7.トランジスタ増幅の実際

7.トランジスタ増幅の
実際
1.基本増幅回路の問題と対策
2.定量的な取り扱い方
3.特性図を用いて動作を考える
練習問題1
学籍番号
名前
つぎの文章の
の中に適することばを入れ・文章を完成しなさい。
V
図はトランジスタの基本増幅器ですが、この回路には、つぎのような問題
BE  I C
点があります。
VBE
 IC
(1)
特性が湾曲しているため、
が発生します。
(2)
特性の立ち上がりが急激であるため、
が不安
定になりがちです。
そこで、一般にはこれを解決するために,エミッタに抵抗を挿入しています。
(3)エミッタに抵抗を挿入することによって、いろいろな利点が生じますが、
同時に欠点も生じてきます。
エミッタに抵抗を挿入することによって生じる最大の欠点は,
R
が低下することです。
L
vi
VCC
VBB
2
練習問題2
図の回路に VBB =2Vを加えたときの各部の電圧,電流を求め
なさい。
(ただし、 hFE  100,VBE  0.7V とする。)
(1)VRE 
IC
RL
( 2) I E 
5k
IB
(3) I C 
( 4) I B 
(5)VO 
VCC
12V
VO
IE
VBB
VRE
RE
1.3k
4
練習問題3
図の回路で,I C の動作点を1mAにしたい。
VBB をいくらにすればよいですか。
RL
VCC
12V
vi
VO
RE
VBB
500
6
練習問題4
図の回路で,I C の動作点を1mAにしたい。
RE をいくらにすればよいですか。
RL
10k
VCC
vi
VBB
12V
VO
RE
1.2V
8
練習問題5
つぎの問いに答えなさい。
(1) 図aの回路の VB  I C 特性を図b中に、また VO  I C 特性と VRE  I C 特性を
図c中に完成しなさい。
(2)(1)で得た特性から,それぞれつぎの値を求めなさい。
① 出力電圧 VO は VB によって,およそ何Vから何Vまで変化できますか。
② 図aの回路で,出力電圧 VO の振幅を最大に取り出すためには VBB の値を何
〔Ⅴ〕にすればよいですか。
RL
10k
VCC
vi
VBB
12V
VB
VO
RE
2 k
10
1.2
IC
(m A)
1.0
1.0
IC
(m A)
0.8
0.8
0.6
0.6
0.4
0.4
0.2
0.2
0.7 1.0
2.0
3.0
VB (V )
5
10
VO ,VRE (V )
11