La Fonera2.0gで あそぼう 2009年11月7日 [email protected] お品書き • 前回のおさらい • La Foneraの種類 • 使ってみよう • 分解してみよう(HW編) • 分解してみよう(SW編) • さらなる発展 • 参考資料 前回のおさらい • 家庭に来ているインターネット回線に専用無線LANルータ (La Fonera)を接続し、みんなで共有しましょう、というコミュ ニティ。 • インターネット回線を一般に公開することを許していない場合 があるので、ISPと契約を確認する必要がある。 • 「FONホットスポット」が正しく機能することを保証するため、 「Linus」は公式版の「FONソフトウェア」のみを使用します。 • GPLv2に基づいてファームのソースコードが公開されてい る。 ⇒ FONの利用規約等を読んでも、「LAN共有コミュニティ」に関 する規約しか定義されておらず、「La Fonera」の改造等の 規約は定義されていない。ただ電波法的には「認可された機 器の改造」ととられる可能性はある… La Foneraの種類 NEW La Fonera FON2100 FON2200 La Fonera2.0n FON2201 FON2202 FON2303 IEEE 802.11g/b/n WEP(64/128bit) / WPA / WPA2 / WPA mixed TKIP, AES, Mixed セキュリティ OpenWrt (Linux2.4) OS CPU OpenWrt (Linux2.6) Atheros AR5315 183 MHz Main Memory 16MB ? Ralink 300 MHz 32MB 4/8MB Flash 64MB 8MB Flash WANポート LANポート La Fonera2.0g IEEE 802.11g/b 無線規格 Flash Memory La Fonera+ 10/100Base-T × 1ポート (なし) USBポート 10/100Base-T × 4ポート 10/100Base-T × 1ポート (なし) 2.0/1.1×1ポート メーカ希望価格 1,980円 3,800円 6,980円 7,480円 発売日 2006/12/ 5 2008/ 1/23 2009/ 6/25 2009/10/23 使ってみよう (メニュー構成) ダッシュボード +-------+-------+ 【ファイル転送関連】 【設定・ローカル機能】 +YouTube アップローダー +プラグイン +Flickr +ファイルブラウザ +Picasa Uploader +設定 +Facebookアップローダー | +ワイアレス +Torrent ダウンローダー | +インターネット +ダウンロードの管理 | +ネットワーク +バックアップ履歴 | +言語 | +パスワード | +システム | +ファイアウォール | +DDNS | +ファイルサーバ | +Foneraステータス +USBディスク +UMTS/3G +プリンタ +ウェブカメラ 使ってみよう (ファイル転送関連) • USBの共有領域に「youtube」「picasa」と いうフォルダを作り、そこにファイルを入れる と、自動的にアップロードしてくれる。 → 本当にうれしい? 使ってみよう (設定・ローカル機能) • USBディクスの共有はデフォルトで有効。 • USBカメラやプリンタの共有はプラグインを有 効にする必要がある。 増えた 使ってみよう (USB HDD/Camera) 正しく接続されると、ダッシュボード上のアイコンの×が消える。 •USB HDD – FAT16/FAT32でフォーマットされたもの – SMBもしくはFTPでアクセスできる(変更可) – ファイル名が漢字だと?? •USB Camera – 基本的にはUVC(USB Video Class)という規格に則った製品なら ば、OKらしい。でもElecomのUCAM-DLG200Hは認識しなかった。 LogicoolのWebcamC200はOK。 → 事前に確認を。 http://linux-uvc.berlios.de/ USBディスク管理 File Browser Web Camera 分解してみよう (HW編) • 裏面にゴム足が4個。 • LED側の2つのゴム足を外し、隠れている 2本のネジを外すだけ。 アンテナ 端子 シリアル 出力 動作確認用 LED スイッチング ハブ Ether コントローラ WANポート CPU LANポート USBポート 無線アンテナ メイン メモリ USBホスト コントローラ Flashメモリは 基盤裏 電源コネクタ 分解してみよう (SW編) • Etherポートでは、Webインタフェースしか公開されていない。 (La Fonera+ではtelnetが公開されていたらしい) • 細かい設定を見るには、基板上のシリアル出力に接続する必 要がある。 • 携帯電話とUSBポートを接続するレベルコンバータ機能付きの ケーブルが市販されている。 ジャンパピン側はそれようの部品を使用すればよいのだが… USBの変換部品を流用する。 レベルコンバータ機能付きケーブル(千石電商,\570) USB変換部品(ヨドバシカメラ,\250) • ボーレート9600bps、8bit、パリティなし、フロー制御なし(つま りいたって普通)。 ケーブル GND RxD TxD 黒 白 緑 Bootメッセージ Loginメッセージ さらなる発展 OSを入れ替えると… 純正2.2.6.0(rc) 2.2.5.0ではアクセスポイントモードにしかならないが、2.2.6.0では無線クライ アントモードにもすることができる。電源さえあれば有線ポートに何も接続しなく ても、サービスを提供できる。 • OpenWrt 「FONソフトウェア」の元。apacheやsamba等様々なパッケージが用意されて いる。 –モニタとキーボードを繋いでPC化 –E-Mobileと繋いでモバイルワイヤレスルータ化 またCPUにはGPIO(General Purpose I/O)インタフェースが備わっている。 –各種センサーを接続して、定点観測機器 GPIO USB RS232C Ether (グラフィックLCD 組み込みキット) 参考資料 • FON http://www.fon.com/jp • FON Wiki Beta http://wiki.fon.com/wiki/Main_Page • 日経Linux 2009年9月 [特集]新FONルータを改造する [連載]2000円ルータを改造しよう
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