CAR,PXRのアミノ酸配列によるマルティプルアライメント CAR,PXRのアミノ酸配列による分子系統樹 Percent amino acid identity in the A/B domain of CAR and PXR Percent amino acid identity in CAR and PXR DBDs 短鎖散在性反復配列(SINE) • • • • • 100-400bp程度の短い反復配列 ポリメラーゼⅢスプリットプロモーターを持つ LINEの増幅機構に便乗して増えている 多くのSINEはtRNA由来である LINEよりも起源が新しいものが多い ポリメラーゼⅢ スプリット プロモーター AAAAAAA Vic-1のドットブロット ハイブリダイゼーション ラマ ビクーナ ラクダ ラクダ科に特有の SINE(Vic-1) CHR-2のドットブロット ハイブリダイゼーション ニホンシカ ウシ キリン カバ カバとクジラに共通のSINE(CHR-2)の発見 カバとクジラの共通の祖先において CHR-2が分化した 今までの分類学の修正 カバ(偶蹄目) クジラ(鯨目) 偶蹄鯨目の新設 長鎖散在性反復配列(LINE) • ゲノム中にほぼランダムに 分布している約6kbpの反 復配列 • ポリメラーゼⅡプロモーター を持ち、ゲノム上の遺伝子 と同様にRNAに転写される • このRNAは自身から翻訳さ れたタンパク質と会合して 核に戻る • この複合体はゲノムDNAに 切れ目を入れて、RNAは DNAに逆転写され、ゲノム DNA中に挿入される LINE ゲノムDNA 転写 LINEのRNA 核外に移行 LINE由来のタンパク質 核内に移行 逆転写されたDNA ゲノムDNAへの挿入 LINEの構造 • • • • ポリメラーゼⅡプロモーターを持つ タンパク質に翻訳される2つの領域を持つ 逆転写酵素(pol)をコードしている ポリAテールを持つ ポリメラーゼⅡ プロモーター ORF1 ORF2(pol) AAAAAA polyA tail LINEによる遺伝子重複 • 一部のLINE配列は3‘側が壊れている • そのためLINEの外側まで転写される • まれにLINEの外側の遺伝子までゲノム上にコピー される 3‘側が壊れている 別の遺伝子 LINE ここまでRNAに転写される 逆転写 コピーされたLINE 重複された遺伝子 別のゲノム領域に挿入される 大野のゲノム4倍化説 各動物のゲノムサイズの比較 各動物のHOX遺伝子群の比較 • カンブリア初紀の諸動物は共通するゲノ ムを持っていた • 脊椎動物のゲノムは、カンブリア紀の無顎 動物またはその直後に2回染色体重複を 起こして4倍体になった ヒト第6、9、1、19染色体上に見出される 相同遺伝子 第6染色体 第9染色体 コラーゲン COL11A2 COL5A1 ノッチホモログ NOTCH4 NOTCH1 ホメオボックス PBX2 PBX3 補体因子 C2,C4A,C4B C5,C8G テネイシン TNX HXB 熱ショック蛋白質 HSPA1,1L GRP78 原がん遺伝子 NTRK4 NTRK3 チロシンキナーゼ JAK2 トロポニン Fcレセプター 上流刺激因子 安藤ら(1997)より改変 第1染色体 第19染色体 COL11A1 NOTCH2 PBX1 NOTCH3 C3 TNR HSPA6,7 NTRK1,2 JAK1 TNNI1 FCGR1,3 USF1 HSPF1 TNN3 FCGRT USF2 Relationship between six chromosomal regions related to Hox gene cluster in the mouse genome 斬新的進化説と断続平衡説
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