スクールソーシャルワーク論

認定社会福祉士研修認定番号:20130002
スクールソーシャルワーク
第1講義:
スクールソーシャルワークとは
~子どもの育つそれぞれの環境・学校~
中部学院大学人間福祉学部
准教授 宮嶋 淳(みやじま じゅん)
JUN Miyajima 2014.1.25.
1
日本子どもソーシャルワーク協会
【活動理念】
• わたしたちは、不登校・ひきこもりの子どもたち、犯罪
の被害者として、または、加害者として、犯罪に巻き込
まれた子どもたち、親の虐待を受けた子どもたち、いじ
めに悩む子どもたち、先が見えずに深夜徘徊するこど
もたち、リストカットを繰り返すこどもたち、たくさんの子
どもたちと出会ってきました。
• こどもたちとの出会いをとおし、今の「子どもたちの問
題」、それは、実は子ども問題でなく、「大人、社会の問
題」であると強く感じます。
• 子どもたちは、「できる」こと、「する」ことを求められ、
「そのままでいる」こと、「そのままである」ことを認めて
もらえないでいます。
JUN Miyajima 2014.1.25.
2
• 「そのままでいい」と言われないことは、自分の存在価
値を認めてもらえないことであり、自信を失います。
• 今、自己肯定感がもてない子どもたちがたくさんいろい
ろな形で自分の危機のサインを送っているのです。
• 一方で、出会う子どもたちが「そのままである」ことを認
めてくれる大人の存在、自分を「受けとめてくれる大人」
との出会いをとおし、自己肯定感を取り戻し、再び自分
の力で成長をはじめていく姿も見てきました。
• 子どもたちにとって必要なのは、「受けとめ手」としての
大人の存在です。
• わたしたちは、協会のさまざまな活動をとおして、地域
社会に子どものそばに寄り添い、耳を傾け、子どもを受
けとめていく存在をつくり、そして、こどもたちが出会え
る機会をつくっていきたいと考え、活動を展開していき
ます。
3
JUN Miyajima 2014.1.25.
倫理規定~「私たちは・・・」
• 子どもの権利条約、児童憲章の趣旨に沿って
活動し、子ども福祉の向上に努めます。
• 子どもが自らを愛し、自分を大切に思い、そし
て、自己の未来に希望を持つことを希求します。
• 子どもの権利を尊重し、子どもが家庭、学校、
地域で権利の主体として成長していくための援
助を展開していきます。
• 子どもの利益を最優先します。
• 子どもの自尊感情を大切にします。
• 子どもの自己決定を尊重します。
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4
• 子ども固有の価値を尊重し、子どもに自らの価値観を
押しつけません。
• 子どもが自ら成長していく力に寄り添い見守ります。
• 差別、暴力を否定します。
• 子どもの今あるがままを受け入れることから援助を進め
ます。
• 自己の価値観を知るとともに自らの内面に注意を払い、
自己を常に省みます。
• 常に地域にある社会資源を活用していきます。
• 自らの援助に限界があることを知り、子どもの援助のた
めの人的資源と手を結び、援助活動を進めます。
• 援助の過程で知り得た事柄について、外部に漏らしま
せん。
• 自己研鑽を惜しみません。
• 子どもの援助をする専門家である前にひとりの人間とし
て子どもとともに社会にあることを優先します。
5
JUN Miyajima 2014.1.25.
ソーシャルワークとは何か
• ソーシャルワーク
• ソーシャルワーカーInternational Federation
of Social Workers (IFSW) - Welcome to the
International Federation of Social Workers
(IFSW)
• 社会福祉士
• 認定社会福祉士
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6
日本型ソーシャルワーカーとは
• 1988年創設の「社会福祉士」
=ジェネリックなソーシャルワーカー
• 1998年創設の「精神保健福祉士」
=精神病院や精神障害者施設のSWr
=スペシフィックなソーシャルワーカー
• 重複資格取得者多数
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7
社会福祉士に求められる役割
• 福祉課題を抱えた者からの相談に応じ、必要に応
じてサービス利用を支援するなど、その解決を自
ら支援する
• 利用者が尊厳を持った自立生活を営むことができ
るよう、関係する様々な専門職や事業者、ボラン
ティア等との連携を図り、自ら解決することのでき
ない課題については当該担当者への橋渡しを行
い、総合的かつ包括的に援助していく
• 地域の福祉課題の把握や社会資源の調整・開発、
ネットワークの形成を図るなど、地域福祉の推進
に働きかける
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8
ソーシャルワークとは
類似語
– 社会福祉援助活動
– 社会福祉援助実践
従来
社会福祉援助技術
社会福祉援助実践
(社会福祉制度を活用する取り組み)
人 (子ども・親)
環境 (社会)
社会福祉援助技術
ケースマネジメント
相談援助
関係調整
社会福祉援助活動
プランニング
ソーシャルワーカー
ソーシャルワーク
(人間のWell-beingを目的とするすべての取り組み)
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9
バイステックの原則
1. 個 別 化 : 一人ひとりの固有性を認める
2. 意図的な感情表出 : 利用者の否定的な感情も認める
3. 統制された情緒的関与:
利用者の感情を受け止め、共感を示し、
個人的な感情をコントロールする
4. 受 容 : 今ここでの利用者の状態・情動・感情・脈略を
そのまま受け止める
5. 非審判的態度: 利用者を非難したり、
裁くような態度を示さない
6. 自己決定
7. 秘密の保持
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10
地域社会を支援する方法論の確立
• ケースマネジメントと同様に
Planed Changeの発想の導入
↓
計画を立て、生活を変えていく
(PDCAサイクル)
(そのための具体的な教材の開発)
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今後のソーシャルワークの発展方向
方法・技能
目 的
知 識
価値・倫理
社会的承認(制度的任用・社会的認知)
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ソーシャルワークとは
• ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェル
ビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進
め、人間関係における問題解決を図り、人々のエ
ンパワーメントと解放を促していく。
• ソーシャルワークは、人間の行動と社会システム
に関する理論を利用して、人々がその環境と相互
に影響しあう接点に介入する。
• 人間と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠
り所とする基盤である。
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ソーシャルワークの人間観
• 根本的価値 ・・・ 人権と社会正義
• 中核的価値 ・・・ 人間の社会性、変化の可能性
• 手段的価値 ・・・ 援助関係(バイステックの原則)
(ゾフィア・T・ブトゥリム
『ソーシャルワークとは何か』川島書店)
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マズローの欲求5段階説
1. 「のどが乾く」(生理的欲求)
2. 「安全な場所に住む」(安全の欲求)
3. 「友人を持つ」(社会的欲求)
4. 「尊敬される人物になる」(尊敬・評価の欲求)
5. 「自分の夢を実現する」(自己実現の欲求)
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ニーズとは・・
• 個人的な問題が、社会的に承認される過程を経て
「ニーズ」となる
• [非認知→要求(感得→表出)→承認]
というプロセスがある
• すべてのプロセスにおいて、
[エンパワメント ・ 交渉 ・ 葛藤 ・ 合意
・ 承認]の相互作用がある
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SWの中心は、システム構築
• 人から出発⇒ ニーズ⇒ 承認のための運動
としてのプロセス
• 社会的な承認⇒ 制度としての承認⇒ 法整
備⇒ 運用上の妥当性⇒ 点検・評価・改善
• 新しい制度・施策ができ、適切に運用できる
仕組みができること=SWでいう社会改革
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17
子どもたちの問題・課題とSW
いじめ
・何が問題か ≒何が起こっているのか≒アセスメント、診断
・どのような構造やしくみか ≒関係者や関係機関
≒法律、施策・制度
≒家族、学校、教育委員会、行政機関、子育て機関
・どうしたら対応できるのか ≒どのような機関・組織・人が機能すれば良いのか
≒教育、サポート、コントロール
・どうしたら防げるのか
≒社会資源、社会関係資本、社会資源開発
≒当事者の確定と予測。 記憶と記録
≒つながり、忘れない(風化させない)
≒時世を意識化
・このサイクルのなかで、SSWはどのような役割を果たせるのか
≒効応性の高いアプローチの、段階的活用
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18
スクールソーシャルワークとは何か
JUN Miyajima 2014.1.25.
19
スクールソーシャルワーカーとは
• ソーシャルワークに関する知識・技術・価値と倫理に
加えて、教育分野に関する知識を必要とする専門
職
• 問題を抱える子どもに対して、子どもの置かれた家
庭などの環境に働きかけ、福祉施設などの関係機
関等とのネットワークを活用し、さまざまな方法を用
いて子どもを支援する専門職。
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20
スクールソーシャルワークとは
• 学校をベースに、子どもの最善の利益、福祉の価値の
元にソーシャルワークを展開する。
• ソーシャルワークとは、人と環境の関係性に着目し、
様々な資源やサービス、法律等を資源・ツールとして
活用し、そのおかれた関係の改善を図る。
• 様々なシステムに変革を起こす。
• 問題を抱えた児童生徒に対し、当該児童生徒が置か
れた「環境へ働きかけ」たり、関係機関等のネットワー
クを活用したりする中で、多様な支援方法を用いて、
課題解決への対応を図っていく。
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21
スクールソーシャルワーカーの選考基準
(文部科学省)
•
•
社会福祉士や精神保健福祉士等の福祉に関する
専門的な資格を有する者が望ましい
福祉や教育分野における専門的な知識・技術を
有する者又は活動経験の実績等がある者のうち、
次の業務内容を適切に遂行できる者
1.
2.
3.
4.
5.
問題を抱える児童生徒が置かれた環境への働きかけ
関係機関等とのネットワークの構築、連携・調整
学校内におけるチーム体制の構築・支援
保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供
教職員等への研修活動
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スクールソーシャルワーカー
活用事業の変遷
• H19.
ごく一部の地方公共団体が単独で事業展開
• H20. 10分の10委託モデル事業
• H21. 3分の1の補助事業
• H22. 多様な形態のSSWの登場
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23
平成24年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 実施結果(概要)
区 分
種 別
H24
人
H23
%
人
%
1、SSWrとして雇用された実人数
784 100.0
722 100.0
①都道府県教育委員会(教育事務所含む)
226
28.8
212 29.4
②市区町村教育委員会
322
41.1
295 40.9
③小学校
173
22.1
121 16.8
2、教育機関ごとの
SSWrの配置人数 (複 ④中学校
95
12.1
115 15.9
数回答)
⑤高等学校
13
1.7
4
0.6
⑥教育支援センター(適応指導教室)
30
3.8
17
2.4
⑦その他の教育機関
10
1.3
15
2.1
①社会福祉士
331
42.2
292 40.4
②精神保健福祉士
182
23.2
166 23.0
③その他の社会福祉に関する資格
95
12.1
105 14.5
3、SSWrの有する資格
④教員免許
331
42.2
279 38.6
(複数回答)
⑤心理に関する資格
148
18.9
137 19.0
⑥その他のSSWの職務に関する技能の資格
31
4.0
33
4.6
⑦資格を有していない
64
8.2
58
8.0
21,351
16,562
①小学校
12,220
9,115
うち、小~継続者
14,500
13,043
4、支援の対象となっ ②中学校
た児童生徒数
8,586
7,226
うち、中~継続者
1,922
610
③高等学校
638
282
うち、高~継続者
①児童家庭福祉
14,037
43.5 10,950 40.8
②保健・医療
4,438
13.7
4,201 15.6
③警察等
1,126
3.5
1,282
4.8
5、連携した機関等
④司法・矯正・更生保護
445
1.4
385
1.4
⑤教育支援センター等
6,215
19.2
4,462 16.6
⑥その他の専門機関
2,969
9.2
2,460
9.2
⑦地域の人材や団体等
3,057
9.5
3,118 11.6
32,287 100.0 26,858 100.0
①不登校
9,727
23.8
7,824 26.0
②いじめ
914
2.2
416
1.4
③暴力
912
2.2
736
2.4
④虐待
2,475
6.0
1,870
6.2
2,332
5.7
1,400
4.6
6、継続支援対象児童 ⑤友人関係の問題
生徒の抱える問題と支 ⑥非行・不良行為
2,094
5.1
1,436
4.8
援状況
⑦家庭環境の問題
9,828
24.0
7,560 25.1
⑧教職員等との関係
1,545
3.8
1,018
3.4
⑨心身の健康・保健
3,038
7.4
2,265
7.5
⑩発達障害等
5,220
12.7
4,013 13.3
JUN Miyajima 2014.1.25.
⑪その他
2,860
7.0
1,577
5.2
40,945 100.0 30,115 100.0
24
平成24年度 スクールソーシャルワーカー配置 実人数
NO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
自治体名 実人数 NO
北海道
40
26
秋田県
4
27
山形県
20
28
茨城県
9
29
栃木県
3
30
埼玉県
38
31
千葉県
5
32
東京都
55
33
神奈川県
10
34
新潟県
4
35
富山県
19
36
石川県
17
37
福井県
13
38
山梨県
10
39
長野県
5
40
静岡県
10
41
三重県
4
42
滋賀県
10
43
京都府
36
44
大阪府
28
45
兵庫県
6
46
奈良県
3
47
和歌山県
15
48
鳥取県
18
49
島根県
31
50
自治体名 実人数 NO 自治体名 実人数
岡山県
6
51
広島市
5
広島県
6
52 北九州市
6
山口県
27
53
福岡市
10
香川県
9
54
熊本市
4
愛媛県
22
55
旭川市
1
高知県
36
56 横須賀市
2
福岡県
12
57
富山市
5
佐賀県
16
58
金沢市
2
長崎県
8
59
長野市
1
熊本県
17
60
豊田市
3
大分県
2
61
高槻市
19
宮崎県
7
62
豊中市
2
鹿児島県
40
63
尼崎市
3
沖縄県
12
64 和歌山市
2
札幌市
7
65
下関市
7
横浜市
8
66 久留米市
2
川崎市
6
67
長崎市
1
相模原市
3
68 鹿児島市
4
合 計
新潟市
2
784
静岡市
5
浜松市
6
名古屋市
13
*H24~中核市も
京都市
9
国の補助対象となる
大阪市
6
堺市
7
JUN Miyajima 2014.1.25.
25
マッピング技法の活用
• ジェノグラム(家系図)
• エコマップ(生態地図)
– 実践の「可視化」によって、アカウンタビリティを果たす
↓
他者への説明責任
問題に、何をインプットしたら、
どのようなアウトプットが得られるのかを説明する責任
JUN Miyajima 2014.1.25.
26
事例より
様々な問題が絡む不登校ケース
対象生徒:中学2年生男子
高2
中2
小1
JUN Miyajima 2014.1.25.
3歳
27
学校
担任
母
クラス
頼りにならない
メート
友達
いじめ?
本人
父
弟
3歳
弟
小1
JUN Miyajima 2014.1.25.
兄
高2
28
自立支援 ~lifeという物語
ナラティブ・アプローチ
保育所
幼稚園
小学校
中学校
高等
学校
大学
・今、何が必要か
・継続的に何が必要か
・将来的に何が必要か
JUN Miyajima 2014.1.25.
29
ナラティブ・アプローチ
•
社会構造主義の考え方をソーシャルワーク実践に応用した
•
「意味をつくりだす主体 」は利用者自身である
•
利用者が語る内容にこそ、利用者の本当の姿があると確信する
•
「物語(ナラティブ)としての自己」を尊重する
•
利用者の問題の本質はワーカーが決めるのではなく、利用者本人
が決めるものである
•
利用者の自己決定のための手段として、利用者本人が語るストー
リーを理解することを重視する
JUN Miyajima 2014.1.25.
30
ナラティブ・アプローチの特徴
• ジェンダーや文化的文脈から利用者の世界観を形成するあり方を聴
く。
• 人間というものは、複雑で多面性を持っている。
• 第一の目標は、利用者が自らの人生を構成するストーリーを理解す
ることであり、そのストーリーを広げ変化させること。
• 利用者の人生の真実となり得る別な側面を、利用者が見つけ出すよ
う援助する。
• ワーカーとの共同作業によって利用者は、袋小路から脱出して選択
肢や方法を見つけ出すことができる。
• 問題に焦点をあてているときには無視してしまっていた、利用者が
すでに所有し、使っている強さを利用者が認識し、動員することを
助ける。
JUN Miyajima 2014.1.25.
31
ナラティブ・アプローチの技法
• 利用者のこれまでのナラティブから脱出するよう聴き届ける。
• ワーカーから指針はぜず、かつ、新たなナラティブの構築プロセス
や構築にも、ほとんど提供しない。
• 指令や技術の提供はせず、プロセスを利用者本人が描く、教育的
実践。
• アセスメント自体が進行的で絶えず変化するプロセスであるとみな
す。
• ワーカーが関わるすべての期間中、常に変化を期待している。
• 実践における「アセスメント」段階と「トリートメント」段階とを区別をし
ない。
JUN Miyajima 2014.1.25.
32
ストレングス視点
• 子どものストレングス(強み)に着目する
・本人・・・朝、起こされずに起きて来た!!
・家族・・・食事の後、片づけが出来た!!
・学校
・地域
・その他
JUN Miyajima 2014.1.25.
33
主任児童
委員
児童
相談所
家庭児童
相談室
カウンセラー
母方の
実家
SSW
仕事
学校
新担任
母
中3の
新クラス
父方の
友達
実家
本人
父
仕事
学生
暴力
保育所
療育
弟
3歳
弟
小1
JUN Miyajima 2014.1.25.
ボランティア
兄
高2
34
チームアプローチの重要性
• “一人”の支援には限界がある
一人では、本当に必要な支援が
提供できていないかもしれない
• 多角的な視点からものごとを見ることができる
(学校で把握している子どもの状況だけでは十分な情報とはいえない)
↓
SOSやニーズの発見、
提供できるサポートの網の目が細かくなる
(チームアプローチ)
JUN Miyajima 2014.1.25.
35