資料1 大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会 第1回 河川港湾公園部会 ~戦略的な維持管理の推進について~ 《全体検討部会の報告》 0 大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会 審議事項及び部会の役割と関係 審議会の審議事項 1.効率的・効果的な維持管理手法の確立 1)点検、診断、評価の手法や体制等の充実 2)施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 3)新たな技術、材料、工法の活用と促進策 4)維持管理を見通した新設工事上の工夫 2.持続可能な維持管理の仕組みづくり 1)人材の養成と確保、技術力の向上と継承 2)現場や地域を重視した維持管理の実践 3)維持管理業務の改善と魅力向上のあり方 4)新たな技術、材料、工法の活用と促進策(再掲) ※現場技術者のための具体的な行動指針となるよう、現在の取り組み の評価・検証と一連の業務実施プロセスの充実と明確化が必要。 大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会 全体検討部会 幹事会 各分野部会 1.審議会における検討の方向性、論点の提示 ・審議会における 検討の方向性 等の決定 ・審議会の検討 成果のとりまとめ (案) ・幹事会・全体検討部会の方針 2.各分野部会への検討指示、全体調整 (横串機能) 3.審議会の検討成果のとりまとめ(案) 等のもと各分野施設毎に詳細に検討 ・全体検討部会へのフィードバック ・各分野の検討成果とりまとめ。 フィードバック 「都市基盤施設の効率的・効果的な維持管理更新に関する長寿命化計画」の答申 1 大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会スケジュール(案) 12月 ◆12/4 AM10:00~ 審議会 府庁 ・審議会への諮問、委員長選定、審議会の運営等(各部会の設え等) ・戦略的な維持管理の推進 (現状と課題) ・今後のスケジュール確認 ◆12/12AM10:00~ 第1回全体検討部会 府庁 ・効率的・効果的な維持管理手法の確立に向けてとりまとめ方針の検討 ・持続可能な維持管理の仕組みづくりの課題抽出、方向性の検討 ◆1/9AM10:00~ 第2回全体検討部会 府庁 ・戦略的な維持管理の推進に向けた「中間報告(案)たたき台」の検討 ゝ効率的・効果的な維持管理手法の確立に向けての方向性 ゝ持続可能な維持管理の仕組みづくりの方向性 1月 ◆1/21PM3:30~ 第1回幹事会 府庁 ・戦略的な維持管理の推進に向けた「中間報告(案)ただき台」のとりまとめ ◆2/5道路・橋梁等部会 2/6 河川港湾公園部会 2/10下水道等設備部会 ・中間報告(案)たたき台を踏まえて、分野ごとの整理、検討 2月 ゝ必要な点検及びデータの整理、点検の検証、データの活用など(点検手法・頻度、モニタリング、データ蓄積など) ゝ維持管理手法の設定(現時点での設定と将来の設定) ゝ目標管理水準及び最適な補修時期・手法(評価基準)の検討 ゝ更新時期の見極め手法(評価基準)の検討 ◆2/24AM10:00~ 第3回全体検討部会 府庁 ・戦略的な維持管理の推進に向けた「中間報告(案)」のとりまとめ ゝ効率的・効果的維持管理手法の確立及び持続可能な維持管理の仕組みづくりの方向性 ◆3/24AM10:00~ 第2回幹事会&第4回全体検討部会(中間報告) 3月 ◆H26.4月~ 審議会 都市基盤施設長寿命化計画(案)の策定 都市基盤施設長寿命化計画(仮称)のアウトプットイメージ 都市基盤施設長寿命化計画 行 動 指 針 ( 総 論 ) 実 施 計 画 ( 各 論 ) 仮称) (総論) 1.戦略的維持管理の方針 2. 効率的・効果的な維持管理手法の確立 1)点検、診断、評価の手法や体制等の充実 2)施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 3)日常的な維持管理の着実な実践 4)維持管理を見通した新設工事上の工夫 5)新たな技術、材料、工法の活用、促進策 6)事業評価(効果)の検証 3.持続可能な維持管理の仕組みづくり (各論) 総論を踏まえて、各分野・施設毎に作成。 1.戦略的維持管理の方針(分野・施設) ・方針、PDCAサイクル、重点化の考え方(優先順位) 2.戦略的な維持管理の推進方策 1)点検、診断、評価の手法や体制等の充実 点検、診断、評価等の充実・明確化 2)施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 維持管理手法の設定 最適な補修時期・手法 管理水準の設定 更新時期の見極め等考え方(フロー) 評価・判断基準 ※更新時期の検討(ケーススタディ) 3)日常的な維持管理の着実な実践 4)維持管理を見通した新設工事上の工夫 5)新たな技術、材料、工法の活用、促進策 6)事業評価(効果)の検証 〇維持管理費経費の推計 など 審議会の答申等を踏まえて府で検討・策定 平成25年度 審議会を踏まえたアウトプットイメージ 1.戦略的維持管理の方針 ○基本理念は、「都市経営の視点に立ったインフラ・マネジメント」 ※都市経営の視点:産業政策・総合特区・物流戦略・防災力強化など他の政策との連携。 ○取組方針は、「効率的・効果的で持続可能な維持管理の戦略的推進」 ・日常管理をはじめ、PDCAに基づく維持管理業務の着実な実践。 ・予防保全による長寿命化を基本に、施設更新についても見極める。 ・将来を見据え、人材養成や技術継承、地域単位の維持管理を推進。 ○重点化指標・優先順位の考え方 2.効率的・効果的な維持管理手法の確立 1)点検、診断、評価の手法や体制等の充実 ・点検等の考え方(点検及びデータ活用の検証により点検等の充実。) 2)施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 ・維持管理手法の選定の考え方(事後保全・予防保全) ・最適補修タイミング及び手法の考え方(評価・判断指標) ・目標管理水準の考え方 ・更新時期の見極めの考え方(更新に至るまでのフロー) ・更新を見極めるためのサイン(評価・判断指標) 3)日常的な維持管理の着実な実践 ・1),2)を踏まえた、日常維持管理(点検・修繕等)へのフィードバック ・府民の理解と参画(府民協働) 4)維持管理を見通した新設工事上の工夫 ・維持管理を踏まえた新設へのフィードバックの考え方(しくみづくり) 5)新たな技術、材料、工法の活用と促進策 ・新材料、技術、新工法の開発、促進策の検討 6)事業評価(効果)の検証 3.持続可能な維持管理の仕組みづくり ・人材の養成と確保、技術力の向上と継承 ・現場や地域を重視した維持管理の実践 ・維持管理業務の改善と魅力向上のあり方 各分野部会で検討・とりまとめ 全体検討部会で 検討・とりまとめ 3 長寿命化計画策定に向けた部会の役割(案) 構成案 1.戦略的維持管理の方針 全体検討部会 部会(分野別) ○基本理念 「都市経営の視点に立ったインフラ・マネジメント」 ○取組方針 ・業務プロセスでのPDCAの明確化 「効率的・効果的で持続可能な維持管理の戦略的推進」 ○重点化指標、優先順位の考え方 重点化や優先順位の設定 1)点検、診断、評価の手法や体制 等の充実 ・点検及びデータ蓄積、活用の基本方針 ・基本方針を踏まえ、点検及びデータ蓄積、活用の検証 様式を作成 ・点検等の棚卸、検証 ・点検方針、データ蓄積、活用法の明確化 ・点検(データ蓄積)の計画策定 2)施設の特性に応じた維持管理手 法の体系化 ・維持管理手法選定の基本方針 →施設の重要度や特性に応じた維持管理手法を選択 ※総論的に考え方を示す。 ・維持管理手法の分類(維持管理手法の定義) →事後保全・予防保全に分類 ・維持管理手法の検証様式の作成 ・最適な補修時期の考え方 →考慮するポイントを示す 例:安全性、LCC最小化、施設の重要度や特 性等考慮 ・更新時期の見極めの考え方 →考慮するポイントを示す 例:安全性、技術的実現可能性、LCC最小化、 機能的、経済的、社会的な視点、施設の 重要度、特性、経済性、社会的影響度など を総合的に考慮。※総論的に考え方を示す。 ・維持管理手法の検証・設定 →各分野毎(道路・河川・港湾等)に応じた選 定方針を策定し、維持管理手法及び目標管 理水準を設定。 →将来的に維持管理手法(状態監視から予 測計画等)が変更となる施設は、そのために 必要な点検及びデータ蓄積の明確化。 ・最適な補修時期、手法に関する課題抽出 ・最適な補修時期・手法の考え方の明確化 補修タイミング評価・判断基準(判定フロー等) ・補修、部分更新等の計画策定 重点化指標 維持管理手法を踏まえた事業費の積上げ。 ・更新時期の見極め 物理的な寿命の見極めは?など ・更新時期を見極めるための考え方の明確化 更新に至るまでのフロー等 施設寿命の考え方 更新時期の見極め評価・判断基準 ・更新等計画の考え方を策定 重点化指標、優先順位の考え方 2.効率的・効果的な維持管理 手法の確立 行 動 指 針 次ページに続く 4 長寿命化計画策定に向けた部会の役割 構成案 行 動 指 針 全体検討部会 部会(分野別) 3)日常的維持管理の着実な実践 ・日々の維持管理における考え方 (きめ細やかな維持管理の実践) 日々の維持管理における留意点や取組みの明確化 (直営作業の充実強化) 4)維持管理を見通した新設工事上の 工夫 ・維持管理を踏まえた新設へのフィードバックの考え方 (しくみづくり) 維持管理を踏まえた新設へのフィードバック(具体的 な取組みを明記) 5)新たな技術、材料、工法の活用、 促進策 新材料、技術、新工法の開発、促進策の検討 (しくみづくり) 維持管理に資する、新材料、技術、工法の活用の 検討。 6)事業評価(効果)の検証 事業評価(効果)指標の考え方 府民への説明責任どのように広報するか 事業評価(効果)指標の設定 3.持続可能な維持管理の仕組みづく り 人材育成、維持管理体制などの課題抽出と方向性 (具体的な提案) 5 1 点検、診断、評価の手法や体制等の充実(検証等) 点検等の検証方針(案) 各分野部会の検討事項 1.致命的な不具合を見逃さない 1.各分野施設毎の現状把握等 (日常的な安全の視点) ①高齢化や使用環境、構造等により致命的な不具合 が発生する 可能性のある箇所(部位)、構造等 ②施設の劣化や損傷等により人的・物的被害を与える 又はその恐れを生じさせると予想される箇所(部 位)、構造など ※不可視部分がある場合は点検方法を明確にする。 ③災害を誘発する可能性のある状態や箇所など (既往災害の被災事例等に習う) 2.維持管理・更新に資する効率的・ 効果的な点検及びデータ蓄積 ①予防保全の拡充 ②最適な補修タイミング ③更新時期の見極め を導くための点検やデータ蓄積など ※材料等を主眼にした点検の有無の確認。 (分野横断的に整理する必要性の検討) 3.データ蓄積・活用 〇データ蓄積・活用及び管理体制 4.点検の重点化(頻度の見直し等) ○安全確保を最優先とし、施設の重要度、特性や状 態に応じた点検の実施 5.府民の理解と参画 〇協働による点検やモニタリング等 様式1「点検及びデータ蓄積の検証」により検証する。 2.各分野施設毎の点検等検証 ・点 検 どこをみるのか、どのタイミングで、どのようにして? ・診断・評価 だれが、どのタイミングで、どのようにして? ・データ蓄積(活用) 何を、何のために、どのように利用するのか、その蓄積方法は? ・点検の重点化(頻度の見直し等) 施設毎にメリハリをつける必要があるか? など ◇全体検討部会:分野横断的な検証 3.各分野施設毎の点検等アウトプットイメージ ・点検方針(重点化) 点検実施方針(重点度、特性等を考慮し点検方針を設定) 点検フロー(簡易、緊急、定期、詳細、データ蓄積等の業務プロセスを明確化) ・点検計画 点検実施方針に基づき、目的、体制(直営or委託、実施方法(遠望・ 近接、打音や機器計測など)、 頻度、診断・評価、データ蓄積・活用、点 検コストなどを明確にする。 など 6 1 点検、診断、評価の手法や体制等の充実(検証対象施設一覧) (対象施設一覧表:土木構造物)担当部会:道路・橋梁等部会、河川・港湾・公園部会、下水道等設備部会 分野 道路 河川 モノレール含む 砂防・ダム含む 橋梁 堤防・護岸 トンネル 特殊堤 舗装 特殊堤 (特殊堤を除く) (コンクリート) (鋼構造) 施 Co構造物 堰・床止等 設 (擁壁、BOX、共同溝) ・ 歩道橋 河道 構 地下河川・ 造 排水施設 (側溝、集水桝) 地下調節池 物 道路法面 交通安全施設 (道路標識、防護柵、 カーブミラー、デリネータ) 砂防堰堤 港湾 海岸 公園 下水 岸壁 防潮堤 遊具 管渠 物揚場 突堤 園路 水槽等 防波堤 離岸堤 橋梁 均一型フィルダム 護岸 導流堤 街路樹 中央心壁型ロック 橋梁 フィルダム 潜堤 急傾斜施設 (擁壁・法枠・アン カー) 地すべり施設 (集水井・横ボーリング・ 杭・アンカー・法枠) 臨港道路 養浜・ 砂浜等 緑地 泊地 モノレール (橋脚、軌道桁) 7 1 点検、診断、評価の手法や体制等の充実(検証対象施設一覧) (対象施設一覧表:設備)担当部会:道路・橋梁等部会、河川・港湾・公園部会、下水道等設備部会 分野 道路 河川 モノレール含む 砂防・ダム含む 排水設備 (ポンプ) トンネル設備 (トンネルジェットファ ン) モノレール (昇降設備) 施 設 ・ 構 造 物 海岸 公園 下水 水門 (樋門含む) 水門 (樋門含む) 親水設備 沈殿池 排水機場 排水機場 排水等 ポンプ設備 生物反応槽 防潮扉 防潮扉 急速ろ過 放流ポンプ 送風機 重力濃縮 機械濃縮 消化 脱水設備 焼却・熔融 汚水ポンプ 雨水ポンプ スクリーン設備 沈砂設備 ゲート設備 8 2 施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 (検証等) 維持管理手法等の検証方針(案) 安全かつLCC最小化の観点から適切な維持管理手法や最適な補修時期・手法を導くために以下の点について考慮する。 Ⅰ点検結果を踏まえた損傷の程度(健全度等)や点検結果などデータの蓄積状況 Ⅱ施設の重要度(施設の利用状況、不具合が発生した場合の社会的影響度や代替性、補修・更新コスト、防災上の位置づけ等) Ⅲ施設の特性(材料、設計基準(設置時の施工技術)、使用環境、経過年数、施設が受ける外力など) 各分野部会の検討事項 1.各分野施設毎の検証 1.予防保全の拡充と適切な維持管理手法の設定(様式2) ①現在の維持管理手法と補修時期や手法の考え方(目標管理水準)の検証、維持管理手法に関する課題を抽出 ②今後の維持管理手法(めざすべき手法、適切な手法)を設定、そのために必要となる点検やデータなどを抽出 ③維持管理手法の選定におけるメリハリの必要性とメリハリのポイントの検証 施設の重要度や特性、状態に応じて、維持管理手法を変える必要があるか否か、またメリハリポイントとその理由 2.最適な補修時期・手法の検討(様式2) ①各分野施設毎に最適な補修時期・手法の考え方、最適な補修時期・手法を導くための検討内容、目標とする管理水準(施設が 確保すべき信頼性)の考え方を検討。 ②①を踏まえて、最適な補修タイミングの評価・判断基準を検討 3.重点化指標(優先順位)の設定(様式3) ○現在の重点化指標(優先順位)を検証 ◇全体検討部会:分野横断的な検証 2.各分野施設毎の維持管理手法等のアウトプットイメージ 補修・部分更新等の考え方 ・維持管理手法の選定方針、補修、部分更新等の重点化の考え方(優先順位の設定) ・維持管理手法及び目標管理水準の設定 ・最適補修時期・手法の評価・判断基準 補修、部分更新等計画 など 9 2 施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 (検証等) (標準的な維持管理手法) 維持管理手法 事後保全 予防保全 予防保全:安全性・信頼性を損なう不具合が発生する前(規定の間隔又は基準に従って目 標管理水準を下回る前)に対応を講じる。予防保全管理には、時間計画型、状態監視型、 予測計画型がある。 性能 性能 大規模補修、 更新 限界管理水準 時間 予防保全(時間計画型) 定期的な点検 定期的な補修、 交換・部分更新 限界管理水準 状態監視型:劣化や変状を評価 し、必要と認められた場合に補修 や部分更新を行う。 予防保全(状態監視型) 定期的な点検 予測計画型:劣化を予測し、最適 な補修タイミングで修繕を行う。 性能 時間計画型:施設の信頼性から定 期的に補修、交換・部分更新を行う。 事後保全 予測計画型 状態監視型 時間計画型 性能 事後保全:施設の機能や 性能に関する明らかな不具 合が生じてから(限界管理 水準を下回った後)修繕を 行う。 予防保全(予測計画型) 定期的な点検 補修 目標(最適)管理水準 補修 目標管理水準 限界管理水準 限界管理水準 時間 時間 時間 定期的な点検により、目標 管理水準を下回る直前の 状態を把握し補修を行う 定期的な点検を基に劣化を 予測し、LCC最小となる目 標(最適)管理水準で補 修を行う。 10 2 施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 (検証等) 重点化指標(優先順位)の設定 簡簡 効率的かつ効果的に維持管理を行うために、不具合が発生した場合のリスクに着目して重点 化を図る。 簡簡簡 簡簡簡 簡簡簡簡 【発生確率】事故や損傷の起こる可能性に関する要素 【社会的影響度】被害の大きさに関わる要素 簡簡簡簡 ※1 維持管理アクションプログラム(案) 平成17年 より 簡簡 簡簡簡 簡簡簡 簡簡 簡 簡簡 簡簡簡 簡簡 簡簡簡簡 簡簡簡 リスクマトリックスの縦軸(発生確率)、横軸(社会的影響度)の 指標(健全度、経過年数・・・等)については、各分野部会で検討。 簡簡 簡簡簡簡簡簡 様式ー3重点化指標 発生確率 施設 (構造単位) 健全度 社会的影響度 経過年数 使用環境 設計基準 設置時の施工技術 構造形式 (維持管 その他 理の難易 度等) 利用者の視点 代替性の視点 施設規模 経済性の視点 防災の視点 例示 橋梁 点検結果 大型交通量 塩害地域 など 耐荷性能H5~ 耐震性能H8~ など 交通量 25T化指定路線 バス路線 架橋位置 など 迂回路の有無 橋長 補修・更新コスト 広域緊急交通路 その他 重点化指標の活用状況 点検 補修等 更新 定量評価の有無 - 〇 - 〇 ◇第1ステップ:各分野部会の事務局で記入 ◇第2ステップ:各分野部会委員による検証 別紙様式3参照 11 2 施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 (検証等) 更新時期の見極めの検討 更新時期の見極めの検討方針(案) 安全性(信頼性)かつLCC最小化の観点から更新時期の見極めについて以下の点について考慮し検討。 Ⅰ安全の観点から物理的な要因により更新すべき施設の有無。 Ⅱ機能的な視点、社会的な視点を考慮。 Ⅲ技術的・経済的実現可能性の視点を考慮。(①更新or②更新と長寿命化or③長寿命化) Ⅳ安全性(信頼性)、施設の重要度や特性、経済性、社会的影響度などを総合的に考慮。 ※部分的な更新(部材取替え)は含まない。 各分野部会の検討事項 1.各分野施設毎の検証 更新時期の見極めの検討(様式4、様式5) ①過去15年の更新及び今後10年程度の更新予定についての更新理由を検証(大規模な更新を対象とし部分更新は含まない) ②物理的な要因により更新すべき施設の有無。 「こういった施設は更新」「こうなったら更新」 ※見極めるための兆候(サイン)など評価・判断基準を検討 ③更新時期の見極めの考え方の整理(更新に至るまでのフロー等) ④ライフサイクル(寿命)の検討 「いつまで持たすか」 を明確にする。また、明確にすることが必要か否かも含め分野施設毎に検討。 ◇全体検討部会:分野横断的な検証 2.各分野施設毎の更新時期の見極めアウトプットイメージ ・更新時期の見極めの考え方(更新に至るまでのフロー等、優先順位) ・施設寿命の考え方 ・更新を見極めるためのサイン(評価・判断指標) ・更新等計画の策定 など 12 2 施設の特性に応じた維持管理手法の体系化 (検証等) 更新判定フローのイメージ START 将来の地域・社会の構造変化を踏 また構造物等の必要性など対応方 針の検討 (更新or撤去・廃止、集約化等) ステップ1 あ り 更 新 物理的要因 (老朽化状況) から更新が必要※1 ※1安全の観点から物理的な要因により更新 すべき施設 (見極めるための兆候(サイン)など評価・判断基 準を検討) な し ステップ2 機能的・社会的 要因を考慮した判断 あ り 更 新 撤 去 な し ステップ3 技術的・経済的 実現性を考慮した判断 不可能 ※1安全の観点から物理的な要因により更新 すべき施設 (見極めるための兆候(サイン)など評価・判断基 準を検討) 長寿命化 可 能 ステップ4 詳細検討の要否判断※2 必 要 不 要 長寿命化 ※2 更新検討判定マトリックス(イメージ) 発生確率 ステップ5 LCC・総合評価 更 新 長寿命化 健全度・経過年数・ 使用環境・設計基 準(設置時の施工 技術)・構造形式 (維持管理の難易 度等) 大 更新検討 ⇕ 長寿命化 小 小 社会的影響度 ⇔ 大 利用者の視点・代替性の視点・施設規模・経済性の視点・防災の視点 更新判定フローや更新検討判定マトリックスについては、イメージを示したもので各分野部会で検討。 13 3 中間報告 中間報告のイメージ(河川港湾公園部会) ○都市基盤施設の現状及び検証(部会報告) 以下の検証を踏まえて、来年度作成する長寿命化計画の策定に向け、 重視すべき事項、検討事項、留意事項など方向性をまとめる。 1) 点検及びデータ蓄積状況、検証 2)維持管理手法等の検証 3)更新時期の見極めの検討
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