経営情報論B

※ 資料は「 http://www.thiguch.net/ 」に掲載
経営情報論B
第2回 企業経営と情報
会社はどうすれば存続できるのか?
代金
協力者
資源調達
(取引先/
家計/市 (人材・材料等)
場)
代金
会社
顧客
販売網を整備)
(消費者や
利用者)
財やサー
(加工し、流通 ビス提供
会社に必要な資源
人:
モノ:
金:
情報:
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2.企業の利害関係者(ステークホルダー)の欲する情報
1.所有者(株主): 会社に出資している人々
何を望むのか?
必要な情報は?
2.従業員
何を望むのか?
必要な情報は?
3.顧客(利用者)
何を望むのか?
必要な情報は?
企業の利害関係者(ステークホルダー)の欲する情報 (続き)
4.取引相手
何を望むのか?
必要な情報は?
5.債権者
何を望むのか?
必要な情報は?
6.政府
何を望むのか?
必要な情報は?
7.周辺住民
何を望むのか?
必要な情報は?
3.マーチャンダイジング・サイクル(商売の循環)
• 商品の注文を受けて、その製品を販売することで商売は成立するが、
それを行うには、商品や部品・原材料の補充をしなければならない。
• 企業は情報がないと動けない。
情報発信(注文や発注)⇒情報受信(受注)⇒行動(生産・配送/情報)
• 人間の場合は?
在庫の有無
在庫がなかったら?時間がかかる?
・在庫がある場合; 注文の受注⇒その場で販売⇒発注(在庫補充)
例)スーパー、コンビニ
・在庫が無い場合; 注文受注⇒生産⇒販売⇒発注(在庫補充)
例)食堂(数分)、オーダーメイド(数日)
注文受注⇒(商品)発注⇒受領⇒販売
例)取り寄せ品(あまり売れないもの)
マーチャンダイジング・サイクルにおける情報
・受発注(品名と数量)
・在庫情報
・発送情報
・生産能力(設備と人員)
・協力企業の生産能力
・協力企業の財務・信用情報
ジョブズ:For the Rest Of Us(そのほかの人々のために)
• アラン・ケイ(パーソナル・コンピューターの父と呼ばれる科学
者)が、 1968年に子供たちが「Dynabook(動的な本)」と呼ばれ
ている未来のコンピュータで遊んでいる姿を描いたイラストの
中に、既にウインドウ、アイコン、ボタンなど直感的に操作でき
るようになっていた(GUI;Graphical User Interface)。
• MS-DOS時代は、コマンドと呼ばれるものを覚えなければ利用
ができなかったので、利用者は専門家など限られていた。
• ジョブズはGUIを導入した初代マッキントッシュを1984年に発売。
その時のキャッチコピーが「For the Rest of Us;マッキントッシュ
は(コンピュータの専門家ではない)そのほかの人々のための
コンピュータである。」である。
※出所:高木利弘著『ジョブズ伝説』2011年、三五館
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ジョブズの年表(1955‐1986)
年
出来事
1955 2月24日シリア人とアメリカ人の間に誕生(ジョブズ家の養子になる)
1969
ビル・ヒューレットの自宅に電話し、周波数のカウンターの部品をもらう。
HPの周波数組立ラインでアルバイト。スティーブ・ウォズと知り合う。
1972 リードカレッジに入学(退学したが、もぐりで興味ある講義は聴講継続)
インドへの旅費を稼ぐために、アタリ社(囲碁のあたりに由来)に入社。ド
1974 イツに出張後、一度退社(翌年、一時的に復職)し、インドへ導師(悟り)を
求めて出発。しかし、サンフランシスコに戻り、曹洞宗の禅に興味を持つ。
1976
アップルコンピュータ社(Apple Computer, Inc.)設立(共同設立者はジョブ
ズ、スティーブ・ウォズ、ロン・ウェインの3名)。Apple Iを販売。
1979 パロアルト研究所でGUIのデモを見る。
1984
スカリーが社長兼CEOに就任。初代マキントッシュ(GUI採用)を発売する
が、在庫の山となる。
1985 ジョブズがアップルコンピュータ社退社し(追い出され)、「NeXT」社設立。
1986 ジョブズがルーカスフィルムのCG部門を買収し、「Pixar」と命名
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