基礎情報技術2014 ー第4日目ー 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田弘之 前回までの流れ • ITのプロを目指そう! – そのためには何が必要か? 2 求められる知識・スキル 1. ソフトウェア工学 高品質・高性能のソフトウェアを求めて 2. オブジェクト指向 新たなパラダイムを求めて 3. UML(Unified Modeling Language) 思考のツールとしての言語を知ろう 4. 開発プロセスと開発ツール よいソフトウェアを短期間に開発するには 5. ソフトウェア開発におけるコミュニケーション 協調開発・チーム開発を成功させるために 6. プロジェクト管理 仕事はスマートにこなそう 3 今日の設問 • 自分がまず身につけたいICT技術・知識は何 ですか? 解答例 – Javaでプログラムが書けるようになりたい。 – For文を使えるようになりたい。 – マニュアルが読めるようになりたい。 – エラーメッセージを理解できるようになりたい。 – オブジェクト指向の考え方を理解したい。 など 4 求められる知識・スキル 1. ソフトウェア工学 高品質・高性能のソフトウェアを求めて 2. オブジェクト指向 新たなパラダイムを求めて 3. UML(Unified Modeling Language) 思考のツールとしての言語を知ろう 4. 開発プロセスと開発ツール よいソフトウェアを短期間に開発するには 5. ソフトウェア開発におけるコミュニケーション 協調開発・チーム開発を成功させるために 6. プロジェクト管理 仕事はスマートにこなそう 5 今日から仕事を通じて プロになろう! 6 目的達成のための方法論 • Virtual Company (VC) を立ち上げ、 体験的かつ主体的に 実践的な知識・スキルを身につけよう! PBL(Problem Based Learning) による主体的学び で実践力を培う 7 PBLとは… • Project Based Learning のこと • 従来の勉強方法 – 座学 – 演習 – 実習・実験 8 従来の勉強方法 1. 座学 先生の話をみんなが聴いて、ノートにメ モを取ったりしながら学ぶ。途中で質疑討論す ることもある。 2. 演習 座学で教わったものを練習問題を解く ことで確認する学習形態。例えば、Javaのfor文 を座学で教わったら、for文を使う練習問題を解 いてみるなど。 3. 実習・実験 事前に用意されたテキストなどに 従って、体験的に学ぶ。座学で教わったものの 応用練習などが目的。 9 これからの学び PBL • 手引書のない実習・実験に相当。より実践的な状況で の主体的な学び。 • 例えば、座学で電気回路を学んだとする。その後、電 気回路の問題集を解くのは演習授業。どのような知識 を使って解けばいいのか分かっている。 • 一方、PBLでは 「いまここに電機系が故障しているトースタがある。 原因を追求し、使えるようにしなさい。」 となる。電気関係の知識を使えばいいのだろうが、ど の知識をつかえばいいのかは自分で考える。必要な らば役に立ちそうな新しい知識を自分で学ぶ。 10 ここから本番です。 11 PBLの実施方法 1. グループに分かれる 2. Vurtual (VC)を立ち上げる。 12 その前に • この不況時代に生き残れる「資格」 (日経NETWORK2009年5月号より) • 人材不足(NHKより) • What most schools don’t teach • Greenfoot • Python など 13 チームシート • • • • • • • 会社名 業務内容・規模 チーム構成 提案先 課題 チームの目的・行動指針 活動に関しての留意点 14 スケジュール 1. グループ分け(VCの立ち上げ) 2. チームシートの作成 – 会社名・役割分担・何を作るのか・行動指針など を決める • 今日の成果物 – チームシートVer.1(今日の最後に提出) • 次回は提案書の作成をします。 15 残り1分 16 今日はこれでおしまい。 お疲れ様でした。 17 18 ソフトウェア開発支援ツール • • • • astah Visual Paradigm Enterprise Architect Pattern Weaver など 19 今日の設問 20 今日の成果物 • Astahのインストール • Astahでユースケース図を描く • 提案書の作成(続き) 21 前回までの流れ • ITのプロを目指そう! – そのためには何が必要か? 22 求められる知識・スキル 1. ソフトウェア工学 高品質・高性能のソフトウェアを求めて 2. オブジェクト指向 新たなパラダイムを求めて 3. UML(Unified Modeling Language) 思考のツールとしての言語を知ろう 4. 開発プロセスと開発ツール よいソフトウェアを短期間に開発するには 5. ソフトウェア開発におけるコミュニケーション 協調開発・チーム開発を成功させるために 6. プロジェクト管理 仕事はスマートにこなそう 23 今日の設問 • なぜ、このような知識やスキルが求められる のでしょうか? 簡潔に文章で述べなさい。 24 求められる知識・スキル 1. ソフトウェア工学 高品質・高性能のソフトウェアを求めて 2. オブジェクト指向 新たなパラダイムを求めて 3. UML(Unified Modeling Language) 思考のツールとしての言語を知ろう 4. 開発プロセスと開発ツール よいソフトウェアを短期間に開発するには 5. ソフトウェア開発におけるコミュニケーション 協調開発・チーム開発を成功させるために 6. プロジェクト管理 仕事はスマートにこなそう 25 今日から仕事を通じて プロになろう! 26 目的達成のための方法論 • Virtual Company (VC) を立ち上げ、 体験的かつ主体的に 実践的な知識・スキルを身につけよう! PBL(Problem Based Learning) による主体的学び で実践力を培う 27 PBLとは… • Project Based Learning のこと • 従来の勉強方法 – 座学 – 演習 – 実習・実験 28 従来の勉強方法 1. 座学 先生の話をみんなが聴いて、ノートにメ モを取ったりしながら学ぶ。途中で質疑討論す ることもある。 2. 演習 座学で教わったものを練習問題を解く ことで確認する学習形態。例えば、Javaのfor文 を座学で教わったら、for文を使う練習問題を解 いてみるなど。 3. 実習・実験 事前に用意されたテキストなどに 従って、体験的に学ぶ。座学で教わったものの 応用練習などが目的。 29 これからの学び PBL • 手引書のない実習・実験に相当。より実践的な状況で の主体的な学び。 • 例えば、座学で電気回路を学んだとする。その後、電 気回路の問題集を解くのは演習授業。どのような知識 を使って解けばいいのか分かっている。 • 一方、PBLでは 「いまここに電機系が故障しているトースタがある。 原因を追求し、使えるようにしなさい。」 となる。電気関係の知識を使えばいいのだろうが、ど の知識をつかえばいいのかは自分で考える。必要な らば役に立ちそうな新しい知識を自分で学ぶ。 30 ここから本番です。 31 PBLの実施方法 1. グループに分かれる 2. Vurtual (VC)を立ち上げる。 32 その前に • この不況時代に生き残れる「資格」 (日経NETWORK2009年5月号より) 33 チームシート • • • • • • • 会社名 業務内容・規模 チーム構成 提案先 課題 チームの目的・行動指針 活動に関しての留意点 34 スケジュール 1. グループ分け(VCの立ち上げ) 2. チームシートの作成 – 会社名・役割分担・何を作るのか・行動指針など を決める • 今日の成果物 – チームシートVer.1(今日の最後に提出) • 次回は提案書の作成をします。 35 次回のスケジュール 1. チームシートの確認 2. 今日の成果物 システム提案書Ver.1(次回に提出) 3. その後、開発計画書の作成と実際の開発を します。 (注)UMLを少しずつ勉強してくださいね。 36 じ こ けん さん 自己研鑽をしよう! • 例えば、日経ソフトウェアなどの雑誌を定期 購読しよう!2009年6月号には 「特集2 これで納得!オブジェクト指向」 といった記事があります。 (ただし、批判的に読みましょう。) • この不況時代に生き残れる「資格」 (日経NETWORK2009年5月号より) 37 自習問題 1. ガントチャートは何で作るのでしょうか? 手書きはダメ! EXCELで作成してもOK(企業の人の多くはEXCEL を使っているようです) BUT 21世紀を担う皆さんは専用ツールを使えるよう になるといいですね! Open Proj Ganto Project ガン助 Microsoft Project 38 残り1分 39 今日の成果物 • システム提案書の作成 1. はじめに 2. 解決できる経営課題 • 今回何を解決するのかを書く 3. 課題解決のための提案 • 具体的提案システムの概要 4. 課題解決のための方法 • 提案システムのシステム構成など 40 今日の提出物 • 出席カード – 学籍番号 – 名前 – 授業科目名(基礎情報技術) – 担当教員(亀田) – 実施月日(6月1日) – 解答(問題⑦と問題⑧) 41 基礎情報技術2012 ー第6日目ー 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田弘之 コスト計算について • コスト計算はSEの肝の1つ • コスト計算をしなければ売り込めない 43 コスト計算の例 44 食堂自動座席案内システム 1. 2. 3. 4. ハードウェア代 ソフトウェア代 人件費 運用管理費:上記の総コストの5~10%程度 45 ハードウェア代 1. ICタグ:10円/本 × 200本 = 0.2万円 2. LANハブ: 1万円/台×5台=5万円 3. サーバ用PC: 50万円/台×2台=100万円 4. LANケーブル:0.2万円/本×20本=4万円 ------------------------------------------------------------小計 146万円 (約150万円) 46 ソフトウェア代 • DBMS(MySQL): 5万円(インストール代のみ) • OS(Linux): 10万円(インストール代のみ) • LAN通信管理ソフト:2万円 ----------------------------------------------------------小計 22万円(約20万円) 47 人件費 • SE:時給850円×8時間×21日×3か月×5 人=428,400×5円=2,142,000円=214万 円(約220万円) 48 開発経費 • ハードウェア台ソフトウェア台+人件費= 150+20+220万円=390万円=400万円 • 運用管理費=開発費×5%=400万×0.05= 20万円 • 総額=400万円+20万円=420万円 (販売価格は?) 49 販売価格の決め方 • 開発経費=400万円 • 販売価格=開発費 50 51 基礎情報技術2012 ー第11日目ー 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田弘之 今後のスケジュール • 今週の作業 – 提案書(続き) – 外部設計書 – チームシート(最終版) • 次回の作業(7/13) – 提案書(完成) – 外部設計書(完成) – レポートの書き方の指示(全体・個人) • 7/20 発表会(1チーム5~10分) • 7/27 最終回 発表会 53 基礎情報技術2012 ー第12日目ー 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 亀田弘之 今後のスケジュール • 今週の作業(7/13) – チームシート(最終版・手書き・本日提出) – システム提案書(完成・ワープロ) – 外部設計書(完成) – プレゼン資料の作成(パワポで作成) – レポートの書き方の指示(全体・個人) • 7/20 発表会(1チーム5~10分) • 7/27 最終回 発表会 55 提出方法 • 提出物: 下記の4種類(プリントアウトしたもの) 1. 2. 3. 4. システム提案書(完成・ワープロ) 外部設計書(完成) プレゼン資料 個人レポート 1, 2, 3, 4 はメールでも送付する。 56 提出期限など • 印刷物(1,2,3)の提出期限 – 平成24年7月20日18時(厳守) – 提出先:研A 6階 レポート提出ボックス (八王子川エレベータを降りて右手奥窓際) – 書式:A4サイズ,表紙,目次,ページ番号付き – 1つにまとめないこと。 • メール送付の期限 – 平成24年7月20日18時(厳守) – 送付先: [email protected] 57 個人レポートについて • 課題は2種類です。 – 課題1:新掲示板システムに関する提案 » 提案書の形式でまとめてください。 – 課題2:UML図の作図 • 問題1:ユースケース図の作成 • 問題2: ① シーケンス図の作成 ② コミュニケーションズの作成 58 レポート課題No.1 • 大学の掲示版として、「個人専用電子版の掲 示板」を作りたい。どんなものがいいのかを 考え、以下の3点に関して提案しなさい。 1. 表示画面のデザイン(外見のデザイン) 2. 提供する情報・サービス(情報デザイン) 3. サービスの利用形態(誰がいつ何をどのように等) 仲間と相談し てもいいよ。 8月13日(月)までに提出してください。 59 レポート課題No.2 • (UMLの作図 平成24年7月27日(金)配布) (注)配布資料名は「課題2」とする。また、配 布資料中の課題1、課題2はそれぞれ問題1 、問題2と読み替えてください。 60 提出方法・期限 • 提出期限 – 平成24年8月13日(月)17時(厳守) – 提出先:研A 6階 レポート提出ボックス (八王子川エレベータを降りて右手奥窓際) – 書式:A4サイズ,表紙,目次,ページ番号付き – 表紙には 学籍番号、氏名、提出年月日を記す – レポートのタイトルは 基礎情報技術レポート – 提案書(課題1)とUML図(課題2)は別冊子として 作成すること。 – メールでの提出は不可。 61
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