日産 ゴーン社長の組織改革 5班 高橋 田中 寺澤 楠本 由紀子 涼 忠正 美和 発表の流れ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. はじめに 企業概要 組織改革する前の問題点 クロス・ファンクショナル・チームの設立 日産リバイバルプラン 考察 展望 参考文献 1.はじめに • ケースに学ぶ経営学の第12章で取り上げて いる「組織の革新と再生」に興味をもった • 日産の社長にカルロス・ゴーンが就任してわ ずか2年で2兆1000億円の負債を返済したこ とに驚き、それが組織改革によるものだと知 り「日産の組織改革」を取り上げることにした 2.企業概要 会社名 日産自動車株式会社 取締役会長兼社長 カルロス・ゴーン 設立 1933年12月26日 売上高 8兆4,370億円(平成20年度) 資本金 6,058億1300万円 従業員数 30,718名(単独) 175,766名(連結) (2009年8月現在) 事業内容 自動車事業、フォークリフト事業、 マリーン事業 3.組織改革をする前の問題点 • リーダー的存在の欠如 • 部門間のつながりが断ち切られていた • 過剰な生産設備や雇用 経営不振 社員のモチベーションの低下 4.クロス・ファンクショナル・チームの設立 クロス・ファンクショナル・チーム 目的・・・さまざまな部門に存在する問 題を洗い出すこと リーダー ピラミッド型組織 リーダー ネットワーク型組織 4.クロス・ファンクショナル・チームの設立 クロス・ファンクショナル・チーム 情報収集 アイデアの 提案 改革案の作成 戦略を全社員に通達 ポイント 戦略を定量化可能なものに変換し、社員に通達すること オーナーシップを広めることができ、「責任転嫁」をしてしまう問 社員にも明確で、一人一人が実現可能な細分化された目標を 持つことができ、モチベーションアップを図ることができる 題の解決を図れる 5.日産リバイバルプラン 日産リバイバルプラン 必達目標 リストラ策 新商品の投入 ブランド力の強化 実行 過剰な生産設備や雇用の問題を解決 5.日産リバイバルプラン 必達目標 ・2001年3月31日までに売上の黒字化達成 ・2003年3月31日までに営業利益4.5%以 上達成 ・2003年3月31日までに有利子負債1兆40 00億円を7000億円に削減 5.日産リバイバルプラン リストラ策 ・2003年3月31日までに総労働力の14% に当たる、2万1000人を削減 ・2002年3月31日までに、村山工場を含む 車両組立工場3ヶ所と、パワートレイン工場 2ヶ所の閉鎖 ・ノンコア・ビジネス系列会社の株式や資産の 売却 5.日産リバイバルプラン 新商品の投入 ・北米・・・商品ラインアップを強化し、全く新しい 車種の追加 ・日本・・・ラインアップをスリム化し、協力モデ ルを投入 ・欧州・・・現在のラインアップからすべて一新 5.日産リバイバルプラン ブランド力の強化 ・チーフデザイナーとしていすゞ自動車から中村 史郎氏を招き、デザインをもっと魅力的に、一 貫性を持ったものに高めた 1982年 2002年 5.日産リバイバルプラン 結果 リストラ策 ・2002年までに2万1000人を削減 ・2001年に各工場閉鎖 生産能力を30%減らしたことにより、稼働率は53%から8 2%へ上昇 購買コスト20%削減 ・2000年に黒字化を達成 ・2002年に営業利益を4.5%上回る 6.考察 • ゴーンの改革が短期間で成功した理由は、 彼が推進した改革案と、社員の熱い思いが 相乗効果をもたらしたからだと私たちは思っ た • ゴーンの強力なリーダーシップと、社員一人 ひとりの利益への頑張りが、日産を動かした と考えられる 7.展望 • ある程度の売上高を確立したら、技術面にも コストを割くべき • 権限委譲をするべき 8.参考文献 • 日産自動車ホームページ http://www.nissan.co.jp/ • ドキュメント日産改革 起死回生 日本経済新聞社編/日本経済新聞社 • ケースに学ぶ経営学 東北大学経営学グループ著/有斐閣ブックス
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