PowerPoint プレゼンテーション

第8章 インターネット
インターネットは全世界のネットワークを相互に接続した
巨大なコンピュータネットワークである.インターネットは知
識の宝庫であり,膨大な情報源をもち,行政や教育の分野
はもちろん,ビジネスやショッピングなど日常の中にも浸透
し,郵便・新聞・テレビなどを超え,新しいメディアとしての地
位を築きつつある.インターネットは人類生活に欠かせない
電気や水道のようにごく当たり前の存在となる.
インターネットの大きな特徴は,国境を意識することなく
情報の交換が行われ,世界中の出来事はさまざまなルート
で,リアルタイムで世界中に飛び交っている.こうした新しい
特徴は, 21世紀の生活や文化に大きな変化をもたらす.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
8.1 internet と Internet
インターネット(internet またはInternet)とは何か?
internet とは,inter (間・相互の意味) + net (ネットワーク)
のことで,ネットワークやLAN を相互間に接続したもの,と
いうイメージになる.即ち,ネットワークとネットワークをつな
いだネットワークである.
Internet は,米国で作られたARPAnetとして始まり,
TCP/IPというプロトコルによるホームページや電子メールな
どのサービスを提供し,今使われているいわゆるインター
ネットのことである.英語でthe Internet と書くべきである.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
インターネットの歴史
インターネットの起源は,1969年に米国国防総省の高
等研究計画のARPAnetであるといわれている.1986年
にARPAnetで培った技術により大学や研究所のサーバ
を相互に接続しながら徐々に,全米科学財団ネットワー
クNSFnetの運営が開始された.1990年代中頃から次第
に商用利用されるようになり,現在のインターネットに
至った.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
インターネットの歴史
■1984年にインターネットが日本に上陸した.当時東京工
業大学,東京大学,慶応義塾大学を中心にJUNETの運営
が開始された.
■1988年にはJUNETの技術を利用して,専用線によるネッ
トワークとして,WIDEが発足した.このWIDEは,日本で最
初の広域インターネットとして位置づけられている.
■1990年から,インターネットの商用利用は本格化された.
■1991年にはJUNETから日本のインターネットに関する管
理業務を引き継いだJNICが誕生した.
■1992年にはJPNICに組織が変更された.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●インターネットへの接続
●サーバを所有している教育機関や団体,企業などに所
属していれば,LAN経由で利用できる.
●サーバを持たない企業や個人は,インターネットへの接
続を提供するプロバイダと契約を結び,電話回線などを
利用してインターネットに接続する.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
8.2 インターネットのプロトコル(TCP/IP)
インターネットやイントラネットで標準的に使われる
プロトコル(通信規約)はTCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)である.
TCP/IPは,米国防総省が部分的に攻撃・破壊され
ても全体が停止することのないコンピュータネットワー
クを開発する過程で生まれ,現在世界で最も普及して
いるプロトコルである.
インターネットは世界規模でTCP/IPによって構築さ
れている巨大なネットワークである.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●TCP/IPの体系
TCP/IP を 使 う こ と
によって,異なるコ
ンピュータ同士の
データのやりとり
が容易になる.
●IPはOSI基本参照モデルの第3層に位置し,ネットワー
クに参加しているコンピュータ・機器のアドレスや,通信経路
を選定をするための方法などが規格されている.
●TCPはOSI参照モデルの第4層にあたり,ネットワーク層
のIPと,セッション層以上のプロトコルの橋渡しをする.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPの役割
IPは,ネットワーク層の中心となるプロトコルである.
送信側では,トランスポート層からパケットを受け取り,
宛先を特定する番号(IPアドレスという)などを書き込んだ
IPヘッダ(IP header)をパケットにつけて,下位のデータリン
ク層に渡す.
受信側では,IPヘッダをみて,データにエラーがあるかど
うか,自分宛かどうかなどを確認して,上位のトランスポー
トに渡す.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPヘッダ
IP ヘ ッ ダ の 長 さ は
32bit(4バイト)の倍数
で,オプションのない
と き , 5×32bit ( 20 バ
イト)であるので,ヘッ
ダの長さは5である.
IPでは,次のことが行なわれる.
■パケットの転送を受け持つ.■IPアドレスを決定する.
■IPアドレスで受信者の宛先の特定を行う.■伝送経路を
設定してパケットを転送する.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
● IPアドレスの表示
IPアドレスは,ネットワーク内の各コンピュータに割り当て,
通信相手を識別・特定するための基本的な項目であり,手紙
の宛先のようなもので,これがないと通信することはできない.
IPv4(Internet Protocol version 4)では,IPアドレスは4バイト
からなる32bitの数値であり,どのネットワーク上のどのコン
ピュータを識別するためのものである.
32bitのIPアドレスは識別できるコンピュータの最大数は42億
9496万7296台(232)である.
32ビットのIPv4は,IPアドレスの不足が予測されているので,
128ビットのアドレス空間をもつIPv6が研究・開発されている.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
オクテット表記
IPアドレスでは,8bit(ここでオクテットという)単位に
区切り,各オクテットの値を10進数で表記する.即ち,
32bitの数値を第1オクテット,第2オクテット,第3オク
テットと第4オクテットに分けられ,各オクテットの値を
10進表記にし,各オクテット間にドット「.」で区切る.
32ビット(
4オクテット)
第1オクテット 第2オクテット 第3オクテット 第4オクテット
2進数の数
10101100
00000101
00100010
00001011
8ビットずつ
10101100
00000101
00100010
00001011
10進数の数
↓
172
↓
5
↓
34
↓
11
IP アドレス
172.5.34.11
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPアドレスの構成
IPアドレスは2進数の数値であるから,コンピュータにとって
系統的に管理しやすい.
IPアドレスは送受信者の「場所」と「誰」を表すものである.
つまり,IPアドレスは,「ネットワーク番号」と「ホスト番号」と
いう2つの部分から構成される.ホスト(host)とは,ネットワー
クに接続しているサーバで,いろいろなサービスを提供する
コンピュータのことである.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPアドレスのクラス分類
実際にはIPアドレス中のどの部分がネットワーク番号か,ど
の部分がホスト番号かは,ネットワークの構成によって変わる.
一般に次のように,オクテット単位でクラスA,B,C,DとEに分
類され,IPアドレスクラスという.
後述のCIDRなどが使われるようになってから,IPアドレスクラス
の重要性が薄れてきているが,IPに関する重要な概念である.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPアドレスクラスの認識
クラス
第1オクテット
IP アドレス
A
0 * * * * * * *
0.*.*.* ~ 127.*.*.*
B
1 0 * * * * * *
128.*.*.* ~ 191.*.*.*
C
1 1 0 * * * * *
192.*.*.* ~ 223.*.*.*
D
1 1 1 0 * * * *
224.*.*.* ~ 239.*.*.*
E
1 1 1 1 * * * *
240.*.*.* ~ 255.*.*.*
IPアドレスに示さ
れているネットワー
クのクラスは,第1
オクテットの1~4bit
の異なるパターンで
識別できる.
例えば,IPアドレス11000000 10101000 00000001 10010010
(192.168.1.146)の第1オクテット前3ビットが110となっているか
ら,クラスCのネットワークと認識でき,そのネットワーク番号は
11000000 10101000 00000001(192.168.1)であり,ホスト番号は
10010010(146)である.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●IPアドレスとネットワークの大きさ
■クラスAのIPアドレスは,すべてのIPアドレス空間(約42億
個)のうち,半分に相当する.クラスAのネットワークでは接続
可能のホスト数が最も多く,最も大きなネットワークである.
■クラスBのIPアドレスにおいて,すべてのIPアドレス空間の
うち,4分の1に相当する.
■クラスCのIPアドレスにおいて,すべてのIPアドレス空間の
うち,8分の1に占める.
■残りの8分の1のIPアドレス空間はクラスDとEに配分される.
ただし,クラスDとEは実験と研究用に設けられ,実用に使われ
ていない.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●各クラスのネットワーク数とホスト数
クラスAのネットワークの個数は27=128となり(識別番号の1
ビットを除いて,28-1となる),各ネットワークに接続可能最大ホ
スト数は224=16,777,216となる.実際には,各クラスにおいて
接続可能最大ホスト数は,上の数値から2を引く必要がある.
ホスト番号がオール0のアドレスはネットワークそのものを表す.
また,ホスト番号がオール1のアドレスは,ブロードキャストアド
レスといい,ネットワークに接続しているすべてのホストを表す.
よって,クラスAに接続可能最大ホスト数は16,777,214となる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●サブネットワーク
サブネットワークの構成
世界範囲で考えると,
32bitのIPアドレス空
間で表せる端末数
は 約 42 億 し か な い
ので不足を予想でき
る . 有 限 なIPア ド レ
ス空間を有効に利
用するために,サブ
ネットワーク技術が
用いられている.
ネッ ト ワ ーク 番号
各国のNI Cによ り 配分
I Pアド レ ス
ホス ト 番号
NI Cから 配分
↓
ネッ ト ワ ーク A
ネッ ト ワ ーク B
ネッ ト ワ ーク C
……
ネッ ト ワ ーク 管理者によ り 配分
管理者から 配分
↓
↓
サブネッ ト ワ ーク A1
ホ ス ト A11
サブネッ ト ワ ーク A2 . ホ ス ト A12
サブネッ ト ワ ーク A3 . ホ ス ト A13
.
……
……
サブネッ ト ワ ーク B1
ホ ス ト B11
サブネッ ト ワ ーク B2 . ホ ス ト B12
サブネッ ト ワ ーク B3 . ホ ス ト B13
.
……
……
……
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●サブネットワークの実現
サブネットワークを実現するために,管理者がIPアドレス
のホスト番号部をさらに分割し,サブネット番号と定義する.
ネットワーク部番号
IPアドレスにおいて,どこまでがネットワークを表すか,最
初の1~4bitの識別番号で分かる.しかし,サブネットワーク
を使用した場合,サブネットワーク番号はどこまで分からな
い.それを識別するために,サブネットマスクが用いられる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●サブネットマスクとは
サブネットマスクとは,IPアドレスのうち,何ビットが
ネットワーク部番号か,を表す32ビットの数値である.
IPアドレスとサブネットマスクを同時に使って,ネット
ワーク部番号が取得できる.すなわち,サブネットマス
ク値の1に対応する部分がネットワーク部番号で,0に
対応する部分がホスト番号となる.
例えば,IPアドレスとサブネットマスク
11111111 11111111 11110000 00000000(255. 255. 240. 0)
が同時に使われるなら,IPアドレスの上位20ビットが
ネットワーク部番号,下位12ビットがホスト番号となる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●サブネットマスクの例
例 : IP ア ド レ ス
172.16.18.22とサブネッ
ト マ ス ク 255.255.240.0
が与えられた場合,
サブネットマスク
255.255.240.0
ネットワーク部10101100 00010000 0001とホスト部0010 00010110
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●CIDRについて
サブネットを使うことによりネットワーク構成の柔軟性が増
えたが,クラスA,BとCは,どの組織にも接続ホスト数が足り
なかったり,余ったりしてぴったりにはならない.
どの組織にも適切なサイズのネットワークを提供できるよう
に,CIDR(Classless Inter-Domain Routing)が利用されてい
る.CIDRはクラスA,B,Cという概念によらず,オクテット単
位ではなく,ビット単位で自由にネットワークを分ける.
例えば,1000台のホストが必要な組織に,クラスBを与える
必要がある.しかし,1000台だけを接続するから,もったいな
い(クラスBでは約65,000台接続可能).CIDRは,適切なネッ
トワークのサイズを選ぶことができるので,IPアドレス空間の
有効利用に役立つ.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●CIDRの表現
CIDRは2つの数値MとNからなり,M/Nと表される.Mは与え
られたネットワークのIPアドレスで,Nは最上位の方からNビット
をネットワーク番号に使っていることを示すものである.
例えば,CIDRは173.168.0.128/25とすると,指定されたネット
ワークのIPアドレスは上位から25ビットの数で表し,残りの7
ビットはホスト番号となる.
173
168
0
128
.
.
.
10101101 10101000 00000000 10000000
ネットワーク番号(25ビット)
ホスト番号
不変
128個
10101101 10101000 00000000 11111111
173
168
0
255
.
.
.
ネットワークのIPアドレスは
173.168.0.128で,
接続可能ホストのIPアドレスは
173.168.0.129~173.168.0.254
の126個となる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●プライベートアドレス
プライベートアドレスは,ローカルアドレスともいい,インター
ネットに接続しない組織のためのIPアドレスである. NICに申請
を行わなくても組織内で自由に割り当てることができる.インター
ネット上でIPアドレスの一意性を保証するため,そのままではイ
ンターネット上で使うことが絶対許されない.これに対し,イン
ターネット上で使用するIPアドレスをグローバルアドレスと呼ぶ.
プライベートアドレスしか持たな
いコンピュータがインターネットア
クセスするとき,NATでグローバ
ルアドレスを割り当てもらえる.
IPアドレスのA,B,Cクラスとは別物であるので,要注意.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●NATとは
NAT(Network Address Translation)とは,プライベート
アドレスとグローバルドレスを1対1で対応させて変換す
ることである.1つのグローバルアドレスは複数のコン
ピュータに対応できるから,最近不足がちなグローバル
アドレスを効率よく利用できる.NAT等の技術が普及し
たことにより,企業や大学内ではほとんど,プライベート
アドレスを使用している.
24
コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●NATの仕組み
NAT
送信元はプライベートアド
レスを使っている。
NATでグローバルアド
レスに変換してくれる
引用:http://www5e.biglobe.ne.jp/~aji/3min/46.html
コンピュータとネットワーク概論
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第8章 インターネット
●DHCPについて
TCP/IP を使ったネットワークでは,各コンピュータは一意の IP
アドレスをもつ必要がある.インターネット上で移動性のあるコン
ピュータ,また一時的に接続するコンピュータに,自動的にIPアド
レスを割り当てる方法があり,現在主流な方式がDHCPである.
DHCP(Dynamic Host
Configuration Protocol)とは,
ホストのIP 構成を動的に管
理するプロトコルのことであ
る.この DHCP サービスを
使うと,IP アドレスを自動的
に割り当てることができる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●DHCPの特徴
クライアントが起動するとき,DHCPサーバは動的にクライア
ントにIPアドレスを割り当て,終了時にIPアドレスを回収する.
サーバはIPアドレスを幾つか用意して,要求してきたクライア
ントに対して,用意したIPアドレス範囲で一意にIPアドレスを与
える.管理者はIPアドレス範囲とリース期限だけ決めておけば,
あとは自動的に割り振ってくれる.リース期限を設けるのはクラ
イアントに一時的に与える意味で,クライアント側は継続して使
うならば,使用期間の延長を申請する形になる.
貸し出しの日
貸し出しの期限
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●ドメイン名
インターネット上のホストを識別するためにIPアドレスが使
われている.しかし,オクテット表記で表示されているIPアド
レスは,コンピュータにとって系統的に管理しやすいが,人
間にとって識別するには極めて難しい.そこで,人間が覚え
やすいように,
例えば,IPアドレス「127.23.45.6」を「mail. aa.bb.co.jp」と
いった文字列に振り替える.このような文字列をドメイン名
(domain name)と呼ぶ.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●ドメイン名の構成
ドメイン名の構成は下図のように,右側からトップレベルド
メインが配置され,左へ順に第2レベルドメイン,第3レベル
ドメイン……と呼ぶ.各レベルのドメイン名は63文字以下で,
ドメイン名の全体の長さは255文字以下と制限されている.
ドメイン名は一般に
「ホスト名.サブネットワーク名.ネットワーク名.組織名.国名」
という形で名前が付けられる.
第5 レ ベル
ド メ イン
mail
第4 レ ベル
ド メ イン
.
aa
第3 レ ベル
ド メ イン
.
bb
第2 レ ベル
ド メ イン
.
co
ト ッ プレ ベ
ルド メ イ ン
.
jp
ド メ イ ン 名の長さ は255文字以下
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
トップレベルと第レベルドメイン名
トップレベルドメイン名(TLD: top level domain)は,国名と特
別種類の分野を示しており,一般に国名は2つの文字で表し,
特別分野は3文字または4文字で表す.
第2レベルドメイン名はイン
ターネットの組織名を表す.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
ドメイン名の構造
DNSは,右図の階層構造を
もち,データを階層的に分散
管理する.一番上のルート
(root)と呼ばれる頂点から下
の階層へ広がっていく.ルート
の下にはトップレベルドメイン
が配置され,そのさらに下に
第2レベルドメイン,第3レベル
ドメイン……と続く.
ルート
au
com
…
…
…
jp
de
…
co
…
…
ac
go
…
…
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●ドメイン名からIPアドレスの取得
引用:http://www5e.biglobe.ne.jp/~aji/3min/46.html
コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
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●TCPの役割
トランスポート層のプロトコルにはTCPとUDPがある.TCPは,
データ転送などの信頼性を求めるときに使われ,転送速度が低
い.送りっぱなしでよい場合にはUDPが使われる.UDPの転送
速度は高いが,信頼性が低い.TCPでは,データが途中で破損
したり,何らかの事情により相手に届かなかったりするとき,再
送信する機能がある.UDPでは,相手にどんどんデータをすば
やく送り,安全に届いたかどうかを確認しない.リアルタイム性を
重視するIP電話,テレビ電話と画像の中継配信で利用される.
これらのサービスでは,音声や映像が乱れたからといっても,再
度送信する必要もないからである.
★ここでは,TCPの役割のみ説明する.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●TCPによる送信
データを確実に届くために,受信側と送信側は1対1で
通信を行う.また,データを決められた大きさで幾つかのセ
グメントに順番をつけて分割する.さらに各セグメントに下
図に示すTCPヘッダがつけられて,パケットとなる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
TCP送信の3つのステップ
■送信側のコンピュータAが受信側のコンピュータBに通信
開始の要求(SYN=1)を送る.
■SYN=1のパケットを受信したBは,受信確認の応答(ACK
=1)をAに送信する.通信が確立され,AからBへシーケンス
順番にパケットを確認しながら送信する.Bが受信したら,A
に必ず確認応答とを送る.なお,送信の途中でパケットが破
損してしまった場合,Bはそのパケットを破棄し,確認応答を
送らない.一定回数以上再送しても確認応答が返ってこない
場合,Aが強制的に通信(RST=1)を切断する.
■正常に全てのパケットを送り終わったら,AはBに通信終了
の要求(FIN=1)を送り,Bは確認応答(ACK=1)して,通信
が終了する.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
TCP通信の確立と切断
通信の確立
通信の切断
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●TCPによる受信
受信側では,アプリケーション層には,数多くのサービスの
プロトコルが存在する.例えば,HTTP(WWWサービス,ブラ
ウザを使う),SMTP(電子メールサービス、メーラを使う)など
がある.サービスの出入り口をポートといい,各ポートにポー
ト番号が振られている.受信したデータはどのポートに送るか
を判断するのは,TCPの仕事である.
TCPヘッダに書き込ま
れたポート番号を調べて,
指定されたアプリケー
ションのポートにデータ
を渡す.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
8.3 クライアントとサーバ
サーバ(server)とは,情報やコンピュータ資源を提供する
コンピュータのことである.搭載しているソフトによってWeb
サーバ(ホームページのサービスを提供する),メールサー
バ(電子メールのサービスを提供する)やFTPサーバ(ファイ
ル伝送のサービスを提供する)などがある.
クライアント(client)とは,情報またはサービスを受ける側
のコンピュータのことである.
狭義では,クライアントとサーバはネットワークを利用して,
サービスを要求と提供するプログラムである.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●クライアントとサーバの形式
インターネットでは,全てのサービスが,例えば,電子メール,
ホームページ,ファイル伝送,ドメイン名システムなど,クライ
アントとサーバの形式で実現されている.
例えば, あるコンピュータ(クライアント)でYahooのホーム
ページを見たい場合,ブラウザから http://www.yahoo.co.jp
(YahooのWWW サーバ),「このホームページを見たいので
内容を送ってくれ」というリクエストを送る.WWWサーバは要
求されたホームページのデータを送り返す.送ってきたデータ
をHTTPというプロトコルを介して,自分のコンピュータで
Yahooのホームページが見られる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
8.4 インターネットの利用
インターネットは,巨大な情報源として,さまざまなサービス
を提供してくれるので,社会の隅々まで浸透し人類の生活・
文化の大きな支えとなる.
一般ユーザでも接続できるようになってから,インターネット
が大きく発展した.新しい技術がどんどん導入され,特に,検
索エンジンの出現により,インターネットの真価が発揮され始
めた.ホームページによる情報の収集と発信,掲示板,ネッ
トニュースなどのサービスが提供された.最近,マルチメディ
アの普及に,メールも文字情報に加えて画像などが添付で
きるようになり,インターネット電話,音楽配信などの利用も
急速に増加している.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●インターネットにできること
インターネットサービスのベースは次のようになる.
■Webページ:WWWにより提供されたホームページなどの
サービスである.HTMLという言語で作ったハイパーテキス
に,他のWebページのアドレスを埋め込むことができ,このア
ドレスの部分をリンクすると,アクセスできる.よって,イン
ターネット上で相互につながる形となる.
■電子メール:インターネット上で送受信される文字だけでな
く画像や音声,プログラムなどを含むメッセージのことである.
インターネットにつなぐことさえできれば,世界中のどこにい
てもメールの送受信ができる.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●インターネットにできること
■ネットニュース:ネットニュースは不特定多数と情報交換
や議論をする場となり,いわば「電子会議室」,「電子掲示
板」である.
■ファイル転送(ftp):ftpはインターネット上でコンピュータ
相互間において,ファイルを伝送するサービスである.イン
ターネットにおいてWebページから音楽や,プログラムや,
ファイルなどを自分コンピュータに転送することをダウンロー
ド(download)といい,自分のコンピュータからデータをサーバ
に転送することをアップロード(upload)という.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
●インターネットにできること
■遠隔操作(telnet) :遠隔地からインターネット経由で特定
のホスト・コンピュータを操作するためのサービスである.
■チャット(chat):チャットとは,文字または音声,画像を使っ
て,インターネット上で他のユーザと会話することである.リア
ルタイムで登録したユーザ同士と無料で会話ができる.よく利
用されているのはMSN Messengerである.
■インターネット電話:インターネット電話は,IP(Internet
Protocol)電話ともいう.インターネットを利用して,相手の距離,
所在国などに関係なく廉価または無料電話サービスである.
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
第8章のまとめ
1.インターネットの発展と歴史
2.インターネットへの接続
●LANを経由
●プロバイダを経由
3.インターネットのプロトコルTCP/IP
●IP(IPヘッダ,IPアドレスの表示,IPアドレスクラス,
サブネットマスク,CIDR,プライベートアドレス,DHCP)
●ドメイン名(ドメイン名の構成,DNS機能)
●TCP(TCPヘッダ,TCPの役割)
44
コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット
第8章のまとめ
完
4.クライアントとサーバ
●クライアント(サービスを要求・受ける側のコンピュータまた
はソフト)
●サーバ(サービスを提供する側のコンピュータまたはソフ
ト)
●インターネット上で多くのサービスはクライアントとサーバ
モデルで実現される.
5.インターネットの利用
●ホームページ(WWWサービス) ●電子メール(E-mail)
●ネットニュース ●ファイル伝送(ftp) ●遠隔操作(telnet)
●チャット ●インターネット電話
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コンピュータとネットワーク概論
第8章 インターネット