抗癌剤感受性検査(HDRA)について 1.HDRA検査の特徴 ①In vivo に近い三次元組織培養法を採用 ②高い判定可能率(90%以上) ③臨床との相関が良好 ④時間依存性も評価可能 ⑤非増殖期の腫瘍細胞の評価も可能 ⑥従来と比較して少量の検体で検査可能 2.HDRAの検査方法 2005.5.1 3.検査対象 材料 (癌種) 新鮮固形腫瘍 (胃癌、大腸癌の原発巣、転移リンパ節、乳癌 その他の固形癌につきましてはご相談ください) ※ホルマリン固定及び凍結検体は不可 検体量 4薬剤で1~1.5cm大 薬剤 正式項目:マイトマイシンC、5-フルオロウラシル、アドリアマイシン、シスプラチン 参考値報告:イリノテカン、タキソール、エピルビシン、ピラルビシン、シクロフォスファミド イフォスファミド、エトポシド、カルボプラチン 報告日数 検体受付日から15日以内 注意:前期癌種以外の固形癌および正式項目以外の薬剤につきましては判定基準が設定されておりませんの で結果解釈が難しくなる可能性がありますので、必ず事前にご相談ください。 4.HDRA検査検体提出方法 貴院検査室または弊社営業所までご連絡下さい. 検体の予約 ※注意事項 ①手術予定日の3日前までにご連絡ください。 ②受託可能日は、月~金です。 専用輸送容器,検査依頼書をお届けします. 輸送容器は冷蔵庫で保存ください. 資材のお届け ・検体は滅菌生理食塩水 で洗浄後, 輸送容器に入 れて下さい. 検体の採取 ・検体はできるだけ早く輸送容器 に入れて下さい. ・切り出し時のレーザーメスの使用はお避け下さい. 検体の保存 冷蔵庫(4℃)にて保存して下さい. ・ご連絡いただければ,集荷に伺います. 検体の集荷 ・採取後,48時間以内に検査に入らなければ, viabilityが下がってしまいますのでできるだけ 早くご連絡ください. 検査結果報告 9~15日以内にご報告いたします. 5.検査要項 項目 コード 項目名称 検体量 容器 保存 所要日数 実施料 判断料 検査方法 6987-9 HDRA検査 癌組織 0.5g (4薬剤まで 10×10×10mm) 専用 容器 冷蔵 9~15日 未収載 HDRA 受託可能薬剤 MMC、5-FU、ADM、CDDP これ以外については、弊社営 業員へお問合せください。
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