Googleの マーケティング戦略 2009-09-15 馬 橋琳 1 目次 • • • • • • • はじめに マーケティングの定義 Googleの概歴 グーグルのビジネス戦略 Yahoo(ヤフー)との違い おわりに 参考文献 2 はじめに 21世紀のビジネスはインターネットが重要 な役割を果たす。インターネットの特質を無視 してビジネスを設計することはできない。 そこで、インターネットマーケティングを代 表できるグーグルについて調べた。 3 マーケティングの定義 どのような価値を提供すればターゲット市場のニー ズを満たせるかを探り、その価値を生み出し、顧客に 届け、そこから利益を上げるということ。(フィリップ・コ トラー) 商品やサービスが売れる仕組みを構築すること。 インターネットマーケティングとはインターネットを活 用して展開するビジネスを対象とすること。 4 Googleの概歴 Google(グーグル)は1998年にペイジとサー ゲイブリンが創立したインターネット上での検索エ ンジンである。 2009年現在、世界のブランドランキングの第1位で ある。 5 グーグルのビジネス戦略 1. 徹底無料サービスであること ただで使えることで膨大な数の利用者を 確保できる。 6 2. シンプルで簡単に使えること グーグルのホームページにあるのは検索 ボックスと、時節に応じて加工されたグーグ ルのロゴだけで、広告は一切ない。わかりや すく、誰でも簡単に検索できる。 7 3. 短時間 グーグルはサイトのページから余計な ビットやバイトを残らず落とし、サーバー環境 の効率を向上させることでスピードアップし、 答えを求めるユーザーに素早く情報を手渡 ししている。 8 4. 民主主義 グーグルは少人数の編集者が決めたり、 用語の出現頻度だけを基準に決めたりする のでなく、画期的な技術を使用し、各ウェブ ページにランクを付けている。どのサイトの 重要度が高いかを決定するのは投票してく れる数百万のユーザーである。 9 5. 強力なマーケティングツール 非常に優れている「グーグルマップ」や、 自動的に情報収集ができる「グーグルア ラート」、そして商品の注目度がわかる「グー グルトレンド」などがある。 10 6. ネット不動産 グーグルを支えているのは広告である。個 人的なブログのようなサイトから企業のような 大規模なサイトまで、ほぼ誰でもその広告ネッ トワークに加入することができる。 検索利用者の数が多くなればなるほど広告 主も多くなり、提供する検索エンジンの価値も 高まる。 11 Yahoo(ヤフー)との違い ヤフーをはじめとする多くのサイトは、自分た ちのホームページを使用者の目的地にしようと して、使用者を引き付けるためのコンテンツや 広告を詰め込んでいる。 グーグルはユーザーが行きたい場所に当人 を導くためのものであり、たどり着いたサイトに は高い確率でグーグルの広告かアプリケー ションが存在する。ユーザーの行く先に姿を現 すのはグーグルである。 12 おわりに 実用性があり、そして検索へのこだわりが あるインターネットマーケティングこそ、他社を 勝ち抜き、グーグルのような成功ができると 言える。 13 参考文献 • ニール・テイラー, 「Google最強のブランド戦略」, ソフトバンク クリエイティブ, 2006.9 • 柴山政行, 「Google経済学」, フォレスト出版株式会社, 2008.9 • 押切孝雄, 「グーグルマーケティング」, 株式会社技術評論社, 2008.7 • ジェフ・ジャービス, 「グーグル的思考」, PHP研究所, 2009.6 • ジャンノエル・ジャンヌネー, 「Googleとの闘い」, 株式会社岩 波書店, 2007.11 • Googleホームページ http://www.google.com/intl/ja/about.html • Wikipeidia http://ja.wikipedia.org/wiki/Google 14
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