スライド 1

御中
様向け
自動火災報知設備 リニューアルご提案書
P型受信機から最新R型受信機(R-24CⅡ)へ
平成24年●月
能美防災株式会社
<建築概要>
住所:
用途:●●項
階数:地下●階~地上●階
延床面積:約●●,●●●㎡
私たちは安全の未来を「形」にします
目 次
1.リニューアルの必要性-------------------------------------------------------------------- 1
2.自動火災報知設備機器更新の目安------------------------------------------------------ 2
3.現状受信機の状態--------------------------------------------------------------------------- 3
4.自動火災報知設備リニューアルの概要-------------------------------------------------- 4
5.更新手順(案)--------------------------------------------------------------------------------- 5
6.複合GR型「R-24CⅡ」受信機のご紹介--------------------------------------------------- 6
7.多彩な機能紹介------------------------------------------------------------------------------ 7
8.多彩なシステム構築------------------------------------------------------------------------- 8
9.現行のP型とR型の主なシステム比較---------------------------------------------------- 9
10.自動試験機能付感知器を設置する場合の配線について---------------------------- 10
【参考資料】保守点検の効率化----------------------------------------------------------------- 11
【参考資料】警報設備に関する近年の主な消防法改正について------------------------- 12
1.リニューアルの必要性
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
貴建物に納入させていただきました火災受信機は設置から約●●年もの間、「火災」から人命や財産を守るために
24時間監視し続けています。そして、いついかなる場合でも、その機能を充分発揮できるよう年2回の定期点検と整
備・補修により維持されている事と思われます。
しかしながら、適正な維持管理(寿命部品の定期交換を含む)を実施してきても、他の電気設備同様に経年劣化と
性能の低下を防ぐには経時的に限界があります。
受信機故障時には火災警報機能などが正常に動作しないことが懸念されますので、故障発生を未然に防止する
予防保全の観点から自動火災報知設備のリニューアルをご提案いたします。
リニューアルは単に新しくするのではなく、現行
法規への適合、信頼性の向上や機能アップによる
更なる安全空間の実現を御提供できます。
経年劣化による機器故障
非火災報の発生
機能・性能
故故故故故故
リニューアル時
機 機 機 機機 機
初期レベル
使 用 限 界
新設
消防法改正等により
規格改正に適合しなく
なるケースがある
故故故故故故故故故
故故故故故
故故故故故故故故故
機能停止!
使用電子部品の生産中止
等により部品調達が困難
長期間に渡り使用した機器の問題
経年
1
2.自動火災報知設備機器更新の目安
日本火災報知機工業会より発行されている機器更新の
目安を左記に示します。
 当該防災機器の更新に関するおおよその目安は次のとおりです。
機 器
経過年数
P型受信機
R型受信機
発信機
煙式感知器
熱式感知器
地区音響(ベル)
19●●年
起年
20●●年 20●●年 20●●年
10年
15年
20年
現在
●●●●年
2
3.現状受信機の状態
受信機の設置年数や設置場所の環境によって、受信機の機能が
低下している場合があります。
写真貼付け
盤全体
の写真
写真貼付け
写真貼付け
受信リレー部分
受信リレー部品がメーカーの
製造中止等により補用品の確
保が難しくなってきています。
スイッチ操作部
スイッチ操作部の破損等による
操作性の機能障害がおこりえる
ことも考えられます。
写真貼付け
電源部分
電源部分はトランジスター等
の電子部品の劣化による電源
ダウンも今後、懸念されます。
3
4.自動火災報知設備リニューアルの概要
監視・操作性及びメンテナンス性及び拡張性を考慮した防災システムをご提案致します。
(1) 受信機
①既存P型システムを最新のR型システム(R-24CⅡ)に更新し、集約監視制御を行います。
(2) 端末機器
①各階の感知器を更新します。
②各階消火栓内の発信機・表示灯・地区ベルを更新します。
③防排煙用の端末機器(防火戸ラッチ)は既存再使用します。
(3) その他
①建物は稼働中のため、安全性を重視し、無警戒期間が極力無い様、監視を行います。
火災受信機から他機器への連動・移報等の切り替えも十分事前調査確認を行い、問題の起き
ない様、更新します。
②事前に各機器(他社機器)の接続の可否、互換性を調査・確認し、適合した機器(中継器等)を
選定します。
R-24CⅡ受信機
(外観イメージ)
4
5.更新手順(案)
本更新手順は現場調査、打合せ等により、多少変更が予想されますので予めご了承ください。
更
新
計
画
事
前
調
査
・
打
合
せ
見
積
り
提
出
現
場
調
査
・
工
程
調
整
受
信
機
等
機
器
製
作
電
線
(
信
号
幹
線
等
)
敷
設
表
示
の機
設・
中
置継
器
盤
新
設
セ
ン
タ
ー
機
器
設
置
端
末
機
器
工
事
新
旧
機
器
配
線
切
替
え
動
作
試
験
セ
ン
タ
ー
既
存
機
器
撤
去
最
終
動
作
試
験
消
防
検
査
事前調査~機器製作~防災センター機器設置~動作試験
※事前消防協議は更新計画が決定後、早めに行う事をお薦めいたします。
事前調査
現場調査・工程調整
お打合せ・見積提出
設計/製作
・電線の敷設
・受信機・中継器盤の設置
感知器/端末機器
の交換(必要箇所)
5
6.複合GR型「R-24CⅡ」受信機のご紹介
機能性、監視・操作性、拡張性に優れた複合GR型R-24CⅡ受信機をご紹介します。
・機器性能の向上
デジタル技術の進歩により、電子部品の小型化が大幅に進んでおり、機器
の高機能化を実現。
平常時の画面
・信頼性の向上
感知器(自動試験機能付感知器を使用の場合)、地区音響の配線、予備電
源などの常時(断線等)監視。1週間ごとの自動試験を実施。
異常がある場合には受信機に異常表示し、音声で警報を発します。
火災発生!
・監視・操作性の向上
タッチパネル式大型10.4インチTFTディスプレイを採用。大きな画面に大きな
文字とシンボルで、見やすい、わかりやすい、使いやすい。
非常時には、行動ガイド画面により、スムーズな行動を促します。
ご参考図
・システムの拡張性
複合GR型受信機は、増改築等が発生した場合、中継器の増設、ソフト変更
で対応が可能です。このとき、受信機の大きさはそのままです。
履履
・維持管理性の向上
自動試験機能付感知器を取り付けることで、法定点検時の加熱・加煙試験
及び煙感知器感度試験が免除されます。
また、端末機器の作動などの発生履歴、受信機の操作履歴、各種試験結果
履歴などがモニターで確認できます。
履履
履履
履履
□ 2005履 12履 25履
履履履履履履
□ 2005履 12履 25履
履履履履履履
□ 2005履 12履 25履
履履
□ 2005履 12履 25履
履履履履履
履履履履履
履履
履履
履履
履履
10履 20履
履履履
10履 23履
履履履
10履 23履
10-011 N128
履 10履 10履 133履
10-230 N128
履 10履 10履 103履
10履 25履
履履履
10-201 N128
履 10履 10履 201履
*他にも多くに機能があります。詳細はカタログを参照願います。
6
7.多彩な機能紹介
7
8.多彩なシステム構築
今回のご提案では感知器を再利用する計画ですが、必要に応じ最適な感知器を
選択して、さらに安全なシステムとすることが可能です。
ニーズに合わせた最適な感知器が選べます
タッチパネル付カラーLCD
と音声警報で
わかりやすい使いやすい。
MAX.12系統
3060アドレス
同一回線にP-AT感知器と一般型感知器が混在できます
メッセージ
表示機
P-AT感知器は耐熱配線にする必要がありません
(最大31台接続可)
余裕の大容量:最大12系統、3,060アドレス!
R-AT,P-AT,一般型の各感知器を自在に選択・組合せ可能!
Ⅱ
◎既存配線の再利用が可能
一般型感知器と、P-AT感知器を既存電線のまま同じ回線に接続できるので、リニューアル
完了後でも、必要な場所に随時感知器の自動試験に交換できます。
8
9.現行のP型とR型の主なシステム比較
現状のP型システム
R型受信機(R-24CⅡ)
凡 例
P型受信機
C
R型受信機
24CⅡ)
C
(R-
P
R-AT感知器
C
(自動試験機能付感知器)
P
P-AT感知器
P
(自動試験機能付感知器)
一般感知器
中継器盤
P型受信機
主な感知器の接続種類
火災警戒監視方式
一般感知器
警戒エリア毎
表示方法
地区窓にて表示
警報音響
電子ブザー等にて音響鳴動
記録機能
無し
保守点検
配 線
保守点検時は感知器ごとに加熱、加煙試験、煙感知器の感度試験が必要
R型受信機(R-24CⅡ)
一般感知器・自動試験機能付感知器
警戒エリア毎・感知器毎
LCDマルチ・ディスプレイにて表示
音声警報(警報は音声で知らせます)
漢字プリンター付(警報・制御・操作等を記録)
自動試験機能付感知器を使用することにより法定点検の感知器の加熱・加煙試験
煙感知器の感度試験・予備電源試験等が不要(保守点検作業の省力化が可能)
一般・P-AT感知器の場合は既存の配線を使用可能
9
10.自動試験機能付感知器を設置する場合の配線について
(現状の2次側の配線を利用する場合)
(R-AT感知器にする場合)
幹線を新しく敷設する
感知器線の2次側は利用可能
(現在のシステム)
中継器盤
中継器盤
P型受信機
R-24CⅡ受信機
R-24CⅡ受信機
凡 例
次の感知器へ
一般型感知器
R-AT感知器
(自動試験機能付感知器)
P-AT感知器
(自動試験機能付感知器)
R-AT感知器
(自動試験機能付)
次の感知器へ
中継器ユニット
中継器盤
R型受信機(新設)
耐熱電線(新設)
受信機へ
次の感知器へ
中継器ユニット
中継器盤(新設)
P-AT感知器
(自動試験機能付)
新規に伝送幹線を敷設する
(耐熱電線)
中継器盤
受信機へ
一般感知器
新規に伝送幹線を敷設する
(耐熱電線)
※P-AT感知器は一般型感知器で有りながら「自動試験機能付」の機能を装備
しているため、2次側の配線を現状のまま、使用できます。
10
【参考資料】 保守点検の効率化(自動試験機能付感知器の場合)
今までの保守点検
(自動試験機能付感知器の利点)
自動的に感知器の性能チェックを行うため、人手に頼っていた加熱・加煙
試験と煙感知器の感度試験が免除されます。
免 除
よって
(但し、目視による外観検査(破損等)は必要)
点検器具による作業
個室等の出入りが制限される部屋内への出入りや電気室等の危険場所の
点検において、安全確保のために一時的に停電させたり、機械を停止させた
りすることが不要となります。また、高天井の点検時に使用する足場等も不
要になります。
自動試験機能によって感知器の故障や取り外しも監視でき、建物全体の安
全性が大幅に向上します。
定期点検時に免除される点検項目
高所作業(感度試験)
点検作業の増大
■機器点検(6ヶ月ごと)
■総合点検(1年ごと)
●予備電源・非常電源
(端子電圧・切替え装置・充電装置・結線接続)
●受信機
(継電器・火災表示等・結線接続・回路導通)
●感知器(自動試験機能付感知器のみ)
(加熱試験・加煙試験)
●煙感知器感度試験・総合作動試験
(自動試験機能付感知器のみ)
点検の効率化
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【参考資料】 警報設備に関する近年の主な消防法改正について
公布年月日
関係法令・通知
改正概要
備 考
平成6年1月6日
自治省令第1号
○非常放送の設置基準改正への対応
・新基準による放送設備を設けた場合は、自火報設備の
地区音響装置が免除されることとなった
・非常放送設備の音声警報化
・非常放送設備への火災確定信号の追加
平成8年2月16日
自治省令第2号
○消防機関へ通報する火災報知設備として火災通報装置の基準が定め
られた(病院とホテルについては火災通報装置の設置が義務化された)
平成9年3月31日
自治省令第19号
○地区音響装置の鳴動方式の規格改正
【音響停止状態から再鳴動へ】
受信機の地区音響停止スイッチが停止状態にあっても以下の場合
には再鳴動する
●一定時間(10分以下)経過
●受信機が他回線又は発信機からの火災信号を受信した場合
【区分鳴動から全館鳴動へ】
●一定時間(10分以下)経過
●受信機が他回線又は発信機からの火災信号を受信した場合
平成14年10月7日
総務省令第105号
○自動火災警報設備の設置基準の対象追加
・特定1階段防火対象物の追加
・延べ面積300㎡以上の16項のイ
新宿歌舞伎町火災
H17.10.1迄遡及経過措置
平成16年5月31日
総務省令第93号
消防庁告示7号
消防庁告示8号
○総合操作盤の導入
・総合操作盤の設置対象となる防火対象物が定められた
H9.3.21告示第1、2、3号の一部改正
(操作盤を総合操作盤に変更)
平成19年6月13日
政令第179号
総務省令第105号
○認知症高齢者グループホーム等に対する規定
平成20年7月2日
総務省令第78号
○カラオケボックスの店舗等は、その面積の大きさに関わらず自動火災報知設備の
設置が義務付けられた
H10.3.31迄遡及経過措置
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