平成25・26年度東京都教育委員会 人権尊重教育推進校 羽村市立羽村第三中学校 平成24年度 創立三十周年を迎えました 本校の状況 通常の学級 1年 2年 3年 3学級 90名 3学級 92名 3学級 89名 知的障害学級(固定学級) 23名 情緒障害学級(通級指導学級)9名 教職員の構成 1校目の教諭は11名(48パーセント) そのうち、3年次までが7名(30パーセント) 主任教諭は9名(40パーセント) 主幹教諭は配置なし 校長1名、副校長1名 養護教諭1名 本校の教育目標 研究主題 共同・共助による 自他を大切にする 人権教育の推進 主題設定の理由 本校の現状 羽村市の施策である小中一貫教育校として3年目を迎えてい る。 その中でも本校は隣接型一貫教育校であり、生徒は9年間同 じ仲間と生活している。 そこで、 本校の生徒の健全育成ため、全教育活動を通して、一人一 人がかけがえのない人間として互いを尊重し合う人間関係を 築き上げる必要がある。 豊かな人間性を育む必要性がある。 道徳をはじめ、各教科からあらゆる教育活動を通して人権に 配慮した取組を推進していく必要がある。 人権教育の目標 思いやりの心を育てていくとともに、人としての義務・ 責任を身に付けさせる。 他の人と共に生活する喜びを育てていくとともに、人 権が尊重される行動を身に付けさせる。 目指す生徒像 自分を大切にし、他者も大切にできる生 徒 偏見や差別を許さず、互いを尊重し、認 め合える生徒 平成25年度 人権教育 全体計画(案) 人権に関する法令等 人 権 教 育 全 体 計 画 羽村市立羽村第三中学校 学校の教育目標 日本国憲法 教育基本法 学習指導要領 人権教育及び人権啓発の推進に関 する法律 東京都人権施策推進指針 東京都教育委員会の教育目標及び 基本方針 羽村市教育委員会教育目標 児童の権利に関する条約 など 目標策定の方針 ・かしこく 自ら考え、進んで学ぶ人になろう ・やさしく 心豊かな、思いやりのある人になろう ・たくましく 最後までやりぬく意志の強い人になろう <生徒の実態> ・やさしい気持ちを持つ生徒が多 い。 ・主体的に行動できる生徒は少な い。 人権教育に関する指導の実態把握 教育活動全般を通して意図的・計画的に系統性 をもって指導をする必要がある。 <保護者の願い> ・心技体バランスのとれた生徒の 育成を望んでいる。 人権教育の目標 ・ 思いやりの心を育てていくとともに、人としての義務・責任を身につけさせる。 ・ 他の人とともに生活する喜びを育てていくとともに、人権が尊重される行動を身につけさせる。 目指す生徒像 ・ 自分を大切にし、他者も大切にできる生徒 ・ 偏見や差別を許さず、互いを尊重し、認めあえる生徒 人権教育を通じて育てたい資質・能力 <知識的側面> <価値的・態度的側面> 自由、責任、正義、個人の尊厳、権利、 自他の価値を尊重しようとする意欲や 義務などについての知識。 態度。 自他の人権を擁護し、人権侵害を予防 人権侵害を受けている人を支援しよう したり解決する知識。 とする意欲や態度。 人権の観点から自身の行為に責任を負 う意思や態度。 <技能的側面> 互いの相違を認め、受容できるための 諸技能。 他者と対等で豊かな関係を築くことの できる社会的技能。 能動的な傾聴、適切な自己表現を可能 とするコミュニケーション技能。 普遍的な視点からの取組と個別的な視点からの取組 <普遍的な視点からの取組> 自己及び他者の個性の理解と尊重 差別や偏見のない社会の実現 望ましい人間関係の確立 社会の一員としての自覚と責任 <個別的な視点からの取組> 生徒を意図的・計画的に偏見や差別を体験させ、偏見や差別 をなくそうとする意欲や態度 さまざまな人権課題に対しての正しい理解と認識 学年・学級経営 日常的な指導 一人一人の生徒理解に努め、良さや個性を発見し伸ばす指 導 規範意識の育成 自尊感情の形成 生徒理解に基づいたきめ細かな学級経営 学級への帰属意識の高揚 生徒が互いに人権を尊重し合う人間関係の育成 言語環境の適正化・教育環境の整備 各教科 道徳 特別活動 ・各教科の目標等を踏まえ、内容を明 らかにし、人権教育の視点の設定 ・具体的な指導の手立ての確立 ・思いやりの心を持ち、自他の権利を 重んじ義務を確実に果たす心情や 態度の育成 ・よりよい生活や人間関係を築こうと する自主的・実践的な態度の育成 人権教育の年間指導計画作成のための方針 ・ 学校や地域社会の人権上の課題を明らかにするとともに、教育目標や指導の重点を人権教育推進の立場から検討し、教育活動全 体を通して、人権教育を組織的、計画的に推進 ・ 生徒の人権尊重の精神を培うために、体験活動や交流活動を意図的、計画的に推進 教職員の研修 校種間の連携 家庭・地域との連携 ・「人権教育プログラム」等を活用し、 人権問題についての共通理解と認識 の深化 ・教職員に求められる人権感覚の醸成 ・小中一貫した人権尊重教育カリキュラム の作成 ・定期的な連携協議会の開催 ・小中授業交流の実施 ・学校公開を通し、保護者や地域へ 啓発活動の推進 ・関係諸機関と連携し、体験活動の 充実 教職員の研修 教職員の研修 第1回 羽村市教育委員会の指導主事をお招きし、「人権教育 プログラムの活用」について研修しました。 教職員の研修 第2回 NPO法人レインボー理事長両角美映様を講師に迎え、 「障がいのある子どもたちを知る」をテーマに実技を含 め研修しました。 教職員の研修 第3・4回 分科会に分かれて、 協議をしました。 教職員の研修 第5回 各教科指導案を作成し、人権教育の視点を中心に発表 教職員の研修 第5回 後半は分科会で進捗状況の確認と今後の日程をつめる 全 校 講 演 全校講演 NPO法人レインボー の皆様をお招きし、≪ 見る・聞く・触れる≫ などの体験を通じ、 障がいのある子ども たちについて学びま した。 全校講演 道徳授業 地区公開講座 平成25年度 道徳授業地区公開講座 学校共通の内容 温かい人間愛の精神を深め、他の人々に対し思いや りの心をもつ 2-(2) 平成25年11月2日(東京都教育の日) 羽村市立羽村第三中学校 1 年 相手の立場や気持ちを考え、他の人への思いやりを行動に表わす態度を 養う。 2-(2) 2 年 他者との交流について考え、心をこめた思いやりを実践しようとする態度 を育てる。また伝言や手紙などの間接的なかかわり方について考え、その 温かみある特徴を知る。 2-(2) 3 年 「仁」の意味を知り、温かい思いやりの心と人間愛をもって人とひとのつ ながりを大切にして生きていこうとする態度を育てる。 2-(2) E 組 周囲の人の大切さを自覚し、相手の立場に立った思いやりを行動に表 そうとする態度を養う。 2-(2) 3分科会 教員全員が3つの部会に分かれて研究を進めた ・生 活 部 会 ・連 携 部 会 ・環 境 部 会 生活部会 生徒会活動や生活委員会での活動 生徒会の取組 WING 3 想いあいプロジェクト スローガン 想い合う心・言葉・行 動 生徒会が人権宣言を決めました 1 コミュニケーションはあいさつから。笑顔で元気にあい さつします。 2 全員で喜び、全員で協力する、個人の力が精一杯発 揮できる集団を目指します。 3 相手の気持ちになって考え、相手を傷つける言葉は 使いません。 4 感謝の気持ちをきちんと伝え、互いの良いところを尊 重します。 5 いじめと暴力から生まれるのは痛みと悲しみです。いじ め、仲間はずれ、絶対許しません。 1.あいさつ 2.協力 3.言葉づかい 4.感謝・尊重 5.いじめ・仲間はずれ Wing 3 おもいあい メッセージ 2014 のうち書きやすいものを選んで、それにそった標語を 書いてください。 生 徒 会 の 活 動 NHK 「100万人の 行動宣言」に 参加 連携部会 学区内にある保育園 小中一貫教育校である武蔵野小学校 地域 関係諸機関 などと連携した活動 ふれあい清掃 隣接している武蔵野小学校の児童と地域 清掃をしました。 小中合同あいさつ運動 6年生授業体験 6年生授業体験 6年生部活動体験 6年生部活動体験 福祉体験 3年生が体験をしました。 AED実習 2年生全員がAED操作を学びました。 保育実習 近隣にあるチューリップ保育所の幼児を招いての実習 羽村市総合防災訓練 9月1日(日) 羽村市防災訓練に2年生 が全員参加しました。「自 助・共助」を学習しました。 職場体験 市内47か所の職場にお願いし1週間の職場体験を実施しまし た。 環境部会 言語環境や生活環境について 敬 称 を 「 さ ん 」 に 統 一 し ま し た 各授業にて 英語(3年) 特別活動(1年) 地域・保護者への啓発 武蔵野井戸端会議 小中学校保護者と教員が携帯電話やインターネットに よる問題について話し合いました。 さんちゅう井戸端会議 保護者・地域に啓発活動 を行いました。 羽村市人権擁護委員 も参加していただき 意見交換会を行いま した。 地域との連携 例年双葉富士見町内会の夏祭りに吹奏楽部が 参加しています。小学校の吹奏楽団とのコラボ レーションもありました。 三中校区うどんづくり 研究の成果と課題 成果 ・講師を招聘し体験をもとにした研修を行うことができた ため、教職員、生徒ともに、人権意識を高揚することが できた。 ・生徒会が「Wing3 想いあいプロジェクト」を立ち上げ、 人権宣言を発表した。また、「おもいあいメッセージ」を 全校生徒が考えることで、人権課題「子供」、(いじめ問 題)をはじめとする人権問題に取り組む機会が増えた。 課題 ・人権教育の視点を常に意識して教育活動を進めてい くこと。 ・人権プログラムをさらに活用すること。 ・生徒会本部の働きかけに、より多くの生徒がこたえられ るよう、指導を積み重ねる必要がある。
© Copyright 2024 ExpyDoc