私が住んでいる 街はどんな 街? ―多治見市お届け

平成23年12月8日
平成23年度後期地区懇談会
脇之島地域
テーマ 「 住民の高齢化に伴う交通・買い物問題について」
多治見市役所 都市政策課
目 次
(1)多治見市の公共交通に関する考え方
(2)多治見市におけるコミュニティバス事業について
(3)脇之島地区における交通計画について
1.多治見市の公共交通に関する考え方
◇概要
鉄道、路線バス、コミュニティバス等の交通モードを役割
分担し、交通結節点を整備しネットワーク化を図る。
①鉄道
②路線バス
③コミュニテイバス
④地域内交通
⑤タクシー
⑥福祉輸送
広域的な幹線輸送
鉄道のない地域の幹線輸送
中心市街地周辺で路線バスを補完
小規模な地域での地域内交通
個別輸送
移動制約者輸送
公共交通
戦略図
2.多治見市におけるコミュニティバス事業について
事業目的:中央部市街地のまちづくり支援
コミュニティバスに期待する効果
中心市街地における
まちの活性化、渋滞対策、交通空白区の解消
地球温暖化対策、交通弱者の外出支援等
3.脇之島地区における公共交通について
①路線バス運行の現状
輸送人員
指数
ホワイトタウン線 輸送人員推移表
指数:平成9年度を100とした数値
(人)
900,000
110.0
100.0
800,000
100.0
94.6
90.8
91.1
90.0
89.8
83.1
700,000
80.0
77.8
71.7
600,000
66.7
70.0
63.8
58.3
500,000
62.1
52.6
60.0
58.5
50.0
400,000
40.0
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
※輸送人員
H9 784,104人/年
H22
458,357 人
H22
3.脇之島地区における公共交通について
② 高齢化に対応した新たな地域内交通の確保
ⅰ)運行状況 東濃鉄道㈱の路線バス(ホワイトタウン線)
平日通勤時間帯 9本/時 (7時台)
昼間 3本/時
(比較的運行本数の多い路線)
ⅱ)課題 (例示)
➣ 高齢化により、停留所までの移動が困難
➣ 地区内の商業施設閉鎖による近隣の商業施設への交通の確保
➣ 昼間の北、南循環の統合及びダイヤ変更による利便性の低下
3.脇之島地区における公共交通について
ⅲ)対応 (例示) ⇒ 事業者に対し、ダイヤ経路の改善要望
事業者の現状は・・・
高速バスの利益を路線バスの損失補てんに充てるなどの内部補助・減
便による経費削減などで既存の路線を維持するので精一杯
エリア独占企業なので改善意欲は薄い
そこで・・・
地域に必要な公共交通はどのようなものなのか、
運営・運行方式について「適材適所」な交通を創り出すことが重要
地域の主体的な参画が必須
意識共有できる人たちが集まり、行動できる場が必要
地域自らがつくりだすことで、マイバス意識が醸成される
4.各地域の事例
四日市市
生活バスよっかいち(S-BUS)
○コミバス(中型バス使用) H15.4 本格運行
運営主体: NPO法人生活バス四日市
4.各地域の事例
多治見市
市之倉トライアングルバス
運営主体: ㈱コミュニティタクシー H19.4 本格運行(H21より自主運行)
運行区域: 市之倉町全域、バロー多治見南店、中心市街地の一部
運
賃: 市之倉町内及びバロー多治見南店 200円/一乗車
市之倉町内から中心市街地
800円/一乗車
運行実績: H19年度 1,186人
H20年度 3,141人
H21年度 4,629人
H22年度 5,516人
課題:運行開始以来右肩上がりに
利用人数は増加しているが、
依然として大幅な赤字での
運行
5.地域内交通の運行モデル(例示)
①運行主体:
②運行区域:
③運行形態:
④運行日時:
⑤運行経費:
自治会
最寄りの商業施設及び個人診療所
路線定期運行又はデマンド運行
平日の昼間
交通事業者への委託金
委託金 ー 運賃収入 = 欠損額
欠損額の負担のあり方
(運行主体)
①世帯負担方式
1世帯ごとに一定額を負担
②サポーター方式 運行に賛同する方がサポーター券の購入
(行政)
一定額を補助金として自治会に交付
◇検討にあたっての留意事項
① 既存のバス路線や、他の公共交通に負担をかけない
例: 東濃鉄道㈱のバス路線と競合しない
② 収益性の高い路線のみへの参入禁止
※おいしいとこ取り禁止(クリームスキミング)
例: 県病院への直行便の創設等
③ 地域(多治見市)内の関係者の合意形成
□ 多治見市地域公共交通会議の承認
※ボランティア輸送を除く
□ 多治見市有償運送運営協議会の合意
※福祉有償運送