遷移元素の性質 (1)周期表の3~11族に位置している。 (2)となり合う元素どうしで性質が類似している。 (3)すべて金属元素。 (4)融点が高い。 (5)重金属。 (6)最外殻の電子が1~2個。 (7)複数の酸化数をとる。 (8)錯イオンをつくる。 (9)有色のものが多い。 錯イオン(その1) (1)錯イオン 非共有電子対をもつ分子やイオン (H2O,NH3,OH-,CN-)が金属イオンと 配位結合することによって生じるイオン。 (2)配位子 金属イオンに配位している分子やイオン。 その数を配位数という。 錯イオン(その2) ジアンミン銀(Ⅰ)イオン (無色) [Ag(NH3)2]+ 直線形 テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン (深青色) [Cu(NH3)4]2+ 正方形 テトラヒドロキソ亜鉛(Ⅱ)酸イオン (無色) [Zn(H2O)4]2+ 正四面体形 ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸イオン (黄色) [Fe(CN)6]3+ 正八面体形 コバルト・ニッケル (1)コバルト:Co ①灰白色の金属 ②酸に溶けて水素を発生する。コバルトイオン(赤色) ③塩化コバルト・CoCl2・6H2O;淡赤色結晶 加熱すると水和水を失い青色になる ④コバルト・鉄の合金から磁性体 (2)ニッケル:Ni ①強力な磁性体 ②酸に溶けて水素を発生する。ニッケルイオン(緑色) ③いろいろな金属と合金:白銅、ステンレス、ニクロム
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