大阪府の救急医療体制 確保困難化の背景 3次救急医療 ・救命救急センター (15医療機関) ・ ・ ・ ・ ・ ・ 医師不足(過酷な勤務環境) 救急医療の構造としての不採算 医療の細分化・専門化の影響 住民の医療への期待の高まり 救急医療体制に対する理解不足 医療紛争リスクの増大 等 対応すべき課題 2次救急医療 ・救急告示機関 (268医療機関) ・特定科目急病診療所の後送病院 (眼科32、耳鼻咽喉科30医療機関) 初期救急医療 ① 2次救急医療の患者が増加 → 本来診るべき重篤患者対応に影響 ② 転院先病院の確保困難 ① 緊急を要しない軽症患者の増加 → 本来診るべき患者対応に影響 ② 救急告示医療機関の減少 ③ 空床確保が困難 ④ 脳卒中、心筋梗塞、吐下血、 等特定の疾患への対応困難 ⑤ 搬送困難事例への対応 (飲酒、薬服用、自殺企図、迷惑行為) ① 住民への救急医療に関する情報の 提供が不十分 ② 初期診療の担い手減少(夜間診療 を行わない開業医の増加) ③ 体制整備が不十分 救急医療情報システムの効果的活用 ・休日・夜間急病診療所 (37医療機関) ・急病診療所機能を担う病院 (箕面市立病院、大阪大学歯学部附属病院、 交野病院、松原徳洲会病院、市立柏原病院、富田林病院) ・特定科目(眼・耳鼻咽喉)急病診療所 (大阪市中央急病診療所が府全域をカバー) ・2次・3次の重複は7医療機関 ※ 数値は平成25年1月末 《救急搬送人員》 H22 432,104人(確定値・消防統計) H23 442,377人(確定値、2.4 %増) 今後の 取組の 方向性 主な取組み ■地域の実情に応じた救急医療 体制の見直し ・告示基準の改定 ・救急告示への協力働きかけ ・消防法改正を受け、二次医療圏単 位での搬送受入ルールの検討 ↓ ○告示機関の減少傾向に一定歯止め ○実施基準(H22.12月)に基づく体制構築 ■救急搬送の円滑化を目指した 救急医療情報システムの改善 ・機器の更新、入力項目見直し等 ・緊急搬送要請システム「まもって NET」の導入 ・救命救急センターによる搬送調整 の実施 ↓ ○システムの信頼性向上 ○搬送連絡の円滑化 ■救急医療の実情等について 府民の理解の促進 ・実情を踏まえた方策の検討 ・効果的な啓発の継続 ↓ ○「大阪救急ナビ」を活用した啓発の 展開 ○その他の媒体を活用し、今後、地域 に根ざした啓発を展開 ○地域の実情を把握しつつ、必要に応じ方策を検討。 ○不採算性の解消へ向けた国への働きかけを継続。 ○身体・精神合併症患者の搬送受入体制の構築 地域医療再生計画で取り組む ○アルコール中毒、薬物中毒等への対応
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