情報数理

2008年度
情報数理
~ QRコードを作ろう!(2) ~
担当教員: 幸山 直人
2008年度 情報数理
マスク処理
マスク処理はデータおよび誤り
訂正コード語の領域に排他的論
理和の演算を施すことで行なわ
れる(形式情報を含む)
マスクは8種類あり、評価基準に
したがって減点法で採点され、
一番得点の高いマスク処理が施
される
マスクパターン:0000(市松模様)
・黒と白の比が1:1
・特殊なパターンの出現を抑える
・黒(白)の連続配置を抑える
2008年度 情報数理
マスク処理(排他的論理和)
A
B
□
□
□
A
B
A
B
A
□
0
0
0
■
■
0
1
1
■
□
■
1
0
1
■
■
□
1
1
0
AとBが同じであれば白(0)、異なっていれば黒(1)
B
2008年度 情報数理
少しは間違えて塗ってもOK
誤りの検出と訂正は1バイト(8ビット)単
位で行なわれる(元々GF(28)の元であ
る)。したがって、左図のように8ビット毎
に順に区切ったモジュールの組をブロッ
クと呼ぶことにすれば、型番1で誤り訂
正レベルがLのとき、2ブロック以内の塗
り間違いであれば、読み取ったデータは
誤り訂正され、正しいデータが得られる。
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