乳 加藤洋平 下村和也 松尾圭加 雪印乳業 明治乳業 森永乳業 固定資産回転率 5.5 5 森永 明治 雪印 4.5 4 3.5 3 平成8年 平成9年 平成10年 棚卸資産回転率 20 20 18 18 森永 明治 雪印 16 16 14 12 14 10 平成8年 平成9年 平成10年 12 10 平成8年 平成9年 平成10年 森永 明治 雪印 売上債権回転日数 46 45 森永 明治 雪印 44 43 42 平成8年 平成9年 平成10年 買入債務回転日数 50 45 森永 明治 雪印 40 35 30 平成8年 平成9年 平成10年 売上債権対買入債務比率 130 120 森永 明治 雪印 110 100 90 80 平成8年 平成9年 平成10年 売上高売上総利益率 34 32 30 28 26 24 22 20 森永 明治 雪印 平成8年 平成9年 平成10年 売上高営業利益率 2.5 2 森永 明治 雪印 1.5 1 0.5 0 平成8年 平成9年 平成10年 三社の比較 160% 140% 120% 100% 80% 60% 40% 20% 0% 森永 明治 雪印 固 定 資 産 回 転 率 棚 卸 資 産 回 転 率 売 上 債 権 回 転 日 数 買 入 債 務 回 転 日 数 売 上 債 権 比 対 率 買 入 債 務 売上高利益率の比較 120% 100% 80% 森永 明治 雪印 60% 40% 20% 0% 売 上 高 総 利 益 率 売 上 高 営 業 利 益 率 売 上 高 経 常 利 益 率 売 上 高 当 期 純 利 益 率 売上高経常利益率 売上高と経常利益の比率で、会社の実力 をあらわす重要な指標です。 経常利益は、営業利益に営業外収益を加 え営業外費用を控除したもので、会社が通 常の状態であげた利益です。 売上高経常利益率 2.50% 2.00% 1.50% 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 1.00% 平成10年 0.00% 平成9年 0.50% 平成8年 売上高経常利益率= 経常利益/売上高× 100 全業種の平均:3.0 1% 10%以上あれば優良 会社といえる。 売上高当期純利益 売上高当期純利益とは売上高と当期純利 益との比率です。当期純利益は経常利益 に特別損益を加 減算し、法人税住民税を 控除したものであり、特別損益がなければ、 当期純利益率は法人税住民税に大きく影 響される。 全業種の平均は0.96% 売上高当期純利益率 0.70% 0.60% 0.50% 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 0.40% 0.30% 0.20% 0.00% 平成10年 0.10% 平成9年 売上高当期純利益率 =当期純利益/売上 高×100 平成8年 売上高償却前利益率 営業利益段階での資金収支差額をみるも のです。赤字の状態であっても売上高償 却前利益率がマイナスにならなければ、営 業損益段階での資金ショートの心配はあり ません。つまり、売上高営業利益率がマイ ナスであっても売上高償却前利益率がプ ラスを確保しているなら、ひとまず安心とい えます。このように売上高営業利益率と比 較することが有効です。 売上高償却前利益率 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 平成10年 4.50% 4.00% 3.50% 3.00% 2.50% 2.00% 1.50% 1.00% 0.50% 0.00% 平成9年 売上高償却前利益率 =営業利益+減価償 却実施額/売上高× 100 平成8年 売上高利払後事業利益率 利払後事業利益とは営業利益に受取利息 配当金を加え支払利息割引料を引いたも のです。見方を変えれば経常利益から金 融項目以外の営業外損益を除いたもので す。この比率と売上高経常利益率が離れ ていれば金利以外の要素が多いことにな る。全業種の平均は3.07%、売上高経 常利益率の平均は3.01%です。 売上高利払後事業利益率 2.50% 2.00% 1.50% 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 1.00% 0.00% 平成10年 0.50% 平成9年 売上高利払後経常利 益率=営業利益+受 取利息+受取配当金 -支払利息割引料/ 売上高×100 平成8年 売上高販売費一般管理費 販売費には広告宣伝費のように営業政策 によって決められる費用(政策費)や、販売 運賃のように売上高に比例して発生する 費用(変動費あるいは比例費)があります。 一般管理費の多くは売上高の増減に関係 なく 一定額発生する費用(固定費)です。 販売費一般管理費全体の増加率が売上 高の増加率を上回る状況が続くようですと 利益率が低下して弱ってきている証拠であ り要注意です。 売上高販売費一般管理費比率 30.00% 25.00% 20.00% 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 15.00% 10.00% 0.00% 平成10年 5.00% 平成9年 売上高販売費一般管 理費比率=販売費一 般管理費/売上高× 100 平成8年 売上高純金利負担 売上高に対する主要費目を見る場合経営 の3要素である人件費・減価償却費・金利 をみることが一般的に行われています。金 利負担をみる場合、支払利息割引料から 受取利息・受取配当金を差し引いた実質 的資金調達コストとしての純金利負担が適 当です。 売上高純金利負担率 平成10年 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 平成9年 0.16% 0.14% 0.12% 0.10% 0.08% 0.06% 0.04% 0.02% 0.00% -0.02% -0.04% 平成8年 売上高純金利負担率 =支払利息割引料ー 受取利息ー受取配当 金/売上高×100 平均:0.58% 金利水準にもよります が一般的には1%が 目標で、3%を超える と注意が必要です。 売上高人件費比率 人件費の経営に対する負担をみるもので す。業種によるバラツキが大きく、人手の かかる陸運や通信では高く、石油や商業 では低くなっています。 売上高人件費比率 平成10年 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 平成9年 9.00% 8.00% 7.00% 6.00% 5.00% 4.00% 3.00% 2.00% 1.00% 0.00% 平成8年 売上高人件費比率= 人件費/売上高×1 00 陸運:35.1% 通信:23.6% 石油:2.41% 商業:1.64% 全業種平均:9.89% 売上高減価償却費比率 製造費用、販売費一般管理費に 含まれて いる有形・無形固定資産の減価償却費の 経営に対する負担をみるものです。公益事 業という性格から安定した売上高をっ確保 できる電力やガスのような業種は別として、 10%を超える会社は健全とはいえません。 売上高減価償却費比率 2.50% 2.00% 1.50% 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 1.00% 平成10年 0.00% 平成9年 0.50% 平成8年 売上高減価償却費比 率=減価償却実施額 /売上高×100 通信:22.59% 電力:19.31% ガス:11.16% 全業種平均:4.00% 一人あたり売上高 ー従業員の働き具合、営業活動を評価ー 売上高は、経営活動の基本であり、利益 の源泉なので、一人あたりの売上高をしら べ、同業他社や過去実績と比較することに より 1、人の働き 2、営業効率 を評価できる!! 一人あたり売上高=売上高÷従業員数 12000 10000 8000 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 6000 4000 平成10年 平成9年 0 平成8年 2000 いくら売上が多くても 利益を確保できなけ ればはじまらないので, 一人あたり当期純利 益を見ることが重 要! 一人あたりの当期純利益 ー経営活動の最終結果を表す指標のひとつー 経営活動の最終結果を表す指標のひとつ 処分可能な利益を表す 全業種の平均は、82.32万円 経常利益と当期純利益の割合が2:1が理想 一人あたりの当期純利益=当期純利益÷従業員数 平成10年 平成9年 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 平成8年 8000 7000 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 一人あたり指標は、 会社の規模に関係な く利用できるというメ リットはあるが、同時 に人の質の評価は数 字では出来ないと言う ことに注意しなければ ならない! 一人あたり人件費 従業員を雇用するのにかかる費用 全業種の平均は850.65万円 個人の能力に違い、年齢の違い、勤務体系の違 い、職種の違い、地域の違いなどによって給与 が異なるため、金額は比較できてもその優越を 判断するのは容易ではない・・ 一人あたりの人件費を比較する場合は、同時に、 平均年齢を比較する必要がある 従業員の平均年齢 従業員の平均年齢が40歳台担ったら、組織が 硬直化し会社の活力が落ちてないか注意が必要 44 43 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 42 41 40 平成8年 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 42.4 42.8 41.2 平成9年 平成10年 42.3 43.4 41.3 43.4 43.6 41.2 一人あたり人件費=人件費÷従業員(万円) 人件費とは、 1、販売費・一般管理 費の中の人件費 2、製造原価の中の 労務費 3、賃金給与諸手当 4、退職給与引当金 繰額 などの合計。 1000 800 600 400 200 0 平成8 年 雪印乳業 890.57 森永乳業 817.97 明治乳業 784.78 平成9 年 909.46 841.01 839.75 平成1 0年 945.22 852.78 823.27 売上高伸び率 ー会社の成長性が分かるー 会社の成長性は、会社の売上伸び率を、 1、過去の実績 2、業種平均 3、全業種平均 4、国の経済成長率 を比較することです。 会社も成熟期までは売上高や利益は伸び るが、会社の規模が大きくなると、高い成 長率が望めなくなり、成熟期に移行する。 売上高伸び率(%)= (当年度売上高―前年度売上高)×100 前年度売上高 (全業種平均はー0.59%) 10 8 6 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 4 2 0 -2 平成8年 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 -0.33 2.66 4.21 平成9年 平成10年 5 7.77 5.64 2.68 -0.39 7.18 経常利益伸び率 ー会社の力の消長がわかるー 経常利益は会社の実力を表す利益 伸び率が増えれば会社の力が強くなって ることです。 経常利益が伸びてれば売上高も伸びてい るが、売上高が伸びているからと言って経 常利益が伸びている保証はない・・ 経常利益伸び率(%)= (当年度経常利益―前年度経常利益)×100 前年度経常利益 (全業種平均はー5.21%) 10 0 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 -10 -20 -30 -40 平成8年 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 -30.33 -5.11 -23.2 平成9年 平成10年 -4.57 2.05 3.98 -6.87 0.45 -1.04 当期純利益伸び率 ー処分可能な利益が伸びてるかどうかー 前年度の当期純利益に対する今年度の当 期純利益の増加学の割合で、処分可能利 益の変動を表す。 経常利益伸び率と比較する必要あり。 当期純利益伸び率(%)= (当年度当期純利益―前年度当期純利益)×100 前年度当期純利益 (全業種平均は -30.58%) 20 10 0 -10 -20 -30 -40 -50 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 平成8年 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 -44.12 -0.23 -28.35 平成9年 平成10年 -6.33 7.82 -9.97 -23.97 -9.92 -2.25 一株あたり純資産 純資産を尺度とする株式 の評価基準 純資産は株主が払い込 んだ資本と会社が留保し てきた利益だから、1株あ たり純資産は、含み損益 は反映していないものの、 株式の価値を表している。 1株あたり純資産の減少 は赤字を表している。 資本金 資本準備金 自己資本 資払株 本い主 込が ん だ 利益準備金 利留会 その他の 益 保 社 しが 余剰金 た 1株あたり純資産=自己資本÷期末発行済株式数 (円) 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 雪印乳業 森永乳業 明治乳業 平成8年 平成9年 平成10年 1株あたり純利益 利益を尺度とする株式の評価基準 全業種平均は14.14円だが、全業種平 均との比較、業種平均との比較にはあまり 意味がない・・ 一株あたり純利益 =当期純利益÷期中平均発行済株式(円) 平成10年 平成9年 雪印乳 業 森永乳 業 明治乳 業 平成8年 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 3社とも利益率は 下がってきている 損益分岐点 売上高と費用が同額で、損益ゼロの状態、損益 の分かれ目ある採算点のこと。 利益をあげるために必要な売上高の水準が分 かる。 現在の売上高と比べることで経営の安全性、不 況に対する抵抗力を見ることができる。 すべての費用を変動費と固定費に分解する 変動費・・商品、原材料費、外注加工費、販売運賃、など 固定費・・原価償却費、賃貸料、人件費、支払利息、など 損益分岐点の仕組み 損益分岐点 売上高線 総費用線 利益 変動費 損 失 (固定費+変動費) 固定費線 固定費 損益分岐点売上高 売上(操業度) 損益分岐点分析 具体的に雪印、森永、明治の 3社の損益分岐点をみてみよう!! (平成10年度)
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