高炉(溶鉱炉)の構造 ① 3Fe2O3+CO →2Fe3O4+CO2 ② Fe3O4+CO →3FeO+CO2 ③ FeO+CO →Fe(銑鉄)+CO2 まとめると、 ①+2×②+6×③ Fe2O3+3CO →2Fe(銑鉄)+3CO2 鉄の化合物 (1)赤鉄鉱 Fe2O3(赤褐色)(ベンガラ)・(3価) (2)磁鉄鉱 Fe3O4(黒色)(2価、3価) (3)硫酸鉄(Ⅱ) FeSO4・7H2O(淡緑色) 風解性(表面が酸化されて褐色になる) (4)硫化鉄(Ⅱ) FeS(黒色) (5)塩化鉄(Ⅲ) FeCl3 ・6H2O(黄褐色) (6)ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム(黄色) (7)ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム(暗赤色) COの生成 (1)石灰岩の熱分解 CaCO3→CaO+CO2 (2)コークスの燃焼 C+O2→CO2 (3)コークスによるCO2の還元(COの生成) C+CO2→2CO 鉄(Ⅱ)イオン・(Fe2+)と鉄(Ⅲ)イオン・(Fe3+) (1)鉄(Ⅱ)イオン(淡緑色) (2)硫酸鉄(Ⅱ)・FeSO4 淡緑色の結晶で、水に可溶 (風解性) →表面が酸化されて褐色 (3) 硫化鉄・FeS 黒色、水に溶けない (4) 鉄(Ⅲ)イオン(黄褐色) (Fe2+)と(Fe3+)と(OH-)の反応 (1)(Fe2+)と(OH-) 水酸化鉄(Ⅱ) Fe(OH)2 緑白色の沈殿 (2) (Fe3+)と(OH-) 水酸化鉄(Ⅲ) Fe(OH)3 赤褐色の沈殿 [Fe(CN)6]4-と Fe2+、Fe3+の反応 (1) [Fe(CN)6]4-と Fe2+ 青白色沈殿 (2) [Fe(CN)6]4-と Fe3+ 濃青色沈殿 (紺青) [Fe(CN)6]3-と Fe2+、Fe3+の反応 (1) [Fe(CN)6]3-と Fe 2+ 濃青色沈殿 (ターンブル青) (2) [Fe(CN)6]3-と Fe 3+ 褐色溶液 SCN-とFe2+、Fe3+の反応 (1)SCN-と Fe2+ 変化なし (2)SCN-と Fe3+ 血赤色溶液 硫化水素(H2S)とFe2+,Fe3+ (1)硫化水素とFe2+ FeSの黒色沈殿 (中性または塩基性) (2)硫化水素とFe3+ 硫化水素はFe3+を還元し、 Fe2+にするので、FeSの 黒色沈殿が生成すると考え られる。 (一部はFe3+のままである ので、Fe2S3も考えられる) Feの反応
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