よくある質問 1 幼保連携型認定こども園 - 尼崎市

よくある質問
1
幼保連携型認定こども園
ア
職員の資格要件や配置基準
Q1)
A
主幹保育教諭と指導保育教諭はどういうものか。
主幹保育教諭は園長及び副園長を助け、その命を受けて園務の一部を整
理し、並びに(乳)幼児の保育をつかさどる保育教諭、指導保育教諭は保
育教諭その他の職員に対して、保育の改善及び充実のために必要な指導及
び助言を行う保育教諭です。
Q2)
園長の資格について、原則として教諭の専修免許状又は一種免許状及
び保育士資格が必要とあるが、専修免許状と一種免許状の違いは何か。
A
専修免許とは大学院の修士課程を修了して取得できる免許状、一種免許
状とは4年生大学の課程を修了して取得できる免許状です。
Q3)
幼稚園教諭免許の二種免許状のみ所有している者は、幼保連携型認定
こども園の園長にはなれないのか。
A
単に幼稚園教諭の二種免許状を有しているだけでなく、
例えば、
①幼稚園の園長、保育所の長又は認定こども園の長として、これらの施設
を適切に運営してきた者
②幼稚園、保育所又は認定こども園の職員として、長年、教育、保育又は
子育て支援に従事してきた者
③地方公共団体や関係団体等による園長研修等を受講し、園長となるため
の識見を身につけた者
など、幼保連携型認定こども園を適切に管理及び運営する能力を有する者
であって、認定こども園法施行規則第12条に規定する資格を有する者と
同等の資質を有すると設置者が認めた者については、園長となることが可
能です。
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Q4) 園長の資格で規定する同等の資質について、
『「同等の資質」の内容は、
人格が高潔で、教育・保育に関する熱意と高い識見や職員に対して必要
な指導及び助言等をする能力を有する者であって、
「教諭免許状及び保育
士資格を有し、かつ、5年以上の教育職又は児童福祉事業の経験がある
者」で、設置者が認めた場合とする。』とあるが、この教諭免許状はどの
種類のものか。また、園長の資格で規定する同等の資質とは何か。
A
ここでの教諭免許状について、認定こども園法施行規則第12条では、幼
稚園や小学校、中学校、高等学校のどれかといったことまでは規定されてお
りません。
また、園長の資格について、教育職員免許法による教諭の専修免許状又は
一種免許状を有し、かつ、児童福祉法第18条の18第1項の登録(保育士
の登録)を受けており、及び、同条各号に掲げる職に5年以上あることと規
定されていることから、これを原則として、設置者が同等と認めた場合を「同
等の資質」と判断するものと考えられます。
Q5) 助保育教諭及び講師の資格要件である、臨時免許状とはどのようなもの
か。
A
教育職員免許法第4条第4項に規定されている免許状で、普通免許状を有
する者を採用することができない場合に限り、教育職員免許法第5条第1
項各号のいずれにも該当しない者で教育職員検定に合格した者に対して都
道府県教育委員会が授与する免許状のことをいいます。
Q6)
尼崎市幼保連携型認定こども園開設・運営の手引に記載されている学校
薬剤師の役割は何か。
A
幼保連携型認定こども園に必置の職員として、学校医、学校歯科医、学校
薬剤師があります。このうち学校薬剤師の役割についてですが、学校保健
安全法施行規則第24 条に規定されております。
(主な役割)①学校の保健計画や安全計画の立案に参与すること
②環境衛生検査、健康相談、保健指導に従事すること
③学校の環境衛生の維持及び改善に関し、必要な指導及び助
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言を行うこと
④学校において使用する医薬品、毒物、劇物並びに保健管理
に必要な用具及び材料の管理に関し必要な指導及び助言を
行い、及びこれらのものについて必要に応じ試験、検査又
は鑑定を行うこと
イ
認可と事業計画
Q1)
事業計画の計画期間は5年であるが、計画期間中に計画内容と実際の状
況が大きくかけ離れた場合においても、幼保連携型認定こども園への移行
を表明するなど事前に話をしておれば、後になってニーズが少ないから移
行の必要はありませんといったことにならないか。
A
計画内容と実際の状況とが乖離している場合でも、基本的には計画内容に
則り進めていく方針ですが、その差があまりにも大きい場合は、計画の内
容を調整する可能性もあります。しかし、国が幼保連携型認定こども園の
設置を推進していることもありますことから、計画期間中に幼保連携型認
定こども園への移行を表明される事業者におかれましては、その移行を進
めていただくことを考えております。
【関連:地域型保育事業(1)地域型保育事業全体について
Q2)
ウ Q2】
認可基準を満たしているものの、認可しないことができる規定に関して、
保育のニーズ量が計画の供給量で賄われる場合は、認可されないのか。
A
各保育提供区域における保育ニーズの量に対し、既存の保育所等の供給量
が充分に確保されている場合には、新たに認可をしないということもあり
ます。
ウ
その他
Q1) 幼保連携型認定こども園では、利用料の徴収を事業者が自ら行うこととな
るが、利用料を滞納している者への対応はどうか。
A
幼保連携型認定こども園、幼稚園、家庭的保育事業等の事業者は、直接、
利用者から保育料を徴収することとなっております。そのうえで、利用者
から納めていただくことになっている利用者負担を差し引いた額を施設型
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給付費として、尼崎市から支給する流れとなります。
したがいまして、幼保連携型認定こども園におかれましては、滞納者へ
の納付指導を行っていただき、利用料を徴収していただきますようお願い
します。
Q2)
保育所が幼保連携型認定こども園に移行する際には、設備については移
行特例があるが、認定こども園となった後に施設を建替える場合は、認定
こども園の基準を満たした施設・設備にしなければならないのか。
A
現行の施設のままであっても、移行特例がありますので、現状の保育施設
のままで幼保連携型認定こども園に移行することができますが、園庭につ
いては、一定の面積の確保が必要となります。
また、幼保連携型認定こども園移行後に改築される場合は、条例において
定められている幼保連携型認定こども園の施設・設備基準を満たさねばなら
ないことから、保育所から見ますと、園舎や園庭について広いものが必要に
なります。
なお、現在、国が定めている移行特例につきまして、国は今後の状況を見
て検討するとのことであり、現時点では移行特例が今後どうなるかについて
は不明です。
Q3)
尼崎市幼保連携型認定こども園開設・運営の手引の中で、園則に記載す
べき事項の1つとして、教育課程その他の教育及び保育の内容に関する事
項が挙げられているが、認可申請書の添付書類として、「園則」「教育及び
保育計画書」
「幼保連携型認定こども園事業計画書」があり、また、認可申
請書には、教育・保育要領の内容を踏まえて教育及び保育の目標及び理念
等を記載することとなっている。園則で教育及び保育の内容に関する事項
を規定し、その上、更に別途「事業計画」においてこれらの事項を規定し
なければならないのか。
A
添付書類には必要事項を記載しているものであり、例えば、園則の中でそ
れぞれの規定の内容を策定するのであれば、それで対応していただいてか
まいませんので、別途、改めて策定していただく必要はありません。
その際、認可申請書には、
「園則第○条に盛り込み済」等と記載していた
だければ結構です。
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2
地域型保育事業
(1)地域型保育事業全体について
ア 連携施設
Q1) 3歳になり小規模保育事業での保育を修了した幼児は、連携施設となる保
育所、幼稚園や認定こども園へ新たに入所することとなるが、小規模保育事
業を介さず当該連携施設に入所を希望する乳幼児もいる中で、確実に当該連
携施設へ入所することができるのか。
A
保育所、幼稚園や認定こども園が小規模保育事業所を卒園した児童の受け
皿となる連携施設となった場合、小規模保育事業所から当該連携施設への
児童の入所については、当該事業所での保育を修了した乳幼児が、入所調
整の際に優先されます。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q2) 保護者が小規模保育事業者の設定している連携施設への入所を拒んだ場合
はどうなるのか。
A
利用者は、小規模保育事業所を利用する前に卒園後の受け皿となる連携施
設など必要な説明を受け、了承したうえで入所されることから、当該連携
施設への入所を拒むということは少ないと考えられますが、利用者がそう
判断された場合であっても、連携施設への入所については義務ではないた
め、利用者が連携施設に入所しないことは可能です。その際、利用者は通
常の保育所等への利用申請と同じ手順で尼崎市に対して申請していただき、
市において利用調整することとなります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q3)
小規模保育事業の設置・運営を考えているが、連携施設は同じ地区内に
設ける必要があるのか。
A
必ずしも同じ地区内にしなければならないという規定はありませんが、
様々な連携を行っていくことを踏まえると、距離が短いほうが望ましいと
考えています。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
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Q4)
どこが連携施設を担うのか。それは地域型保育事業を実施したい事業者
自身が対応しなければならないのか。
A
保育所や認定こども園、幼稚園といった施設が連携施設となります。
また、地域型保育事業を実施するには連携施設の設置が必要であるため、
事業者自身と保育所等施設設置者との間で調整し、連携方法や内容等を含め
て設定していただくことになります。
ただし、連携施設の設定が困難など事業者からの相談がありましたら、市
としまして施設の紹介などの対応をいたします。
イ
年齢と定員設定
Q1) 小規模保育事業は0歳から2歳の児童が対象であるが、0歳児の定員は必
ず設ける必要があるのか。
A
子ども・子育て支援新制度の目的は保育の質の向上と量の拡充であり、増
加し続けている待機児童を減らし、多くの保育を必要としている人に保育を
受けてもらうために幼保連携型認定こども園や地域型保育事業を実施しよ
うとするものです。
したがいまして、0 歳児のニーズは年度中増加していきますことから、新
制度の主旨を踏まえますと、原則0歳児からの受入をしていただくことにな
ります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q2)
A
定員は小規模保育事業者自身が決めるのか。
0歳、1歳、2歳それぞれの定員については事業者が決めていただくこと
になります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
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ウ
認可と事業計画
Q1) 認可に関して、基準を満たしているものの認可をしないことができる内容
があるとのことだが、各保育提供区域の保育ニーズに対し、既存の保育所や
小規模保育事業所の供給量が充分に確保されている場合、新たに小規模保育
事業を設置することはできないのか。
A
各保育提供区域における保育ニーズの量に対し、既存の保育所等の供給量
が充分に確保されている場合には、新たに認可をしないということもあり
ます。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q2)
幼稚園や保育園からの幼保連携型認定こども園への移行に関しては、計
画期間内においては保育ニーズに関らず移行できるとのことだが、小規模
保育事業はニーズを満たす供給量があった場合には認可しないとのこと
である。幼保連携型認定こども園と小規模保育事業の認可に関して違いが
あるのはなぜか。
A
現在、保育所あるいは幼稚園として保育等を行っている施設については、
現行行っている施設が幼保連携型認定こども園に転換するだけで、新たに
新設されるわけではありません。需要と供給の関係で言えば、現在既に供
給量の一部に計上されている状態です。一方、小規模保育事業等を新たに
立ち上げて保育を行っていく方については、現在、ない状況から、新たに
保育事業の供給をはじめることになるため、現在、供給量にはカウントさ
れていません。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
【関連:幼保連携型認定こども園 イ Q1】
エ
その他
Q1) 保育所の分園は、風営法及び尼崎市の条例の関係上、パチンコ店等の遊戯
場から一定の距離に設置する必要があるが、小規模保育事業を設置する際に
そのような規制はあるのか。
A
当該法令や条例につきましては、本来的には保育所などの児童福祉施設等
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とパチンコ等遊戯場との距離を一定置くことにより、よりよい環境で保育
を実施することが主旨であります。
したがいまして、保育所の分園につきましては児童福祉施設であることか
ら、風営法や尼崎市条例の対象となりますが、小規模保育事業は児童福祉施
設ではなく、事業という位置づけであることから、風営法及び尼崎市条例に
よる規制はかからず、パチンコ等遊戯場の付近に設置することについては問
題ありません。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q2)
認可外保育施設が小規模保育事業に移行する場合、現在入所している乳
幼児はどのような手続きが必要なのか。
A
小規模保育事業として認可された事業所において、引き続き保育の利用を
希望される利用者は、保育の必要性の認定を受けていただくとともに、そ
の申請の際に、当該事業所を第一希望として申請していただく必要があり
ます。
しかし、小規模保育事業における保育の対象児童は、保育の必要性の認
定を受けた0歳児から2歳児までの乳幼児であることから、これまで当該
認可外保育施設を利用していたとしても、新年度3歳児から5歳児までの
児童及び保育の必要性の認定を受けない乳幼児は、新制度では当該小規模
保育事業所を利用できません。
また、小規模保育事業の定員は最大で19人となっていることから、定員
を超える利用希望があった場合には、希望者の利用優先度を踏まえ利用調整
を行うことになりますので、希望者全員が利用できないこともあります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q3)
小規模保育事業を行ううえで、様々な設備などの初期投資を行うため多
くの経費がかかることも想定される。他都市では施設整備や運営に関する
補助を実施している所もあるが、尼崎市独自の補助はないのか。
A
尼崎市では小規模保育事業に関する独自の補助は現在ございません。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
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Q4)
A
公定価格(地域型保育給付費)はどのくらいになるのか。
内閣府のホームページ上で、各事業、各地域でどのくらいのものになるか
について公表しておりますので、詳しいことについてはそちらでご確認く
ださい。
Q5)
小規模保育事業者の要件には社会福祉事業の経験者となっているが、幼
稚園教諭や認可外保育施設が、この要件にあてはまるのか。
A
今後国から要件に関する通知がなされる予定です。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q6)
早い時期に認可申請をし、その後、職員の確保など申請内容に変更があ
った場合はどうなるのか。再度、申請をし直さなければならないのか。
A
個別に対応する予定です。不備などもある場合も考えられますし、変更が
あれば、状況に応じて対応するよう、できるかぎりの配慮はします。
Q7)
厚生労働省令で、保育時間は 1 日につき 8 時間を原則とし、乳幼児の
保護者の労働時間その他家庭の状況等を考慮して小規模保育事業者が定
めるものとすると規定されている。現在、認可外保育施設を運営しており、
11 時間の開所を基本としているが、8 時間にするのが望ましいのか。
A
8 時間というのは家庭的保育事業等の基準(平成26年厚生労働省令第
61 号)第 24 条にある規定です。実際の運営上において、保育標準時間の
認定を受けた乳幼児に対応するためには、11 時間の開所が必要となります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
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(2)小規模保育事業について
Q1) 現在、認可外保育施設を経営しており、20人以上の乳幼児を受け入れて
いるが、定員を19人より多くすることはできないのか。
A
基準上、小規模保育事業 A 型及び B 型の対象乳幼児は0歳児から2歳児
で定員は19人以下とされております。定員が20人以上となると、認可
保育所という位置づけとなることから、その場合には保育所の設置基準を
満たす必要があります。
Q2) 小規模保育事業のA型とB型の違いは何か。公定価格(地域型保育給付費)
に違いはあるのか。
A
認可保育所の分園に近いA型と、より家庭的保育事業に近いC型、その中
間ということでB型が設けられており、定員が同じA型とB型とでは保育
従事職員の要件など認可基準に違いがあるものとなっています。
また、公定価格における、利用乳幼児 1 人あたりの単価等にも違いがあ
ります。
Q3)
設置認可した各小規模保育事業の種類(A型、B型、C型)は公表する
のか。
A
小規模保育事業者の事業の区分は公表いたします。また、事業者から利用
者に対して、自らが行う事業の区分を含めた保育の内容などについて、利
用者の入所前に説明し、利用者からの了承を得ていただく必要があります。
Q4)
A
保育園が小規模保育事業を運営することは可能か。
小規模保育事業所が認可基準を満たすものであれば可能です。
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Q5) 小規模保育事業で0歳児だけを受け入れ、1歳児以上は連携施設の保育所
で保育を行うという方法は取れないか。
A
国にも確認しましたが、地域型保育事業は0歳児から2歳児を受け入れる
ことを原則としています。ただし、例えば事業計画において0歳児のニー
ズはあるものの、1、2歳児のニーズがない場合には、このような対応も
考えられなくないのですが、原則は0歳児から2歳児を受け入れていただ
くことになります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
(3)家庭的保育事業について
Q1) 定員は5人で利用乳幼児数が4人の場合は事業所が随時募集をかけて、そ
れで申し込みがあれば受け入れていいのか。
A
5人の定員に対して利用乳幼児数が4人であれば、1人を受入することは
可能です。ただし、事業者が直接受け入れるのではなく、まず市が保護者
の申請に基づき保育の必要性の認定を行うとともに、保護者の利用希望施
設等を踏まえる中で、利用調整を行った上で、施設や事業所において乳幼
児の保育を行うことになります。
(他の地域型保育事業についても同様です。)
Q2)
家庭的保育事業は1階で行うこととなっている。小規模保育事業では2階
以上で保育を実施するには施設や設備の要件が厳しくなっているが、家庭的
保育事業では2階で実施することに対する施設や設備の要件が別途あるの
か。
A
家庭的保育事業は主に自宅で保育を実施していただくことを想定してお
り、自宅の1階で実施していただくことを原則としています。しかし、2
階建ての住居等の2階で家庭的保育事業を実施することに関しては、乳幼
児の転落防止などの対応をしていただく必要はありますが、実施について
は可能です。
なお、10階建ての高層マンションの8階の自宅で家庭的保育事業を実施
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することは可能かと国に確認したところ、特に家庭的保育事業は自宅等で実
施していただく保育事業なので、基準による上乗せ要件はなく、居住マンシ
ョンとして建築基準法等を満たしているのであれば問題はないとのことで
す。ただし、高層階での事業実施なので、避難訓練等はよく行い非常時に適
切に対応できるよう努めていただきたいとの回答を得ています。
(4)事業所内保育事業について
Q1)
事業所内保育事業の実施を検討しており、事業所が近隣(徒歩5分くら
い)に数箇所あり、そのうちの1か所のビルの1階に事業所内保育事業の
実施を考えているが、その方法は可能か。
A
可能です。
Q2)
事業所内保育事業でその事業所の従業員の子どもの保育を行う場合、従
業員の子どもの、認定申請はいるのか。
A
事業所内保育事業は0歳児から2歳児までが対象となっているので、3号
認定については保育の必要性の認定がいります。3歳児以上の場合は、他
の保育所等で保育を受けられる場合は2号認定が必要ですが、新制度とは
別に引き続き事業所内で保育を受けるのであれば(当該事業所内保育事業
とは別に)、3歳以上児の認定は不要になります。
ただし、3歳以上児へ保育を実施する保育事業は、新制度における事業
所内保育事業とは別になりますので、保育室等保育を行う部屋と保育に直
接従事する職員については、0歳∼2歳児までの認可を受けた事業所内保
育事業とは別に設置していただかねばなりません。
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3
その他
Q1)
2号・3号認定の乳幼児については、居住している地域にある保育所
等のみを利用することになるのか。
A
保育提供区域とは、学校区のようなものではなく、あくまでそれぞれの地
域における保育の需要と供給の状況を見るためのものですので、希望があ
れば利用者のお住まいの地域とは別の地域の保育所等を希望されることは
問題ありません。
Q2)
認定区分について、2号認定子どもと3号認定子どもについては、保
護者の就労等の状況によって、保育時間が変わるということだが、具体
的にどういうことか。
A
2号・3号認定子どもについては、その保護者の就労時間等により、それ
ぞれ保育時間が11時間の保育標準時間と、8時間の保育短時間の2つに
分かれます。
Q3)
1号認定子どもと2・3号認定子どもの違いは何か。1号は幼稚園だ
けで保育所には入れないのか。1号認定子どもとは。
A
就労等により保育の必要性について認定された子どもは2・3号認定子ど
もとなるが、保育の必要性がないと認定された者は1号認定子どもとなり
ます。1号認定子どもは3歳以上が対象になり、幼稚園や認定こども園に
おいて教育が受けられることになります。しかし、保育の必要性が認めら
れないことから、保育所への入園はできません。1号認定子どもは、保育
の必要性を認められた2・3号認定子ども以外の3歳以上の児童を言いま
す。
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