IPv6 Mark Madigan Business Development Manager Microsoft Corp. 議題 トレンド – デバイス、アプリ、マーケット 今日のインターネットの問題点 IPv6 の将来性 IPv6 の展開 ロードマップ 仕様ガイドライン 確認事項 トレンド – コンピューティング デバイス 小型のフォーム ファクタ デバイス PDA、スマート フォン、Web パッド 常時オン、常時接続 新しく興味深い使い道を開拓 トレンド - アプリケーション ピアツーピアにより魅力的なシナリ オが可能 エンドツーエンドの接続性が必要 ネットワーク アドレス トランスレータ (NAT) が障害になる ネットワークに接続する家庭用電子 機器およびゲーム機器が登場 アプリケーションではどこからでも常 時接続可能なことを想定 音声、ビデオ、連携処理 42555512 12 各地域の動向 (要点) 日本: “2005 年までにインターネット ユーザーが 8 千万人。 民間企業、政府機関、組織ユーザー、および個人ユー ザーに IPv6 を普及させることが不可欠。” 2002 年 5 月のサミットに 2150 人が参加 グローバル IPv4 アドレスが ~9M (137 /16’s + 27 /24’s)、13 億人 米国: 先進国に遅れをとっているが、全 IPv4 アドレ スの 74% を保持 新しいシナリオを展開すれば、ほどなく遅れを 取り戻せよう。携帯電話の遅れに注目。 ヨーロッパ: 中国: IPv6 への移行に対して政府から奨励金 既に 80 億円の奨励金を配分 IPv4 アドレスは 2005 年で無効になり、後は IPv6 に全面的に移行 2002 年 4 月には 1000x /48サイト NTT が IPv6 の商用サービスを展開 e-Japan 優先ポリシー プログラム: 2002 年 2 月: 欧州委員会: “ワイヤレス デバイスの爆発的な増加に備え て、IPv6 に立脚するようにインターネットを移 行させるよう,ヨーロッパは鋭意努力する必要 がある” “現在の予備アドレスは 2005 年には枯渇す ると予想される” 実験的展開を政府が援助 2010 年までに主要なインターネット経 済地域になることを目指す Skanova– IPv6 ISP 韓国: ~2800 万人のインターネット ユーザー、 人口の 60% ~800 万人はブロードバンド、28% OECD: 最高の浸透率 IPv6 への移行に対して政府からの奨 励金 22% APNIC IPv6 pTLAs 主要な問題 アドレス不足 移動性の欠如 利用可能な IPv4 アドレスが不十分 不均等な割り当て デバイスの増加と常時接続の使用形態により問題が悪化 移動中にアプリケーションおよびネットワーク プロトコルが 切れる ネットワークのセキュリティ 常時接続 == いつでも攻撃の対象! 主要な問題 - アドレス不足 10000 1000 100 10 1 S- S- S- S- S- S- S- S- S- S- S- S- S96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 DNS に登録されているアドレス件数の伸びぐあいから、2009 年には全面 的に枯渇するものと推測される。しかし、実際的なアドレスの上限は約 2 億 件であり、2002 ~ 2003 年に限界に達するものと推測される。 主要な問題 アドレス不足 ピアツーピア アプリケーションの要件: 各エンド ポイントのアドレス指定が可能 発信および着信のトラフィックに制限がない 複数のプロトコルを併用しているエンド ポイント間で直接通信が可能 NAT はアドレス不足に対する応急措置 リスニング ポートにおいて着信トラフィックを遮断 “認識している” プロトコルのみにトラフィックを制限 P2P アプリケーションの展開に大きな障害 主要な問題 移動性の欠如 既存のアプリケーションおよびネットワーキング プロトコル は IP アドレスの変化に対応できない 新しい IP アドレスが登場したときに、アプリケーションは “再接続” できない IP アドレスが変わると、TCP はセッションを破棄する IPSec では IP アドレス間でハッシュ化を行うので、アドレスを変更 すると SA (Security Association) が壊れる モバイル IPv4 ソリューションは展開不能 “外部エージェント” に依存することは非現実的 NAT とモバイル IPv4 は不適だと言える 主要な問題 ネットワーク セキュリティ 常時接続 == いつでも攻撃の対象! NAT とネットワーク ファイアウォールによりエンドツーエンドそのものが崩 壊 ピアツーピア アプリケーションを展開するときの障害 新しいプロトコルを展開するときの障害 エンドツーエンド、認可済み、および改変対策が施されたプライベート通信を阻 害 ネットワーク層にプライバシを守る機構がない NAT とパーソナル ファイアウォールを採用している個人ユーザー ネットワーク ファイアウォールを採用している企業 IP アドレスからユーザーに関する情報が漏洩 ネットワークの境界内で通信を制限するための透過的な機構がない IPv6 の将来性 十分なアドレス 真の移動性 128 ビット、64+64 形式 = 1.8E+19 ネットワークとユニット IPv4 の効率を前提にすると、1E+16 ネットワーク、つまり 1 人あた り 100 万ネットワーク 地球上で 1 m2 あたり 20 ネットワーク (1 ft2 あたり 2 ネットワーク) NAT でアドレスを水増しする必要性なし 外部エージェントに依存しない ネットワーク層のセキュリティの向上 IPSec によりエンドツーエンドのセキュリティが実現 リンク/サイトのローカル アドレスにより パーティショニングが可能 匿名アドレスによりプライバシを保護 IPv6 – 主な利点 グローバル アドレッシング: プラグ アンド プレイ: 単純でインスタントオン可能な随時的ネットワーキング 効率の高い移動性: 4 兆を越えるパブリック エンド ポイントにまで拡張可能 Stateless Address Auto-configuration モバイル IPv6 は、IPv4 と異なり、外部エージェントを必要としない 高いセキュリティ IPSec は IP 層に組み込まれた必須要素 匿名アドレスによりプライバシが保証される IPv6 の基本 アドレス サイズ: 128 ビット 例 IPv4 の場合は 32 ビット – IPv6 には 1038 アドレス! 取っつきにくいが自動的に構成される! fe80::54ff:fe55:4e01%4 fec0::1:2c0:4fff:fe27:e421 2002:ac1f:4798::ac1f:4798 (リンク ローカル) (サイト ローカル) (グローバル) 便利なアドレス スコープ リンク ローカル: 常に存在、インスタントオン サイト ローカル: プライベート サイト内のアドレッシング グローバル: 本当のインターネット アドレス IPv6 への移行 エンドツーエンドの接続性: 6to4: IPv4 を通じた IPv6 の自動トンネリング IPv4 のグローバル アドレスから IPv6 /48 ネットワーク接頭番号を導出 Teredo: UDP/IPv4 を通じた IPv6 への自動トンネリング NAT を通じて作動、ファイアウォールによって遮断される可能性あり ISATAP: IPv4 を通じた IPv6 の自動トンネリング IPv6 の島を 企業内の IPv4 ネットワークに接続 IPv6 への段階的な移行が可能 アプリケーション: ソケット ベースのネイティブなアプリケーションは変更の必要あり Checkv4 ツールが変更点の洗い出しに役立つ 高水準のプログラミング バラダイムを使用しているアプリケーションは IPv6 に対応済み 例: RPC、DPlay など .NET Framework は IPv6 に対応 家庭 - IPv6 への移行、その 1 6to4 (新しい NAT) IPv6 インターネット 家庭 サイト 1 IPv6 ホスト A IPv4 インターネット 6to4 リレー ルーター IPv6 ホスト D 6to4ルーター IPv6ホスト B 家庭 サイト 2 6to4ホストC 家庭 – IPv6 への移行、その 2 Teredo (従来の NAT) IPv4 インターネット Teredo サーバー IPv6 リレー Teredo リレー IPv6 ホスト D ISP の IPv4 専用 NAT 家庭 B 家庭 A Teredo クライアント 家庭 IPv4 専用 NAT Teredo クライア ント + ブリッジ IPv6 専用 デバイス Teredo クライ アント 企業 - IPv6 への移行 6to4 リレー IPv6 インターネット IPv4インターネット IPv6 サブネット サイト用の 6to4 ゲートウェイ ルー ター ファイアウォール サイト用の ISATAP ルーター IPv4サブネット IPv6サブネット IPv6 ISATAP ノード IPv6 インターネットに接続するために、IPv6 ISP または 6to4 を使用 ネットワークを段階的にアップグレードする間に、ISATAP を使用 IPv6 の展開に必要な事項 プラットフォームと インフラストラク チャ アプリケーション開 発ツールのサポート アプリケーション ネットワーク イン フラストラクチャ マイクロソフトの役割? プラットフォームとインフラストラクチャ アプリケーション開発ツール ネイティブ Winsock 層をサポート RPC、Dplay、P2P SDK .NET Framework と VS.NET アプリケーション Windows XP SP1 と Windows.NET Server は展開可能な品質の IPv6 を実装 Windows CE.NET も同様 IE、IIS、ファイルと印刷、メディア サーバー … サード パーティの ISV と協力 ネットワーク インフラストラクチャ IPv6 の島を IPv4 インターネットに/を通じて接続 (6to4、Teredo) 企業における段階的な移行 (ISATAP) 移行を容易にするために NEP と協力 IPv6 の展開 推奨される戦略 家庭 利用可能であればネイティブな IPv6 を使用する グローバル IPv4 アドレスの場合は、6to4 を使用する プライベート IPv4 アドレスの場合は、UDP によって IPv6 を使用する 企業 外部にアクセスするには IPv6 ISP または 6to4 を使用す る ネットワークのアップグレード中は ISATAP を使用する IPv6 のロードマップ 業界の 動向 “IPv4 の海、IPv6 の島” 企業における展開 “IPv6 の海、IPv4 の島” 家庭内で IPv6 アジア/ヨーロッパにおけるブ ロードバンド ISP IPv6 が至る所に普及 アジアにおける実験的展開 アジアにおけるブロードバンド ISP Windows XP SP1 Windows.NET Server Windows 北米における ISP ? 3G WWAN 他のデバイスとの互換性を保つ ために、ホストは依然としてデュ アル スタック式 Windows および MS のアプリ ケーションでは、IPv6 をネイ ティブにサポート 6to4、Teredo、ISATAP を通じ ロードマップ た、意識不要な接続性 Windows CE.NET 2002-04 最上位層はサード パーティの アプリケーション 2004-?? 20xx IPv6 およびインターネット ゲートウェイ デバイス 家庭あたり 1 つのサブ ネット 単一のゲートウェイ デュアルスタック接続 Internet Gateway Device Laptop IGD にネットワーク セ キュリティの境界 PC USB Printer IPv6 IGD に対する ISP のシナリオ IPv4 専門の ISP 自動的な (DHCP など) または手作業による構成を通 じて、ISP はグローバル IPv4 アドレスを提供 IGD では、6to4 テクノロジを使用して、2002::/16 の 範囲内で単一の家庭用 LAN サブネットを提供 IPv6 対応の ISP (IPv4 にも対応) ISP は RA(Router Advertisement) を用いて、IPv6 のアドレス自動割り当てをサポート IGD は RA を家庭用 LAN にリレーしてサイトの境界 の働きをする (RA プロキシの役割) 家庭用 LAN に対するデバイスの シナリオ IPv4 専用のデバイス IPv6/IPv4 兼用のデバイス IPv6 サービスを利用する利点はなく、NAT を使用 どちらのプロトコルでも使用可能、宛先に応じて使い 分ける 大部分のネットワーク設定には DHCPv4 を割り当て る IPv6 専用のデバイス IPv4 専用の宛先とは直接通信できない mDNS と DDNS を実装する必要がある IPv6 IGD の機能 1. 6to4 および RA プロキシを備えた IPv6 ルー ター ► 2. DNS プロキシ ► 3. 6to4 は IPv4 ISP 用、RA プロキシは IPv6 ISP 用 家庭用 LAN に接続されている IPv6 専用ノードの 名前解決を可能にする DNS 名前登録と列挙 ► 家庭用 LAN 内で名前の探索と解決を可能にする 有害な機能 1. IPv6 から IPv4 への NAT-PT 2. DNS プロキシにおける DNS の A レコードと AAAA レ コード間の相互変換 3. DNS 名の逆参照 上記の機能の実装を検討している IGD メーカーはマイ クロソフトの IPv6 チームと相談するようお勧めします。 確認事項 IPv6 は既に現実のもの!! 今すぐアプリケーションで IPv6 を使用するようにすべき! 今すぐ IPv6 の展開を開始する! ISP: 6to4 リレー、Teredo リレーおよびサーバー 企業: 6to4、ISATAP NAT/ファイアウォール/ルーターに関しては、当社のガイドラインに従う Windows XP において IPv6 スタックを使用し、VS.NET および .NET Framework においてプログラミング ツールを使用する IPv6 の利点を活用して、新たなシナリオを描き、ユーザーによる使いやすさを 向上させる IPv6 を遮断しない、6to4 をサポートする ハンドヘルド デバイス – IPv6 を中心にして設計する セキュリティ、移動性、小さなフットプリント IPv6 に基づいた単純で普遍的なネットワークの世界を協力して 実現しましょう IPv6 に関する詳細情報 マイクロソフトの IPv6 Web サイト: http://www.microsoft.com/ipv6/、http://ipv6 マイクロソフトの IPv6 関連製品に関するフィードバックの宛先: [email protected] Microsoft.com /hwdev /tech /network “IPv6 Support in Internet Gateway Devices” 主要な IETF 標準 IPv6 仕様 (ipngwg) RFC 2460、2463、2373 - IPv6 プロトコル ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfc2460.txt & 2463.txt & 2373.txt, IPv6 移行ツール (ngtrans/v6ops) RFC 3056 - Connection of IPv6 Domains via IPv4 Clouds (6to4) ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfc3056.txt インターネット ドラフト - Tunneling IPv6 over UDP through NATs (Teredo) ftp://ftp.isi.edu/internet-drafts/draft-ietf-ngtransshipworm-08.txt インターネット ドラフト - Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) ftp://ftp.isi.edu/internet-drafts/draft-ietf-ngtrans-isatap-03.txt For the interconnected lifestyle
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