別紙⑨ キーワード広告 運用マニュアル 無垢フローリングドットコム様 1 1. 運用要件 要件項目 内容 運用方針 原則、CPA遵守ではなく、コンバージョン増加を優先させる。 機会損失を防ぐことが第一優先。 対象広告サービス • Yahoo!リスティング広告 • Googleアドワーズ - 検索ネットワーク - ディスプレイネットワーク CPA基準値 8,000円 ※ 10,000円を超えても、コンバージョン数が増えた方が良い。 ただし、10,000円以内が理想ではある。 CPA許容範囲 24,000円まで ※ 統計的有意性(300クリック)に満たないキーワードについては、 それ以上になる場合もある。 目標コンバージョン数 80~100件 (Yahoo!リスティング広告、Googleアドワーズそれぞれ) 広告予算/月 60~80万円 (Yahoo!リスティング広告、Googleアドワーズそれぞれ) 広告最大許容予算/月 120万円まで (Yahoo!リスティング広告、Googleアドワーズそれぞれ) 入札額の基準値 80円(目標CPAが8000円のため、その1%) ※ ニッチキーワードは、コンバージョン率が2%を超える場合がある ため、160円でも良い。 ※ CPAが10,000円以内でコンバージョンが取れるキーワードであれ ば、160円以上の入札も認める。 品質スコアの基準値 Yahoo!リスティング広告が2 Googleアドワーズが4 ※ 上記以下を、品質スコアが低いと見なす。 広告配信エリア 全国 広告配信時間 常時(月曜~日曜までの24時間) 広告配信デバイス • PC • スマートフォン • 携帯電話 ※ Yahoo!リスティング広告は、PCとスマートフォンのみ 2 2. 運用ルール • 入札額調整 – – – • 上げる場合 • 平均掲載順位が1.5位以上のキーワードは原則そのままにする。 ※ ビッグキーワード「フローリング」、「無垢フローリング」を除く • 下記を目安にして調整する。 – CPAが5,000円以下のキーワード 40円アップ – CPAが8,000円以下のキーワード 30円アップ – コンバージョンしていないキーワード 20円アップ – CPAが8,000円以上のキーワード 20円アップ – CPAが10,000円以上のキーワード 例外を除き保留(即座に上げない) ※ 例外の例 CPAが高くなりがちだが、できれば取りたいキーワード 間接効果では貢献しているキーワード 下げる場合 • 次の式で入札額を求める。 – 現在のCPC×CPA基準値(8,000円)÷現在のCPA 該当のキーワードがコンバージョンしていない場合は、 下げる目安を20円とする。ただし、平均掲載順位が2位以上で、 1日のクリック数が10を超える場合は30円とする。 ※下げる場合は、下記の点に注意すること。 ・ 統計的有意性(300クリック)を達成しているか? ・ そのキーワードは、間接効果に貢献していないか? First Page Bidの値を参考にする場合 • 提案されている値に+2円をして入札する。 (競合よりも少し高く入札することが目的)。 クリック数によるアクションの判断 • • 統計的有意性を意識すること。300クリックに満たないキーワードは安易に損切り (キーワードの一時停止など)をしない。 アカウント構築 – – キーワードのマッチタイプ設定 • 機会損失を防ぐために、原則「部分一致」で運用すること。 キーワードの新規作成 • 1広告グループ1キーワードの原則で作成すること。 3 4. 最適化~毎日すること 1. アカウント全体の当月の状態を見る 目的 「当月の、現状のCPAとコンバージョン数、消費した広告費を理解する」 ① キャンペーン一覧の画面で、日付指定を「当月1日~昨日」に設定する。 ② 下記の現状を確認する。 アカウント全体のCPAは基準内に入っているか? 目標とするコンバージョン数は獲得できそうか? 広告費の消費量に問題はないか?(予算オーバーしそう、など) 問題がある場合は、広告グループ→キーワードと展開し、 構成要素に分解して(CPAの場合はクリック単価とコンバージョン率)原因を特定する。 場合によっては、必要な最適化を行う。 2. ビッグキーワードの順位を最適化 目的 3. 「譲れないキーワードを上位(1位、2位以上)死守する」 ※ ビッグキーワードでは、特に上限入札額を気にしなくてよい。 ① ② キーワード一覧の画面で、日付指定を「昨日」に設定する。 キーワード「無垢フローリング」が1位(平均掲載順位1.5位以上)死守しているか? A) 死守できていない場合 入札額を上げる。 ③ キーワード「フローリング」が2位(平均掲載順位2.5位以上)死守しているか? A) 死守できていない場合 入札額を上げる。 CPA基準値以内のキーワードを最適化 目的 「CPA基準値以内のキーワードを1位死守する」 ① ② ③ 4. キーワード一覧の画面で、日付指定を「昨日」に設定する。 CPAを降順に並べ、基準値以内のキーワードを探す。 キーワードが1位(平均掲載順位1.5位以上)死守しているか? A) 死守できていない場合 入札額を上げる。 前日と前々日の統計情報を比較 目的 ① ② 「前日と前々日の統計情報を比較をして、インプレッション数やクリック数などに大きな変動が ないかを調べる」 Yahoo!リスティング広告は日次パフォーマンスレポートを、Googleアドワーズはキャンペーン全体の ディメンション日別を開く。 前日の統計情報の値を、前々日の値と比較し、大きな変動(例 インプレッション数が前日の半分 になっている、クリック数が前々日の3倍になっているなど)がないかを調べる。 A) 大きな変動がある場合 原因になっているキーワードを特定し、必要な最適化を行う。 ※ インプレッションの増加は、MFOサイトが出現した可能性もある。 ※ Yahoo!リスティング広告のインプレッション数は当てにならない。 4 5. 最適化~毎週月曜日にすること 1. 直接効果があるキーワードの最適化 目的 「目標CPAを基準にし、コンバージョン数を増やすためにキーワードの最適化を行う」 ① キーワード一覧の画面で、日付指定を前月1日~昨日に設定する。 2. ② CPAでソート。 A) CPAが基準値より安い場合 平均掲載順位が2.5位以下であれば、入札額を上げる。 品質スコアが低い場合は、より具体的な広告文に改善する。 B) CPAが基準値より高い場合 全体CPAが基準値より高い場合は、入札額を下げる。 品質スコアが低い場合は、ターゲットを絞った広告文に改善する。 C) CPA許容範囲より高い場合 入札額を下げる。 それでも、CPAが下がらない場合は、キーワードマッチを 「完全一致」に変更する。 ③ 広告費でソート A) 全体に占める広告費の消費が大きい(目安5%以上) a. CPA許容範囲より高い、または過去にコンバージョンしていない場合 入札額を下げる。 ※ キーワードの間接効果を考慮すること。 ④ コンバージョン数でソート A) コンバージョンが発生していて平均掲載順位が2.5位以下のキーワードの場合 入札額を上げる。 B) コンバージョンが2件以上発生している場合 広告タイトルを15文字に変更する。 間接効果があるキーワードの最適化 目的 「露出を高め、全体パフォーマンスのコンバージョンを良くする」 ① アドエビスの日付指定を7日前~前日に設定する。 ② 間接効果測定画面を開き、間接効果を降順に並べる。 ③ 間接効果が1件以上あるキーワードの入札額を上げる。 5 5. 最適化~毎週月曜日にすること 3. 検索クエリの登録 目的 「需要のあるキーワードを増やす」 ① Googleアドワーズのキーワード一覧画面で、日付指定を「過去7日」に設定する。 ② 検索クエリを表示で、すべてを選択。 ③ コンバージョンが1件でも発生している検索クエリをキーワード登録する。 ※ 新規の広告グループに、入れ替えを含めた2件のキーワードを登録する。 ※ 検索クエリに樹種が含まれる場合は、該当する樹種のキャンペーンへ 広告グループを登録する。 4. 対象外サイトの設定 目的 「無駄な広告費の消費を防ぐ」 ① Yahoo!リスティング広告で、広告配信先レポートを開く。 ② レポートの日付指定を、過去30日にする。 ③ コスト(¥)を降順に並べ、怪しそうなサイトを調べる。 ④ MFOと思われるサイトを、対象外サイトに登録する。 ※ 対象外サイトの登録数がオーバーしている場合は、 優先度の低い既存登録サイトを削除した後に登録する。 6 6. 最適化~毎月1日(月初)にすること 1. アカウント全体の先月の状態を見る 目的 「先月の、CPAとコンバージョン数、消費した広告費に問題がないかを調べる」 ① キャンペーン一覧の画面で、日付指定を「先月1日~先月末日」に設定する。 ② 下記の現状を確認する。 アカウント全体のCPAは基準内に入っているか? 目標とするコンバージョン数は獲得できたか? 消費した広告費は予算内だったか? 問題がある場合は、広告グループ→キーワードと展開し、 構成要素に分解して(CPAの場合はクリック単価とコンバージョン率)原因を特定する。 2. 検索クエリの登録 目的 「需要のあるキーワードを増やす」 ① Googleアドワーズのキーワード一覧画面で、日付指定を「前月の1日~末日」に設定する。 ② 検索クエリを表示で、すべてを選択。 ③ クリック数が10以上発生している検索クエリをキーワード登録する。 ※ 新規の広告グループに、入れ替えを含めた2件のキーワードを登録する。 ※ 検索クエリに樹種が含まれる場合は、該当する樹種のキャンペーンへ 広告グループを登録する。 3. コンバージョンにつながらないキーワードの損切り ※ 広告費を削減したい月のみ実施 目的 「全体の費用対効果を上げる」 ① キーワード一覧画面で、日付指定を「全期間(Yahoo!リスティング広告は、開始日を半年前、 終了日を前日)」に設定する。 ② クリック数を降順でソートする。 ③ クリック数が300以上で、コンバージョンが1件も発生していないキーワードを探す。 キーワードの一時停止を検討する。 ※管理画面では悪く見えても、間接効果に貢献しているキーワードがあるため、一時 停止する際は注意を。業界特有のキーワード、また、平均掲載順位が低いのによくク リックされるキーワードは、検索ユーザーへの需要があるキーワードの可能性がある ため、出し続けるとコンバージョンするかもしれない。 7
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