PowerPoint プレゼンテーション

下水施設(設備)の改築計画手法
資料4-4
中分類単位で長寿命化計画検討対象設備を分類
小分類単位で長寿命化計画検討対象設備を分類
部品単位の健全度調査により、長寿命化計画検討対象設備を分類
長寿命化計画検討対象設備についてLCC比較を実施
1
中分類・小分類の区分け
(ポンプ施設の例)
中分類
小分類
小分類
小分類
駆動
装置
減速機
ポンプ
本体
約4000基
この事例の場合、中分類の
代表機器であるポンプ本体
および駆動装置に劣化が認
められた場合に限り、減速
機等の検討を行う
2
長寿命化対象機器選定
ステップ1
7年
機種変更で大幅な
電力削減が可能なもの 等
(100kwから10kwになる機種あり)
3
まずは中分類単位
で判定
長寿命化対象機器選定
ステップ2
この段階で
小分類単位の検討
見た目で劣化が判定
できない電気設備等
重要度の低い
機器
4
根幹部品と主要部品
ボディー
ステアリング装置
ミラー
エンジン
灯火装置
※タイヤは消耗品
ホイール及びタイヤ
シャシー
動力伝達装置
ブレーキ装置
根幹部品
サスペンション
※パッドは消耗品
5
長寿命化対象機器選定
ステップ3
交換困難なため、
全面更新必要
交換可能な重要部品
(交換により延命化可能)
国費で長寿命化実施
国費で長寿命化したにも関
わらず、7年(処分制限)未
満で更新必要
6
LCC比較手法
2種類のアクションの累積費用を算定し、年当り費用の安価なものを選定
●アクション1:対象設備の各部品について、どれか1つでも交換必要と
なった時点で、設備全体において求められる性能を十分に発揮できなくな
ることから、設備単位の更新を行う
●アクション2:対象設備の各部品について、いずかの部品が交換必要と
なった時点でその部品のみ交換して健全度を回復させ設備単位の更新が必
要な状態になるまで長寿命化させる
●累積費用の算定期間:当該設備の設置から更新までの年数(使用年数)
とする)を評価年数とし、現時点から評価年数分経過するまでの期間
例:設置から更新まで30年使用した機器は、「現時点から30年間」
の累積費用を算定
【出典】
※ストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿命化計画
策定に関する手引き(案) (H25.9 国土交通省)
7
1990年設置機器のLCC比較事例
アクション1の劣化予測
チェーン等の劣化
により全面更新
傾き=健全度予測
5.0
4.5
スクリーン
健全度
4.0
駆動装置
3.5
3.0
軸
2.5
レール
2.0
レーキ
1.5
スプロケット
1.0
チェーン
0.5
本体フレーム
0.0
2011
2016
2021
2026
2031
2036
2041
2046
年度
8
アクション1の累積費用
評価終了時点での
累積費用 75百万円
累積費用(百万円)
120
100
更新費用累積
チェーン等の劣化
により全面更新
(設置後24年)
維持管理費用累積
80
60
40
20
0
2011
現在
(評価開始)
2016
2021
2026
年度
2031
2036
2041
2046
24年後
(評価終了)
9
アクション2の劣化予測
スクリーン
根幹部品であるフレーム
の劣化により全面更新
チェーン等の劣化に
よりチェーン等取替
駆動装置
5.0
傾き=健全度予測
軸
健全度
4.5
レール
4.0
3.5
レーキ
3.0
スプロケット
2.5
チェーン
2.0
本体フレーム
1.5
1.0
0.5
根幹部品
0.0
2011
2016
2021
2026
2031
2036
2041
2046
年度
10
アクション2の累積費用
更新費用累積
長寿命化費用累積
累積費用(百万円)
120
評価終了時点での
累積費用 105百万円
根幹部品であるフレーム
の劣化により全面更新
(設置後34年)
維持管理費用累積
100
80
チェーン等の劣化に
よりチェーン等取替
60
40
20
0
2011
現在
(評価開始)
2016
2021
2026
年度
2031
2036
2041
2046
34年後
(評価終了)
11
アクション1と2の年平均費用比較
●アクション1:24年間の累積費用は75,000千円
⇒年間平均3,125千円
●アクション2:34年間の累積費用は105,000千円
⇒年間平均3,088千円
★年間平均費用が低いアクション2を採用
12
設備の健全度予測【修繕履歴が無い場合】
・設置から診断時点までの健全度の低下量を経過年数で除して健全度予測勾
配を求める。
5.0
実績勾配
当初設置
健全度
4.0
診断
健全度4.0
3.0
健全度予測勾配
設置当初(5.0)から診断時点
(4.0)までの直線式
2.0
1.0
0.0
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
26
28
30
32
34
36
38
40
経過年数
13
設備の健全度予測【修繕履歴が有る場合】
・修繕実施の前年度の健全度から実績勾配を求め、これを将来の健全度勾配
とする。修繕履歴が複数あった場合は、実績勾配の平均値を採用する。
当初設置
修繕1回目
補修:2→5
修繕1回目
補修:3→4
5.0
実績勾配1
4.0
健全度
健全度予測勾配
実績勾配1と2の平均
実績勾配2
3.0
2.0
1.0
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22 24
26
28
30
32
34
36
38
40
経過年数
14