世界ソブリンバブル 衝撃のシナリオ 第7章

世界ソブリンバブル
第7章
小瀬村 愛子
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衝撃のシナリオ
現状
実際、デフレ圧力がつづく
中、日米にも財政破綻リス
デフレの
国債価格
国債の購入
脱却
の上昇
クを高める要因が存在
日本の国債利回りは低金利がつづく
本来、欧州のよ
うに、国債価格
には財政破綻の
危険性や償還さ
れない可能性が
財政破綻確率の上昇が国債価格
反映されなけれ
に反映されていない
ばならない!
国債バブル
財政破綻リスクはどのようにはかるのか
借金の拡大
金利がつく利払
いも増加
財政学では・・
財政破綻→政府残高の対GDP比率が長期
財政維持可能性を判断
にわたって発散的拡大をしないことが条件
増税政策(政府の経済規模)でいかに担保できるか
しかし
利払いが拡大しなければよいかという問題ではない!!!!
政府負債の対GDP比率を発
なぜなら!!
散させないことが最も重要
もし元本の早期要求がきたら
財政破綻につながってしまう!
政府負債のGDP比率を予想するためには
○経済規模=名目GDの成長率
(将来の政府の元本返済能力)
○負債コスト=金利
+高齢化や人口構成の変化
さらに
日本の財政破綻リスクはどうか
○生産能力が余っている状態
名目成長率上昇
他国と比べても
は容易ではない
日本の名目GDP
○人口減少による内需縮小
成長率は低い
政府負債GDP比率の水準
(約200%)以内に収束させ
日本の財政破綻リス
クは大きいといえる
るためには消費税率を5%か
ら30%程度までに引き上げ
る必要性がある
国債バブルをはかる指標
一般的には
経常収支のGDP比率と長期金利の関係
経常収支が赤字の国は、国内の民間貯蓄で財政赤字をカバーできないため金
利は相対的に高くなるという仕組み
アメリカの例を
みると、膨大な
日本の国債バブルも、財政赤字と経常収支や民
経常収支赤字を
間貯蓄の関係から議論するのは難しいといえる
抱えている一方
で、長期金利が
高止まっている
わけではない
政府負債GDP比率と金利の関係
国債バブル
むしろ政府借金GDP比率が発散的に拡大するなか、
金利が上昇しないことが問題
日本にも十分財政破綻リスク
日本は政府負債のGDP比はすでに
があると考えられる
200%近いのに、金利は名目成長対比
で見て他国に比べてかなり低い
論点:社会保障・税の一体改革の有効性