かぜきんにまけるな おひさまがひっこり笑ったあたたかい日 野菜が大嫌いで、好き嫌いが多いたけし君 野菜なんか大嫌い。ぼくは、お菓子とケーキだけ食べていれば大丈夫だもーん」 たけし君がおうちに帰ろうと歩いていると、「ダ・ダ・ダ・ダッチ!ウィッチくんダッチ!!」 ウィッチくんが飛び出してきました。 「うわーウィッチくんだー」 びっくりするたけし君。 「たーけし君 遊ぶダッチー」 たけし君は急いで逃げます。 するとウィッチくんは、 「かぜきん たけし君を捕まえるダッチ!」 カゼ・カゼ・カゼ・カゼ。 逃げるたけし君をかぜきんたちは捕まえました。 捕まったたけしくんは元気がなくなって、へナヘナと倒れてしまいました。 「遊んでくれないからダッチ。 あれ! 誰かが飛んでくるダッチ」 ウイッチくんはいそいで草むらに隠れました。 「みどりの顔して栄養たっぷり ぼくの名前はぴーマン。たけしくん どうしたの! かぜきんがついて かぜをひいたんだね。急いでピーマンを食べて 元気な体になって!」 「えー。ピーマンなんて食べれない。」 「だめだめ ピーマンを食べないと元気な体になれないよ」 「わかった 食べてみる。もぐもぐ・・・」 「ぼくも がんばってかぜきんを引っ張るぞ! よいしょ よいしょ」 (みんなも応援しよう。よいしょ!よいしょ!) 「あれーとれないなー。おーい だれかー。あっ 誰かか飛んでくるよ。」 「太陽浴びた赤い顔 わたしはかわいいトマトマン。 わたしにまかせて。トマトを食べて元気になろうね」 「でも トマトなんて嫌い」 「ダメよー 何でも食べないと」 「わかった 食べてみる。もぐもぐ・・・」 「さあ かぜきんをひっぱるわよ。よいしょ よいしょ」 (みんなも応援しよう。よいしょ!よいしょ!) 「あれーとれないなー。おーい だれかー。あっ 誰かか飛んでくるよ。」 「てかてか光ったむらさきの 顔でどうものナスビマン。 ぼくも手伝うよ。ナスを食べて元気もりもり」 「でも ナスなんかいやだよ」 「そんなこと言わずに 食べてみようよ」 「わかった 食べてみる。もぐもぐ・・・」 「ガンバッテ カゼきんを引っ張るよ。よいしょ よいしょ」 (みんなも応援しよう。よいしょ!よいしょ!) 「あれーとれないなー。おーい だれかー。あっ 誰かか飛んでくるよ。」 「木の陰でひっそり生えた あっしがきのこマンでゴザンス。あっしも手伝うでゴザンス。 きのこを食べれば かぜきんなんかに負けないでゴザンス」 「でも きのこなんてまずいよ」 「かぜきんに負けないように 食べるでゴザンス」 「わかった 食べてみる。もぐもぐ・・・」 「いくでゴザンス かぜきんを引っ張るでゴザンス。 よいしょ よいしょ」 (みんなも応援しよう。よいしょ!よいしょ!) 「あれーとれないなー。おーい だれかー。あっ 誰かか走ってくるよ」 「泥の中からこんにちわ 穴あきマントのレンコンマン。ぼくも 手伝うぞ。 レンコンを食べればお腹すっきり元気になるよ」 「でも レンコンなんかおいしくない」 「そんなー 悲しいー 体に良いんだぞ」 「わかった 食べてみる。もぐもぐ・・・」 「それー!かぜきんを引っ張るぞ。よいしょ よいしょ」 (みんなも応援しよう。よいしょ!よいしょ!) ベジタブルファイブと、たけしくんの元気な体があれば、かぜきんなんかに負けないぞ。(よいしょ よい しょ よいしょ よいしょ) ポーン かぜきんは、遠い空の向こうに消えていきました。 元気が戻った たけしくん。 「ありがとう ベジタブルファイブ 野菜パワーのおかげだね」 「そうだよ。 これからは かぜきんなんかに負けないように ぼくたちを もっといっぱい食べてね」 たけしくんとベジタブルファイブが帰るのを見とどけたウィッチくん。 「ダ・ダ・ダ・ダッチ!今回は失敗ダッチ! でも好き嫌いの多い子は いつでも友達になろうダッチ! さよならダッチ バイダッチ!」
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