関東地方があいにくの大雨の中、皆様、ご苦労様です。 モデレーターの中原第二企画部長から、パネラーにと お声がけをいただきましたが、都合がつかず失礼いたしました。 連日、新聞紙上などでCEATEC関連の話題を拝見し、 ご盛況を喜んでいます。 さて、平成14年秋から、今年の5月まで4年近く、京都府の 副知事を務め、今日、お出での清水平安女学院教授とは、 京都の豊富な文化・観光資源をブロードバンドのデジタル コンテンツとしていろいろな分野で活用する取り組みなど ご一緒させていただきました。 地域の豊かな資源、京都の場合には文化・歴史的資産、 多様・多彩な自然と気候、ものづくりの技術、暮らし方まで・・・ 本当に多くのものがあり、地域活性化を進めるに当たっては、 一様・一律に進めるべきではなく、もてる資産をどう生かすか の視点がなければ定着しないことを実感しました。 赴任するときには地域イントラネットの状況など総務省から見れば 京都府の情報化の進展は中位以下くらいというところでしたが、 この4年間で地域イントラの敷設、他府県とJGNでつながる、 民間利用、また、共同アウトソーシングの先進事例含め、電子府庁の 強力な推進など大きく進展し、府議会でもまた、市町村からもICTに 関わる要望や期待がたびたび聞こえるようになりました。 私自身は今、基盤局でネットワークインフラに関わる仕事をして いますが、個人的には、京都のものづくりの伝統と底力(国際競争力 のある部品メーカーの本社京都にはたくさんあります。)がこれから どう生かされていくのか、併せて、東京ばかりに資本が集中して 都市整備が進むのでなく、都市と地域の持ちつ持たれつの関係で 共存・発展していく姿をどう見いだしていくのかに関心を持っています。 そして微力ながら協力していきたいと考えています。 そういう意味で本日、直接皆様とお話しできないことは、とても残念 ですが、どうぞ本日の議論が実り多いものでありますように。 また、ご講演の辻先生はじめ、大雨の中、ご参加される皆様に感謝 と敬意を表しつつ、心苦しいのですが欠席のお詫びになればと思い ます。
© Copyright 2024 ExpyDoc