説明の骨子

TAのための
図書館情報探索法講習会
2014年度前期
©2014名古屋大学附属図書館
1
TAのための
図書館情報探索法講習会
1.本講習会の目的
2. 「図書館利用説明会」指導のポイント
1.
2.
3.
4.
図書館を使う
図書・雑誌をさがす(OPAC)
資料を見つける・手に入れる
困ったときは
3.基礎セミナー期間中の指導
4.図書館資料探索ツアー
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1. 本講習会の目的
なぜ図書館を使えるようになってほしいのか
図書館は何をサポートするのか
TAの皆さんに指導してほしいこと
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1 .本講習会の目的
まず最初に・・・
みなさんが入学された時・・・
• 図書館を始めて使ったのはいつですか?
• 大学図書館の印象は?
• 今、図書館をどう利用していますか?
• どのようにして使えるようになりましたか?
• もし、図書館が使えなかったら、どうなってい
ましたか?
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1.1 なぜ図書館を使えるように
なってほしいのか
基礎セミナー
「多面的な知的トレーニングによって、コモンベーシックとしての読
み、書き、話す能力のかん養を図るとともに、真理探究の方法と
面白さを学び、大学生に必要な自立的学習能力を育成するため
の授業」 (全学教育科目シラバスより)
「名古屋大学附属図書館情報リテラシー基準」
情報リテラシーは、情報が必要なときにそれを認識し、
計画的に情報を収集、評価、整理、管理し、情報を活用
して効果的に発信することができる能力である。
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名古屋大学附属図書館情報リテラシー基準
情報ニーズ・
課題を認識
する
情報の適切・
効率的な探索
を計画する
情報を創造的
に活用し、
発信する
自立的
=
学習能力
情報リテラシーを
身につけた人の
行動プロセス
情報を適切・
効率的に
入手する
知識体系を
再構築する
収集した情報
を評価・分析
し、整理・組
織する
1.2 図書館は何をサポートするのか
・知識の再構築
・情報の利用
・情報の発信
学術資源
学習環境
・館内利用
・OPACの使い方
・図書の探し方
・情報の探索
・情報の入手
・情報の評価
サポートスタッフ
によるミニ講座
オーダーメイド
講習会
TAによる図書館
利用説明会
TAによる
セミナー期間中の指導
サポートデスク(平日 15:00-19:00)
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1.3 「図書館利用説明会」の実施
• モデルコース
標準コースを基本に、時間配分・組み合わせは担当教
員と相談
コース
内容
1【標準】
(60分)図書館資料探索ツアー(体験型)
2【検索重視型】
(30分)図書・雑誌を探す
OPAC検索の基本
【オプション】
オプション(各10〜30分)
•参考文献の見方・書き方/情報利用のルール
•論文の検索/新聞記事の検索・利用/電子書籍の利用
•分館・学部図書室案内
(30分)中央図書館ガイドツアー
(案内型)
• 大幸・鶴舞キャンパスの方へ
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1.3 「図書館利用説明会」の報告
• 方法:「実施報告フォーム」に入力、送信
• 期間:概ね7月頃まで
• 報告内容
– 説明会実施の有無 有の場合:日時 無の場合:
理由
– 実施内容(選択式)
– 実施した感想など
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TAのための
学術文献情報探索アシストページ
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/literacy/ta.html
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1 .3 本講習会の目的
「図書館利用説明会」指導のポイント
• 図書館でできること
• ルール、マナー、情報探索スキル
→教える側として再確認
• サポート窓口(カウンター、講習会 etc.)
→困ったときに思い出せるようPR
基礎セミナー期間中の指導のポイント
• 情報の探索・選択・評価
TA自身のスキルアップ
• 教える技術
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2. 「図書館利用説明会」
指導のポイント
1.
2.
3.
4.
図書館を使う
図書・雑誌をさがす(OPAC)
資料を見つける・手に入れる
困ったときは
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2.1 図書館を使う
名古屋大学附属図書館の概要
★指導のポイント:図書館は中央図書館だけではない
• 20以上の図書館・図書室
• 医学部分館(鶴舞)、保健学図書室(大幸)
• 学部・学科・センター等の図書室
• 名大全体で約320万冊の図書。中央図書館に120万冊
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※東山キャンパスマップ:「中央図書館利用案内」裏表紙
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2.1 図書館を使う
図書館は・・・
• 本を借りるところ?
–
–
–
–
–
–
学習スペース
グループ学習、プレゼン
調べもの、学習相談
PC利用、印刷
雑誌(学術論文)
電子資料:図書館外か
らも使える
– etc.
※入館・貸出には学生証が
必要
★指導のポイント:
高校の図書室と大学図書館の違
い
• 本を読む、借りるだけではない
• 「調べ学習」から一歩進んだ自
立的な学習の場
• 学術雑誌(論文)が重要
※中央図書館の配置、設備は
• 「中央図書館利用案内」フロアマップ
• 「図書館資料探索ツアー(体験型) 」
(配布資料)
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2.1 図書館を使う:ルールとマナー
図書館を使う前に・・・
• 借りた図書の期限を守る
• 図書・雑誌、備品・機器を大切
に扱う
• 館内では静かに
– ラーニング・コモンズ(2F)ラー
ニングポッド(3F)では、学習
のための会話可
– 指定場所以外での携帯電話の
通話不可
• 飲食物(食物、蓋のできない飲
物)の持込み、喫煙は厳禁
• コピーをとるときは著作権法の
範囲内で
★指導のポイント:
●大学の財産を守る
●他の人への配慮
• 図書館の資料・施設・設備は大
学の財産。後の時代に残す責
任がある
• ラーニング・コモンズ(2F)とラー
ニングポッド(3F)では、学習の
ための会話はできるが、大声・
学習以外の会話は不可
• 飲食ルール:ただのマナーでは
なく、資料・施設を守るため
• 他の人にとっても快適な空間を
保つ
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2.2 図書・雑誌をさがす
名古屋大学の所蔵
– あるかどうか
– どこにあるか を調べる
OPAC
=Online Public
Access Catalog
★指導のポイント:
• 図書の所在はGoogleでは調べ
られない!
• いつでも、自宅やサテラボ、ス
マホから検索できる
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2.2 図書・雑誌をさがす
図書の場合
小笠原喜康 『大学生のためのレポート・論文術 新版』
(1)
(2)
(3)
講談社現代新書;2021 (講談社 2009)
(4)
(5)
(6)
赤字の部分がキーワード検索に使える
シラバスでは
(1)図書の著者・編者
書名以外は
(2)書名
省略されることも!
(3)版表示
(4)シリーズに関する情報 ★指導のポイント:
• キーワード欄に「出版年」は
(5)出版者
入れられない
(6)出版年
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2.2 図書・雑誌をさがす
雑誌(論文)の場合
岡田努. 現代青年の友人関係と自尊感情の関連について.
(1)
(2)
パーソナリティ研究. 2011.7, 20(1), p. 11-20.
(3)
(4)
(5)
(6)
赤字の部分が検索に使える
(1)論文著者名
(2)論文標題●
(3)掲載誌名●
(4)掲載誌の発行年月
(5)巻号■
(6)ページ数■
図書との違いを見分けるポイント
●タイトルが2種類
■巻号やページ数の情報
★指導のポイント:
• 論文とはどんなものかを見せる
• 図書との見分けがつくか確認
• キーワードに使えるのは掲載誌名のみ
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OPAC
2.2 図書・雑誌をさがす
所蔵館などの指定
日本語 常識
2語以上で検索するときは
間にスペース
タイトルをクリックして
詳しい情報をみる
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2.2 図書・雑誌をさがす
図書情報の見かた
☟名大に同じ図書が2冊あり、うち1冊が中央館にある
【配置場所】
・おおまかな場所
(「中央○○」=中央館)
・クリックすると地図表示
図書の出版情報
【請求記号】
・図書の「並び順」と
「分類=図書のテーマ」
・図書には背ラベルで表示
★指導のポイント:
• 図書の数は膨大。いろいろな場所に分
かれて並んでいる
• 「配置場所」と「請求記号」の両方をメモ
しないと見つけられない
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2.2 図書・雑誌をさがす
図書の並び方
• 請求記号順
– 分類番号 → 著者記号 の順
• 内容によって配置場所が異なる
– 学習用:3階 / 研究用:1・4階 / 参考:2階
700
分類番号

著者記号

巻数や書架
などの情報
配置場所

800
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近くに並んでいる図書
=テーマが近い図書
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2.2 図書・雑誌をさがす
日本十進分類法
410 数学
420 物理学
0:総記
430 化学
1:哲学
・・・
2:歴史
460 生物科学. 一般生物学
3:社会科学
461 理論生物学
4:自然科学
462 生物誌
5:技術・工学・工業
463 細胞学
6:産業
464 生化学
7:芸術
464.1 分子生物学
464.2 蛋白質
8:言語
464.26 コラーゲン
9:文学
464.27 核酸:RNA, DNA
★指導のポイント:
・・・
• 受講生にはこの図は見せなくてよいが、
470 植物学
• 番号が近いとテーマが近い
480 動物学
• 桁数が増えるほど細かい分類になる
490 医学. 薬学
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ことを、実際の書架で見せる
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2.2 図書・雑誌をさがす
雑誌情報の見かた
☟同じ雑誌を持っている図書室が2ヶ所あり、うち1ヶ所が中央館
必ず確認!
★指導のポイント:
• 雑誌名の下の情報
は、雑誌の創刊/終
刊など出版情報。こ
の年代すべてあると
は限らない
• 実際の所蔵巻号は、
配置場所の下にある
(年)巻号で確認
【(年)巻号】
・実際に図書館にある巻号 ※自分の欲しい巻号がないこともある!
・「+」  その雑誌は継続して購読中
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2.2 図書・雑誌をさがす
★指導のポイント:
雑誌の並び方
• 和:五十音
洋:アルファベット順
• 内容・発行年によって
配置場所が異なる
• 中央館の雑誌には請求記号がな
い。タイトル順に並んでいる
• 新着雑誌:ソフトカバー、3階に展
示
• おおむね昨年以前の号:表紙を
つけてB1に
• タイトル順→年代順→各号目次
→論文 を実際にめくって見せる
– 新着雑誌:3階
– バックナンバー:地下1階
保存のため数冊をまとめ
て製本
同じ雑誌の中では
発行年順に並んでいる
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と
な
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2.3 資料を見つける、手に入れる
資料入手の流れ
あり
• 名大
借りる
コピーする ★指導のポイント:
なし
• 国内の他機関
取り寄せる
– 国内の大学
あり
訪問する
– 公共図書館
– 国立国会図書館
なし
• 海外の機関
あり
• 見つからなくてもあきらめ
ない
• 本当にないか確認
• 他機関の図書・雑誌も
オンラインで検索できる
CiNii Books, NDL OPAC
• 他の機関にあれば取り
寄せ・訪問もできる
取り寄せる
探し方、申込方法などわからないことは図書館に相談
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2.3 資料を見つける、手に入れる
いま借りている図書の確認・更新
→OPACの画面上で
利用状況の確認
→ 貸出一覧
貸出館、返却期限日を確認
OPAC左メニュー
ログイン
(名大ID・
Password)
更新したい図書にチェック
→
※一部更新できない図書室があります
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2.3 資料を見つける、手に入れる
コピーの際の注意
• 著作物は著作権者に無断で複製できない
• 図書館での利用には例外規定があり、以下の範囲内で複写がで
きる(著作権法第31条1項)
図書館等の利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、公表され
た著作物の一部分(発行後相当期間を経過した定期刊行物に掲載された個々
の著作物にあっては、その全部)の複製物を一人につき一部提供する場合
図書館でのルール
★指導のポイント:
調査研究の目的
一人につき一部
全体の半分を超えない
雑誌掲載論文は次の号が出てから
申込用紙に記入する
• 図書や論文を書いた人を尊重
するためのルール
• 雑誌・新聞の最新号はコピーで
きない→今日の新聞は不可
• 個人のノート、授業のレジュメ
等は館内ではコピーできない
※館内のコピー機は図書館資料のコピー専用※
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2.3 資料を見つける、手に入れる
訪問利用
★指導のポイント:
– 学生証をもって
訪問先の規則・マナーを守る
– 紹介状が必要な場合あり
(相互利用カウンター)
事前照会が必要な場合もあり、日数
に余裕をもって
コピーもしくは図書の取寄せ(ILL)
– 所属の学部等図書室または中央
館で申込
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• 取寄せできることはあま
り知られていない
• 国内の大学等からの取
寄せは
 コピーの全額
図書現物の片道分
を図書館で負担
• 訪問の手続、コピーや現
物の取寄せには時間が
かかる。レポート締切ぎり
ぎりではなく、1週間以上
の余裕をもって
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2.4 困ったときは
• デスクに相談
★指導のポイント:
– サービスデスク
•
•
•
図書館の利用全般
施設利用申込
資料探索、入手の相談
– サポートデスク
•
•
•
院生スタッフに相談
PCの使い方、トラブル
レポート・論文執筆
– 所属学部・学科等の図書室
• 利用案内、「ガイドシート」
• ガイダンス・講習会
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• 館内を案内しながら、カウ
ンターの場所と相談時間
を紹介する
• 細かい説明は省き、「困っ
たときは相談できる」こと
を強調
• 講習会やイベント情報は
ゲート前とデスク横の掲
示版、サポートデスクで
お知らせ。ウェブサイトや
ポータルでも。
29
3.基礎セミナー期間中の指導
1.
2.
3.
4.
5.
資料を探す前に
キーワードを考える
図書の選び方・読み方
論文・記事を探す
検索結果の見直し
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31
3. 1 いつ資料が必要か?
論文作成のどのステージで資料が必要となるか?
–課題が与えられた段階
–テーマを絞り込む段階
–論証する段階
課題が与え
られた!
1
stage
stage
3
概要を
知る
stage
4
考察を
深める
stage
根拠資料
を収集
5
序章の作成
論文要旨の作成
論証の作成
先行研究の調査
論文主題の作成
基本知識
を得る
2
stage
論文完成!
3. 2 いつどの資料が必要か?
ステップ
資料
基本知識を得る
web・新聞・事典
概要を知る
概説書・入門書
主題を設定・考察する
根拠となる情報を得る
専門書・研究論文
統計・データ etc.
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★指導のポイント:
(よくあるパターン)
• Wikipediaだけでわ
かったつもりになる
• いきなりこまかい
キーワードで検索
• 図書がヒットしない
• 論文が見つかるが
難しすぎる
• 概要を知らないま
ま専門書を見る
↓
まず入門・概説書を
すすめる
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3.2 主題を設定する
関連することばを書き出す
疑問文を考える
切り口・視点・時代・対象・方法で絞り込む
交通事故
レ アメ タ ル
資源
犯罪
詐欺
★指導のポイント:
絵文字
健康
携帯電話
ケータ イ 文化
小説
電磁波
通信技術
サービ ス
高齢者
世代
電気工学
GPS
子ど も
若者
• レポートで扱える程
度の大きさまでテー
マを絞り込む
• うまく調べられなけ
れば、途中で方針を
修正する
ネッ ト ワーク
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3.3 キーワードを工夫する
資料を探す(検索する)ときの「キーワード」
̶ 検索に使えることばをできるだけ多く考えておく
̶ 上位概念・下位概念、同義語・関連語、異表記
̶ ことばの組み合わせ・絞込み
★指導のポイント:
技術
社会心理学
電気工学
コミュニケーション
通信
携帯,ケータイ,
モバイル端末
携帯電話
スマートフォン
iPhone
Android
cell(uler) phone,
mobile phone
従来型携帯電話
• OPACや論文データ
ベースは、Googleの
ように同義語を自動
的に検索はしない
• 自分でいろいろなこ
とばを入れて試す
• 検索結果からことば
を見つける
ガラケー
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35
3.4 図書を選んで読む
図書を評価する目的
– レポートの参考資料には、信頼
できる情報が必要
– 自分のテーマ・ステップに適して
いる図書か
目的に応じた読み方
★指導のポイント:
• 最初に見た本に固執せ
ず、いろいろ比較する
• 図書館で周りにある図
書も見てみる
• 見た目が古い=「よく使
われている定番」かも
• 見つけた本のどこがい
いと思ったかをチェック
• 批判的に読む
– 概要を把握するためにさらっと
読む「斜め読み」
– 調査のための手がかりを探す
「スキャニング」
– 批判的にじっくり読む「クリティカル・リーディング」
36
3.4 図書を選んで読む
評価のポイント
奥付
• 出版年:なるべく新しいものを選ぶ
• 著者:その分野の研究者か
• 版:改版を重ねている
序文
• 目的や対象を確認
目次
• 概略をつかむ
• 必要なトピックを探す
索引
• 必要なトピックを探す
• 用語の確認(次の手がかりに)
参考文献
その他
• 次に読むべき文献、基本的な文献がわかる
• 多くの人が引用している
• よく使われている
3.5 論文・記事を探す
• データベース
– 日本語論文・海外論文
– 専門分野
– 新聞記事
– ・・・
★指導のポイント:
• 必要があれば論文検索を紹介
• トピックが絞られている
• 図書があまりヒットしないテー
マ など
• 必要になったら
データベースリスト
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3.5 論文・記事を探す
• CiNii Articles(サイニィ アーティクルズ)
日本語論文を探す
– 本文が読める論文あり(一部学内のみ)
– 検索は自宅からでも無料
★指導のポイント:
• 検索結果の見方に注意
• Googleと異なり、適合度順
には表示されない
• 本文のPDFがないものは、
印刷版の雑誌を探す
• 最初の検索結果にこだわら
ず何度も検索してみる
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3.5 論文・記事を探す
• 新聞記事
– 最新のトピックを見つける
– 解説記事を読む
– データベース (学内限定)
• 聞蔵(朝日)【同時アクセス2】
• 中日新聞・東京新聞 【同時アクセス1】
• 日経テレコン21(日経)
【同時アクセス2】
• 毎索(毎日)【同時アクセス1】
• ヨミダス歴史館(読売)【同時アクセス1】
★指導のポイント:
• 学術的なトピックの一
般向け解説記事
:理論・技術の応用/
社会・経済への影響
• 時事的なテーマに有
効
• 同時アクセス制限:
全員同時には使えな
い。なるべく短時間で
/必ずログアウト
参考:図書館活用ガイド>ガイドシート>新聞記事・所蔵をさがす
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/gsheets/5-1-newspaper.pdf
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3.5 検索結果の見直し
OPAC、論文検索等で…
検索結果が出ない・少ない
• キーワードが細かすぎる
• スペルミス・表記の違い
• いろいろ入力しすぎ
検索結果が多すぎる
• キーワードが大まかすぎる
• 一般的なことばを入れた
★指導のポイント:
• 検索の操作だけでなく、うまく結
果が出ているか見て回る
• 「ヒットしない=ない」ではない。
あきらめずに何度も検索
• より一般的な(広義の)キー
ワードで検索
• OR検索
• ヘルプ・入力例を確認
• より具体的な(狭義の)キー
ワードで検索
• キーワードを追加
• 限定して検索(年代等)
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3.6 論文を選んで読む
評価のポイント
書誌情報
抄録
• 出版年:新しいもの (例外:古典・基本)
• 雑誌・著者:研究分野内での評価
• 内容の概略をつかむ
キーワード
• 必要なトピックを探す
• 用語の確認(次の手がかりに)
参考文献
• 参考文献がない → 学術論文ではない
• 次に読むべき文献を探す
引用関係
• 多くの人が言及・引用している
内容
• 論理性、中立性、多様性、科学的根拠
• テーマの注目度、切り口の独自性
講習会のご案内
• 新入生向け(宣伝してください!)
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教材のご案内
• ガイドシート
• e-learning
http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/
support/e_learning.html
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4. 図書館資料探索ツアー
• 新入生に実施するツアー(標準コース)
体験しながら実習ポイントを紹介
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