IPv4 vs IPv6 4400005 天尾篤史 4400048 黒木俊治 4400057 佐橋冬彦 参考資料:URL http://www.wide.ad.jp/wg/ipv6/index-j.html http://www.uniadex.co.jp/japanese/wakuwaku/0102/network/ IPv4の問題点 • • • • IPアドレスの枯渇 経路情報の急増 End-to-end 通信の破壊 セキュリティ IPアドレスの枯渇 IPv4は32ビットであるため、10進数に直すと 約43億のアドレス空間となる。これは世界人 口の60億よりも少ない。インターネットが世界 的な通信基盤になるには絶対量が不足して いる。IETFが1994年に算出した予想によると、 2008±3年頃にはアドレスが枯渇する。 経路情報の急増 インターネットに接続する組織が増えると、 そこに到達するための経路情報が増える。 パケットの転送を担うルータにメモリの増加 や経路情報検索の速度低下が起こる。 容量の少ないルータにとっては破綻しかね ない大問題となる。 End-to-end 通信の破壊 アドレスの枯渇問題を緩和するために導入 されたNetwork Address Translator(NAT) により、インターネットの基本原理である end-to-end 通信が破壊されている。 このため、新たなアプリケーションが出現し にくくなっている。 IPv6の特徴 • 128bitの広大なアドレス空間 • 階層的アドレス構造により効率的ネット ワーク管理が可能 • プラグ&プレイを可能にする高度な自動 設定機能 • トラフィック制御機能のサポート • IPレベルのセキュリティ強化 • 移動体通信への考慮 広がるIPv6ネットワーク IPv6ネットワークの効用(1) IPv6の登場によりパソコンだけでなく携帯電 話、モバイル端末、情報家電、ゲーム、カー ナビ、自動販売機など身の回りの機器がネッ トワークにつながる。Webやメールによるコ ミュニケーションだけでなく、音楽配信やホー ムセキュリティ、金銭取引までがネット上で実 現される。 • IPv6ネットワークの効用 (2) iモードやWAP(Wireless Application Protocol)は 現在、Webサーバのアクセスやメールの送受信 にしか使えない。IPアドレスを持てば、リアルタイ ムでの送信や、アプリケーションの追加が簡単に できる。 • モバイルIPはIPネットワーク上で端末がネット ワーク間を移動するとき、新しいIPv6アドレスを 取得でき、IPアドレスの管理と移動先への通信 パケットの転送ができる。 • 取得したアドレスをホーム・エージェントに登録し、 ホームアドレスと移動中に取得したIPアドレスを 対応付けることにより、相手端末とホームアドレ ス間で通信可能となる。 IPv6ネットワークの効用 (3) • こうした技術により携帯端末はIP端末にな り、PCと同じサービスを受けることができ る。移動体ならではの特性を生かし、地域 に応じた付加価値サービスも提供できる。 • 移動体はすべてIP化される可能性がある。 例えばバスはリアルタイムで運行状況や 混雑状況を利用者に知らせることができ る。 IPv6ネットワークの効用 (4) • WIDE(Widely Integrated Distributed Environments project)では自動車がインターネットに接続できる ようになるため、新しいAPが検討されている。 • 移動体以外の機器でもインターネットに接続し利 用する検討が始まっている。例えば、家電の使用 状況を遠隔地からチェックし居住者の安否を確認 したり、ビデオ録画やエアコンの制御などを行う。 医療の世界でも患者の情報を一元化するだけで なく、在宅患者の医療/診断機器と接続できるよ うになる。
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