教育のIT化推進

1
県教育委員会の教育の
情報化への取り組み
2
校内における情報安全
管理について
国の取り組み
・5年以内に世界最先端のIT国家
(e-Japan戦略 2001年)
・世界のIT革命を先導するフロントランナー
(IT新改革戦略
2006年)
県の取り組み
・ITを活用して、県民生活の向上、自立に向けた持続的発展
(沖縄e-island宣言 2001年)
人材育成
学校における教育の情報化
教育委員会の取り組み
沖縄県教育情報化基本計画
本県における教育の情報化を推進
(平成14年~23年)
基本計画を
具体的に推進
・第1次教育情報化推進計画(平成14年~17年)
・第2次教育情報化推進計画(平成18年~20年)
・第3次教育情報化推進計画(平成21年~23年)
「教育の情報化」の目的
①
子どもたちの情報活用能力の育成
②
各教科等の目標達成のためのICT活用
情報活用能力の育成とは
①
情報活用の実践力
②
情報の科学的な理解
③
情報社会に参画する態度
①、②、③をバランスよく育成すること
第2次推進計画(学校分野)
確かな学力
情報活用能力
の育成
ICTを活用した
学力向上
情報教育の具体的な取り組み
ICT環境の整備
教員のICT指導力の向上
校務の情報化
ICT教育の充実
へき地教育の情報化
学校における教育の情報化
学校における教育の情報化の課題
・すべての教科でICTを活用した授業実践
・児童生徒の情報モラルの育成
・学校における情報安全管理
IT教育研修の今後の方向性
平成14年度~17年度
教員一人一人を対象
にICTを活用した
指導力の向上
平成18年度~
学校における教育
情報化推進リー
ダーの養成
教員のICT指導力の向上
①ICT教育研修の充実
・教育情報化推進リーダーの養成
②情報化を推進する校内体制の整備
・校内情報化推進計画、情報安全管理規程等の整備
③校内研修計画の策定
・ICT活用指導力、ICT活用実践
・児童生徒の情報モラル育成
・校内における情報安全管理について
校務の情報化
①教員用コンピュータの整備
②校務処理システムの充実
③学校ホームページの開設及び促進
学校HP
小学校
中学校
高校
特殊教育
沖縄県全体
H14年3月
H18年3月
39.3%
39.8%
40.3%
31.3%
39.3%
77.5%
72.6%
100%
100%
79.4%
H19年目標
100%
100%
100%
100%
100%
2
校内における情報安全
管理について
『学校における個人情報の保護方針及
び危機管理の策定について』
(平成18年11月
配付)
県教育委員会ホームページ
http://www-edu.pref.okinawa.jp/somu/kojinnjyohohogo/index.html
個人情報保護の必要性
・詐欺グループに売り渡される
・個人情報の買取を請求
・架空請求
・振り込め詐欺
・ストーカー事件等
生命、財産が脅かされ、個人の権利利益が侵害
個人情報保護法の基本理念と目的
個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り
扱われるべきものであることにかんがみ、
その適正な取扱いが図られなければなら
ない。
個人情報の有用性を配慮しつつ、個人の権利
利益を保護する。
個人情報流出事例①
住民基本台帳データ漏洩事件
・1998年に○○市で住民基本台帳データ
(氏名、住所、生年月日、性別)21万件を
システム開発委託業者がコピー→漏洩
・住民3名が宇治市を相手に訴訟
・2002年7月:最高裁判決
→ 損害賠償額:1万5000円/1人
個人情報流出事例②
エステ顧客個人情報流出事件
・2002年5月、インターネットに個人情報(氏
名、住所、年齢、エステコース、アンケート回
答等)約5万件が流出
・14名がエステ大手を相手に訴訟
・2007年2月:東京地裁判決
→ 損害賠償額:13人→3万5000円
1人→2万2000円
個人情報流出事例③
・パソコンの盗難(2005/2)
教諭が車上荒らしに遭い、全校生徒の個人情報、
卒業生の成績を記録したパソコンが盗まれた。
・破棄パソコンのデータ未消去(2005/4)
学校5校と市教委事務局が破棄したパソコン計6台から
成績、通知票などの個人情報が流出した。
個人情報流出事例④
・生徒によるデータ流出(2005/6)
学校で生徒がパソコンを使い、校内LANから生徒約200
人分の成績などの個人情報を不正に引き出した。
・個人所有パソコンからウイニーで流出(2007/3)
学校で全生徒と職員の個人情報がインターネット上に流出。
個人所有のパソコンがウイニーウイルスに感染していた。
ウイニーによる流出
・ウイニーとは
インターネットに接続したパソコンどうしで音楽や画像などの
データを交換し合うファイル交換ソフト。
・アンチニーとは
パソコン上のファイルを勝手にインターネット上に流出させる
コンピュータウイルス。
ウイニーによる流出(典型的なパターン)
パソコン(データ)を家に持ち帰る
インターネットに接続する
(ウイニーウイルスに感染)
情報流出!!
個人情報等漏えい:対策
・ウイニーを導入したパソコンを使用しないこと。
・パソコンに導入しているウィルス定義ファイルが
最新であること。
・個人情報等を個人所有パソコンのハードディス
クに保存しないこと。
・個人所有パソコンについて校内規程を策定する
こと。
・上記規程を全職員に周知徹底すること。
学校における個人情報の安全管理
のための取り組み
・個人情報等の取り扱いに関する校内研修
・個人情報保護方針の内外へ示す
・個人情報の取り扱いに関する保護者への
通知・許諾等
・個人所有パソコンの使用、安全管理等
・個人情報流出等に備えた危機管理マニュ
アルの整備
個人情報保護方針
個人情報の保護について、学校としてどのように取り
組むかの基本的な姿勢を内外に示す。
個人情報保護方針
本校では、個人情報の重要性を認識し、・・・保護に努めます。
1.個人情報の取得について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
校内で
掲示す
3.個人情報の第三者への提供について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
る
2.個人情報の利用について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
危機管理マニュアルの策定
個人情報の流出等、緊急対応が必要な場合に備えて、
全職員による共通理解の徹底を図る必要がある。
(1)危機管理対策チームのメンバーの選定
(2)事故発生時の報告・連絡手順
(3)対応窓口の一本化
(4)事実調査
(5)原因究明
(6)今後の対応
・今後の方針
・児童生徒・保護者への謝罪・説明
・公表
H17年度 沖縄県 個人所有PC使用・接続及び校内規定(%)
「教育の情報化の実態調査」より
70
60
50
29.3
60.6 29.9
48.8
41.2
40
個人PC
接続
規定なし
35
30
48.5
25.6
39.1
25
20
30
24.3
15
20.7
20
10
16.4
10
5
3.8
0
0
小学校
中学校
県立
全体
個人所有パソコンの利用規程について
校内における個人所有パソコンの利用規程
1.ファイル交換ソフトがインストールされてる個人所有パソコンを校内で
の利用は禁止する。
2.校内で個人所有パソコンを使用する場合は、学校長に届け出る。
3.個人所有パソコンを校内LANへの接続する場合は、学校長の許可
を得る。
4.個人所有パソコンを校内LANへの接続を許可する場合は、ウイルス
定義ファイルがインストールされ常に最新であることを条件とする。
5.個人情報等を含む校務のデータについては、外部記憶媒体に保存、
管理し、個人所有パソコンのハードディスクへの保存は禁止する。
6.個人所有パソコンを自宅へ持ち帰るなど、学校外へ持ち出す場合
は、学校長へ届け出る。