プログラミング論 第三回 まずは動かしてみよう(復習) Cプログラムの構成 画面への出力① Cのコンパイラについて 以下の摂南大学のページに整理されて いるモノが便利です。 http://www.setsunan.ac.jp/~center/ kyositu/freec/freecompiler.html 本日の内容 思い出そう! – 出席メールの送信 – 実習 ~とりあえず動かしてみよう~ Cプログラムの構成 画面への出力① 出席メールの送信 宛先 [email protected] CC 自分のメールアドレス 件名 EK**** 氏名 注意:学番,氏名以外は書かないこと! 本文 なし 出席の確認 自動的に確認メールが返信されます。 同時に多人数が送信した場合,確認メールの 送信が対応できない場合があります。次回の 講義で出席受付名簿を公開しますので確認し てください。 確認メールが届かないからといって,何度も出 席メールを送信することは止めてください。 「出したのに出席登録されていない」場合は, CCのメールにてメールを出したこと(出席したこ と)を確認した上で出席登録します。CCで自分 に届いたメールは,出席を確認するまで削除し ないようにお願いします。 実習 ~とりあえず動かしてみよう~ Cプログラムのコンパイル,実行をやって みましょう。 ensyu2.cを使います。プリントの指示に 従ってやっていきましょう。 Cプログラムの構成 Cプログラムの構成 – プリプロセッサ 前処理。#include <stdio.h>がある部分。 – main関数 どのプログラムにも必ずあり,最初に実行される部分 – その他の関数(サブ関数,サブルーチン) 必要に応じて追加される。 関数の構成 – 変数宣言部 その関数内で利用する変数名とその型を宣言する – 処理部 3つの制御構造に従って処理が記述される 多くは「入力処理」「演算処理」「出力処理」の順番になる。 Cプログラムの構成 #include <stdio.h> プリプロセッサ return 0; } *サブ関数は無い main int main(void) *変数宣言部は無い { /* 画面に出力する */ printf("さぁ"); printf("C言語を"); 処理部 printf("勉強しよう!!\n"); (順次構造) printf("Hello,\n\n c \nworld\n"); 関 数 とりあえず入力して動かしてみよう ensyu3.c #include <stdio.h> int { main(void) printf("How are you?\n"); return 0; } Cプログラムの構成-1 #include <stdio.h> とりあえず,これ。 int { main(void) printf("How are return 0; } これは,「関数」と呼ばれる 処理の単位です。 関数の範囲は,{ }で囲み you?\n"); ます。この中に,実行する文 を書きます。 ‘main’は「関数名」といいます。 さて,では’int’や’void’は何で しょう? intをvoidにしてみたら? #include <stdio.h> void main(void) { printf("How are you?\n"); return 0; } こんな警告が出ます void 関数は値を返してはならない(関数 main ) はぁ? 何のこと? こうやってみよう #include <stdio.h> void main(void) { printf("How are you?\n"); return 0; } return 0を消します あれっ? 警告が消えた。。。。。 ? これがキーワード 関数が値を返す – 関数というのは,「ある値を受け取って,何か処理を行って,その 結果を出力する」ものです。この,「関数が結果を出力する」ことを 「関数が値を返す」といいます。必ず一つの結果を返します。 戻り値 – 関数の結果として出力されるデータ,つまり,「関数を実行したと ころへ返す値」のことを「戻り値」といいます。ちなみに,実行時に 関数が受け取る値のことを「引数」といいます。 戻り値の型 – プログラムでは,戻り値が数値とは限りません。無いかもしれま せん。数値としても,整数か実数か指定しなければなりません。 プログラムでは,どのようなタイプの戻り値なのかを指定する必 要があるのです。 return – 関数の中で処理を実行すると,いろいろな結果が得られます。関 数は,その結果として一つの結果だけを出力するので,いったい どの結果が関数の結果なのかを指定する必要があります。 returnは,「関数の結果はこれだよ」と指定してくれるものです。 というわけで。 #include <stdio.h> int { main(void) ‘void’は,「この関数には引数 はありません」つまり,「関数 の処理を行うとき,何も値は もらいません」という意味を表 しています。数学の関数,f(x) と同じ考え方です。 printf("How are you?\n"); return 0; } ‘return 0’は,「この関数の 結果として戻る値は,整数 値の0です」という意味です。 ‘int’は,「この関数は,int型, つまり整数の数値を結果とし て出力します(戻します)」と いう意味を表しています。ここ に’void’があると,「関数の結 果は何も戻りません」という 意味になります。 それでは,考えてみましょう。 void main(void) と書いたとき,どうして あのような警告が出たのでしょうか? 「関数の結果は何も戻ってこない」とvoid で指定しているにも関わらず,return 0と いう表現で,「関数の結果として0を戻しま す(returnする)」と指定しているためです。 main関数 実行したい処理や,何か画面に表示したい処理な どは,すべて「関数」の中に記述します。 関数は,ある役割を持った処理の集まりです。つま り,プログラムの処理実行中に,同じ処理が何度も 出てくる場合は,いちいちその処理を全て書くので はなく,関数の名前を指定して呼び出せばよい事 になります。 では,最初に実行する関数はどうやって指定すれ ば良いのでしょうか? それがmain関数です。 main関数は,全てのプログラムに一つだけある特 別な関数で,最初に実行される関数です。 では,もう一度見てみましょう 関数の戻り値 #include <stdio.h> の型を指定 関数名 関数へ与える引数 int 関数の開始 { main(void) printf("How are you?\n"); 実行される処理 return 0; main関数の戻り値の指定 関数の終了 } *空行は無視されて何も処理されません。 *大文字と小文字は区別されます。注意しましょう。 次回は。。 printf( )という関数を詳しく勉強します
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