他の薬局の薬剤師に 依頼する項目

島根県薬剤師会
学生実習対策委員会
受入薬局のみで到達目標の全てを実習することがで
きない場合の対応


受入薬局のみで、モデル・コアカリキュラムで求められる
到達目標の全てを実習することができない場合等において
は、一部の実習に限り同一支部の他の薬局に実務実習を委
託することができる。受入薬局と委託する薬局の連携体制
整備は、支部主導の下に行い、実習は委託する薬局の協力
を得て、受入薬局の指導薬剤師の責任で行うこととする。
委託できる到達目標は概ね下記のとおりとする。
・薬局製剤に関するもの
・漢方製剤に関するもの
・在宅医療に関するもの
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代表的な薬局製剤・漢方製剤について概説でき
る。
90分×1、説明(資料・テキストを用いて)。
代表的な薬局製剤・漢方製剤を調製できる。
90分×2、実習、選択(他施設へ依頼も考慮)。
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訪問薬剤管理指導業務について説明できる。
在宅医療における医療廃棄物の取り扱いについ
て説明できる。
90分×2、説明・見学(退院情報、関連資料・用
品を用いて)、可能な限り患家・特老・老健な
どを見学する。
薬剤師が在宅医療に関わることの意義を指導薬
剤師と話し合う。(態度)
90分×1、討議。
支部が主体となって受入体制を整備する実習について

地域で行う実習については、当該支部が主体となって実習体制
を整備する。

当該支部が主体となって実習体制を整備する到達目標は、概ね
下記に示す項目とし、受入薬局と連携・協力して行う。
・休日急病診療所等の見学に関するもの
・防災センター等の見学に関するもの
・学校薬剤師業務に関するもの
・薬と健康の週間等における医薬品の適正使用の啓発活動に関
するもの
・麻薬・覚せい剤等薬物乱用防止活動に関するもの
 当該地域における休日、夜間診療と薬剤師
の役割を説明できる。
 90分×1、説明・見学、休日夜間診療所(夜間
(夜間となる)。
 緊急災害時における、当該薬局および薬剤
師の役割について説明できる。
 90分×1、説明。
 90分×2、見学(防災センター、避難路、薬剤
薬剤の備蓄センター)。
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学校薬剤師の職務を見聞し、その役割
を説明できる。
90分×2、説明・見学、学校薬剤師(可
(可能な限り学校を見学)。
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地域住民に対する医薬品の適正使用
の啓発活動における薬剤師の役割を
説明できる。
90分×2、説明・見学(関連資料を用い
用いて)、保健所等。
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麻薬・覚せい剤等薬物乱用防止活動
における薬剤師の役割について説明で
きる。
90分×1、説明。
「日薬の基本的な考え方」には触れられて
いないが、指導薬剤師以外が実習に関わ
ることがコアカリの方略に盛り込まれている
項目
・薬局カウンター(P406、407)
・医薬品情報(P202)
・地域福祉(P505)
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かかりつけ薬局・薬剤師の役割について指導薬
剤師と話し合う。(態度)
患者、顧客に対して適切な態度で接する。(態
度)
病気の予防および健康管理についてアドバイスでき
る。(技能・態度)
医師への受診勧告を適切に行うことができる。
(技能・態度)
セルフメディケーションのための一般用医薬品、医療用具、
健康食品などを適切に選択・供給できる。(技
能)
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顧客からモニタリングで得た副作用および相互作用へ
の対応策について説明できる。
顧客が自らすすんで話ができるように工夫する。
(技能・態度)
顧客が必要とする情報を正確に把握する。(技
能・態度)
顧客との会話を通じて使用薬の効き目、副作用
に関する情報を収集できる。(技能・態度)
入手した情報を評価し、顧客に対してわかりや
すい言葉、表現で適切に説明できる。(技能・
態度)
顧客対応実習(P406)、健康管理実習(P407)
 90分×50、実習・演習、顧客、約50名の顧客と対
応する。一般医薬品を扱っていない場合は他の一
般用医薬品を扱う薬局で実習を行う(必修)。
<P202>
医薬品の基本的な情報源(厚生労働省、日本製薬
工業協会、製薬企業、日本薬剤師会、卸など)の
種類と特徴を正しく理解し、適切に選択できる。
(知識・技能)
 基本的な医薬品情報(警告、禁忌、効能、副作用、
相互作用など)を収集できる。(技能)
 90分×5、討議・演習(MR・MS)、書籍・情報提
供資料・インターネット・患者説明用リーフレット、添付文書、
処方せん。


MRさん、MSさんにも協力してもらいましょう!
<P505>
 当該地域での居宅介護、介護支援専門員など
の医療福祉活動の状況を把握できる。(知
識・技能)
 90分×2、説明・演習(介護支援専門員)。
 ケアマネさん、ヘルパーさんなどにも協力し
てもらいましょう!