スライド 1

モーメントのつりあい
実教出版 新機械設計
第2章 機械に働く力と仕事
(1)力
モーメントのつりあい
【例題1】
図のように、はかりと長さ1000〔mm〕の棒を用意し、棒の両端O,Aを
自由に回転できるように支持して点Bに物体を吊した。
このとき、はかりの針は吊す前に対して100〔N〕の力に相当する分動いた。
点Bに作用する力Wを求めよ。
ただし、OBの長さは400〔mm〕とする。
1000〔mm〕
400〔mm〕
O
A
B
W
100
0
200
〔N〕
300
モーメントのつりあい
【解答】
つりあいの条件から、点Oまわりに作用する力のモーメントの和を0として、
点Bに作用する力Wを求める。
(時計回りのモーメント) =0
(反時計回りのモーメント)
-
力(100) ×距離(点Oからの距離)
力(W) × 距離(点Oからの距離)
1000〔mm〕
400〔mm〕
100〔N〕
O
A
B
W
100
200
0
300
モーメントのつりあい
【解答】
ゆえに、
100〔N〕 × 1000〔mm〕 ― W × 400〔mm〕 =0
答え 250〔N〕
よって、W=250〔N〕
1000〔mm〕
100〔N〕
400〔mm〕
O
A
B
W
100
200
0
300