スライド 1

「九州トップレベル」達成の戦術=学力向上検証サイクル
【平成25年度事業等の説明(前期スタート時)】
校
長
学力 向上支援教 員
習熟度別指導推進教員
Plan
Action3
施策や事業の説明
Missionの確認
【補充指導キャンペーン】
「指導の重点方針」
第2回学力向上検証会議
県及び市町村学力向上施策の総括
次年度に向けての重点取組の明確化
Action2
【授業改善キャンペーン】
※全教員1実践
※校長授業観察・指導徹底
Do
県調査(4/16)、国調査(4/24)
県調査結果公表(7/9及び8/27)
国調査結果公表(8/27)
第1回学力向上検証会議(9/20)
県及び市町村学力向上施策の検証・改善
残り半年間の取組の明確化・焦点化
Action1
Check
【リレー式授業改善協議会(10月~11月)】
※先進校等の事例報告、後期改善点の説明
①校長・主幹教諭、②小5担任、③中2国・数教科担任
④習熟度別少人数指導教員等、⑤学力向上支援教員等
全国学力・学習状況調査の結果の概要(中学校)
平均正答率(国語)
区分
問題A
大分県
76.0
全国
76.4
差
-0.4
全国順位
37
問題B
66.7
67.4
-0.7
30
▲問題Bの正答率40%未満が16.6%(多い!)
(全国平均15.4%)
■中学校の結果は、年度による変動が大きい
(H24年度の問題Bは全国平均より+0.2)
調査結果に見られる中学校国語の課題
基礎的・基本的な事項
1 学習用語の確実な理解と定着
*表現技法 *引用・要約 *文と文章 など
2 語彙の拡充
*閉口する *にわかに
3 漢字の読み書きの定着
*社会を風刺する
特に「読めない」
ことは深刻な問題
*山が連なる
4 言語操作の克服
・小学校において例年課題→中学校の課題
*一文を接続語を用いて二文に書き換えるなど
活用する力
1 話し手や書き手の目的や意図や表現の工夫
を読み取る力の不足
*内容の把握以外の目的(読みの観点)をもてない
2 目的や意図に応じて、資料を読み取り、
必要な内容を条件に応じて書く力
一応書いているけれど・・・
*伝えようとする事柄が十分伝えられていない
*条件を十分満たしていない・根拠が明確でない
*自分が書いた内容を客観的に見直していない
活用する力
3 目的や意図に応じ、複数の内容を読み取り、
関連付けながら、自分の考えを書く力
*複数の内容を比べて読む
*見出し等を用いて必要な情報を素早く探す
4 課題を決め、それに応じた情報収集の
仕方を考えて書く
*課題設定→情報収集→整理・分析→発信
調べる手段の特徴を理解し、
見通しをもって情報を集める
学校質問紙から見られる指導の状況
指導の状況
①
②
中学校
大分
朝読書などの一斉読書の時間を週
75.4
1回以上行った
学級やグループで話し合う活動の授
87.7
業を行った
秋田
全国
92.6 81.8
97.5 87.6
③
本やインターネットなどの資料の調
べ方が身に付くような指導を行った
66.9
92.7 76.3
④
資料を使って発表できるような指導
を行った
63.8
92.7 76.8
⑤
調べたことや考えたことを分かりや
すく文章に書かせる指導を行った
79.3
93.5 85.7
学校質問紙から見られる指導の状況
国語の指導の状況
中学校
大分 秋田 全国
目的や相手に応じて話したり聞いた
⑥
りする授業をよく行った
16.9 36.9 18.3
⑦ 書く習慣を付ける授業をよく行った
29.2 33.6 23.0
様々な文章を読む習慣を付ける授業
⑧
22.3 29.5 23.0
をよく行った
漢字・語句など基礎的・基本的な事
⑨
48.5 66.4 57.7
項を定着させる授業をよく行った
国語:家庭学習について評価・指導
⑩
52.3 64.8 55.9
をよく行った
指導の改善
1 単元を貫く言語活動を設定した
課題解決的な展開の授業の確実な実施
■問題Bは学習指導要領で示されている言語活動
が具体的な場面として設定されている
(例)中学校B-1・・・言語活動「読むこと」のウ
新聞やインターネット、学校図書館等を活用して
得た情報を比較する
■学習指導要領が確実に実施されていれば、
授業の場面で問いのような問題を経験している
どの教室でも
実施されるように
①単元の中の「書く活動」の充実を
■ 書く活動を様々な場面で
話すこと・聞くこと、読むことの領域でも
筆まめな子どもの育成
■ 書く活動に条件を付けることで
書く、話す・聞く、読む活動の質の向上を
思考力・判断力・表現力の伸長
■ 特に、根拠を書くことを重視
論理的思考力の伸長
【根拠を書くために必要な力】
■グラフや表を読み取り、数値等を使って
言葉で正確に説明する力
■意見の根拠となる部分を適切に
引用する・要約する力
■自分の体験や読書経験を簡潔に説明
する力
言語活動の過程でこのような
ことを書く活動を設定しよう
条件を設定し
て書かせる
めあてが具体的になる
どのように書くのか
活動の観点が
生まれる
どのように話すのか
どのように読むのか
どのように聞くのか
評価規準が
具体的になる
C 評価の状況の
把握
適切な指導
②何が書かれているかだけでなく
どのように表現されているかを読む・聞く活動を
表現の特徴をとらえる視点の例
■事実が中心か・意見が中心か
■例や根拠がどのように示されているか
(体験か・調べたことか・見聞したことか)
(図表・写真がどのように活用されているか)
■結果をどこに示しているか
■時間の順序にそっている・いない
■情景描写と心情との関係
■感動・ユーモア・温かみ・安らぎ・・・・
■語り手の立場
■表現の技法とその効果
指導の改善
2 図書館を活用した教育の充実
①語彙不足、漢字の読みの力を補うためには
たくさんの言葉に出会うことが不可欠
②調査問題の設定場面は
図書館を活用した授業場面が多い
③設問に対応するには、
・全体を速く読む
・必要な箇所を素早く見付け、詳細に読む
・比べて読む 等、
目的に応じた様々な読み方が必要
指導の改善
3 基礎的・基本的な事項の確実な定着
■授業中に効果的な指導を
効果的な取
*学習用語の確実な定着
り立て指導
*「言語操作」の克服
の工夫
■言語環境の整備
■家庭学習の見直し
*質と量の見直し*丁寧な見取り
■低学力層の児童への個別の支援
全国学力・学習状況調査の結果の概要(中学校)
数学平均正答率
区分
大分県
全国
差
全国順位
問題A
62.0
63.7
-1.7
38
問題B
39.2
41.5
-2.3
39
▲問題Bの正答率20%未満が29.6%(多い!)
(全国平均27.0%)
■問題Bの全国との差は、小中あわせて、最も差
が大きい。
数学 調査結果から 大分県の状況
◆ 身につけておかなければ後の学習に影響を及ぼす内容
の習得に課題がある。
①
②
③
④
⑤
5/8×3/4の計算
数量関係等を文字式で表す
基本的な図形の性質や言葉の意味
一次関数の表から変化の割合を求める
簡単な場合についての確率を求める
◆ 数学的に表現したり、表現されたことを読み取ったりする
ことに課題がある。
① 文字式の意味を読み取る
② 図形の性質等を記号で表す
数学 調査結果から 大分県の状況
図形
◆ 示された方針に基づいて証明することや、与えられた条
件を整理したり、着目すべき性質を見いだしたりするな
どして、証明の新たな方針を立てることに課題がある。
① 方針に基づいて証明する(例年全国平均を大きく下回っている)
② 証明の方針を立てる
関数
◆ 事象を数学的に解釈し、問題解決の方法を数学的に説
明することや、言葉で表された事柄の数学的な意味を的
確に捉え他の事象との関係を考えることに課題がある。
① 与えられた表から情報を適切に選択し、処理する
② 事象を数学的に解釈し、問題解決の方法を数学的に説明する
特に2年生での関数領域、図形領域で全国平均を大きく下回っている
児童生徒質問紙から 大分県の状況
H25全国学力状況調査 生徒質問用紙より
生徒質問紙 内容
大分
普
段
の
授
業
に
つ
い
て
秋田
全国
自分の考えを発表する機会が与えられ
①
ていると思いますか
35.1 47.8 33.4
生徒の間で話し合う活動をよく行って
②
いると思いますか
23.7 39.5 21.7
はじめに授業の目標(めあて・ねら
③
い)が示されていると思いますか
49.4 62.0 28.9
最後に学習内容を振り返る活動をよく
④
15.6 34.6 13.9
行っていると思いますか
※網掛けは大分県が全国平均を超えたもの
H25全国学力状況調査 生徒質問用紙より
生徒質問紙 内容
⑤ 授業の内容はよく分かりますか
数
問題の解き方が分からないときは,
学 ⑥ 諦めずにいろいろな方法を考えます
の
か
授
授業で公式やきまりを習うとき,そ
業 ⑦ の根拠を理解するようにしています
か
に
つ
授業で問題の解き方や考え方が分か
⑧
い
るようにノートに書いていますか
て
今回の問題について,解答を言葉や式を
⑨ 使って説明する問題がありましたが,最後
まで解答を書こうと努力しましたか
大分
秋田
全国
28.0
34.3
31.7
29.5
33.9
30.7
31.3
37.9
32.8
49.1
51.1
46.0
43.1
57.8
44.9
※網掛けは大分県が全国平均を超えたもの
分かる授業、力を伸ばす授業へ
算数・数学的な見方や考え方の良さにふれさせる・実感させる
調査問題から 数学 B4(1)(2)
理由の
説明
証明の新たな方針を立てる
指導の充実を図るために
1.算数・数学的な活動の充実
数学的な表現を用いて、根拠を明確にし、説明し伝え合う活動の重視
算数科・数学科の学習において、言葉や数、グラフ、図、
表、式などを根拠に、筋道を立てて説明したり論理的に
考えたりして、自ら納得したり他者を説得したりできること
が大切。
明確な説明ができるように、ノートにまとめさせたり、説明
に不足している点や数学的にどのような表現をすべきか
を考えさせたりする授業。
方法や理由を言葉や数を用いて記述する際、場面の状況や問題の条件に基
づいて、必要な事柄を過不足なく記述させることが大切。
指導の充実を図るために
1.算数・数学的活動の充実
授業の「ねらい」を明確にし、追求させる
単元計画、評価規準の適切な設定
・言語活動の有効利用
手段としての言語活動
・見通しやふり返りの設定
構想を立て実践し、評価・改善
・事実、方法、理由を問う場面の設定
事柄や事実を説明する
「~は、・・・である」
方法を説明する
「~を用いて、・・・する」
理由を説明する
「~であるから、・・・である」
指導の充実を図るために
2.数学的な用語を使った表現力の育成
【「それ」「あそこ」で、授業が曖昧になっていないか】
→ 算数・数学の用語を用いて、児童・生徒は的確に自分の考えを話した
り、ノートに書いたりすることはできているか?
→ 教室の中で、定義や性質に基づいて考えることを曖昧にしていないか?
・用語をただ教えるだけでなく、児童生徒に考えさせる場面を
・正しく使えないときはやり直しも (繰り返し定着させていく)
算数・数学の用語を的確に用いることは、小・中学校の接続においても重要である。
指導の充実を図るために
3.過去の学力調査問題を活用した授業や宿題、テスト
・調査問題を活用した単元を構想し、実施(特に中2では、関数・図形を)
・調査問題の家庭での活用
4.習熟度別少人数指導の充実
・評価規準、到達目標を統一した指導の実施
・児童生徒の実態に応じた
5.数学科教員のネットワークの強化と利用
・指導教諭や学力向上支援教員等の優れた実践と追実践の日常化
・中学校における教科部会の充実
チームOITA 未来への飛躍
~学力向上のための3つの提言9つの行動~
1.基礎的・基本的事項のセーフティネットの構築
凡事徹底
○各種学習状況調査結果の分析
○基礎的・基本的事項の徹底
○補充指導強化キャンペーンの実施
2.ネットワークでつながった授業改善
○成果を上げている先進県・市町村・学校の取組の積極的な導入
○計画的な学校図書館活用教育の推進(モデル校の取組導入)
○学力向上支援教員等の取組と教科部会の取組との連動
3.ブラッシュアップされた授業
高いアンテナ
切磋琢磨
~大分スタンダード(3つの授業改善)をベースにした質の向上~
○学習した「用語」を活用し、説明・論述等表現する授業
○一人一実践を通した授業改善の徹底
○日常的な授業観察・指導による校長を中心とした組織的な授業改善
チームOITA 未来への飛躍
~学力向上のための3つの提言9つの行動~
1.基礎的・基本的事項のセーフティネットの構築
凡事徹底
○各種学習状況調査結果の分析
①誤答の傾向や不十分な解答から、一人ひとりのつまずき
を把握
②つまずきに応じた指導計画の作成
○基礎的・基本的事項の徹底
①「めあて」が達成できたかどうかの評価
②家庭学習の質・量・事後指導の見直し
③学校図書館を活用した「言葉の世界」との出会い
○補充指導キャンペーンの実施
・その学年で学んだ基礎的知識の確実な定着のための、放
課後や休業中の補充指導
(すべての学校、全ての学級で今年度中に)
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
国語の指導において、漢字・語句など基礎
的・基本的な事項を定着させる授業を行った
割合
小 56.0% → 100.0%
中 48.5% → 100.0%
単元の節目等で、効果的な取り立て指導を行う
など、定着に向けた授業が行われた割合
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
算数・数学の指導において、補充的
な学習の指導を行った割合
小 46.5% → 100.0%
中 30.8% → 100.0%
授業におけるスパイラルや家庭学習など
の指導を含む
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査学校質問紙から
算数・数学の指導において、計算問題
などの反復練習を取り入れた授業を
行った割合
小 66.3% → 100.0%
中 49.2% → 100.0%
1単位時間や単元末等に効果的な反復練
習をしている割合
チームOITA 未来への飛躍
~学力向上のための3つの提言9つの行動~
2.ネットワークでつながった授業改善
高いアンテナ
○成果を上げている先進県・市町村・学校の取組の積極的な導入
①積極的に情報を収集し、「やってみよう」「取り入れてみよう」という機運
を学校全体に
○計画的な学校図書館活用の推進(モデル校の取組導入)
①小学校の読書活動の充実
②中学校の読書時間の確保(全ての中学校で今、すぐに)
③各学校における司書教諭等のミッションの明確化
○学力向上支援教員等の取組と教科部会の取組の連動
①指導教諭や学力向上支援教員等のすぐれた授業と追実践
の日常化
②中学校における各教科部会の充実
(教科部会における授業の磨き合い)
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
「朝の読書」などの一斉読書の時間を週1回
以上設けた割合
中・・・75.4% → 100.0%
「朝の読書」のみならず、学校の教育活動
の中で一斉読書の時間を設けた割合
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
教科内にとどまらない学校として組織的に行
う、指導力向上のための研修や取組の割合
中 40.8% →100.0%
チームOITA 未来への飛躍
~学力向上のための3つの提言9つの行動~
3.ブラッシュアップされた授業
切磋琢磨
~大分スタンダード(3つの授業改善)をベースにした質の向上~
○学習した「用語」を活用し、説明・記述等表現する授業
①既習の学習用語を使って指示をし、考えさせ表現させる授業
②根拠を明確にし、説明し伝え合う活動の重視。
○一人一実践を通した授業改善の徹底
①単元を貫く言語活動を通した課題解決的な授業
・国語科における「単元学習計画」の提示(授業の見える化)
(全ての教室で、今すぐに)
②基本的な知識・技能を活用する算数・数学的活動の充実
・明確な「ねらい」の設定
(全ての教室で、今すぐに)
③過去の学力調査問題を活用した授業
・問題の設計や構成を授業作りのヒントにする
・調査問題を宿題や補充学習で活用する
○日常的な授業観察・指導による校長を中心とした組織的な授業改善
指標
「単元の学習計画」提示した割合 100%
各領域、学期に
1回ずつは提示を
■教室に掲示
■プリントで示してノートに
国語を教える全ての教師
ができなければならない
○生徒の「学習の見通し」
○教師の授業構想力の伸長
○学習指導要領を踏まえた授業が実施されているか
・・・校長等が確認できる
○互いの単元展開を知ることができる
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
(中学校)
国語の指導において、目的や相手に応じて話
したり聞いたりする授業を行った割合
16.9% → 100.0%
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
(中学校)
数学の指導として、実生活における事象との
関連を図った授業を行った割合
13.8% → 100.0%
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
(中学校)
全国学力・学習状況調査や独自の調査等の
結果を利用し、具体的な教育指導の改善等
を行った割合
小 45.4% → 100.0%
中 35.4% → 100.0%
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
(中学校)
全国学力・学習状況調査や独自の調査等の
結果を、学校全体で教育活動を改善するた
めに活用した割合
小 42.2% → 100.0%
中 32.3% → 100.0%
指標
○平成25年度全国学力・学習状況調査 学校質問紙から
家庭学習の課題について、評価・指導を行っ
た割合
小 77.3% → 100.0%
中 52.3% → 100.0%
日常の家庭学習が対象。長期休業中は除く