どっちの言い分ショー!! ~どうなる日本の電力自由化~ 総合政策学部 三年 中野ゼミ 脇坂 研吉 向山 潤 坂上 絢香 中井 綾 2005/12/3 あなたはどれを選ぶ? どっちの選択肢ショー Q1 電気は私たちの生活に欠かせないもの。さて、 一般家庭の一日の消費電力は?? ① 約3kWh ② 約13kWh ③ 約130kWh 2005/12/3 正解は!? ② 約13kWh(約301円) → 1ヶ月で考えると約470kWh(約10,894円) 2005/12/3 あなたはどれを選ぶ? どっちの選択肢ショー Q2 電気が一番使われる時間帯は ① 午前8時 ② 午後2時 ③ 午後7時 2005/12/3 正解は!? ② 午後2時 この時間帯が一番社 会生活で人々が活動して いる時間帯です。 時間帯によって、電気 使用量は変動します。 (出典:四国電力) (http://www.yonden.co.jp/museum/tyousa/pag3.htm) 2005/12/3 電力自由化の歴史 1995年 発電部門の自由化が決まる (1995年の電気事業法改正による) 2000年3月 受電電圧2万V以上、契約電力 2000kw以上の需要者が自由化の対象に 2004年4月 受電電圧6000V以上、契約電 力500kw以上の需要者が自由化の対象に 2005/12/3 電力自由化の歴史 2005年4月 受電電圧6000V以上、契約電 力50kw以上の需要者が自由化の対象に 2007年4月 全面自由化に関する議論を開 始する。 2005/12/3 産業用 業務用 大規模 2000kw 中規模 500kw 小規模 50kw 商店 大規模 2000年 → 2004年→ 2005年 自 由 化 自 由 化 自 由 化 中規模 小規模 非自由化部門 家庭 2005/12/3 (出典:『誰でもわかる電力自由化』電力新聞編 2005) 今からディベート始まる! 三人のパネラー 新規参入者 =新しく電力供給者となった企業。 (EX)神戸製鋼、大阪ガス 既存の電力会社 消費者 2005/12/3 ポイント 1. 電気は社会生活において、必要不可欠な財 (ユニバーサルサービスは??) 2. 電力会社と新規参入者との間で、競争が激 しくなるとどのようなことがおこるか? 電気料金は安くなる?安定供給は? 3. 環境に配慮したエネルギー開発はどうなる か? 2005/12/3 ユニバーサルサービスとは 都市部も、地方も同じ価格で、同じサービスを うけることができること。 電気の供給コストがそれぞれの地域ごとで 異なることにより、電気供給者がこのユニバー サルサービスを行うことが難しい時もある。 2005/12/3 ディベート始まる! 2005/12/3 例:アメリカ合衆国西部大停電 約750万戸、約3000万kwにもなる大停電 ↓ 送電線の下に伸びた樹木が送電線に触れ、 ショートしたことによる。 ↓ 原因は電力低価格のためのコスト削減による だということを端的に表している。 2005/12/3 地域の差による電力の価格差? × × × 2005/12/3 需要者一軒あたりの事故による年間停電 時間(海外との比較) 80 70 73 69 60 45 50 時間(分) 40 30 20 10 0 2005/12/3 9 日本 イギリス フランス 国名 アメリカ (出典:『誰でもわかる電力自由化』電力新聞編 2005) 京都議定書 温室効果ガスを2008年から2012年までの 平均で1990年比6%削減しなければならない エネルギーを起源として生じるCO2排出量は、 99年においてすでに90年度に比べ、約 8,9%増加しており、今後2010年にむけて地 球温暖化防止京都会議における国際公約を 自力で果たせない恐れがある。 2005/12/3 クリーンエネルギーを広めるために 新エネルギー利用等に関する特別措置法 (1997) =新エネルギーを活用する場合、政府が補助金 という形で経済的な支援を行う。 Renewable Portfolio Standard(RPS法) =電気事業者は新エネルギーの電気の購入を 義務付けられている。 2005/12/3 結論 安定供給のために長期的計画に基づいた設 備が必要。 ↓ 設備が必要なら超過利潤が必要。 ↓ 政府による支援(外部効果)、助成金。 2005/12/3
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