ミニ卒論中間発表 英文による日本の防災関係機関の情報公開の 実態 名前:和田翔二朗 学籍番号:3081ー6030 所属:小山研究室 研究背景 本研究では、青木充宏さんのミニ卒論「インターネットにおける 自治体の地震防災関連情報発信の現状」を参考にした。青木さ んの研究では、地方自治体のホームページにおいて、どのくらい 地震・防災に関係する情報が発信されているのか?というのを文 字数をカウントして、情報量および情報内容を調査したもので あった。 しかし、地方自治体のホームページにおいて英語での地震・ 防災に関係する情報がどの程度発信されているのか? という のは調査されていなかった。したがって、本研究ではとくに英文と 防災関連情報に絞って、Webページによる情報公開の現状につ いて調査した上で、日本語のものと比較し課題の把握につとめる。 研究方法 1.日本全国47都道府県の自治体公式ホームページのな かで英語による防災関連ページの有無を調査する。 2.英語による防災関連ページの記述内容をA/B/C/で分 類する。(A/B/C/については後ほど説明する。) 3.同じ自治体の防災関連ページにある日本語と英語の 違い及び問題点を調査する。 出典:http://www.pref.mie.jp/KOKUSAI/HP/index.htmより 出典:http://www.pref.mie.jp/KOKUSAI/HP/index.htmより 出典:http://www.pref.mie.jp/KOKUSAI/HP/index.htmより 出典:http://www.pref.mie.jp/KOKUSAI/HP/index.htmより 出典http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/english/contents.htmlより 出典http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/english/contents.htmlより 47都道府県の調査結果 英語による情報公開なし 北海道、秋田、福島、群馬 新潟、富山、石川、福井、山梨 奈良、兵庫、和歌山 鳥取、山口、徳島、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本 鹿児島、沖縄 英語による情報公開あり A.東京、三重、静岡 B.青森、岩手、宮城、山形 茨城、栃木、神奈川、岐阜 愛知、滋賀、京都府、香川 C.埼玉、千葉、長野、大阪府 島根、岡山、広島、大分 宮崎 図の出典:http://www.abysse.co.jp/japan/より 静岡県内の市町村 英語による情報公開なし 磐田市、掛川市、袋井市、湖西市 御前崎市、菊川市、森町、新居町 島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市 吉田町、川根本町、御殿場市、富士宮市 裾野町、清水町、長野町 小山町、芝川町、熱海市、伊東市 下田市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町 河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町 函南町 英語による情報公開あり A.沼津市 B.浜松市、富士市、三島市 C.静岡市 図の出典http://expo.minnade.jp/sizuoka.htmより 出典http://www.metro.tokyo.jp/ENGLISH/POLICY/security.htmより 出典http://www.metro.tokyo.jp/ENGLISH/POLICY/security.htmより 日本語と英語の問題点 1.日本語の防災用語があらわす意味の度合いや専門用 語は、英単語では伝えにくい。 2.英語がわからない日本人には、日本式ローマ字で伝 えなければならない。 3.災害時における英語での交通規制や標識の情報発 信がほとんど行われていない
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