“アイスクリーム療法”を試みて 医療法人耕仁会 介護老人保健施設 セージュ新ことに 介護福祉士 三塚 隆寛 1 施 開設主体 名 称 住 所 T E L 開 設 入所定員 通所定員 設 概 要 医療法人 耕仁会 介護老人保健施設 セージュ新ことに 札幌市北区新琴似町 787番地2,3 (011)768-2800 平成9年10月20日 100名(うち認知症 専門棟50名) 80名 2 はじめに =アイスクリーム(以下アイス)療法とは= ・医療法人耕仁会 太田 耕平理事長考案 ・食事動作の自立支援 ・精神面での活性化 ・栄養面での変化(脱水予防) ・コミュニケーション手段 3 実施内容 期間 ①平成22年5月~7月(一般棟にて実施) ②平成22年8月~(認知症専門棟にて 現在も継続中) 対象者として(第1期) *食事介助を有する利用者 4名 *栄養状態にリスクがある利用者 7名 *精神疾患を有する利用者 8名 4 実施方法 週4回実施(おやつ時と入浴後) 食事のすすまないときの代用食として提供 コミュニケーション手段として活用 4種類のアイスを自由に選択 対象者に対して基本情報シートを作成 5 4種類のアイスを自由に選択 6 アイスモナカ基本情報表 氏名: 様 実施日:H 年 月 ( ) 天候 時間: 階: F( チーム) 主病名: 要介護度: 日常生活自立度: アイスモナカ療法実施の背景: 栄養面: 体重の変化: kg⇒ kg( ケ月で) BMI: 水分摂取量(1日平均): ml モナカ摂取時の水分量: ml 嚥下: + - ( ) 嚥下状態に応じて一回補給量の増加: + - スプーンの必要性: + - 噛み切りの能力(アイスモナカの皮の噛み切り能力: + - 自分の指(清潔、 汚染)で保持能力( + - ) ( ) 自分の指・腕で自力で口へ運ぶ能力( + + - 介助にて運べる ) ( ) 疎通性: + - ( ) 拒否反応: + - ( ) 攻撃的反応: + - ( ) 喜びや感謝の言語表現: + - ( ) 今後の改善点 7 ADL面での事例 A氏 89歳 主病名 脳動脈硬化性認知症 要介護度3 ランクⅢa‐B2 実施背景 ADLの低下のため食事の際介助量増加 摂取動作が定着し自力摂取量が増加 8 精神面での事例 B氏 71歳 主病名 前頭葉型認知症(ピック病) 要介護度2 ランクⅡa‐A2 療法実施の背景 食事の際落ち着きなく多動傾向あり 普段は発語があまり聞かれないが「美味しい」と の言葉があり行動も落ち着いている 9 精 神 面 満足感・充実感・喜び・楽しみの共有 さらに 回想法にもつながった!! 10 栄養面での事例 C氏 90歳 主病名 脳梗塞(軽度左片麻痺あり) 要介護度4 ランクB1 療法実施の背景 食事・水分量の不足。栄養状態の不良 水分量の増加。徐々に食事量も増加傾向 11 栄 養 面 療法実施2ヶ月前から体重の変化について 16% 12% 24% 48% 体重減 体重維持 変動があるが維持 体重増加 12 ま と め 13 ご清聴ありがとうございました! 14
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