社会統計 第1回:ガイダンス 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 atsushi [at] si.aoyama.ac.jp Twitter: @aterao 目標 • 社会調査での問題意識と研究方法を理解し, いくつかの実用的な統計解析手法を習得す ることが目標である. • 社会統計の理論的側面と実践的側面をバラ ンスよく学習して,社会情報学部のミッション である文理融合の人材を育てることに貢献す る. 学習事項 • 特に重点的に学習する統計解析手法 – – – – – 分割表の分析 分散分析 回帰分析 主成分分析 因子分析 学習スケジュールは シラバスを参照のこと • 2012年度以降入学者にとっては,社会調査士E 科目(量的データ解析の方法に関する科目)とな る.社会調査士ガイダンスで説明済み. 前提とする知識 • 1年生の必修科目「統計入門」の知識は前提 とする. • 線型代数を使って理論の説明を行うことがあ るので,「数理情報I」および「数理情報II」を履 修することは理解の助けになる. 社会統計演習 • 社会統計演習(金曜日2限)を同時に履修す ることを強く勧める. – フリーの統計解析ソフトウェア R を用いて,統計 解析の実習を行う. – 社会統計の単位がとりやすくなるはず(成績評価 については後述). テキスト • 講義はテキストに沿って進める.テキストを必 ず購入すること. – ボーンシュテット & ノーキ『社会統計学』ハーベス ト社 – 「社会統計演習」テキスト:山田剛史・杉澤武俊・ 村井潤一郎『Rによるやさしい統計学』オーム社 • テキストで扱われていない内容を学習すると きには,資料を配布する. 成績評価 • 社会統計演習を同時に履修している場合に は,社会統計の最終試験の成績と,社会統 計演習の最終レポート課題に基づいて成績 評価を行う. – 試験とレポートを独立に採点し,高い方の得点を 最終成績とする. – ただし,低い方の得点が50点を超えている必要 がある. 成績評価 • 社会統計演習の最終レポートは,JGSSデータ の解析である.自分で興味あるテーマを設定 し,分析を行い,レポートを作成する. • 社会統計だけを履修している場合には,最終 試験に基づいて成績評価を行う. 授業ウェブ • 授業のためのウェブサイト.講義資料をダウ ンロードできる – http://homepage3.nifty.com/~terao/lecture/aoya ma/stat2/stat2_top.html – http://humansci.let.hokudai.ac.jp/m/terao/lectur e/aoyama/stat2/stat2_top.html • 講義資料は Course Power でも配布する.授 業関連の連絡は Course Power で行う. Ustream • Ustream で授業を配信予定 – チャンネル:aoyamassi – 欠席したら視聴すること.ただし,授業配信をあて にして欠席しないこと.おそらく脱落する. その他注意 • 簡単な計算を実行することがあるので,電卓 あるいは電卓として使用できる機器(iPhone など)を毎回持参すること. • この講義で取り上げる内容は,講義を一度聞 いただけでは理解できない.授業時間以外に 予習や復習をすること. 資格試験 • この講義の内容をマスターすれば,統計学の 知識に関しては,品質管理検定(QC検定)2 級,統計検定2級に合格できる水準に到達す る.受験することを勧める. – 社会情報学部のウェブ「お知らせ」で合格者名を 公表.「資格を取得した学生のメッセージ」への登 場も.
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