腰部疾患の運動指導

水中運動
ゆっくりとしたスピードで行なう。
急ぎ過ぎると、大きなストライドになり腰椎が伸展し、椎間
関節や脊筋群の負担が大きくなることで、場合によって
は腰痛の増悪を招く。
基本的には直進前向き歩行で、やや前傾姿勢でストライ
ドを短くし、水の抵抗に負けないように、胸で水を押すよう
にして腹筋を意識して行なう。
後ろ向きでの歩行では、背筋群の強化となり有効である。
水中ウォーキング(歩き方)
「バックウォーク」
後ろを向いて歩くこと。普段は使わない身体の裏側の筋肉を鍛えることができます。
「サイドウォーク」
横歩きです。同様に下肢の側部の筋の強化になります。
「キック・ウォーク」
一歩ごとに空手の前蹴りのように足を蹴りだして歩きます。足の筋肉の強化が期待
できます。バリエーションとして「後ろ蹴り歩き」もあります。
「ジャンプ・ウォーク」
水中で跳ねながら歩きます。陸上でおなじことをしたら大きな衝撃が下肢にかかり
ますが、水中なら衝撃が大幅に低減されます。
「ナンバウォーク」
右手と右足・左手と左足というように同じ側の手足を同時に前にだす歩き方です。
「つま先ウォーク」
つま先で歩きます。
「ヒールウォーク」
踵で歩きます。
「ニーアップウォーキング」
いわゆる「もも上げ」です。腕を振り、膝で水を上に押し上げながら歩きます。
「大股歩き」
背筋を伸ばし大きくゆっくりと脚を前方へ振り出し、両膝を十分に曲げて着地します