PowerPoint プレゼンテーション

広島大学工学研究科
の安全衛生管理の取
組について
技術センター工学部等部門
(安全衛生管理技術班)
清水 高
2015/10/1
第2回 広島大学技術センター
研修会
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はじめに
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2015/10/1
本学は国立大学法人法施行により「労働安全衛生法」を
はじめとする関係法令の適用を受けることとなりました。
工学部等部門では、工学研究科から安全衛生に関する業
務依頼をうけたため、平成17年10月1日付けで「安全衛
生管理技術班」を組織し対応することとしました。
今回の研修会では、広島大学及び工学研究科の安全衛
生に関する取組を取り纏め、今後の業務遂行に役立てる
事を目的に参加いたしました。
第2回 広島大学技術センター
研修会
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「安全衛生に最も係わりのある法律」
労働安全衛生法 第1条 目的
労働災害の防止に関する総合的計画的な対策を推進
すること
 職場における労働者の安全と健康を確保すること
 快適な職場環境の形成を促進すること
(そのためには)
1.危害防止基準の確立をすること
2.責任体制を明確化すること
3.自主的活動の推進の措置を講ずることと記されている

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研修会
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広島大学の安全衛生管理の取組の
基本スタンス
労働安全衛生法を遵守することであり、
そのために平成16年4月1日、
広島大学安全衛生管理規則を制定している。
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研修会
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広島大学の安全衛生管理に関する規則として
広島大学安全衛生管理規則
(以下 略して「広大安衛則」といたします)
目的は労働安全衛生法の遵守
第1章 総則
第2章 安全衛生管理体制
第3章 安全管理
第4章 健康保持増進のための措置
第5章 雑則
(電子フォーラム 広島大学規則集に掲載されている)
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広大安衛則
第1章 総則
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規則の
趣旨
定義
法令との関係
権限の委任
大学の責務・職員の責務
を定めている
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広大安衛則
第2章 安全衛生管理体制
第1節 総括安全衛生管理者等を定義している
(1)総括安全衛生管理者
(2)衛生管理者
(3)産業医
(4)作業主任者
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広大安衛則
第2章 安全衛生管理体制
第2節 安全衛生委員会等を定めております
(1)安全衛生委員会
(2)地区安全衛生委員会
(3)部局安全衛生委員会
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広大安衛則
組織
広島大学安全衛生管理組織
全学委員会
地区委員会
東広島地区
地区委員会
霞地区
地区委員会
東千田地区
付属学校園(翠地区等)
工学研究科
安全衛生委員会
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広大安衛則
第3章 安全管理
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危険を防止するための措置
安全衛生教育
就業制限
女性に対する就業制限
を定めている
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広大安衛則
第4章 健康保持増進のための措置
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作業環境測定
作業の管理
健康診断
第25条-第33条にわたって詳しく定めている
第26条 職員は、指定された期日又は期間内に健康診断を
受けなければならない。
やむ得ない理由で健康診断を受けることが出来ない場合は、
他の医療機関で健康診断を受けなければならない。
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広大安衛則
第5章 雑則
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秘密の保持
雑則
以上が「広島大学安全衛生管理規則」
の概要です。
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研修会
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工学研究科の安全衛生管理は
「環境保全・安全衛生委員会」が所掌し

委員会は、「広島大学大学院工学研究科環境保全・安全衛生委員会細則」
により運営されている
< ポイント1>
「工学部等部門が業務担当することに伴い、細則の改正(事務取
扱の改正)が行われました」
改正前
委員会事務は、部局長支援G及び教育研究活動支援Gにおいて処理する
改正後
委員会事務は、部局長支援G及び教育研究活動支援Gの協力を得
て、技術センター工学部等部門安全衛生管理技術班において処理する。
これにより、委員会の事務処理を「安全衛生管理技術班」が行う
ことが明確となる。
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環境保全・安全衛生委員会の事務とは

委員会の運営を行うことであり、
委員会を開催し活動内容を決めることから始
めます。
1)議題の提案
2)議題資料の作成
3)年度活動方針(案)の提案(前年度の活動報告)
4)東広島地区安全衛生委員会報告
5)部会構成(案)の提案
6)委員会予算の報告・提案
7)委員会議事録の作成・報告
等を行う必要がある
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平成17年度
安全衛生管理技術班が組織される前の業務
第1回工学研究科 環境保全・安全衛生委員会
平成17年6月20日

議題
資料
1.副委員長の選出
(委員会委員名簿)
2.規程・部会の構成について
(部会構成案)
3.東広島地区安全衛生委員会について
(16年度審議・調査事項の報告書)
4.平成17年度活動方針(案)について
(平成16年度活動報告)
(平成17年度活動方針案)
(第一種衛生管理者名簿)
5.広島大学における安全衛生管理についての取組
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委員会のなかでの質問事項

建設系教員の委員からの質問事項
「天井クレーン、フォークリフト 等特定機械の取扱いについて、学生が運転す
る場合の規程はないか?」
(質問の主旨)
「研究室の実験・実習ではコンクリート構造物モデル等の重量物を利用する
ため天井クレーンの使用は不可欠である。
安全衛生の一環として、学生に資格を取得させているが、規程等が不明
のため、特定機械の運転資格を持っている学生も、指導教員不在時におい
ては運転を禁止しており不都合がある」
(対応)東広島地区安全衛生委員会へ照会し、回答を
持ち帰り報告することとした。
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東広島地区安全衛生委員会事務の回答
1.学生は労働者ではないため、「広島大学安全衛生管理規則」
の適応の対象外となっている。
2.部局によっては、特定機械等を実験・実習や教育研究にお
いて使用不可欠の場合が想定される。
3.特定機械等を教育・研究に利用している部局は、有資格者
や十分な安全教育を受けた者が作業にあたり、構成員の安
全確保に努める。
4.部局において特定機械等の安全マニュアルを作成のうえ、
構成員への周知徹底を図り、事故等に対する未然防止策を
講じる。
といった内容でありました。
学生に対しては、部局・研究室で対応する必要がある。
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委員会の活動内容について
=安全衛生管理技術班の業務となる

東広島地区安全衛生委員会委員としての業務及び事務
連絡(学術室から技術センターに安衛法関係の事務照会と同内容)
他部局では、部局長支援・総務担当が行う業務内容)
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衛生管理者による作業場の巡視と報告
学生・教職員への安全教育の実施
防災訓練の実施
地震による倒壊防止対策
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安全衛生管理技術班の業務のなかで
「地区委員会との事務連絡」

全学及び東広島地区安全衛生委員会との事務連絡・調整とは
1.各委員会からの事務連絡業務を工学研究科の構成員へ周知、回答の集
計、報告等をおこなうこと。
<具体的な業務内容>
○衛生管理者受験講習会の案内 ○受験費用に係わる立替払い請求書の案内
○作業環境測定の実施案内 ○安全衛生講習会開催の案内
○作業主任者・衛生管理者変更手続き
○東広島地区安全衛生委員会報告 ○部局安全衛生委員会報告
○衛生管理者巡視報告
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○安全教育実施報告
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等
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安全衛生管理技術班組織前の業務のなかで その2
地震対策として、薬品棚・書庫などの転倒防止対策の実施
について
平成16年度施行数=848棚

通常使われている物品棚等の転倒防
止器具(154組施行)
1.工学研究科全棟について
アンケート調査を実施
1)固定を必要とする棚の集計(848棚)
2)固定工法の決定(1197ヶ所)
2.業者による現地調査の実施
建物平面図への書込
3.工事工程の作成
H16年11月~H17年1月
4.工事着工
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薬品棚等の転倒防止対策の実施
平成15年度実施
冷蔵庫等の固定
溶融亜鉛メッキの帯鉄による
床アンカー固定(高層棟など8
1ヶ所)
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薬品庫の固定
溶融亜鉛メッキの帯鉄と鉄
柱による固定(17ヶ所)
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まとめ
1.大学における安全衛生の
関係法令
2.今後取組べき安全衛生管
理業務
3.他大学の安全衛生管理の
取組
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安全衛生の関連法令Ⅰ
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労働安全衛生法、同施行令、
労働安全衛生規則
有機溶剤中毒予防規則
特定化学物質等障害予防規則
作業環境測定法
化学物質排出把握管理促進法(PRT
R法)
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安全衛生の関連法令Ⅱ
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環境基本法
消防法
高圧ガス保安法
毒物及び劇物取締法
放射線同位元素等による放射線障害の防
止に関する法律
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
他多数の法令が関係いたします
法律書の整備が必要となる
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今後取組べき安全衛生管理業務
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定期自主検査が必要な機器の調査及び自主検査の
実施
局所排気装置・排ガス除塵装置の点検
薬品管理システムの確立(全学システムの導入を検
討中)
部局衛生管理者連絡会(仮称)の立ち上げ
リスクアセスメント(危険因子の把握と管理)と環境マ
ネジメントシステム(よりよい環境つくりの施策)の確
立
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他の国立大学法人の取組の紹介

京都大学大学院工学研究科付属
環境安全衛生センター
職員構成
教授 1
(京大7事業場の1つ桂キャンパスの
総括安全衛生管理者兼務)
講師 1
技術専門職員 1
技術職員 2
非常勤職員 1
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京都大学大学院工学研究科付属
環境安全衛生センターの取組
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労働基準監督署への訪問
緊急時対処用安全衛生機材使用説明会
環境安全衛生教育(教職員向け)の実施
定期自主検査が必要な機器の調査
防災訓練の実施
作業環境測定の実施
専門別安全衛生教育訓練(学生向け)実施
放射線、エックス線再教育訓練の実施
定期自主検査実施
薬品保管状況調査及び消防署への報告
安全衛生キャンペーンの実施
局所排気装置・排ガス除塵装置の点検
毎月開催会議
衛生管理者連絡会議
安全衛生委員会
平成17年12月9日に研修見学を予定している
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