JCRセミナー

Journal Citation Reports®
学術雑誌の引用動向
JCR の統計指標の見方
- Impact Factorを中心に ®
2003年4月
Thomson ISI
Journal Citation Reports®
JCRの特徴
学術雑誌の引用データを集めたレファレンスツール
年一回発行(通常6月下旬ー7月頃)
Science Edition
5,500誌以上
Social Science Edition 1,699誌以上
Web版/CD-ROM版/マイクロフィッシュ版
Web版はネットワーク仕様のみ
Journal Citation Reports®
 誕生の背景
1975年から
目次速報誌・Current Contentsの収録雑誌選定の
ために、重要雑誌を選ぶ客観的定量的指標が必
要だった
被引用数のランキングの問題点
-出版論文数の多い雑誌ほど有利
→出版頻度に関らず雑誌を比べたい
→平均被引用率を出す手法:Impact Factor
Science Citation Indexの最終巻として創刊
Journal Citation Reports® の基礎データ
引用文献データ
雑誌の比較
Web of Science
Citation Index
JCR
SCI (Science Citation Index)
SSCI (Social Sciences Citation Index)
CD-ROM
ON-LINE
SCIでは文献単位のデータが
CD-ROM
Microfiche
WEB
→
JCRでは雑誌単位に
Journal Citation Reports® の成り立ち
JCR
Year - 2
Articles
Articles&
&
Reviews
Reviews
JCR
Year - 1
JCR Year
Articles
Articles&
&
Reviews
Reviews
4.5
4.5Million
Million
Source
SourceItems
Items
JCR Production (6-9 months)
700,000
700,000
Articles
Articles&
&
Reviews
Reviews
JCR Web
25
25Million
Million
Cited
Cited
References
References
Unification
Unification
of
of
14
Million
14 Million
Cited
Cited
References
References
to
to
Covered
Covered
Titles
Titles
JCR on CD-ROM
JCR Print / Microfiche
Journal Citation Reports® でわかること
論文収録数の多い雑誌は何か?
特定分野で最も引用されている雑誌は何か?
特定分野で最も影響力の高い雑誌は何か?
‘Hot’な論文を提供している雑誌は何か?
ある国で発刊される雑誌で、最も影響力の高い雑誌は
何か?
雑誌の自己引用の分析
レビュー誌の同定
相対的影響力の分析
雑誌の蔵書構築の見直しのための定量的参考資料と
するなど
Journal Citation Reports® の活用事例
図書館員
購入雑誌の選定、保存書庫への移動計画など
編集者
雑誌の評価と編集方針の策定など
出版社
出版動向調査と創刊誌の決定など
研究者
投稿先の選定など
情報アナリスト
出版傾向分析や引用動向の計量分析など
Journal Citation Reports® on the Web
JCR Webの検索機能
グループから探す
分野、出版社、出版国ごとに一覧できる。
特定の雑誌を探す
フルタイトル、省略タイトル、タイトル中のワード、
ISSNから検索できる。
すべての雑誌を通覧する
個別タイトルからの検索
主題カテゴリーからの検索
Journal Citation Reports®
 JCRで使用される数値
論文の引用データをもとに…
雑誌が掲載した論文数
雑誌が引用された回数、引用した回数
雑誌が発行されてから引用されるまでの
期間
これらの数値を基に、雑誌評価のための指
標が計算される。
Journal Citation Reports®
 JCRの基礎統計データ
Total Cites (被引用総数)
Current Articles(論文総数)
Impact Factor(文献引用影響率)
Immediacy Index(最新文献指数)
Cited Half-Life(被引用半減期)
Citing Half-Life(引用半減期)
Impact Factor
Immediacy Index
Cited Half Life
Citing Half Life
Cited Journal Listing
Citing Journal Listing
Sort機能を使ったRankingの作成
出版後何年目ごろが最も引用されるか?
出典: Amin, M. Mabe, M. Impact Factors Use and Abuse, Perspectives
in Publishing, No 1, Oct. 2000 (PDF), Elsevier Science
ステップマップ
(雑誌間の引用・被引用の関係)
Journal Pharmaceutical Sciences
533
360
522
Pharmaceutical Research
International Journal
of Pharmaceutics
194
327
284
Journal of Controlled Release
各雑誌のCiting Journal Listingから上位1位、2位の引用数を表す
(JCR1999年版より)
自己引用率
雑誌の 自己引用率( self-citing rate) は Citing Journal リ ス ト のデータ から 算
出し ま す。 ど う いう 雑誌を 引用し て いる か、 他の雑誌を 引用する よ り も 自誌を
引用する 割合が多いか、 少な いかが分かり ま す。
こ の雑誌が自誌を 引用し て いる 数
雑誌を 引用し て いる すべて の数
x 100 = 76 x 100 = 3.06 %
2484
自己被引用率
雑誌の自己被引用率( self-cited rate) は Cited Journal リ ス ト のデータ から 算出し ま す。
ど う いう 雑誌に引用さ れている か、 引用さ れる 割合のう ち自誌が占める 割合を 出し ま す。
こ の雑誌が自誌を 引用し て いる 数 x
すべて の雑誌によ り 引用さ れた数
100 = 76 x 100 = 7.21 %
1054
Impact Factorについて記述する論文
140
120
100
80
60
40
20
0
94
95
96
97
98
99
2000
Source:ISI Web of Science 全分野対象に検索
Impact Factorに関する注意点
 Impact Factorだけで雑誌や著者を評価しない
 分野ごとの引用パターンの違いを考慮する
 レビュー論文の割合をみる
 前2年に出版された論文を対象としている
 自誌引用の率を考慮する
 雑誌のタイトル変更を考慮する
自己引用を除いたImpact Factor
Cited Journal のデータ を 用いて 自己引用を 除いた イ ン パク ト フ ァ
ク タ ーを 出し ま す。
A
Cites in
current year
to year-1 and
year-2 articles
year-1
year-2
Totals
151
186
337
B
Self-cites in
current year to
year-1 and
year-2 articles
14
19
33
C
Column A
minus
Column B
137
167
304
D
Articles
published in
year-1 and
year-2
81
95
176
E
Column C
divided by
Column D
1.727
雑誌のタイトル変更
雑誌見直しのためのその他のツール
 比較分析
– 利用統計、アンケート
– 機関内著者の引用文献分析
 DialogのSciSearch
S CS=(TSUKUBA(W)UNIV)/1993:1997
S1 50 ←筑波大学で書かれた論文
RANK S1 CW
Cited Work ←引用した雑誌のランキングリスト
ISI Web of Knowledgesm
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Full-Text
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Evaluated,
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Full-Text
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and Technology
Abstracts
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coming in 2003!!
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TEL: 03-5218-6530
FAX: 03-5218-6536
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