コミュニティ・ビジネスの 5つのカベを乗り越えよう!

くらしを、地域を、
日本を変えるために、
チャレンジするコミュニティを
育てよう!
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
2020年の世界・日本は?
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中国のGDPは、日本よりいくら多い?
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日本の国民一人当たりGDPは何位?
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上げるには「女性・障碍者就業率」と「労働生産性」向上しかない!
日本の高齢者率は?
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社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
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支えるには、「介護しながら働き続けられる会社」にするしかない!
国債の残高は?
既存インフラの補修コストは?
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原油、鉄、レアメタルなどの価格は?
橋:15m以上が15万か所 施設:700㎢以上、3割が30年以上!
下水道:年5千か所陥没! 道路、ダム、住宅、上水、電力、鉄道、・・
消費税は、いくら必要?
→目先の対処に追われ、静かで大きな変化を見逃した!
これまで20年と、これから20年は違う!
日本の人口
計(万人)
1990年
2000年
15~64歳(A)
8278
1847
1647
1320
▲35%
8559
(生産人口)
75歳~
2030年
▲10%
+3%
2506
A÷B
2020年
12274 12607 12717 12273 11522
0~14歳
65歳~(B)
高齢者率
2010年
8128
1114
▲33%
7363
▲2%
6740
▲17%
1489
2200
2941
3589
3666
12.1%
17.5%
23.1%
+97%
29.2%
31.8%
+24%
5.5人
597
3.8人
899
2.7人
1422
2.0人
1873
1.8人
2265
+58%
+31%
+21%
日本の「100年に1度」はこれから!
2015年
2020年
・高齢者率27%!
全 ・医療・福祉の量・質不足蔓延
国 ・「団塊」が介護・年金対象に
・大学全入世代が就職
・高齢者率30%!
・医療・福祉の運営統合本格化
・GDP:インドに抜かれ4位?
→ 中国は日本の2倍に!
・資源価格の高騰続く
・首都圏・東海圏に人口集中
・財政健全化法による可視化
→ 公立病院の縮小・弱体化
地
・労働集約型現場の外国人
域
必須(農林水産漁業、組立、
食品加工、看護・介護etc.)
・定住外国人2世が就職齢期に
・医療・介護による自治体破綻
→ 救済合併へ
・中山間地の農畜林産業荒廃
→ 水源涵養林保全 緊急対策
・60年代製インフラ要補修期に
→ 年間数十兆円? 財源??
→ だからこそ戦略的投資が不可欠!
コミュニティ・ビジネス(CB)とは?
コミュニティによる、
コミュニティと社会のためのビジネス
(× コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのためのビジネス)
社会企業家(Social Entrepreneur:SE)とは?
社会の課題解決や理想実現に、事業を
通じて取り組み、成果を生んでいる人
・挑む課題や理想は何か?
・事業のビジネスモデルは?
(× もうからなさそうな社会っぽいテーマに、取り組んでいるだけの人)
ニーズの代弁者であると同時に、
実現プロセスのプロデューサー
最近、脚光を浴びているものとしては、
先輩ママによる病児保育(フローレンス)
 産後ママのための体操・相談(マドレボニータ)
 漫画家・作家志望者のための「平成のトキワ荘」、
「オール・ニート・ニッポン」(コトバノアトリエ)
 外国人のための不動産紹介(座游)
 女性がん患者のための格安かつら(ピア)
 バングラディシュの女性にカワイイ下着を(undo3)
 児童/搾取労働のないエシカル・ジュエリ(HASUNA)
 20人前後のミニイベントで地域活性化(オンパク)

→ 決して「他国に遅れて、21世紀に新登場!」ではない
80年代以降、すでにあったものとしては、
有機・減農薬野菜の共同購入や宅配事業
 365日・24時間の障碍者の自立生活支援
 障碍を持つ人たちが中心に働く店

焼きたてのパン屋
 クッキーの通販、居酒屋
 ワインの製造・販売


お母さんたちが設立・運営する店


お惣菜・お弁当の製造・販売・宅配
自然環境や歴史・文化を活用した事業

自然体験活動
→ 以前からあったのに、なぜ今、注目される?
CB/SEの意義と
社会の変化が重なってきた

地域間競争だった過疎が、「地域内資源再編」
が必要な段階にまで進んだ。
大型店舗に対抗できない(しない)商店街
 バブル後と並行した高速高齢化による市場期待低下


大手企業の雇用削減 → プレゼンスの低下
起業もSOHOも認められる存在に
 女性、若者、退職者にも、社会の担い手としての存在感


ニーズに、事業で取り組む団体が増えてきた。
障碍者の力を活かした事例
 ココファーム(栃木県足利市)
 30度以上の斜面にブドウ畑を耕し、
沖縄サミットのオープニングを飾る
スパークリング・ワインも
 スワンベーカリー(東京を中心に約30店舗)
 パン生地をチルド輸送し、各店舗で焼きたてに
 ぱれっと(東京都・恵比寿周辺)
 クッキー、居酒屋など
実はこれもCB/SE
 有機農業運動系の団体・生活協同組合
 グリーンコープは産地見学を年間350回以上!
 生活クラブは「国連設立50周年記念賞」受賞!
 「安全な牛乳を飲ませたい」と願った母親たちが創業
 大地を守る会は生産者2500、消費者9万世帯!

90年には計100万世帯加入→3000億円市場!
 地産地消、フェアトレード
 シングルマザー/子育てひと段落ママの
就業支援

女性の就業率+生産性を上げないと、GDPも上がらない!
チャレンジが増えると、
ブラザーの顧客(市場)は拡大する!
(増えないと、顧客も市場も拡大しない!!)
 「儲かる仕事」だけでなく、「求められる
活動」も、パソコンや事務機器を必要と
し、購入している!
 高齢者も、主婦も、障碍者も、このまま
放置すれば、サービスを受けるだけ
→ 起業・就業すれば、経済の担い手に!
女性の家HELP など15団体(東京)
 家庭内暴力(DV)被害者のための避難所
(シェルター)を提供。
 ヒューレット・パッカードとマイクロソフトが、
PCとソフトを提供し、同社のボランティアが
履歴書づくりや表計算などのスキルを指導。
 エイボンの販売員が、余ったサンプルを
持参して、化粧法を指導。
 モルガン・スタンレーの女性社員が、中古の
衣類を寄付し、模擬面接を実施。

詳しくは「NPOマネジメント」第38号参照
チャレンジは、
群生してこそ加速する
少数を丁寧に育ててもダメ!
お互いの成長、失敗、気持ちが、
姿勢、連携を加速する
→ プロジェクトを育てるのではなく
コミュニティを育てる!