額は3億円を超えています。当社は特定供給事業者に該当するのですか。
Q19 当社が商品又は役務(サービス)を供給している取引先事業者は、全て小規模な事業者
です。当社は特定供給事業者に該当するのですか。
Q20 当社が商品又は役務(サービス)を、消費者に対して提供する取引は、調査の対象とな
るのですか。
Q21 当社の取引先事業者の資本金の額は、当社の資本金の額以下ですが、調査の対象となる
のですか。
Q22 当社は卸売事業者を通じて小売事業者に商品又は役務(サービス)を供給しています。
その場合は、どちらの事業者について回答したらよいですか。
3 設問への回答に当たって
Q23 いつ行う取引(発注、契約、納品等)から、新しい消費税率が適用されるのですか。
Q24 平成26年4月1日以降の取引について、平成26年3月31日以前に行われた行為も
消費税の転嫁拒否等の要請があれば取引先事業者は違反となりますか。
Q25 取引先事業者は、発注金額を記載した発注書面を交付しなければならないのですか。
Q26 設問3の「買いたたきの例示」②について、
「原材料費の低減等の状況の変化がない中で、
消費税率引上げ前の対価に消費税率引上げ分を上乗せした額よりも低い対価を定める
場合」とあります。この例示の意味を教えてください。
Q27 設問3の「買いたたきの例示」④について、
「免税事業者である取引先に対し、免税事業
2
者であることを理由に、消費税率引上げ前の対価に消費税率引上げ分を上乗せした額よ
りも低い対価を定める場合」とあります。この例示の意味を教えてください。
Q28 設問4の「減額の例示」⑤について、
「消費税率引上げ分を上乗せした結果、計算上生じ
る端数を対価から一方的に切り捨てて支払う場合」とあります。この例示の意味を教え
てください。
Q29 回答用紙の「取引先事業者の情報」の「フリガナ」欄のマス目が少ないため、取引先事
業者の名称(フリガナ)を全て記載できません。どのように記載すればよいですか。
Q30 回答用紙のマス目に、組織略語((カブ)、
(ユウ)等)を用いて取引先事業者名を記載し
ても良いですか。
Q31 取引先事業者の住所については、本店、支店のどちらを記載すればいいのですか。
3
1 調査全般について
Q01 調査の目的は何ですか。
A 中小企業庁においては、取引上立場の弱い売手事業者が、消費税の転嫁を拒否されるなど被
害を受けたとしても、自らその事実を申し出ていただくことが難しいという実情を考慮し、
買手である取引先事業者から違反行為を受けていないか積極的に情報収集をするために、本
調査を実施しています。
Q02 なぜ当社が調査対象に選ばれたのですか。
A 平成26年度は、中小企業・小規模事業者の全てを対象とすることを目指した悉皆的な調査
を実施することとしております。
Q03 当社は調査に回答する義務があるのですか。
A この調査は、貴社に回答を義務付けているものではありません。
なお、この調査に御回答いただいたこと及び御回答いただいた内容については、秘密を厳守
するとともに、この調査の目的以外には一切使用しません。また、貴社の取引先事業者に対
する調査においても貴社の調査票の内容に基づく調査と分からないよう注意して行います。
取引先事業者(買手事業者)から消費税の転嫁拒否等の行為を受けている場合には、安心し
てありのままの事実を御回答ください。
Q04 前回も中小企業庁から調査票が届き回答しています。同じような調査に何度も回答する
必要があるのですか。
A今回の調査は、消費税率の引上げに際し、貴社が取引先事業者から転嫁拒否等の行為を受けて
いないかを把握するために行っているものです。御面倒をお掛けしますが、転嫁拒否等の行
為を受けている場合には、今回の調査にも御協力をお願いします。
Q05 郵送物に印字されている宛名(又は住所)が当社の名称(又は住所)と異なります。
どのようにすればよいのですか。
A 修正は必要ありません。そのまま調査に御協力をお願いします。
Q06 回答用紙中の「貴社の企業番号」について記載する必要がありますか。
A 「貴社の企業番号」について、直接中小企業庁・公正取引委員会から調査票を受け取った場
合には、お送りした封筒表面の貴社の名称の下に印字している「貴社の企業番号」をご記入
下さい。
商工会・商工会議所等窓口で調査票を入手された場合やホームページから印刷された場合に
は、
「貴社の企業番号」はございませんので、記載不用です。
4
Q07 消費税の転嫁拒否等の行為を受けていなくても、回答する必要がありますか。
A 本調査に御回答いただく必要はありません。
なお、
「回答用紙」は、期限を過ぎても提出することができます(返信用封筒は「差出有効期
間」の末日まで使用できます。)
。期限までに提出しない場合は、調査票等をお手元に保管い
ただき、取引先事業者に消費税を転嫁できない事情が生じた際に、ご提出ください。
Q08 本調査の回答をしたくありません。回答する必要がありますか。
A 本調査に御回答いただく必要はありません。
Q09 当社は法人事業者に、商品又は役務(サービス)を供給していません。回答する必要が
ありますか。
A 本調査に御回答いただく必要はありません。なお、
「回答用紙」は、期限を過ぎても提出する
ことができます(返信用封筒は、
「差出有効期間」の末日まで使用できます。)
。期限までに提
出しない場合は、調査票等をお手元に保管いただき、今後、法人事業者に商品又は役務(サ
ービス)を供給し、当該法人事業者に消費税を転嫁できない事情が生じた際に提出していた
だくことも可能です。
Q10 当社は既に事業活動を終了(解散又は倒産等)しています。回答する必要がありますか。
A 本調査に御回答いただく必要はありません。
Q11 当社は特定供給事業者ではありません。回答する必要がありますか。
A 本調査に御回答いただく必要はありません。
Q12 調査に回答したことや回答内容が取引先事業者に知られることはありませんか。
A この調査に御回答いただいたこと及び御回答いただいた内容については、秘密を厳守すると
ともに、この調査の目的以外には一切使用しません。また、取引先事業者に対する調査にお
いても貴社の調査票の内容に基づく調査と分からないように行います。本調査に御回答いた
だくことで貴社に不利益が及ぶことはありません。ありのままの事実を御回答ください。
Q13 調査の依頼文書の1ページ目に、
「この調査に関して、取引先事業者から回答内容につい
て指示を受けたり、回答用紙の写しを提出するよう求められたりした場合は、下記問い合わ
せ先まで御連絡ください。
」とありますが、何故ですか。
A 取引先事業者が、貴社が今回の調査に回答することを妨害したり回答内容について干渉した
りすることは、取引先事業者自身の違反行為を隠蔽しようとすることの表れであり、決して
許されるものではないと考えます。そのような事実及び違反行為の存在が確認された場合に
は、中小企業庁は取引先事業者に厳正に対処します。その際、中小企業庁は、情報提供者が
5
分からないようにして調査を行いますので、安心して調査に御協力ください。
Q14 回答にあたって電話で確認したいのですが、連絡先はありますか。
A 公正取引委員会及び中小企業庁の書面調査事務局にコールセンターを設置しておりますので、
以下の連絡先に御連絡ください。
0570-050-510 ※お住まいの地域に応じた通話料金がかかります。
(受付時間:土日祝日を除く 9:00~18:00)
Q15 当社に調査票は送られていません。取引先事業者から消費税の転嫁拒否等の行為を受
けているため回答をしたいのですが、どのようにすればよいのですか。
A 各地の商工会・商工会議所等の消費税転嫁対策相談窓口に書面調査票を備え置いている他、
中小企業庁のホームページにも調査票及び回答用紙を掲載していますので、回答用紙を印刷
して御回答いただくことが可能です。
なお、以下の連絡先では、消費税の転嫁拒否等の行為を受けている方からの個別相談も受け
付けています。
【連絡先】
部局課名
中小企業庁
電話番号
消費税転嫁対策室
03-3501-1502
03-3501-1503
北海道経済産業局
消費税転嫁対策室
011-728-4361
東北経済産業局 消費税転嫁対策室
022-217-0411
関東経済産業局 消費税転嫁対策室
048-783-3570
048-600-0288
中部経済産業局 消費税転嫁対策室
052-589-0170
近畿経済産業局 消費税転嫁対策室
06-6966-6038
中国経済産業局 消費税転嫁対策室
082-205-5337
四国経済産業局 消費税転嫁対策室
087-811-8564
九州経済産業局 消費税転嫁対策室
092-482-5590
沖縄総合事務局経済産業部 消費税転嫁対策室
098-866-0035
6
Q16 インターネットを利用しての調査票への回答はできますか。
A 本調査の回答については、インターネットを利用しての回答受付を行っていません。恐れ入
りますが、郵送による御回答をお願いします。
2 消費税転嫁対策特別措置法上の調査対象について
Q17 どのような取引が「商品又は役務(サービス)を供給」に該当するのですか。
A 消費税が課税される取引は全て含まれると考えていただいて差し支えありません。
なお、どのような取引に消費税が課税されるか(又は課税されないか)についてや、適用さ
れる税率については、最寄りの税務署に御確認ください。
Q18 当社の資本金の額は3億円を超えています。当社は特定供給事業者に該当するのです
か。
A 貴社が大規模な小売事業者と取引を行っている場合は、貴社の資本金等の額に関わらず特定
供給事業者に該当することが考えられますので、設問を御確認いただき、消費税の転嫁拒否
等の行為を受けていれば御回答ください。
Q19 当社が商品又は役務(サービス)を供給している取引先事業者は、全て小規模な事業
者です。当社は特定供給事業者に該当するのですか。
A 貴社が資本金3億円以下の法人事業者等であれば該当しますので、本調査に御回答ください。
貴社が資本金3億円超の事業者の場合は、取引先事業者が大規模な小売事業者でない限り、
御回答いただく必要はありません。
Q20 当社が商品又は役務(サービス)を、消費者に対して提供する取引は、調査の対象と
なるのですか。
A 消費者との取引は調査の対象になりません。
Q21 当社の取引先事業者の資本金の額は、当社の資本金の額以下ですが、調査の対象とな
るのですか。
A 貴社の資本金の額と、取引先事業者の資本金の額を比較するものではありません。貴社の資
本金の額が3億円以下であれば、貴社の取引先事業者の資本金の額に関わらず対象となりま
す。貴社が資本金3億円超の事業者の場合は、取引先事業者が大規模な小売事業者であれば、
調査の対象となります。
7
Q22 当社は卸売事業者を通じて小売事業者に商品又は役務(サービス)を供給しています。
その場合は、どちらの事業者について回答したらよいですか。
A 貴社が小売事業者と、価格や取引数量など取引条件について直接交渉している場合は、
当該小売事業者について御回答ください。そうでない場合は、卸売事業者について御回
答ください。
3 設問への回答に当たって
Q23 いつ行う取引(発注、契約、納品等)から、新しい消費税率が適用されるのですか。
A 原則は、平成26年4月1日以降の取引について適用されます。ただし、消費税が課税され
る取引のうち一定のものについては、従来の消費税率が適用されるなどの経過措置が講じら
れています。その詳細については最寄りの税務署に御確認ください。
Q24 平成26年4月1日以降の取引について、平成26年3月31日以前に行われた行為
も消費税の転嫁拒否等の要請があれば取引先事業者は違反となりますか。
A 平成26年4月1日以降の取引について要請された場合は、違反行為となる可能性がありま
すので、ありのままの事実を御回答ください。
Q25 取引先事業者は、発注金額を記載した発注書面を交付しなければならないのですか。
A 取引先事業者との取引について、下請法が適用される取引に該当する場合は、発注書面を交
付しなければなりません。
Q26 設問3の「買いたたきの例示」②について、
「原材料費の低減等の状況の変化がない中
で、消費税率引上げ前の対価に消費税率引上げ分を上乗せした額よりも低い対価を定める場
合」とあります。この例示の意味を教えてください。
A 例えば、取引先が貴社との取引における対価の額(消費税込みの取引価格)を据え置くこと
について、貴社の利益が増加する等の説明がない場合や、説明はあるものの、当該説明では
貴社の利益が増加することに納得がいかない等、合理的な理由がない場合のことをいいます。
Q27 設問3の「買いたたきの例示」④について、
「免税事業者である取引先に対し、免税事
業者であることを理由に、消費税率引上げ前の対価に消費税率引上げ分を上乗せした額より
も低い対価を定める場合」とあります。この例示の意味を教えてください。
A 貴社が免税事業者であることを理由として、取引先が貴社との取引における対価の額(消費
税込みの取引価格)を合理的な理由なく据え置くこと等をいいます。
8
Q28 設問4の「減額の例示」⑤について、
「消費税率引上げ分を上乗せした結果、計算上生
じる端数を対価から一方的に切り捨てて支払う場合」とあります。この例示の意味を教えて
ください。
A 例えば、支払い時に、計算上生じた1円以上の額を端数として切り捨てて支払うことは、減
額に該当します。
Q29 回答用紙の「取引先事業者の情報」の「フリガナ」欄のマス目が少ないため、取引先
事業者の名称(フリガナ)を全て記載できません。どのように記載すればよいですか。
A 左上のマス目から順に記載いただき、マス目がある範囲内で記載いただければ構いません。
その際、スペースは作らず、「゜」及び「゛」は同一マス内に記載してください。
Q30 回答用紙のマス目に、組織略語(
(カブ)
、
(ユウ)等)を用いて取引先事業者名を記載し
ても良いですか。
A 分かるように記載いただければ構いません。
Q31 取引先事業者の住所については、本店、支店のどちらを記載すればいいのですか。
A 可能な限り本店所在地の住所を記載してください。なお、不明な場合は御存知の住所を記載
いただければ構いません。
9