しょくしょうちゅうあんがくぜんけんせいしょうかいみまわひていしゃへんせつほうしゃせん～身の周りの放射線～ねんがつかいていばん 2012年6月改定版しょうがくせいみな小学生の皆さんへむずかせんせいひとき難しいところがあったら先生やおうちの人に聞きましょう開発責任者：NPO法人食品保健科学情報交流協議会関澤純 [email protected] 問題１ポイントじんこうほうしゃせんどんなものが人工の放射線？いりょうしんだんつかさつえい医療で診断に使われるレントゲン撮影や、ＣＴ※スかくぶんれつせんとキャンなどのＸ線、また核分裂のエネルギーを取りだげんしりょくはつでんしょうほうしゃせんじんこうほう出す原子力発電所で生まれる放射線は人工の放しゃせん射線といいますだんそうさつえい ※ＣＴ：コンピュータ断層撮影問題２ところポイントほうしゃせんどんな所に放射線？？くわつぎもんだい詳しくは次の問題に！！わたしせいかつかんきょうなか私たちの生活する環境の中にもびりょうほうしゃせん微量ですが放射線があります問題３かんきょうポイントほうしゃせんどんな環境に放射線ってあるの？わたしくうきたいようだいち私たちは、空気・太陽・大地かほうしゃせんうらも放射線を受けています問題４たものポイント１しぜんうちゅう・食べ物・宇宙だいち・大地などそんざい存在自然のほうしゃせん放射線たんい単位：ミリシーベルトどこから？たほうしゃせんりょう放射線量（おおよそ）もの 0.24 0.38 0.46 食べ物うちゅう宇宙だいち大地くうきちゅう 1.30 空気中のラドンなどごうけいやくほうしゃせんねんかんう合計約2.4 ミリシーベルトの放射線を年間受けていますぜんせかいへいきんこくれんほうしゃせんえいきょうかがくいいんかいねん（全世界平均、国連放射線影響科学委員会1993年より）問題４ポイント２問題４ポイント３さまざままいにちとしょくひんしぜんほうしゃせいぶっしつ毎日摂っている様々な食品には、自然放射性物質ほうしゃせいはんげんきやくおくねんの放射性カリウム４０（半減期＊約１２億年）が、ほうしゃせいきじゅんちすうぶん放射性セシウムの基準値のほぼ数分の１ほどのせんりょうふくわたしまいにちし線量で含まれていて、私たちは毎日知らないうしょくひんけいゆつねとちに食品経由で常に摂っています。ほうしゃせいこわはんぶんへじかん＊放射性カリウムが壊れて半分に減るための時間問題４じんたいないてんねんポイント４ほうしゃせいかくしゅりょう人体内の天然の放射性核種の量＊１にほんじんだんせいたいじゅうばあい（日本人男性：体重６５．３㎏の場合） 14 40 はんげんきねんＣ（半減期５７３０年）３６００ベクレル＊２はんげんきおくねんＫ（半減期１２.８億年）４０００ベクレル＊３こども＊１りょうつねないぶひばくたんそそうとう体内に炭素は１６㎏ある：０.０２ミリシーベルト相当たいない＊３ひれい子供も体重に比例した量で常に内部被爆しているたいない＊２たいじゅうそうとう体内にカリウムは１４０ｇある：０.０２ミリシーベルト相当問題５ポイントながいほうどうして長生きした方ががんになりやすいの？えんぶんのうどたかしょくじじょせいたいないたばこ、塩分濃度の高い食事、女性ホルモン、体内ででかっせいさんそしぜんほうしゃのうひびびりょうきる活性酸素や自然の放射能などに、日々、微量づつでながいすがさらされるために長生きすればがんにつながるいでんしさいぼうしょうがいちくせき遺伝子や細胞の障害が蓄積されるのです。問題６ポイントけんさせんけんさがんの検査でエックス線による検査がありますえっくすせんはつかのうせいエックス線による発がんの可能性はありますが、ねんどていどせんけんしんはつ年に１度程度のエックス線による検診なら発がんかのうせいとくしんぱいの可能性は特に心配はありませんみみじょうほう耳より情報せんえいきょうはつひとすうまんかいまんかいエックス線の影響で発がんする人は、のべ数万回～１０万回けんしんひとりていどこうせいろうどうしょうほうこくの検診で一人程度と厚生労働省で報告されています。きょうぶしょうめんふくぶししんち（＊胸部（正面）で 0.3、腹部で 3 ミリグレイが指針値）問題７うしょうがいポイントうわりえき受ける障害を上まわる利益があればかぎもくてきりりよう限られた目的に利用されていますちりょうほうひとほうしゃせんかがくりょうほうほうがんの治療法の一つに放射線化学療法があります。放しゃせんたんどくもちこうざいほうしゃせんく射線を単独で用いるのではなく、抗がん剤と放射線を組あちりょうほうちりょうほうしゅじゅつどうとうこうかみ合わせる治療法です。この治療法で手術と同等の効果えも得られるようになってきました。参考資料スライド5 国連放射線影響委員会1993年全世界平均 2011年6月現在