6‐1 ERPを用いたシ ステム開発 4405086 三堀 慎太朗 1 ERP統合パッケージ ERP(Enterprise Resource Planning ) 統合基幹システム 企業資源管理 2 ERP統合パッケージを導入すると 何ができるのか 情報システムの機能として、経営データ をリアルタイムに提供できる ERPへの投資は、戦略投資としてとらえ 、業務改革を含めて考える 3 ERP統合パッケージの導入手順 フィット&ギャップ分析 業務設計 システム開発 システム稼動 4 フィット&ギャップ分析 パッケージが備える機能と、ユーザ企業 の業務の「適合部分(フィット)」と「乖離 部分(ギャップ)」を分析 5 業務設計 新しい業務プロセスをERP統合パッケ ージで具体的な仕組みに設計する 6 システム開発 標準機能を利用する部分は、システム パラメータを用いて可変部分を実装 標準機能以外では、パッケージの機能 を修正開発 7 ERP統合パッケージ導入効果 業務関連系 信頼性 コスト、開発期間 保守性 8 ERP統合パッケージの選択 パッケージの機能、特性 パッケージ導入コスト、稼動実績、社会評価 パッケージ提供会社、支援開発会社の体制、信頼 性、将来性 導入ハードウェア・ネットワーク等環境での性能確認 システムの追加機能開発の可否と方法 システムの拡張性、保守性 他社パッケージとの親和性 9 導入上の留意点 ERP統合パッケージ導入の目的・範囲の明 確化 利用部門主体のプロジェクト体制 上流工程の分析、システム設計に重点を置く 関連システムとのインタフェース設計 データ移行設計 10 6-2 オブジェクト指向 システム分析、設計 4405092山口 11 オブジェクト指向とは オブジェクト指向= データと手続きをひとかたまりにした「もの( オブジェクト)」を単位としてソフトウェアを構 成 12 オブジェクト指向の適用範囲 システム開発の全般にわたる • オブジェクト指向分析 • オブジェクト指向設計 • オブジェクト指向プログラミング • オブジェクト指向データベース • オブジェクト指向言語 13 オブジェクト指向での システム分析設計 システム化要求 システム分析 システム設計 実装 14 オブジェクト指向によるシステム分析 ユーザからのシステム化要求の情報収集を 行い、システムの要件定義をしていく UML(Unified Modeling Language )を用いるの が一般的 15 オブジェクト指向によるシステム設計 オブジェクト指向によるシステム設計はシステ ム分析と同様にUMLを用いる 画面設計、ヒューマンインタフェース設計、入 出力データに関する設計など、オブジェクト指 向の範囲外のシステム設計も適宜行う 16 UMLとは UML(Unified Modeling Language ) • オブジェクト指向でのシステム開発のモデリング における業界標準の表記法 • モデルの表記法であり、システム開発の方法論 ではない 17 オブジェクト指向技術の展開 現在のシステム開発において、オブジェクト 指向関連の技術は必要不可欠 基本概念として、オブジェクト指向はSEにと っても必須の知識となる 18 6-3Web技術を用いた システム開発 山本恭平 19 Webコンピューティングとは (1) ユーザインターフェースとして、インターネット 上のWebブラウザを利用したシステムをWeb コンピューティングと呼ぶ 企業内向けのイントラネットや企業間のエク ストラネットもWebコンピューティングの応用例 になる 20 Webコンピューティングとは (2) <Webコンピューティングのメリット> 1.適用できる範囲が広い 2.操作が簡便 3.メンテナンスが容易 21 Webコンピューティグによるシステム 開発(1) Webコンピューティングでは、クライアント側に必要な のは基本的にWebブラウザだけ サーバ側にはWebサーバのほかに各種処理を実行 するアプリケーションサーバやデータを格納するデ ータベースサーバが必要 小規模なシステムで同時にアクセスするユーザ数が 少なければ、1台のサーバですべての機能をまかな うこともできる 22 Webコンピューティングによるシステム 開発(2) <課題> 使いかってを左右する応答時間を保証するのが難 しい Webブラウザのユーザインターフェースが貧弱 既存のクライアント/サーバ型のシステムをそのまま 移行できない 23 Webサービス システム開発の生産性を高める方法のひとつに、ソフトウェ アの再利用の考え方がある 2000年から2001年にかけて新しく提唱され、世界的な標準技 術として注目を浴びているのがWebサービス Webサービスでは、その名が示すように「サービス」を再利用 Webサービスはインターネットを介して、異なる場所や環境で 動作するソフトウェアを動的に連動させる技術 24 Webサービスの技術(1) Webサービスは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、XML(Extensible MarkupLanguage)などすでに確立されているWeb技 術をベースに、次に示す3つの基本的なアー キテクチャを技術標準としている 25 Webサービスの技術(2) <3つの基本的なアーキテクチャ> 1.SOAP(Simple Object Access Protocol):サ ービスへの接続 2.UDDI(Universal Description,Discovery, and Integration):サービスの検索・発見 3.WSDL(Web Service Description Language):サービスの記述 26 XP(エクストリーム・プログラム) を用いたシステム開発 4405087 宮崎雄吾 27 XPとは コンサルタントのケント・ベック氏らが1999年 にまとめた新しい開発スタイル XPは少人数の技術者達がコミュニケーション を密にして、分析、設計、プログラミング、テス トまでのすべてを短期間で行い、生産性を飛 躍的に高める手法 28 XPの特徴 4つの基本的な価値観が提唱されている 1.コミュニケーション(Communication) 2.単純さ(Simplicity) 3.フィードバック(Feedback) 4.勇気(Courage) 29 コミュニケーション (Communication) 4つの価値観の中で一番重要 システム開発が成功するかどうかは、これら のコミュニケーションから生まれる信頼関係に 帰着する 30 単純さ(Simplicity) ユーザが今本当に必要としていることを短期 間に完成することを優先する 31 フィードバック(Feedback) 常に最新の情報をフィードバックし、細かく修 正作業を行うことで問題は大きくならないよう にする 32 勇気(Courage) 「コミュニケーション+単純さ+フィードバック=勇気」 の構造が成り立つ ⇒自信を持って困難なシステム開発に立ち向か う勇気が出てくる 33 XPによるシステム開発サイクル ユーザ ①ストーリーを定義 技術者 → ②ストーリーごとの見積もり ↙ ③リリースを選択 → ④プログラムを作成 34 12のプラクティス実践(1) 1.計画ゲーム 2.小さなリリース 3.メタファ 4.シンプルデザイン 5.テスティング 6.リファクタリング 35 12のプラクティス実践(2) 7.ペアプログラミング 8.共同所有 9.継続的インテグレーション 10.週40時間労働 11.オンサイト顧客 12.コーディング標準 36 XPが目指すもの 無駄を省き、官僚的な管理はしない プロ意識を持ち、自分の作業タスクを責任を持って 完了する チームワークも重要視される 組織はフラットで、サッカーチームのような組織 ユーザにとって価値があり、必ず動くシステムを短 期間に開発するための開発手法が期待されている 37 6-5 システム自動開発ツール GeneXus 4405023 加治正記 38 GeneXusとは 南米ウルグアイのARTech社で開発された業務用 アプリケーションの自動開発ツール。 業務知識の登録→プロトタイプでの要件の確認 を 繰り返すことでユーザとのシステム要件定義を完成 させる。 ユーザが満足するシステム要件仕様が完成した時 点でプログラム言語でソースコードを自動生成する 。 業務アプリケーションの稼動後のシステム変更作業 もすべてGeneXusを通じて行う。 39 現状システム開発の問題 プログラムの設計から作成、単体テストまでに大 量のSEとプログラマが必要。ソフトウェア製作に は多くの人手と時間が必要。 システムテスト最終段階での仕様変更は、問題解 決に多大な工数が発生する。 ソフトウェア製作中にもシステム仕様が変動する。 システム仕様を無理に凍結すると、相対的に不満 足なシステムの開発を進めることになる。 40 GeneXusによる開発手順 1.ユーザの視点から見た「業務知識の登録」 2.業務アプリケーションの「プロトタイプ作成」 3.ユーザと「プロットタイプでの要件確認」 4.システム要件仕様の完成まで繰り返し 5.最後にプログラムを自動生成し、業務アプ リケーションのソフトウェアを製作 システム設計の1部から単体テストまでの工程が 省略可能 41 プロトタイプの有効性 ユーザが詳細な箇所の説明を忘れる SEが言及できない業務的な要素が抜ける ユーザは誤ったシステム側の解釈をすること がある SEはユーザの説明を誤って解釈し、システム 化することがある 42 GeneXusの環境 プラットフォーム AS/400 UNIX LINUX,Windows データベース IBM DB2 Oracle,Infomix,SQL Server プログラム言語 RPG,COBOL C/SQL,Visual Basic, Visual FoxPro JAVA 43 システム開発へのインパクト GeneXusを用いるとシステム開発全体を通し た生産性は公式数値として5倍以上向上する と言われています。これにより現在のシステム 開発の1/5の工数でシステム開発が実現可能 になります。GeneXusを用いたシステム開発 チームの構成規模は最大で5名程度と言われ ており、プログラマは不要となります。 44
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