パワーポイントの品質と生産性を向上させる デザイン・テンプレート #P14101 はじめに 本書はプレゼン資料の品質および生産性向上を目的としたデザイン・テンプレートです。 本テンプレートは「PowerPoint 2010」にて作成しています。 本テンプレートは、主に提案書や企画書を「A4サイズの紙」「PCの画面」で閲覧する 場合に最適化しています。講演など資料をプロジェクター投影して利用する際には、 「フォントサイズをより大きくする」など適宜読み替えてご利用ください。 テンプレートの詳しい利用方法については下記ページにて紹介しています。併せてぜひ ご覧ください: 「1枚」で、パワーポイントの品質と生産性を向上させるデザイン・テンプレート http://ppt.design4u.jp/design-template-single-version/ パワーポイントの「わかりやすさ」と「生産性」を向上させるデザイン・テンプレート http://ppt.design4u.jp/design-template/ #P14101 1 パワーポイントの品質と生産性を向上させる デザイン・テンプレート #P14101 1. ページ設定 9. 箇条書き 2. カラー 10. 表 3. 余白(ヘッダ・フッタ) 11. 補足説明・注意書き 4. グリッドとガイド 12. サブコンテンツ 5. ガイド位置 13. 行頭記号 6. フォント 14. 表紙 7. テキスト(本文) 15. 目次 8. 見出し 2 1. ページ設定 スライドのサイズ指定は「A4 210x297mm」。幅は「27.51cm」、高さは「19.05cm」 を設定する。 A4 210x297mm 0 #P14101 3 2. カラー スライドで使用するカラーには「テーマカラー」を決め、資料全体で色使いのルールを 統一する。 テーマカラー サブカラー サブカラー メイン 無彩色 77 226 234 80 77 241 234 80 77 250 234 ベース メイン アクセント 無彩色 R 255 0 255 G 255 113 B 255 188 ※本スライドでいう「テーマカラー」は、デザイン一般で利用する言葉を指しており、パワーポイントの設定項目とは異なる点にご注意ください。 #P14101 ※サブカラーのような「薄い・ 淡い」色は、プロジェクター投影の際にうまく再現されない場合があります。 4 3. 余白(ヘッダ・フッタ) 7.80mm スライドの外壁には余白をとる。上下の余白は「ヘッダ・フッタ」として扱う。 ヘッダとフッタ、左右のマージン 位置 11.50mm 中心からの距離 ヘッダ 7.8mm フッタ 8.00mm 左右部 11.50mm 記載する内容 スライドのタイトル CI(コーポレートアイデンティティ)、スライド番号 11.50mm 原則何も記載しない 8.00mm #P14101 5 4. グリッドとガイド 余白の位置決めやスライド内の要素の整列には「グリッドとガイド」を利用する。 CHECK 0.1cm CHECK CHECK #P14101 6 5. ガイド位置 7.80mm ガイドは「ヘッダやフッタの境界線」や「スライドの中央部」、「スライドを3分割する 目安の位置」がわかるようにする。 4.30mm 0mm 11.50mm 4.30mm 0mm 4.30mm 11.50mm 4.30mm 8.00mm #P14101 7 6. フォント フォントは「メイリオ」を使用する。 瞬時に認識しやすい「ゴシック体」。 アンチエイリアスがかかり、見た目にキレイ。 システムフォントゆえ 、どんな環境でも同じ 見た目が再現できる。 #P14101 8 7. テキスト(本文) フォントサイズは「16〜18pt」。テキストの色にはテーマカラーの「無彩色」を使用する。 行間は「1.2〜1.4倍」とし、段落前は「0pt」、段落後には「6〜12pt」を設定。文字揃え は「両端揃え」とする。 見出しと本文 私の個人主義 本文 私は今日初めてこの学習院というものの中に這入(はい)りました。もっとも以前から学 習院は多分この見当だろうぐらいに考えていたには相違(そうい)ありませんが、はっき りとは存じませんでした。中へ這入ったのは無論今日が初めてでございます。 さきほど岡田さんが紹介(しょうかい)かたがたちょっとお話になった通りこの春何か 講演をというご注文でありましたが、その当時は何か差支(さしつかえ)があって、―― 岡田さんの方が当人の私よりよくご記憶(きおく)と・・・ #P14101 9 補足|行間設定 テキストの行間はプレゼンツールの「段落」機能を利用する。 「行間」の設定例 私は今日初めてこの学習院というものの中に 這入(はい)りました。もっとも以前から学 習院は多分この見当だろうぐらいに考えてい 行間「1.4倍」の例 たには相違(そうい)ありませんが、はっき りとは存じませんでした。中へ這入ったのは 無論今日が初めてでございます。 さきほど岡田さんが紹介(しょうかい)か たがたちょっとお話になった通りこの春・・ #J14101 補足|段落設定 段落は「段落後」の機能を使用してスペースを確保する。できる限り空白改行は避ける。 「段落後」の設定例 ・・・相違(そうい)ありませんが、はっき りとは存じませんでした。中へ這入ったのは 無論今日が初めてでございます。 さきほど岡田さんが紹介(しょうかい)かた がたちょっとお話になった通りこの春何か講 演をというご注文でありましたが、その当時 は何か差支(さしつかえ)があって・・・ #J14101 段落後「12pt」の例 補足|「段落」ダイアログボックス 「ホーム」タブの「段落」右部の「矢印マーク」をクリック。 #J14101 8. 見出し フォントサイズは「24pt」。テキストの色にはテーマカラーの「メインカラー」を使用す る。行間は「1.2〜1.4倍」とし、段落後は「12〜18pt」、段落前には「24pt以上」を設 定。文字揃えは「左揃え」とする。 見出しと本文 私の個人主義 私は今日初めてこの学習院というものの中に這入(はい)りました。もっとも以前から学 見出し 習院は多分この見当だろうぐらいに考えていたには相違(そうい)ありませんが、はっき りとは存じませんでした。中へ這入ったのは無論今日が初めてでございます。 さきほど岡田さんが紹介(しょうかい)かたがたちょっとお話になった通りこの春何か 講演をというご注文でありましたが、その当時は何か差支(さしつかえ)があって、―― 岡田さんの方が当人の私よりよくご記憶(きおく)と・・・ #P14101 13 9. 箇条書き 箇条書きには「箇条書きと段落番号」の機能を利用する。行間は「1.0〜1.4倍」、段落前 は「0pt」、段落後には「6〜12pt」を設定する(ただし、親要素の段落前は「12pt以 上」)。 箇条書き 行間 1.0~1.4pt 箇条書きの親要素 – 箇条書きの小要素。行間「1.2倍」、 段落後は「6pt」を設定しています。 – 箇条書きの子要素#2 箇条書きの親要素。段落前は「12pt」。 直前の箇条書きに対して広くスペース をとっています。 #P14101 子要素の段落後 6~12pt 親要素の段落前 12pt以上 14 補足|「箇条書きと段落番号」ダイアログボックス 「ホーム」タブの「箇条書きと段番号落」を選択する。 #J14101 10. 表 表は、PowerPointの「表」の機能を使用する。罫線の有無や背景色・文字の配置を工夫し て「見やすさ」に配慮する。 罫線の太さ 0.5pt 表 項番 数量 単価 計 1 商品A 1 \10,000 罫線の色 無彩色 \10,000 2 商品B 3 \30,000 \90,000 3 商品C 5 \50,000 \250,000 4 商品D 7 \70,000 \490,000 5 商品E 9 \90,000 \810,000 項番は センター揃え #P14101 名称 名称は Total 左揃え 数値は 右揃え \1,650,000 16 11. 補足説明・注意書き フォントサイズは「8pt」。補足説明・注意書きは、例外的にフッターへの書き込みも可と する。なお、注意書きは必要に応じて「アクセントカラー」を使用する。 補足説明・注意書き * こちらは補足説明です。小さめのフォントサイズ「8pt」を使用しています。 #P14101 * 注意書きは色を変えても良いでしょう。 17 12. サブコンテンツ/13. 行頭記号 背景には「サブカラー(無彩色)」を使用する。コントラストを落として情報の優先度を 下げ、参考情報を付記する。また、小さなスペースを有効活用するなら「行頭記号」を利 用する。 サブコンテンツ 行頭記号 ●こちらはサブコンテンツを記載する際に使用するエリアです。●プレゼン資料の本編とは異なるレベル感の情報を記載 するため、背景色を薄いグレーにしてコントラストを低くしています。●行頭記号に「●(黒丸)」を使用しています。 #P14101 18 14. 表紙 表紙の背景は白無地。中央部に「タイトル」と「CI(コーポレートアイデンティティ、 ロゴマーク、提供者名)を記載する。 パワーポイントの品質と生産性を向上させる デザイン・テンプレート #P14101 19 15. 目次 目次は背景の左部1/5程度をメインカラーで塗りつぶし、通常のスライドとは性質が異 パワーポイントの品質と生産性を向上させる なることを暗示する。 デザイン・テンプレート #P14101 1. ページ設定 9. 箇条書き 2. カラー 10. 表 3. 余白(ヘッダ・フッタ) 11. 補足説明・注意書き 4. グリッドとガイド 12. サブコンテンツ 5. ガイド位置 13. 行頭記号 6. フォント 14. 表紙 7. テキスト(本文) 15. 目次 8. 見出し 20 #P14101 その他にもプレゼン資料を伝わりやすくする デザインテクニックを多数紹介しています。 ≫ http://ppt.design4u.jp/ * 当ファイルの商用を目的とした大量の再配布(CDやDVDへの収録、ウェブサイトへの掲載等)は、ご利用にあたり条件を設定させ ていただく場合があります。再配布を検討の際には恐れ入りますが、ご連絡([email protected])いただけますようお願いします。 #P14101
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