平成25年度 第1回 陸前高田市 保健医療福祉未来図会議 平成25年4月19日(金)13:30~15:30 陸前高田市役所 第4号棟 第6会議室 ※このPowerPointは、H25.4/19(金)に行われた平成25年度第1回陸前高田市保健医療福祉未来図会議にお いて使用した内容に、一部加筆修正し作成したものです。 ※内容についてのご意見、お気づきの点等お問い合わせは下記までお願いします。 陸前高田市地域包括ケアアドバイザー 岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構 佐々木亮平 [email protected] 本日(H25.4.19)の会議資料 ①本日の次第、本日のPowerPoint ②復興公営住宅について ③陸前高田市の平成25年度保健事業について ④保健推進員活動について ⑤(H23.4月版)保健医療福祉、地域生活行政の未来図 ⑥陸前高田市まちづくりプラットフォーム資料 ⑦日本赤十字広島看護大学資料 ⑧前回(H25.3/15)未来図会議議事録 ⑨月刊「公衆衛生」H25.3月号 ⑩その他・・・各機関、各団体ご提供資料 本日(4/19)の会議の概要 ◆テーマ 「会うこと、話すこと、参加することで、 自分も相手も元気にする」 ~3年目(H25年度)の活動計画の確認、 各種活動を通じて何を目指すのか~ 本日(4/19)の会議の進め方 ◆協議内容(意見交換、情報共有) (1)改めて未来図会議の趣旨について 具体的に何を目的として始まり、行なっているのか (2)市復興公営住宅のデザイン(計画概要)について (3)各機関の今年度活動計画と目指すもの 事務連絡、情報提供・共有から次のSTEPへ (1)改めて未来図会議の趣旨について 具体的に何を目的として始まり、行なっているのか ①震災直後の未来図会議の資料(P.6~22) ②震災1年後の未来図会議の資料(P.23~ 2011.3.11 今までの常識では対応できない災害 ①場(病院や市庁舎、公共施設等)があり ②モノ(電話等通信手段、車、ガソリン、資料やデータ、 水・食料等備蓄物資など各種物品類)があり ③人(職員・スタッフ、関係者、市民)がいる ④経験や関係性(関係機関の連携体制等)がある ・・・ということを前提としていたこれまでの、災害復旧・ 復興活動の常識では、「全く行えない」という状態 ※実は今もこのことが忘れ去られている (極めて特殊な状況) 「点」を「線」に、「線」を「面」へしていく活動 ・H23.3/26~陸前高田市保健医療福祉未来図会議 ⇒1週間に1回ペースでスタート(現在月1回:28回済) ◆目的(今と、これから=未来を議論) ①広域的かつ複合的な災害となっている今回の震災か らの復旧・復興に向け、市内外の関係者によるお互いの 活動状況を共有し、できるだけ効率的・効果的にケアの 提供ができるようになること ②中長期的な視点で地域全体を俯瞰し、復興のための デザイン(計画・未来図)を議論する場にすること 高田一中時代の 包括ケア会議(未来図会議)の様子 未来図会議の意義 「理解と共感の場」がなければ、具 体的な対策も、次のアイディアも、 今後の方向性も生まれず、この地域 全体を見据えた企画調整は不可能 ※会議はあくまで「手段」のひとつ 当時(H23.4/26)の報告・提案事項 1 医療について ・地元医療機関の状況 ・医療にかかる派遣支援チームの状況 2 保健について ・保健等にかかる派遣支援チームの状況 ・保健チームによる全戸調査「健康生活調査」の状況 ・保健チームによる避難所健康相談の状況 3 福祉について ・市内福祉関係機関の状況 4 今後に向けて ・各機関の役割・体制、中長期的見通し・・・ 陸前高田市の8町位置関係 略図 日本百景 高田松原 平成23年4月25日現在の被災概況 (被災から44日目) 1 2 3 4 5 死者: 1,381名 行方不明者: 811名 ※在避難者 避難所で生活をされている方 負傷者: 調査中(不明) ※在宅通所避難者 在宅で食事や物資等の支援を 避難所: 87ヶ所 受けている方 避難者: 15,299名 (⇒在避難者3,432名、在宅通所避難者11,867名) 6 損壊家屋: 3,368棟 全壊3,159棟、大規模半壊97棟、半壊85棟、一部損壊27棟 7 浸水被害面積:約2.5k㎡(市街地の86%) 当時(H23.4/26)の 陸前高田市の医療機関復旧状況 11か所中 ⇒4か所は未定 再開不明 二又診療所 再開予定(再開済) 希望ケ丘病院(精神科) 松原クリニック(透析) 診療再開(被災せず) 鵜浦医院(鳴石地内4/26~) 県立高田病院(米崎コミセン) 鳥羽医院(東部デイ:救護所) 広田診療所(広田小) 【歯科診療所・薬局復興状況】 歯科診療所:9か所中⇒2か所 薬局:9か所中⇒1か所 当時(H23.4/26)の医療支援チームの状況(例) 1 高田町(高田エリア) 避難所:21ヶ所(5,336名⇒在1,567名、通3,769名) (1)市立高田一中内救護所(8-21、21-8:急患) 電話:090日本赤十字社岩手県支部、北海道支部 (2)高田町内巡回診療 ※高田町サン・ビレッヂ 日本赤十字社秋田県支部 眼科巡回バス(火9-15) (3)高田一中内 小児科(日本小児救急医学会)、眼科(岩手医科大学:火13-15) (4)高寿園(9:30-12、13-15:30) 東京都医療チーム(~5/8) (5)松原クリニック(透析) 電話:090(6)希望ケ丘病院(精神科) (7)鵜浦医院(鳴石地内4/26~、9-12、14-16、木・土PM、日・祝は休診) 健康・生活調査(全戸調査)の実施状況 1 目的 調査=ケア提供(支援)の一環として位置づけ、全市民を対 象に現在の健康や生活の状況を確認し、緊急性の高い要支 援者や、継続して支援を必要とする者を関係機関につなげ るとともに陸前高田市の保健医療福祉にかかる復興計画立 案の基礎資料とする。 2 調査期間 平成23年4月6日~4月下旬(※5月下旬までかかる見込み) 3 調査方法 全国からの災害派遣支援保健師チームによる全戸訪問 (⇒ ※様式・記入要領等はHP「災害時の公衆衛生」を参照のこと) 健康・生活調査(H23.4/6~4/24:19日分)途中経過 ※半分以上の世帯に調査=ケア(支援)が行えている (世帯) 4,419/8,173世帯 ⇒54.06%その他 済 1,600 ( ) 横田町 1,400 1,200 気仙町 1,000 竹駒町 800 矢作町 600 米崎町 400 広田町 小友町 200 高田町 0 4.6- 4.11- 4.16- 4.21- 町毎調査進捗状況(H23.4/6~4/24:19日分) 健康・生活調査の実施済(世帯)割合 (%) 100.00 ※2,000名以上の死者・行方不明者があるため、 最終的に100%とはならないと推測される。 90.00 80.00 70.00 60.00 50.00 91.53 40.00 71.84 71.69 30.00 43.60 45.53 42.95 20.00 47.14 39.52 10.00 0.00 高田町 小友町 広田町 米崎町 矢作町 竹駒町 気仙町 横田町 当時(H23.4/26)考えていた、今後に向けての ※各機関の役割・体制、中長期的見通し 1 保健・医療・福祉面の中長期的な見通し 2 地域・生活・行政面の中長期的な見通し 3 現場の声の蓄積 ①現地スタッフ(県立病院や市・県職員、関係機関) ②支援チーム(県内外からの派遣スタッフ) ⇒※H23.4/19~保健等チームには派遣後のレポートを依頼 4 災害対策と日常業務の復旧から復興計画の策定へ 保健・医療・福祉面 H23.4.26作成 QOLのさらなる 向上にむけて (保健医療福祉面) 未来期 復興対策期 (平成25年4月~) 保健施策、健康づくり の取り組み 地域完結型医療(プラ イマリケア・在宅・終末 期+専門医)+広域連 携医療システムの確立 復旧対策期 (~平成25年3月目標) 応援体制(新規採用を 含む)による従来の日 常業務(健診・保健相 談・予防接種等)開始 +被災者対応継続 プライマリケア・2次救 急に対応できる広域連 携による医療環境の確 保(救急医療、各科専 門診療、短期入院) 地元職員・応援体制・ ボランティア、住民によ る対応 住民の健康状態の確 認と適切な対応 各科診療確保(継続応 援体制)プライマリケア を支えるパラメディカル ケアの確保(訪問看 護、福祉サービス 応援体制+外部ボラン ティアのマンパワーに よるサービス確保 救護所の運営各課診 療含む薬剤等の確保 住民同士の助け合い 応急対策期 (~平成23年半ば) 緊急対応期 (目標:5月GW明け) 市単独の体制による 緊急対応 安否確認 地域包括ケア体制 の構築 地域・生活・行政面 H23.4.26作成 QOLのさらなる 向上にむけて (地域・生活・行政面) 未来期 復興対策期 (平成25年4月~) 地域コミュニティ、 絆、ソーシャル キャピタルの醸成 生活(住居、仕 事、面)の充実 行政機能の回復 復旧対策期 (~平成25年3月目標) 自治会活動(仮設 住宅単位を含 む)、絆の回復へ の 道筋確認 生活再建の道筋 確認 応援体制(新規採 用を含む)による 行政対応の充実 応急対策期 (~平成23年半ば) 避難所単位で リーダーが 調整役 仮設住宅棟の 確保 応援体制による 最小限の行政機 能の回復 緊急対応期 (目標:5月GW明け) 住民同士の 声かけ、助け合い 避難所生活の 確保 緊急対応 震災後2年目、当時(H24.4/19)より 会議名称、進め方を変更 ◆進め方 これまで ⇒ 市内外各団体の今の取組、活動の共有 これから ⇒ 今をふまえて未来に向けて、 「テーマ別」、「何のために」、「誰が」、 「どこまで」、「どうやって」などを意識しな がら、具体的方向性を議論、共有 ※主語を「(団体名)○○」から ⇒ 「陸前高田市」に・・ 支援から協働へ 「協働」はお互いの手詰まり感からスタート ◆現状 市民も、各関係機関も、どこも手一杯、めいっぱい この会議に出席するのも、この会議自体も精一杯・・ めいっぱい同士でダメだ、仕方ない、何もできない・・ ◆今後 「支援」はいつまでも続かない・・・、でもこういう状況(手 詰まり)だからこそ「協働」で、建設的に夢をもって 事業をすることを目的化しない そして すべての事業が復興につながる 「震災関連事業」はプラスα? 早く通常(震災前の状態)にしたい ではなく、取り込みながら進む ※震災前と震災後を分けては考えられない ※連携・調整(ネットワーク)しながら、何のためにを確認する場 (2)市復興公営住宅のデザイン(計画概要)について (3)各機関の今年度活動計画と目指すもの 事務連絡、情報提供・共有から次のSTEPへ 陸前高田市 まちづくりプラットフォーム 2013.4.19 陸前高田市まちづくりプラットフォーム事務局 ネットワーク連絡会から「まちづくりプラットフォーム」へ 2011年12月 ネットワーク連絡会が発足 陸前高田市ネットワーク連絡会とは… 陸前高田で活動する支援団体/ボランティア団体と住民の皆さんの 情報共有/協力のための枠組みです。 (2013年3月までに計19回の定例会議を開催) ネットワーク連絡会としての成果/課題 ◆ 成 果 ◆ ○団体情報の把握と一覧化 ○メーリングリスト等のツールを用いた 情報共有 ○団体間/団体と住民の方々との 顔の見える関係の構築 ○行政への支援団体の活動の認知 ◆ 課 題 ◆ ○時間の経過とともに、外部支援者との 温度感の違いが発生 ○過去の経緯への理解不足などによる 地元からの参加者減少 ○事業実施の意思決定ルールがなかったため、 議論によって住民課題が抽出されても 具体的に進まない ○地域に根差した安定的で実行力のある 運営体制でない 前述したネットワーク連絡会の成果/課題をふまえ… 『まちづくりプラットフォーム』として発展的進化形態をめざしていきます。 「陸前高田市まちづくりプラットフォーム」がめざすもの ■課題解決の向けて単なるつながりの維持にとどまらず、 地域住民が担い手となり、地域に根差した内部リソースの集約と循環 ■効果的な外部リソースの蓄積および活用によって、 復興・まちづくりのはたらきを活性化させる市民社会の構築 そのために、具体的にやっていくこと ◆運営会議(運営委員会) ◆各種会議開催 今後の陸前高田市のまちづくりを市民・行政一体となっ て進めていくためにアクションを起こしていく Ex)協働の議論や全体会の運営アイディア 支援団体、住民が交流し、 情報共有に重きを置いた会議 ※支援連絡調整会議 旧ネットワーク連絡会にあたる役割 ◆情報発信 ◆その他 Webサイトの運営および紙媒体を活用によって、復興ま ちづくりの進捗状況や必要な支援の情報発信 (※webは支援者対象、紙媒体は住民対象) 必要に応じて行う事業 未来に描く協働のまちづくりフロー 陸前高田市 まちづくりプラットフォーム 行政 協働 地域ごとに協働推進 協働 地域会議の開催 地域代表 運営委員会 地域ネットワーク(協働体) (課題抽出などの話し合いの場) フィードバック 事務局 (まちづくりのサポート) まちづくり協働センター 矢作・生出 自治会 気仙 自治会 情報発信 会議運営 WEBサイト 紙媒体 ・運営委員会 ・支援連絡調整会 議 (・市民会議・地域 会議等) 自治会 高田 各種事業の実施 話し合い等のサポート PTA NPO 民間企業 消防団 団体組織 PTA NPO 民間企業 消防団 団体組織 NPO 民間企業 消防団 団体組織 横田・竹駒 調整業務 関係調整 支援調整 資金調整 支援 団体 交流 団体 支援 企業 自治会 米崎 ボラン ティア 広田・小友 自治会 PTA NPO 民間企業 消防団 団体組織 自治会 PTA NPO 民間企業 消防団 団体組織 アクション PTA PTA NPO 民間企業 消防団 団体組織 地域ワーキング グループ 陸前高田市まちづくりプラットフォームからのお願い ①運営委員会へのご参加(未来図会議ご担当者様) まちづくりプラットフォームにあつまってくる課題の整理(解決への方向付け) →保健・医療・福祉の切り口での情報共有・課題整理にご協力いただきたい。 >>ゆくゆくは他分野でも未来図会議のようなクラスターアプローチができるように・・・ クラスターアプローチとは… 分野毎のニーズ調査、優先順位付け、対応計画作成等を各クラスターのリード機関が中心となって取りまとめ、支援の届かないギャップ や重複を避けることを目的とした手法です。 ②支援連絡調整会議へのご参加(ご出席の皆様) さまざまな分野の支援団体等の情報や課題の共有 ※参加にあたっては、より顔の見える関係をつくれるよう「団体紹介票」をご提出していただき、一覧表への掲載やWeb サイトでのご紹介を行っております。 復興・まちづくりのために、風通しの良い関係を築いてゆきたいと思っています! ぜひぜひ「はまってけらいん、かだってけらいん」♪ いわゆる狭義の支援団体に限らず、幅ひろくご参加をお待ちしています! ご静聴ありがとうございます。 陸前高田市まちづくりプラットフォーム事務局 <連絡先>〒029-2205 陸前高田市高田町字大隅93-1 陸前高田まちづくり協働センター内 [email protected] Tel:0192-47-4776 運動ボランティア 藤野恵美 • 仮設屋外体操 → 土日を中心に早朝活動 • 活動地区 冬期間実施 シーズン実施 近隣地区 第一中学校、矢作小、米崎小、第2グランド、細根沢 横田小、矢作中、栃ヶ沢、サンビレッチ、佐野、気仙小 住田町中上、住田町本町、宮城県唐桑町さんさん館 • 活動の様子 自前でチラシを作成 自冶会長さんの理解と協力 音楽を流し開始の合図 仮設と仮設の間で実施 ラジオ体操を必ず入れる 一日4ヶ所~5ヶ所実施 たかだハッピー会員の協力 屋外体操の内容 ・一ヶ所15分程度 ・様々なジャンルの音楽に合わせて ・電池を入れたカセットデッキとテープを持参 ・冬季間は有酸素運動を取り入れ20分 4月~6月 7:00~10:00 7月~9月 6:00~8:00 17:00~18:00(夕涼み体操) 10月~11月 7:00~10:00 12月~3月 7:30~11:30 おらほのラジオ体操第一 & ストレッチ体操 両腕振り踵上下、背伸び、肩上下、首、胸、背中、脇腹、ひねり、腰、腕、足踏み 膝上げ、ツイスト、ふくらはぎ、腰や膝回し、お尻とハムストリング、屈伸、深呼吸 ウォーキングプログラム リズミカルに足踏み、膝上げ、ツイスト、かかと上げ下げ、スクワット、しこ踏み 前横後へステップバック、ヒールタッチ、ステップタッチ、ランジ、舟こぎ、横前移動 今年もやります!5月29日(水)19:00~21:00 閉会式まで 陸前高田市チャレンジデー2012 一中避難所再会体操会 避難していた方から声が上がり企画 久しぶりに会い嬉しそうな顔、音楽体操で元気に 参加者120人 19:00~20:00 2012年5月31日 活動日数 指導回数 175 日 663 回 31022人 指導延べ人数 (平成25年4月13日現在) 次回(平成25年度第2回)未来図会議予定 ◆日時 平成25年5月17日(金)13:30~15:30 ※メインテーマは設けて実施 ◆場所 陸前高田市役所 第4号棟 第6会議室 ◆次々回(平成25年度第3回) 平成25年6月21日(金)13:30~15:30
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